コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2020年02月21日

〜進化〜 リーグ戦第1節柏戦参戦断念!

リーグ戦第1節柏戦現地参戦は断念です。
関東のイベント現状は、基本自粛で、そこでの強行実施は、発生責任は主催者が負うものとして、自主判断と同時に自己責任となり、一気に自粛・延期ムードとなりました。
イベント参加者が、その場で感染だけで無く、ウィルス媒介者となり、周囲は伝染させる事態を問われており、会場との移動、会場内、共に、無理な状況です。
メインサポーターの方々も、ご自身と、周りの方々のため、犠牲的精神での活動は希望しませんし、求めるてはいけないと思っています。
くれぐれも、ご無理の無い様にして頂きたいと思います。

第2節以降は、感染状況の悪化状態次第ですが、相当悲観的な状況との認識が正しいのでしょうね。
柏戦、続く、川崎戦、横浜FC戦は、現地参戦予定で、チケットも用意しましたが、⁇状態ですね。

その結果として、オリンピック中断期の復活日程や、シーズン終了延長、試合数変更もあり得るもの、との想定となります。
今シーズンは、全てに亘り、波乱万丈シーズン!必至です!

熊本は、コロナウィルス汚染も無く、安心してトレーニング出来、この期間キャンプ継続は、思わぬ正解結果となりました。
他チームは、コロナウィルスとの闘いも重大な現状ですが、コンサは免れています。
他チームも、一人の感染者も出さず、乗り切って欲しいですが、その点も注視が必要です。

posted by yuukun0617 |11:01 |

2020年02月19日

〜進化〜 シーズン開幕第2弾リーグ戦第1節柏戦予想

ルヴァン杯は、結果オーライ、内容60点で発進!
続いて2月22日、リーグ戦第1節柏戦の発進第2弾を点検・想定しましょう。
柏は、永年のJ1所属によるチーム全体での緊張度低下から、まさかの降格となるも、J1でも高い選手保有をそのまま維持し、J2で圧倒的なチーム戦力、特に攻撃得点力を誇示し、僅か1年で、圧勝でのJ1復帰を果たしました。得失点は、得点85 失点33 得失差52で、得点数は、2016清水、2017名古屋と同数の最多得点、得失差は、ここ5年で圧倒的1位と、失点数も少なく、高い攻撃力と守備力を再確認する昇格へのシーズンを果たしています。
そんな、ある意味で「チーム再編期とトレーニング期間」ともなった柏が、果たして目算通りJ1で活躍・成功出来るか、が問われてます。
第一関門としてコンサが立ち塞がる事となりますね。
1.柏現況
J2の戦績は、勝ち点88-25勝9分8敗 得点85 失点33 得失差52  最多得点・最小失点で、圧倒的な得点攻撃力と失点阻止守備力でしたが、勝ち点は2016コンサ、2015大宮並みで、昨シーズン2位昇格横浜FCとの勝ち点差5で、圧倒的得点数・失点数程では無く、引き分け数や敗戦数の多さから、勝負強さは高く無い現状を証明しています。
今シーズン目標は、「リーグもルヴァン杯も天皇杯もすべて勝ちに行くつもりで準備している、(11年にも昇格後、即優勝との実績がある監督は、)選手には半期で勝ち点最大51・シーズン最低目標70」と設定。「勝ち点70」こそが、昨シーズン横浜FM・チャンピオンの勝ち点で、最低優勝勝ち点との事。
戦力は、相変わらず、豊富・豪華な選手層がチームストロングポイントで、
問題の代表GK中村航・得点王FWオルンガ残留、J1レベル選手;FW江坂・クリスティアーノ・瀬川・ジュニオールサントスMFマテウス・高橋峻希・ヒシャルジソン・大谷DF古賀・染谷・鎌田と多数多彩、更に、即戦力クラス選手獲得で充実。FW呉屋、MF仲間、MF戸嶋のJ2活躍・昇格選手が補強の中心で更に、MF神谷、DF三丸、DF高橋祐、DF北爪、DF大南などJ1サブ選手も獲得し選手層は更に分厚くなり、初年度から上位進出が狙える選手層とのコンセプト。しかし、J2トップクラスとJ1サブクラス選手がどこまでJ1で通用するかが、勝敗の分かれ目で、豊富な選手層か、単に多数選手保有のみかは、シーズンで証明されるものです。そんな中、最大の獲得として、韓国代表GKキム・スンギュの電撃獲得があり、早速GK中村の離脱で、獲得効果は表れています。
戦術は、フォーメーション4-4-2の攻守バランス・基本型で、個の闘いでの勝利を連続し繋げるもので、コンパクト密集陣での中盤支配、サイド突破、前線前でのショートパス交換での崩し、高い決定力で、中盤でのボール奪取から一気のスピードと精度の高いパス交換、突破で相手陣を崩し切っての決定機から、冷静にシュートする攻撃スタイルで、合わせて、強力ディフェンス陣の最終ラインも堅固で、相手のラストパスやシュート阻止力が高く、失点数を大きく減少させらスタイルです。
球際の強さと、プレースピードと精度の高さは、J1リーグ上位レベルで、J2の中では圧倒的なチームプレーレベルと豊富な選手層も加え、圧勝のJ2リーグシーズンでした。しかし、更にレベルアップしているJ1では、相対比は低下し、個々プレーの高さだけでは、個々の闘いでの勝利獲得が至難、より拮抗状態となります。つまり、明確で強力な戦術としてのチームプレーが必須となり、J1レベルチームとの対戦では、「個々の闘い戦術」のみでは、攻撃・守備は阻止されます。
現代J1サッカーは、どのチームも、固有の傑出戦術を基本とし、攻守バランスの良さだけでは、全く通用しないリーグ状況です。このままでは、J1中位〜上位チームとの対戦で、柏の限界が現実化される恐れが高いですね。
2年前のJ1リーグでなら、リーグ中位程度は可能でしたが、現在リーグ水準は、大幅に進化し各チームは、大きな戦力アップを果たしていて、リーグ下位以下が相当となってしまいます。
更に、有力選手の存続保有は、降格シーズン2018時より2歳年齢アップの意味となりますね。以前は、理想的な平均年齢でしたが、現在は、スタメン選手平均年齢が高いチームです。試合中のフィジカル変化への対応力に影響します。

2.コンサの 試合展開・戦術・メンバー予想
コンサの対戦戦術は、対戦チーム力と戦術によって変化はありますが、次戦柏戦は、変化不要で、コンサ本来試合戦略・試合展開・戦術もなります。
しかし、前試合ルヴァン杯第1節鳥栖戦は、戦術の機能度は50%程度にしか到達せず、選手の個別能力とチームの勝利への意欲が作動し完勝スコアを獲得したもので、戦術機能が最大ポイントです。戦術機能が低レベルとなった原因は、直接は、フィジカルコンディションの不良調整と消極的姿勢の守備ライン低下判断・意図で、ピッチでコンサをコントロールした宮澤に起因します。宮澤の弱気が、自己スピードの無さから、守備ライン上昇・高く維持に伴うDFライン裏スペースへの放り込みへの恐怖から来るもので、宮澤自身で克服するしか無いものでした。
そんな悪循環を改善し、基本戦術プラス新戦術ハイプレスの、攻撃型攻守戦術を機能させる試合が試合内容目標です。
戦術は、「コンサ式ミシャ戦術」で、可変システム、パスサッカー戦術プラス縦へのスピードロングポスト戦術からのショートカウンターも加えた、サイド・中央も崩し、サイドチェンジでの揺さぶり、リーグ No.1プラスキックでのセットプレー、と多彩多様パターン攻撃、守備はブロック密集組織型堅陣守備で相手攻撃を泥臭くブロックと、昨シーズン定着した基本戦術です。
更に、新戦術は、問題の「ハイプレス戦術」に、意外にプレーの根幹に定着し機能している「ダイレクトパス戦術」が加わりました。「ハイプレス戦術」は、ゲーゲンプレス戦術の最前線ボール奪取・ショートカウンター得点獲得と、ボールポゼッションし、相手の攻撃時間を少しでも減少させ、結果守備時間とリスクも減少させる試合支配戦術の展開を狙い、その到達点へ一歩ずつ近づけるチャレンジを進めます。

試合展開は、
試合開始〜10分 両チーム拮抗から始まり、互いに攻守を入れ替える展開
    〜30分 ハイプレス戦術を作動し、柏のボールキープを阻止し、
         コンサ  がボールと試合を支配し、
         多彩多様パターン攻撃から、先制獲得。【1-0】
      更に、ハイプレス戦術を作動させ、試合完全支配で、追加点狙い。
                                 【 2-0 】

    〜45分 30分頃、ハイプレス戦術を停止し、
         基本戦術での一進一退で前半終了。
後半開始〜55分 両チーム拮抗
    〜75分 選手交代により活性化、
         ハイプレス戦術作動し、ボール支配し追加点狙い。
                                   【 3-0 】
    〜90分 75分選手交代で活性化し、基本戦術で拮抗。
                                 終戦 【 3-0 】で戦術機能し、完勝を想定します!

メンバー予想です。
別メ・候補外メンバーは、ボランチ深井・GK阿波加、DF石川、MF中野の4選手でしょうか。
次戦は、育成レギュレーションは外れ、現在フル起用で選手選択。
では、スタメン。
         ジェイ
                        武蔵    ロペス
    白井 高嶺   宮澤 ルーカス
      福森 ミンテ 進藤
         ソンユン

     高嶺は、前試合の大活躍でスタメン獲得し連続スタメン。
     ロペスも期待を込め、強靭フィジカルトリオ起用で、
     ハイプレス戦術適材選手起用。
     宮澤は、ボランチポジションで、
     ゲームメイクとハイプレス戦術のコントローラー役。
     ハイプレス戦術の反作用、DF裏スペースカバーでの必須要件
     スピード勝負出来るCBで、ミンテ起用。
  サブは、大胆起用。
     金子、チャナティップ、菅、田中、ドゥグラス、駒井
     菅野  で良いですね。
     55分交代は、チャナティップ↔️ジェイでスピードアップ
     75分交代は、駒井↔️高嶺、ロペス↔️金子。
  個々の闘いでも、チームでの闘いでも、十二分に勝負出来るもの!

posted by yuukun0617 |18:05 |

2020年02月17日

〜進化〜 シーズンイン!勝利の味は⁈

2020シーズンの幕開けは、ルヴァン杯の勝利で始まりました。
しかし、その勝利の味は、かなり苦く、重いものでした。
ミシャのコメント、社長の発言通り、チームの仕上がり状態は、60%程度で、シーズンイン出来る状態には達していません。
試合結果だけ見ると、3-0は、完勝スコアですが、実態は、鳥栖のシュートミス・決定力の低さによる「0封」でしか過ぎず、決定力あるチームならは、〈3-4〜5〉でこれまでの練習試合通りの結果で、練習試合の惨敗相当状況は、全く改善されていません。
攻撃スタイルを標榜する表看板とは、正反対の消極姿勢試合は、昨日起用選手姿勢です。
次戦、リーグ戦は、このままの選手とプレーならば「惨敗」必至しか待っていません。

良かった点は、
①高嶺のプレーは、チーム姿勢を変えようとする積極・攻撃姿勢、精度の高く、的確な判断とスピードプレーで、次戦以降、ボランチ最有力選手となりました。
②金子のシャドーも、沈着冷静でいて、攻撃姿勢のプレーで、自身を証明し、次戦以降のベンチ入り当確となりました。
③昨シーズンのストロングポイントだった、ジェイの空中戦支配とヘッドの決定力、福森のプレスキック力・FK決定力は、そのまま健在!
・・・しか有りません。
悪かった点は、
④不安定なビルドアップ〜ソンユンから6本中5本がミスパス、宮澤1本、
ソンユンの慌てたパスが主因、失点寸前リスクの起点・出発プレーでした。
⑤展開力の無いビルドアップ〜DF3枚でのビルドアップで、相手前線の第一守備ラインを越えても、殆ど、ロングパスを両サイドと相手DF裏へ出す展開しか無く、縦パストライ、ドリブル突破は全く無く、多彩な攻撃パターンとならず、ワンパターン展開で、縦と横揺さぶりの得意の崩しのプレーは全く有りません。流れの中で、パスワークで突破は無理です。
⑥新戦術ハイプレスは、瞬間作動の一瞬型で、チーム全選手の連動は無く、ハイプレス掛からない場合の連続プレスは全く無いもの。具体的には、
試合開始12分ー第1回目相手左PAでチャナティップボール奪取菅へラストパスでシュートしCK〜13分の福森キック〜ジェイ先制点と、ハイプレスからの得点◎
15分ー第2回目相手陣DFはジェイタイトチェックファウル△、前半は僅か2回のみ。
48分ー第3回目ジェイチェックボール奪取◯〜菅はラストパスはトラップ出来ず
51分ー第4回目◯
63分ー第5回目相手陣DFへ高嶺が猛進しボール奪取、そのままドリブル〜シュート僅か30cmで枠外す◎
65分ー第6回目◎、67分ー第7回目◎ボール奪取と立て続け成功
福森FK追加点後、
78分ー第8回目✖️、89分ー第9回目相手DFへチャージし、GKバックパス△
と全9回ハイプレスを仕掛け、◯ボール奪取6回、△パス阻止2回、✖️失敗1回と、ハイプレス戦術の成功率は充分高いもの。
問題は、一緒だけの作動時間と、作動回数でした。特に前半は、僅か2回のみは、問題です。
⑦先制点獲得があり、布陣位置は想定よりかなり低く、自陣布陣の守備型を選択しました。相手の早い前進による、布陣後退では無く、コンサが選択した位置取りでした。その理由は、不可解です!ミシャが一番駄目出ししたポイントでは無いかと思います。この布陣選択を判断した選手は、宮澤ですね。最終DFラインを位置取りし、中盤〜前線位置を下げました。明らかに、ミンテなら、センターライン付近まで上がる所です。その理由が、DF裏スペースを空けたく無いとの意識判断とすると、スピードにハンデ意識のある宮澤の弱気が理由となります。
最終ラインからのパスはミンテより高く、ボランチダウンの必要機会も減少しましたが、その代償が低守備ラインの攻撃型放棄では無意味となります。宮澤は、ボランチか、CBのバックアッパーとの扱いは抜け出し難いですね。ボランチのタレントが豊富〜過剰で、宮澤のCB起用は方向性として理解出来ますが、田中がやはり適材適所です。ボランチポジションでの、ゲームメイク力・構成力が無かった点が反省点との指摘ですので、ボランチポジションに、ゲームメイク力選手起用で、宮澤はボランチ!ですね。高嶺は、余裕あるスペースへのロング・ミドルパス精度は高いですが、狭いスペースへの超精度ショートパスは「自信」の経験の乏しさから、未だ開発初期で、深井代替の鋭い相手陣内を斬り裂くショートパスはありません。

以上の様に、課題山積の試合内容でしたが、
特筆がもう一点。
ダイレクトパスは、すっかり定着し、成功率の高いチャレンジが随所に見られました。
しかし、折角のダイレクトパスも、連続・連動が僅かで、局面を切り開いたり、相手陣を崩すプレーまでにはなっていませんでした。相手のチャージ前で、ボールを離す、タイミングの良さは、パス交換を安定させていましたが、より積極的・攻撃とまでは到達していません。折角のプレー定着は勿体ないですね。

以上、試合評価です。

posted by yuukun0617 |22:22 |

2020年02月13日

〜進化〜  コンサでの戦術の意味・・・

シーズンイン寸前で、最終トレーニング中。
トレーニング内容は、フィジカルコンディショントレーニングと次戦対戦鳥栖対抗戦術トレーニングを実施中です。
新戦術・ハイプレス戦術トライの大き過ぎる影響に大ショックを受けましたが、「戦術」が大注目となっています。
そもそも、
コンサにとっての「戦術」論を確認したい、と思います。

1.「戦術」の意味と選手
どのチームも何らかの戦術がありプレーされますが、その理由は、あらかじめ、選手個々の次のプレーを決めておき、それに従う事で、チームとしての連動を作り出すためです。
また、個々選手能力の総和は、
 戦術を取り決め無い場合 < 戦術を決めチーム連動の場合
となり、戦力がアップとなる点も大きいです。
戦術には、
基本型戦術〜応用型戦術〜特殊戦術と段階があり、
組み立ての多さ、実践の大変さ、効果の大きさが増加します。
基本戦術として、4ー4ー2・攻守バランス型戦術が挙げられますが、これは、プロ選手へ成長して来た中、最も多く経験して来た戦術だから、良く理解し、プレーに慣れているからです。
そのまま、何も戦術を無しにプレーすると、多くの場合、基本戦術プレーをしますが、それでも、パスの受け手選手の将来位置や、そもそも、どの選手がどこにボールを欲しがっているかも分かりませんね。それでも、優秀選手なら、パスやポジションチェンジを通して、味方選手にメッセージを伝えるが如く、パスを送ったり、ポジションを取ったりして、次のプレーを引き出します。しばしば、シーズンオフに、選手の大量入替が起き、戦術も選手間の意識も不明でも、突然一緒になった選手間で、チーム連動プレーも行えたりしますね。しかし、これは、優秀選手による奇跡みたいなもので、通常選手では、混乱しチームプレーとは到底なりませんね。
そんな混乱を防止し、無駄な努力も無く、チーム全選手が最短で効果的にチームとしてプレーするには、「戦術」=「チームの決め事」=「規律」を設定する訳です。
更に、「戦術」には、手品の様な効果があり、選手の組み合わせプレーにより、選手個々の合算値を上回る事が可能となります。優秀選手を多数揃えるチームに対抗するには、相手戦術を上回る事で、局面での優位〜数的優位と位置的優位〜により、優秀選手
に勝つ事が可能となります。
いわゆる、弱者戦略として、戦術は強力チームに対抗する唯一の方策となる訳です。

2.コンサでの戦術と選手
概要を確認しましたが、
コンサはかなり改善されましたが、選手層は優秀選手多数ではありません。
資金力に応じた選手層構築で、サテライトからの一貫教育による有望育成選手のトップ昇格・戦力化、各種事情により移籍・加入した選手層の2グループで形成していますが、所謂「優秀有力選手」は少数に限られ、「弱者戦略としての戦術」が必須チームです。そんな、個々選手能力勝負では、J 1リーグを闘い、まして上位を狙うなどは、不可能ですが、優秀戦術・より高等戦術を機能させ、その格差を超える訳です。
現在、コンサの基本戦術は、コンサ式ミシャ戦術で、高等・特殊戦術でしたが、更に、最高等・最新戦術「本物ハイプレス戦術」を加えるトライを試みている所です。
「戦術」は、フィジカル・身体からでも、事でのテクニックでも有りません。
最初から最後まで「ヘッドワーク・頭の中、つまりは、考え方と意識」に尽きます。
確かに、意識したプレーのためのフィジカルやテクニックは有りますが、それ以上、その前に、「突き詰める意識と集中」が根本で、それをやり切る意思の強さ、の問題となります。
ジェイも、ロペスも、チャナティップも、ルーカスもすっかり変わりました。戦術を追求する意味と価値が浸透し、根本レベルで意識変革が起きた訳です。
意外な事に、国内選手に、未だ、その意思の強さに疑問が付く選手がいます。
しかし、その意識や意思の差は、僅かで、チーム一体となって、戦術のレベルアップ、進化に懸命に取り組んでいます。
われわれサポーターは、正確な理解と支援により、このチームのチャレンジを支えましょう!

posted by yuukun0617 |21:26 |

2020年02月12日

~進化~ 注目!ハイプレス戦術もピンからキリまで~コンサは?

コンサ新戦術として注目の「ハイプレス戦術」は、Wワイド、そしてリーグの最新流行戦術で、取り組みチームも急増しますが、
「ハイプレス戦術」は、多様なパターン・内容の総称で、その実体は、選択するものにより大きく相違しています。
マスコミ・解説者も、正確な観点は乏しく、いわゆる「広義のハイプレス」で一派ひとからげです。
という事で、ここで「ハイプレス戦術」・コンサの選択につき、考察してみましょう。

1.ハイプレス戦術概要
ハイプレス戦術の概要から見てみましょう。
ハイプレス戦術は【高い位置で相手選手へプレッシングする戦術】とされますが、
								
「高い位置」~3通り
 ・相手ゴール前=相手最終ライン/DF・GK						
 ・相手ミドル陣=相手第二列目/ボランチ・サイド						
 ・センターライン付近=相手三列目/OMF・トップ下・シャドー・WG						
「プレッシング」~4通り		
 ・そこでボール奪取						
 ・狙いエリアへ誘導しボール奪取						
 ・パス制約によりパス精度低下						
 ・パスタイミング遅滞   の項目があり、形態内容が分かれます。
						
その分岐する
[ハイプレス戦術形態]には、								
➀ゲーゲンプレス戦術~
相手ゴール前・ミドルで、ボール奪取し、ショートカウンターからの得点獲得の、守備➝攻撃・得点の一体チームプレー戦術								
➁前線からの守備によるパス制約戦術~							
相手ゴール前・ミドル・センターライン付近敵陣と、位置を問わず、相手のゲームメイク制約=パス制約し、相手プレーを制約する守備戦術								
 の2通りで、「攻守一体型」~「守備限定戦術」までを意味しています。
								
[➀ゲーゲンプレス戦術]は、								
a.プレイエリア制圧型	~スペースとパスコース遮断➝意図的に空けたコースへ誘導・パスカットと数的優位で奪取					
b.パス受け手制圧型~	パス出し手へのブレスは低くパスを出せるが、受け手に1対1・2対1で勝負					
c.パスコース制圧型~	相手パスコース遮断➝意図したフリー錯覚コースでパスカット・奪取					
d.ボールホルダー制圧型~プレス選手がホールホルダーへ一斉攻撃➝パスコースありパス➝そこに一斉集中繰り返し					
  の代表4パターンがあり、a.ドルトムント・マンC、b.バイエルン、c.バルセロナ、d.1974W杯オランダ代表の通り、内容選択となります。
[➁前線からの守備によるパス制約戦術]は、
上記の通り、敵陣内で「パス制約」を目的とする守備戦術で、相手の自在な攻撃を制限するまでの守備のみ戦術で、従来から、基本戦術として実践されて来たものです。

また、
[相手対応パターン(ハイプレス対抗戦術)]
によってその成果が分かれ、
a.相手ボールホルダーが、コースが無くパスが出せず、プレー選択をためらいエリアがプレー出来ない程狭められ、ボール奪取
b.プレスが届く前に、前線方向へロングボールで逃げる➝精度は低く、良くてスペース・エリアへの放り込みで、結果ボール奪取
c.エリア・コースを封じ、狙いパスコースのみ空けた誘い込み➝狙いポイントで待ち、数的優位も加えてボール奪取
d.プレス・スペース埋めプレイも甘い➝ボール奪取ラインを突破し高い位置よりゲームメイクされ守備失敗
e.相手ホルダーが、強靭フィジカル・強力ボール保持力・突破力を持つスーパー・優秀選手で、プレスを突破し、高い位置よりゲームメイクされ守備失敗
の5つの結果が待っています。

重要ポイントとして
[ハイプレスが成功しなかった場合対策]
も連続・連動戦術としてあります。
・全てのスペースを埋める理由は、上述のハイプレス・パスコース封じにありましたが、同時に、第1ハイプレス失敗で、ホルダーの突破やパス出しの瞬間、瞬時に第2プレス・スペース消しでパスコース封じの布陣・配置を用意する事です。その第2プレスも外されたら、更に第3プレスとの準備が「チーム全体スペースを埋める前進プレイ」です。
[ハイプレスの局面]
も2つに分岐します。
➀相手ビルドアップ時、DF・GKラインにプレス
➁相手陣内でボールを奪われた時直ちにボールを奪う(再奪取)
の2パターンで、
➀は、相手ボール支配を奪い、自ボール支配に転換する、
➁は、自ボール支配を喪失した瞬間、再度ボール支配を取り戻す、
この分岐は、[ハイプレスタイミング]に直結・連動し、
➀は、最前線選手がスイッチ役で、ホルダーへ襲い掛かりますが、他のサポート選手・チームの一体連動プレーと同一スピード・タイミングとなります。最前線ブレス選手が、周り選手が整う前にプレスでは、コースはあり、簡単・容易にパス出しされ、プレスは全く掛かりません。一定時間が必要、という事です。
➁では、相手陣で、自ボールをロストし、相手に奪取された時は、既に、自チーム選手は相手陣内の狭いエリアに前進し攻撃態勢中です。ボールロストしホールドされている最接近選手は即座に襲い掛かり、周りの選手は、スペース・コースを抑え、条件は整いハイプレスとなります。「マンCの5秒ルール・バルセロナの7秒ルール」ですね。
[ハイプレスでボール奪取後の展開]
も分岐します。
➀ショートカウンターで決定機構築から得点獲得
➁ポゼッション・ボール支配・攻勢
の2つです。
実に、<ハイプレス=ショートカウンター>との短絡傾向が強いですが、適正な展開を指向すると、≪ショートカウンター≫30%~≪ボールポゼッション・攻勢≫70%となります。短絡指向で、どんな局面でも≪ショートカウンター≫は、無理なパス・低精度パスとなり、相手にパスカット・ロスト回収で、折角獲得したボール支配・攻撃時間を喪失し、ハイプレスのため相手陣内高くにチーム全選手が位置取りした結果のDF裏・広大なスペースを突かれ失点・大リスクとなります。また、相手陣内に選手が密集して居る事から、再ハイプレスを仕掛け続け、こだわり続けると、ピンチ必至となります。速やかに、リトリートと最接近選手はホルダーへ「プレイ遅延」のみを狙い自陣整備の時間稼ぎするプレイとなりますが、ハイプレスか守備か、その戦術転換の判断のタイミングと成否が失点に直結する事となります。
川崎・琉球・練習試合の大量失点は、この≪無理なショートカウンター・短絡パターン・戦術転換判断≫での破綻と想定されます。
➀ショートカウンターは、相手選手が少なく布陣未整備で数的優位がある局面で、ラストパス・シュートとなる局面で、ハイプレス・ボール奪取しても、30%程度しか無い局面です。例え、ゴール前でのボール奪取でも、ゴールまで相手選手が密集した中に放り込むのは、パス失敗・ボールロストにしかなりません。その場合の正解は➁ポゼッションですね。
➁ハイプレスでボール奪取の多くの局面は、相手選手・特に中盤は、「コンパクト陣形の中、スペースカバーの密集した選手配置」が通常です。その中で、「ショートカウンター」としてショートパス交換を仕掛けても、多くはパスカット・ボールロストから回収されてしまう事態しか起きません。相手中盤にボールを奪われないためには「ボールポゼッション・支配」が正解で、じっくり攻撃を仕掛ける「攻勢」態勢の展開です。
つまり「ハイプレス ⇨ ショートカウンター
          ⇘ ポゼッション   」の2通りの展開が続くという事です。
≪ハイプレス~ショートカウンターとポゼッションを使い分ける≫との公式です。
もう1点、ハイプレス戦術を実施する
[選手能力]が重要ポイントです。
必要な選手適性は「インテンシティー(強度)・アジリティー(敏捷性)・持久力(体力)」です。
インテンシティー~ホルダーから奪う・コースを消すために。
アジリティー~相手選手の動き「前」のプレス、瞬時ボール奪取のための襲い掛かりは、「瞬間的な瞬発力」の敏捷性が要件。
特に「持久力・体力」~90分ハイプレス可能なチームはどこにも存在しません。体力不足が原因となり、ハイプレイが停止し、失敗とのコメントは多々、沢山聞きますが、そもそも、そんなチームは存在していない、という事なんですね。
そのため、「試合運びの上手さと体力の使い方=オンとオフの使い分け」が求められます。
理想的な展開は、
試合開始15分以内にハイプレスで得点獲得~成功すれば「パスを回して休み」~得点獲得出来なくとも「相手にボール・パス回しさせ」相手ミスを突き「カウンター」を狙いチャンスを待つ、との展開となります。
つまり、「短時間で攻撃得点し、あとは休んでいる」との展開です。
そこでは「試合展開を読む判断」「試合の流れを読む判断」の能力が重大で、<試合の中で戦術のオン・オフを実践する>と言うものです。
しかし、そんな判断力を持つ選手は中々いません。
酷いケースは、監督・指導者も理解していない場合です。
そういう意味では、「戦術成功」のため「高いヘッドワーク能力」も必要とする戦術です。対戦相手の戦術変化・展開・流れに応じて、戦術転換を行う戦術で、「ピッチ外の監督・指導者があらかじめ指示・指定」は通用しません。実戦では、強豪チームは、相手のやり方を見て、試合中にシステム・選手ポジションを微調整して来ますが、「ピッチ上の選手たちが状況に応じた的確な判断により、戦術を判断する」となります。「ピーチ上に、コントローラー・判断者が必要」となります。

いかがですか?
[ハイプレス目的・意図][相手対抗戦術][ハイプレスを仕掛ける局面・タイミング][ハイプレスでボール奪取後の展開][必要な選手適性]の各事項で、明確・詳細に分岐・分離・パターン分け・成果相違となります。
なんと「多岐多様・奥の深く・難しく・繊細な戦術」ですね。
こんな、分かり難い戦術にも拘らず、その効果・成果の大きさから、最新流行戦術です。
昨シーズン、Jリーグで選択チームは、横浜FM・千葉・徳島の3チームでしたが、横浜FMの強烈な戦力と成功、併せて、Wワイドで大流行も重なり、
2020シーズン、Jリーグ選択チームは、千葉・徳島、J1では、横浜FMに続き、川崎・コンサ・G大阪・FC東京・広島・横浜FC・湘南と18チーム中8チームがトライすると公言しています。
しかし、ここまで見て来た通り、「多岐多様・奥の深く・難しく・繊細な戦術」と「選手」が揃うチームは、極僅かに限られ、ハイプレス戦術の失敗パターンが続出し、余りの「大量失点」から、「ハイプレス戦術」を放棄するチームが多発と想定されます。シーズン最終まで、「ハイプレス戦術」を完遂するチームこそが、この戦術を習得・保有し、攻守での強力プレイを獲得する事となるでしょう。

2.コンサの「ハイプレス戦術」は。
ミシャの意図する「ハイプレス戦術」です。
「高い位置」~
 相手ビルドアップ狙い;・相手ゴール前=相手最終ライン/DF・GK						
 ボールを再奪取狙い;・相手ミドル陣=相手第二列目/ボランチ・サイド				
「プレッシング」~・そこでボール奪取・狙いエリアへ誘導しボール奪取						
[ハイプレス戦術形態]➀ゲーゲンプレス戦術~a.プレイエリア制圧型	~スペースとパスコース遮断➝意図的に空けたコースへ誘導・パスカットと数的優位で奪取					
a.ドルトムント・マンC型
[相手対応パターン(ハイプレス対抗戦術)]
a.相手ボールホルダーが、コースが無くパスが出せず、プレー選択をためらいエリアがプレー出来ない程狭められ、ボール奪取
b.プレスが届く前に、前線方向へロングボールで逃げる➝精度は低く、良くてスペース・エリアへの放り込みで、結果ボール奪取
c.エリア・コースを封じ、狙いパスコースのみ空けた誘い込み➝狙いポイントで待ち、数的優位も加えてボール奪取
の3パータンを狙いますが、
d.プレス・スペース埋めプレイも甘くなった局面で「ハイプレス戦術」停止し、基本戦術に転換。
e.相手ホルダーが、強靭フィジカル・強力ボール保持力・突破力を持つスーパー・優秀選手で、プレスを突破し、高い位置よりゲームメイクされ守備失敗
d.e.の[ハイプレスが成功しなかった場合対策]
・第1ハイプレス失敗で、ホルダーの突破やパス出しの瞬間、瞬時に第2プレス・スペース消しでパスコース封じの布陣・配置を用意する事です。その第2プレスも外されたら、更に第3プレス
[ハイプレスの局面]
「ハイプレスタイミング」と連動し、
➀相手ビルドアップ時、DF・GKラインにプレスで、相手ボール支配を奪い、自ボール支配に転換するもので、
最前線選手がスイッチ役で、ホルダーへ襲い掛かりますが、他のサポート選手・チームの一体連動プレーと同一スピード・タイミングとなります。
➁相手陣内でボールを奪われた時直ちにボールを奪う(再奪取)で、
既に、自チーム選手は相手陣内の狭いエリアに前進し攻撃態勢中で、ボールロストしホールドされている最接近選手は即座に襲い掛かり、周りの選手は、スペース・コースを抑えハイプレスを掛けます。「マンCの5秒ルール」です。
[ハイプレスでボール奪取後の展開]
➀ショートカウンターで決定機構築から得点獲得
➁ポゼッション・ボール支配・攻勢
≪ショートカウンター≫30%~≪ボールポゼッション・攻勢≫70%。
短絡指向・どんな局面でも≪ショートカウンター≫は、無理なパス・低精度パスとなり、相手にパスカット・ロスト回収で、折角獲得したボール支配・攻撃時間を喪失し、ハイプレスのため相手陣内高くにチーム全選手が位置取りした結果のDF裏・広大なスペースを突かれ失点・大リスクとなります。また、相手陣内に選手が密集して居る事から、再ハイプレスを仕掛け続け、こだわり続けると、ピンチ必至となります。速やかに、リトリートと最接近選手はホルダーへ「プレイ遅延」のみを狙い自陣整備の時間稼ぎするプレイとなりますが、ハイプレスか守備か、その戦術転換の判断のタイミングと成否が失点に直結する事となります。
川崎・琉球・練習試合の大量失点の二の舞は避けます。
➀ショートカウンターは、相手選手が少なく布陣未整備で数的優位がある局面で、ラストパス・シュートとなる局面に限定。
➁ハイプレスでボール奪取の多くは、相手中盤にボールを奪われないため「ボールポゼッション・支配」で、じっくり攻撃を仕掛ける「攻勢」態勢です。
≪ハイプレス~ショートカウンターとポゼッションを使い分ける≫との公式です。
[選手能力]必要な選手適性「インテンシティー(強度)・アジリティー(敏捷性)・持久力(体力)」。
インテンシティーは、コンサ最前線・ボランチには揃っています。ジェイ・ロペス・武蔵◎
アジリティー~「瞬間的な瞬発力・敏捷性」はチャナティップ・武蔵・荒野◎
持久力・体力~試合運びと体力オンとオフを実施。
理想的な展開は、
試合開始15分以内にハイプレスで得点獲得~成功すれば「パスを回して休み」~得点獲得出来なくとも「相手にボール回しさせ、カウンター狙い」展開となります。
「短時間で攻撃得点し、あとは休んでいる」展開で、「試合展開・流れを読む判断」により戦術転換を行い、その判断コントローラー・判断者選手は、宮澤・駒井・田中が◎。

ハイプレス戦術を相当突っ込んで研究してみましたが、その難易度に驚きです。ここまで2年間の積み上げがコンサには存在し、「ミシャも浦和でトライ仕掛け、そのままになっていた最新・流行の最強戦術」を本格トライ・習得出来る「チーム・選手」があります。
しかし、過去多数のチームで、ハイプレス戦術完成までの過程・道のり・戦績は、「大敗・大量失点」の嵐が続き、「戦績上昇」までには、大変な時間と涙と汗が必須で、過酷な日々となります。コンサの「トライ・追及の過程」は、その努力次第ではありますが、同様な過程・日々への「覚悟」が必要ですね。
監督・指導陣・選手を信じ、多くの支援・サポートを注ぎ・一緒に成長・進化を誓うものです。

posted by yuukun0617 |21:52 |

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