コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年10月26日

~進化~ 第18節暫定試合の名古屋戦戦前準備

今節は、リーグ戦は28日第18節の暫定試合、コンサVS名古屋戦の1試合のみ。
しかし、明日27日ルヴァン杯決勝戦湘南VS横浜FM戦・ちょっとびっくりの埼スタで。
少し遡って、水曜24日には、天皇杯準々決勝浦和VS鳥栖、川崎FVS山形、磐田VS仙台、AFCリーグ準決勝水原三星(韓国)VS鹿島が開催され、浦和・J2山形・仙台・鹿島が勝利・勝ち抜け、(天皇杯準々決勝残る鹿島VS甲府戦は11/21)。
J1チーム、10チームが試合・実戦、8チームが調整です。
この日程の影響は、次戦対戦に反映となる所となっています。

さて、コンサは対名古屋戦で、3試合振りの勝利・勝ち点3を狙い、対戦対策トレーニングに集中。

その内容を見ると、次戦の戦術・戦略が垣間見えて来ますね。
直近3日間のトレーニング内容は、
〔水曜〕  
パス&コントロールを消化し、
後方からのロングパス→サイドからのクロス→シュートの一連の動きを反復練習。
ミシャ指示「個々で、どんな練習が週末への良い準備となるか、頭を使って考えて、明日の練習をする」。
〔木曜〕
FW・サイドグループ と DF・ボランチグループ に分かれて、それぞれグループ毎に、クロスシュート練習。
ミシャ指示「通常プレイ、プラス相手に分り難いボールの持ち方、パスの出し方に工夫する」。
「毎日同じ事をやっている(同一練習)と、プレーが緩くなってくるので、楽しみながらサッカーをする」。
〔金曜〕
パス&コントロール練習の後、
ミシャ指示「狭い中でボールを回すため、周りの状況の把握や素早い判断が必要。」
「前線選手は、細かい動きやキレのある動きをしたり、コンビネーションを入れて攻撃できる選択肢があればトライする」。
グリッドを狭くした試合形式練習で、狙い通りの素早いパスやワンタッチでの早い攻撃など、展開が激しく変化し、両チーム相手し日を崩し得点獲得を練習。

ここから、コンサの名古屋対策・想定試合内容が見えて来ます。
結論は、2つの攻撃パターンが想定プレイ内容です。

①ロングカウンター
<前線へのロングパス~前線からサイドへ流れ・クロスパス~シュート>バターンが採用されるでしょう。
これは、名古屋の主力攻撃パターン「ショートパス・サッカー戦術、攻撃バランスの多数選手攻撃」では、攻撃バランス=守備選手数が減少しており、名古屋多数選手エリアを一機に飛び越す相手DFエリア=コンサ前線エリアを攻撃エリアとする戦術で、対名古屋対策では、最適・最効果戦術です。
ロングカウンターのもう一つの主パターン<前線・サイドのDF・SB裏スペースエリア攻撃~前線選手のみでシュート>の「放り込み戦法・戦術」は、優秀・高守備力DF陣のJ1では、中々通用しません。
そこで、コンサの採用戦術が、ロングカウンター攻撃~そのポイントからのショートカウンター・サイド攻撃となり、「崩し・突破型戦術」が効果大との練習が実施されている訳です。
木曜の「前線・サイド」グループと「DF・ボランチ」グループに分けた「クロスシュート」練習は、この点に関連した練習でした。
「前線・サイド」グループの「クロスシュート」練習こそが、このロングカウンター派生「クロスカウンター」の一部分でした。
一方の「DF・ボランチ」グループのクロスシュート練習は、次項②で出て来る「組織的攻撃=攻勢局面」でのクロスシュート練習で、局面が発生する過程は、ロングカウンターの流れではなく、その後、コンサが攻勢=攻撃フェーズとなった場合、ショートパス交換やサイドチェンジの中から発生する「クロスシュート」であるため、別グループに分けた練習となったものでした。

②ショートパス交換・サイドチェンジの「組織的攻撃」
①のカウンターと並列し、
名古屋のお株・特徴「ショートパスサッカー」に、コンサも「ショートパスサッカー」戦術で対抗します。
そのポイントとして、
・相手に分り難いボールの持ち方、パスの出し方の工夫
・狭い中でボールを回すため、周りの状況の把握や素早い判断が必要
・前線選手は、細かい動きやキレのある動きをしたり、コンビネーションを入れて攻撃できる選択肢があればトライ
・素早いパスやワンタッチでの早い攻撃など、展開・プレイを激しく変化させ、相手を崩す、   を練習内容としています。
「狭いエリアでのパス交換」を成立させ、決定的ショートパス・スルーパス・ドリブルを駆使し、名古屋の「中盤~守備陣」を突破・崩壊させるもの。
そのキーは、
〇相手に分り難い=意図が予想されにくい「ボール保持・パス出し」、
前線選手に求めるコンビネーションを入れた攻撃、中盤~サイド~DF・ボランチとのパス交換で成立させようとする内容で、多数パス受け手候補の創出も重要ファクターとなります。
〇狭いエリアでも可能とする「状況把握・瞬時の判断」
〇素早いパス・ワンタッチパス=パススピード(パス自体・パス出しタイミングの両面)
〇展開・プレイ内容を激しく変化させる。(同一テンポプレイは名古屋選手が予想し易いプレイで、最も狙われるプレイ)

そのため、コンサの試合形式練習は、
「グリッドを狭めた<縮小フィールド>」で、選手間の密集度を上げて、その中でのパス交換成功、変幻のプレイ・展開で意表を突いての突破を成功させる練習を反復した訳です。

いずれにしても、名古屋の「中盤~守備陣」をショートパス戦術で、突破・崩壊させようとしています。

実は、フィジカル練習以外、全体練習は、この2パターン攻撃<ロングカウンター、ショートパス組織的攻撃>しかやっていない、と言える位徹底し、「正面攻撃」で名古屋を撃破する試合想定、という事ですね。

しかし、ほんの僅かしかなかった「枠内必須、GKの届かないポイントへのシュート全体練習」は、「個人練習」に代替との感覚・考え方は、どうでしょうね??練習メニューに入れ続ける事で「重要性」を全体に周知・徹底し、個々の決定率を改善する事になると思われますが・・・!!

本来、対戦用トレーニングは、起用候補全選手、
〇相手チームのストロングポイントとウィークポイントを事前把握
〇そのための対策=弱点・ターゲットを把握、その攻略対策を習得
で、スコアラーによる詳細で効果的な「対戦チーム分析」の共通認識・共通実践のための練習ですね。

名古屋は、強弱、長短が明白な・特徴の強いチームである分、対抗策も大きな効果を発揮します。
本日既に、名古屋対戦のため、「三重県練習地」に到着済みで、明日最終練習で対策完成となります。

複数得点獲得で名古屋に完勝しましょう!!
明日のトレーニングも頑張れ!

posted by yuukun0617 |20:22 |