コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2008年11月02日

複雑な気持ちを抱えて

昨日ナビスコ杯の決勝があり、トリニータが優勝した。地域リーグから駆け上がり、地方の予算が潤沢でないチームの功績は、誇れる反面、複雑な気持ちを抱かせてくれる。

1999年Jリーグが二部制になり、初代J2降格チームとなったコンサは、多くの新規J加盟チームにとって、目標とされる存在であった。
しかしあれから10年、今や多くのチームにとってそうされるどころか、大きく差をつけられてしまったと言っても過言ではないだろう。

USの皆さんの意見表明を目にし、チームの方向性を求めているのだが、その深意は何かと考えるとき、まずHFCとしてどうしていくべきなのかを追求しているのではないのか、と勘ぐっている。
まずもって、運営会社が一番しっかりしていないのではないのかと。

2年ほど前に、私は室蘭市立青少年科学館について取り上げたことがある。今から45年前に道内の同様施設の第1号として開館したのだが、その後開館した旭川・釧路・小樽の同様施設はすでに同じ場所にはなく移転・新築している(小樽は事情が違うが)が、室蘭のものは未だに開館当時のままである。
当初は珍しさもあり、修学旅行のコースの一つでもあったのだが、当然に翳りが見られるようになる。
一方で財政難があるから、思うようにできないところにどうしたのかというと、運営を元理科の先生を中心としたNPO法人に任せたことであった。
結果賑わいを取り戻したのは以前書いたとおりなのだが、うまくいった理由はそこに熱意と創意工夫があったことに尽きる。
だからどうにも「熱が感じられない」現在の運営会社に対しては、いったい何をやっているのだと、悪態をつきたくもなるのである。

先般浦和戦の全面広告や社長からのはがきを見たのだが、どうもずれているような気がしてならないのは私だけなのだろうか。
その前に顔を見せてほしい。何を考えどう導いていきたいのかが判らないと、我々も路頭に迷うだけだ。
減資したからおしまい、ではなくてHFC自体が今存在の意義を問われている、存亡の危機にあるくらいの意識で取り組んでいかなければ、希望の持てる未来など創造できないことをまず理解してほしいものなのだ。

「日経ビジネス」の最新号の特集は「復活企業に学ぶ」である。その中の事例にはJAL様はじめ多数あり、貴重な発言が多い。HFCにとっては耳の痛いこともあるだろうが、是非とも感じ取ってほしいという感想を得たものであった。

posted by akira37 |03:55 | 雑記 | コメント(1) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/akira37/tb_ping/1101
この記事に対するコメント一覧
Re:複雑な気持ちを抱えて

貴殿のおっしゃるとおり、私も人生初めてのプラネタリウムを体験したのが修学旅行で行った時の室蘭の青少年科学館でした。
プライベートでもう一回行きましたよ。

勝ってる時はあまり口を出さない経営のあり方でしたが、特に親企業を持たない札幌ですから、こういう機会に徹底して見つめる、見直す作業が必要です。

それを繰り返すことで、少しずつ体力がついていくと信じています。

posted by equip | 2008-11-02 06:41

コメントする