コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2020年02月13日

〜進化〜  コンサでの戦術の意味・・・

シーズンイン寸前で、最終トレーニング中。
トレーニング内容は、フィジカルコンディショントレーニングと次戦対戦鳥栖対抗戦術トレーニングを実施中です。
新戦術・ハイプレス戦術トライの大き過ぎる影響に大ショックを受けましたが、「戦術」が大注目となっています。
そもそも、
コンサにとっての「戦術」論を確認したい、と思います。

1.「戦術」の意味と選手
どのチームも何らかの戦術がありプレーされますが、その理由は、あらかじめ、選手個々の次のプレーを決めておき、それに従う事で、チームとしての連動を作り出すためです。
また、個々選手能力の総和は、
 戦術を取り決め無い場合 < 戦術を決めチーム連動の場合
となり、戦力がアップとなる点も大きいです。
戦術には、
基本型戦術〜応用型戦術〜特殊戦術と段階があり、
組み立ての多さ、実践の大変さ、効果の大きさが増加します。
基本戦術として、4ー4ー2・攻守バランス型戦術が挙げられますが、これは、プロ選手へ成長して来た中、最も多く経験して来た戦術だから、良く理解し、プレーに慣れているからです。
そのまま、何も戦術を無しにプレーすると、多くの場合、基本戦術プレーをしますが、それでも、パスの受け手選手の将来位置や、そもそも、どの選手がどこにボールを欲しがっているかも分かりませんね。それでも、優秀選手なら、パスやポジションチェンジを通して、味方選手にメッセージを伝えるが如く、パスを送ったり、ポジションを取ったりして、次のプレーを引き出します。しばしば、シーズンオフに、選手の大量入替が起き、戦術も選手間の意識も不明でも、突然一緒になった選手間で、チーム連動プレーも行えたりしますね。しかし、これは、優秀選手による奇跡みたいなもので、通常選手では、混乱しチームプレーとは到底なりませんね。
そんな混乱を防止し、無駄な努力も無く、チーム全選手が最短で効果的にチームとしてプレーするには、「戦術」=「チームの決め事」=「規律」を設定する訳です。
更に、「戦術」には、手品の様な効果があり、選手の組み合わせプレーにより、選手個々の合算値を上回る事が可能となります。優秀選手を多数揃えるチームに対抗するには、相手戦術を上回る事で、局面での優位〜数的優位と位置的優位〜により、優秀選手
に勝つ事が可能となります。
いわゆる、弱者戦略として、戦術は強力チームに対抗する唯一の方策となる訳です。

2.コンサでの戦術と選手
概要を確認しましたが、
コンサはかなり改善されましたが、選手層は優秀選手多数ではありません。
資金力に応じた選手層構築で、サテライトからの一貫教育による有望育成選手のトップ昇格・戦力化、各種事情により移籍・加入した選手層の2グループで形成していますが、所謂「優秀有力選手」は少数に限られ、「弱者戦略としての戦術」が必須チームです。そんな、個々選手能力勝負では、J 1リーグを闘い、まして上位を狙うなどは、不可能ですが、優秀戦術・より高等戦術を機能させ、その格差を超える訳です。
現在、コンサの基本戦術は、コンサ式ミシャ戦術で、高等・特殊戦術でしたが、更に、最高等・最新戦術「本物ハイプレス戦術」を加えるトライを試みている所です。
「戦術」は、フィジカル・身体からでも、事でのテクニックでも有りません。
最初から最後まで「ヘッドワーク・頭の中、つまりは、考え方と意識」に尽きます。
確かに、意識したプレーのためのフィジカルやテクニックは有りますが、それ以上、その前に、「突き詰める意識と集中」が根本で、それをやり切る意思の強さ、の問題となります。
ジェイも、ロペスも、チャナティップも、ルーカスもすっかり変わりました。戦術を追求する意味と価値が浸透し、根本レベルで意識変革が起きた訳です。
意外な事に、国内選手に、未だ、その意思の強さに疑問が付く選手がいます。
しかし、その意識や意思の差は、僅かで、チーム一体となって、戦術のレベルアップ、進化に懸命に取り組んでいます。
われわれサポーターは、正確な理解と支援により、このチームのチャレンジを支えましょう!

posted by yuukun0617 |21:26 |