2024年03月09日
~進化~46)③節時点・激震のリーグ動向!
2024リーグスタート③節で、リーグに激震が走っています!
昨年上位を占め、今シーズンも「事前予想上位」チームの多数が、
開幕後スタートに失敗し、その間隙を「多数の想定外チーム」が、快進撃・成功を収め、リーグ上位に並ぶ事態が発生!
こんな光景を予想、想定した人は、誰もいなかったのではないか、とのレベルです。
その特徴と内容を点検です。
③まで戦績を順位順に記載し、そこに、昨年順位との変動差、チームスタイルを記載します。
なお、ご存じの通り、我らがコンサ~浦和戦は、②節まで戦績での仮対比です。
戦術スタイルは、
1⃣過去王道[保持型・ビルドアップ型・ハイプレス]
2⃣昨年台頭[非保持・疑似カウンター・ハイプレス]
3⃣従来 [非保持・堅守速攻・攻守バランス] で、
1⃣2⃣3⃣数値で標記です。
では、
順位 チーム 勝点 昨年 位差 戦術スタイル
1位 広島 7 3位 +2 2⃣昨季台頭
2位 柏 7 17位 +15 3⃣従来
3位 町田 7 昇格 +182⃣昨季台頭
4位 神戸 6 1位 -3 2⃣昨季台頭
5位 新潟 6 10位 +5 1⃣過去王道
6位 C大阪 5 9位 +3 3⃣従来
7位 福岡 5 7位 ±0 2⃣昨季台頭
8位 鹿島 4 5位 -3 3⃣従来
9位 G大阪 4 16位 +7 3⃣従来
10位 湘南 4 15位 +5 1⃣過去王道
11位 京都 4 13位 +2 3⃣従来
12位 横浜FM 3 2位 -10 1⃣過去王道
13位 川崎 3 8位 -5 1⃣過去王道
14位 鳥栖 3 14位 ±0 1⃣過去王道
15位 磐田 3 昇格 +3 3⃣従来
16位 FC東京 2 11位 -5 3⃣従来
17位 東京V 1 昇格 +1 1⃣過去王道
18位 浦和 1 4位 -14 2⃣昨季台頭
19位 コンサ 1 12位 -7 1⃣過去王道
20位 名古屋 0 6位 -14 2⃣昨季台頭
となります。
[リーグ動向]を検討すると、
⑴リーグ開幕序盤戦で、未だ「勝点差は、1位~20位で、7差」しか無く、今後の戦績で一気に転換、逆転するもの。悪戯な一喜一憂は未だ尚早。今後、直近戦績が重要。
この前提で、以下の通り検討。
⑵昨季からの順位変動「有無」の「幅」が極端に拡大。
詰まり、「前季戦績が、大逆転チーム多発」し、リーグ波乱を産んでいる。
〇大幅上昇・順位継続の成功とマアマア結果チーム
広島 昨季3位→首位 「差」+2
柏 17 →2 +15
町田 昇格→2 +17
神戸 首位→4 -3
新潟 10 →5 +5
C大阪 9 →6 +3
福岡 7 →7 維持
G大阪 16 →9 +7
湘南 15 →10 +5
京都 13 →11 +2
と10チーム、◎成功と〇合格点
●大幅下落・下位連続の失敗チーム
鹿島 5 →8 -3
横浜FM 2 →12 -10
川崎 8 →13 -5
鳥栖 14 →14 下位連続
FC東京 11 →16 -5
浦和 4 →18 -14
コンサ 12 →19 -7
名古屋 6 →20 -14
と8チーム、×失敗し、浦和・コンサ・名古屋は自動降格圏。
△昇格・下位チーム
磐田 昇格→15 想定通り、下位
東京V 昇格→17 想定通り、下位・降格圏寸前
①この通り、〇成功チームで、+17、15と大幅ランクアップ、×失敗チームでは、-14×2チーム、-10と、「順位変動幅」が極端です。
②前年上位陣で、広島・神戸の2チームのみ継続し、横浜FM・浦和・名古屋の大没落、鹿島・川崎低迷と、5チームが沈没。
リーグの主導権は、最早、既に、新興・上位進出チームが、握る状況となり、「リーグ大変化・転換期シーズン」を証明しています。
⑶この激変の原因は「チームスタイル」動向か?!
ここで、大問題が、「チームスタイル」により、この激動が発生されたものなのか?、即ち「チーム戦術の優劣がJリーグにも浸透・到来か」との点です。
[上位10の戦術スタイル別チーム数]
1⃣過去王道・上位 2チーム:新潟5・湘南10
2⃣昨季台頭 4チーム:広島1・町田2・神戸4・福岡7
⑶従来・堅守速攻 4チーム:柏2・C大阪6・鹿島8・G大阪9
1⃣は劣性、上位2⃣、中位3⃣と、スタイルで大きく分離しています。
[下位10の戦術スタイル別チーム数]
1⃣過去王道・上位 5チーム:横浜FM12・川崎13・鳥栖14・東京V17・コンサ19
2⃣昨季台頭 2チーム:浦和18・名古屋20
⑶従来・堅守速攻 3チーム:京都11・磐田15・FC東京16
1⃣が下位の半数・劣性<3⃣<2⃣、と完全に分離されました。
ここから明白に、「チームスタイル」が原因とする順位動向が証明されています。
【現時点・「チームスタイル」動向 総括】
・昨季台頭しリーグ席巻の2⃣[非保持・疑似カウンター・ハイプレス]スタイルが、今季スタートを支配し、席巻・上位を占めています。
・続いて、従来型・攻守バランス型の3⃣[非保持・堅守速攻・攻守バランス]が、上位~中位の中核チームとの位置を占めました。
・最後に低迷の、1⃣過去王道・上位[保持型・ビルドアップ型・ハイプレス]スタイルは、新潟・湘南の健闘を除くと、軒並み、その威力を発揮出来ず、大幅戦力ダウンで、順位転落となりました。
⑷今後の展望
現時点のチームスタイル動向、優劣は、明白ですね。
しかし、最重要ポイントが<現時点であり、今後とは限らない>という点です。
と言うのは、1⃣過去王道・上位[保持型・ビルドアップ型・ハイプレス]低迷の「真因・原因」が、【チーム整備遅延による戦力低下現象】が大きいチームの存在です。コンサはその筆頭ですが、横浜FM・川崎・鳥栖は、主要・重要選手の離脱やチーム形成遅れなど、これからの整備で、「スタイル威力~ハイプレス・球際強度、コンビネーション、個別能力発揮」が増加可能で、試合戦力比を大きく好転させる事が想定されるからです。
2⃣・3⃣スタイルの最大特徴が「素早くチームスタイルを浸透形成し易い」との点で、実は、「本来プロ選手能力に準拠・基準」とした「通常プレー」の延長線スタイルで、新加入選手も、既存選手も、スタイルに合わせ易い、という事で、現在の快進撃は「シーズン・スタートダッシュに合わせて、逸早くチーム形成を終られたアドバンテージ」により、想定チーム戦力に到達した結果、脱言う事です。
しかし、「現在戦力は、個々選手の急速成長が無い限り【現在戦力が到達・限界点】」と言う事で、今後、「対戦チームの急速戦力増加」との戦力対比で、<逆転の時期>が到来する危険がある、という事でもあります。
詰まり、今後の伸びしろが一番多いのは、1⃣型スタイルチームで、これからの展開場面で、「追い越し・逆転を狙う」と、低迷チーム、特に1⃣スタイルチームの潜在力発揮が、期待され、
コンサもその一員・出来れば最先端を担いたい、ですね!
以上、現在、リーグ動向考察でした。
posted by yuukun0617 |21:58 |