コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年10月12日

〜進化〜 第29節横浜FM戦・リーグ現況をデータから

 シーズンも終盤戦となり、リーグ日程は、全チーム同一日から「消化数調整の変則形」が暫く続き、前節も、金〜日の3日間。最終の第32節〜34節には、日程による有利・不利とならない同一日、同一時刻開催の原則に戻そうと、リーグ事務局が知恵を絞っています。
更に、世界は「国際親善試合・代表日程」の2週間に入りリーグ中断です。
一斉開催は、
10/10-6ヶ国、11-20、12-16、13-8、14-4、15-6、16-36の計延96ヶ国、
11月も、11/11~20期間に、計42ヶ国と集中しています。
各国リーグ戦を一旦中断し、「代表モード」で国別レベルアップ期間です。
そのため、J1リーグも2週間のインターバル期間に突入し、各チーム、コンディション調整・戦術修正・戦力整備に取り組んでいます。
実は、
今シーズンの特異性は、
「複数回の中断期間発生」とその影響の「複数回の過密日程発生」で、
Jリーグ始まって以来初めての〈超大混戦〉現況の原因です。

本来の従来のシーズン展開では、
次節第30節はシーズン終盤で、各チームほぼ順位・リーグポジションが決まりかけ、その中、上位・優勝争いと下位・降格圏争いに奮闘チームが、上下各5チーム程度計10チームと、中位ポジションで次シーズンでの飛躍・成長を目指す8チーム程度に二分されるものですが、
今シーズンは、
上位〜下位の順位・ポジションは不確定・不安定で、残る5〜6試合で、一気に上位〜下位までが有り得る、リーグ全体「緊迫のシーズン」です。
前回中断期間と同様、今回中断期間でも、
「中断期間での劇的変化」を図るチーム、「苦境・問題点を解決できず更に深刻化」するチームが有りそうですが、ほぼ全チーム、〈コンディションリフレッシュ」でその後の過密日程克服・プレーレベルアップを成功させ、結果、更に、激戦、上位〜下位のチーム戦力差の縮小化、となり、シーズン最後の最後まで「大激戦・一瞬で順位ポジション逆転」が続行し、リーグは大盛況となります!

では、中断前第29節のポイントを、コンサ、リーグ全体対比で確認しましょう。
1.第29節試合データ点検
上位陣が軒並み敗戦・引き分けの「番狂わせ展開」が続出。
そのため、勝ち点獲得がここ3試合一進一退状態のコンサも「順位急低下」とはなっていません。また、降格圏は11位チーム~18位チームの8チームでは「勝ち点9以内」で、残り<5~6試合>で、連勝・連敗で一気に逆転状態。
ここ2節継続の「攻撃優先・得点力上昇複数得点・失点数増加」傾向は、一転、リーグ平均値まで収束し、「攻守バランス・得点力と失点阻止力」の勝負となりました。
その攻守バランスの「キー項目」があります。
シュート数でも、パス数でも、パス成功率でも、まして支配率でもありません。
キー項目は、
【シュート決定率】で、関連の「枠内シュート数」「PA内シュート数・PAシュート率」です。
攻撃では、「枠内シュート数」の多少が、「決定率」の高さを左右し「得点数」を決定しています。枠内シュートのため、よりゴールに近付く「PA内シュート数・率」が決定的具体項目となっています。
一方、守備では、「被枠内シュート数」=「被決定率」=失点数に直結となりますが、守備陣の要因は限定的で、攻撃陣のシュート精度の高低の問題で、「守備中心」での項目にはなり得ません。
リーグ全体・コンサを見ると、
枠内シュート数 チーム 得点 決定率 PA内数 PA内率 シュート数
1位 9本   横浜FM 2点 11.1%  8本   44.4% 18本
2位 8     柏    3  20%    8    53.3% 15
3位 7     浦和   1  6.3%    11    68.8% 16
4位 6     F東京  2  11.1%   10    55.6% 18
          清水  5   38.%    10    76.9% 13
          G大阪 1  7.7%    7     53.8% 13
7位 5     C大阪  0  0%    12    70.6% 17
8位 4     湘南   1  10%    6    60%  10
          磐田   1  9.1%    5    45.5% 11
          長崎   1  8.3%    8    66.7% 12
11位 3     神戸   1  5.6%    10    55.6% 18
12位 2     仙台   1  10%    4    40%  10
          川崎   0  0%    4    66.7%  6
          広島   0  0%    10    58.8% 17
          鳥栖   0  0%    17    63%  27
16位 1     コンサ  1  12.5%   5    62.5%  8
          鹿島   0  0%    6    66.7%  9
          名古屋  1  0%    5    41.7%  12
〔ポイント〕 
①サッカーの見せ掛けの数値:シュート数は、何の役にも立ちません。それ以上に「シュート数至上主義(攻撃の良否基準とし、多ければ高い攻撃力との考え方)への転落」は「攻撃の改善・成長・進化」の阻害要因そのものです。最多シュート数チームは鳥栖の27本で、僅か枠内2本しか無く、当然得点獲得は不能「0」が象徴です。
②枠内数順に並べましたが、ほぼ得点数に連動しています。=得点獲得は枠内数アップに掛かっている。
しかし、例外としてC大阪は、5枠内数に拘わらず得点獲得失敗で、「GKの届かないポイント・タイミング」とのシュート決定力原則を無視する「シュート精度・シュートテクニック」で前線シューター選手の「個の問題」で、今節だけでなく、今シーズン通して悩んでいる課題です。
③コンサは、
「たった1本しか打たなかった枠内シュート」で「1得点獲得」は「奇跡・偶然・好運」のラッキーな得点、という事が現実・真実で、「前節での良かった点・ジェイの得点」では全くありません。
多数のシュートチャンス、少なくとも「8本=8回」チャンスがあり、その中、「たった1本しかゴール枠内に出来なかった点」が、問題の中心・本質・現実です。~→シューターが責められて然るべき酷過ぎる・低レベルプレイで、これまでも、指摘し続け、解決未放置として来た「ツケ」そのものです。
④この課題は「プレイ精度」課題ですが、「シュートテクニック」=「選手個々の能力」・差の課題で済ませるものではありません。
【全選手共通で取り組み可能】で【枠内や、GKの届かないポイントへシュートは意識・プレイ意識課題】で、その改善は、即効性の高い、即座に効果を出せるトレーニングで十分ですが、監督・コーチの認識そのもので、各チームで「酷いレベル差・改善の有無」を発生させています。(・・鳥栖・C大阪?)
「守備中陣・主導」とのコメントは良くありますね。
しかし、シーズン終盤戦では「勝ち点3」を目指す闘いへ変化しています。そのため「勝ち点1でも可・十分」とのシーズン序盤の発想はあり得ませんし、本当に「守備主導」させるチームがあれば、シーズン終盤では「劣後・順位転落」にしかなりません。現実には、「掛け声」だけで、全チーム「得点力アップ」しか見ていません。
⑤しかし
前節、驚異の状態が発生しています。
「攻撃型」チームが低迷。
コンサに競り勝った「横浜FM」と「清水」以外は、広島・川崎・名古屋・浦和がコケて、敗戦か引き分けています。コンサも攻撃型のコケ組ですね。
この原因こそが、「シュート精度低下・低迷」にあります。

2.次節以降~シーズン終盤の闘い方
既に点検の通り、ここからの「5~6試合」は、
「攻撃最優先・得点取り合い試合での競り合い勝ち」しかありません。
極端な言い方ですが、守備構築は「現在守備力」で十分で、チームのトレーニングは「攻撃力・得点力」向上にのみ集中です。
「個々の選手の精度アップ・特にシュート精度改善」が主力です。

≪相手選手による激しいチェックの中での≫
GKソンユンのフィード・パス精度のトレーニング
DF陣・ボランチ陣のビルドアツプ力トレーニング
サイド・前線のフィード受け手力、クロス精度アップトレーニング
全選手連動するショートパス交換精度アップトレーニング
最後が、
前線・サイド・ボランチ・DF、で全FPのシュート精度トレーニング

に尽きます。

試合形式で、相互に激しくチェックの中、真剣勝負の「個別トレーニング」による「チーム全体と個々局面選手精度アップ」に、コンサの最終順位・ポジションが懸けられています。

3.次シーズンのため
既に、レンタル選手;駒井・三好・菅野 の3選手の完全移籍契約変更交渉が始まっている事でしょう。
3選手とも、コンサでは大活躍ですが、世間的・外界からは「大活躍・大爆発」との評価までは達せず、「順調に成長中程度の評価」でしょう。「完全移籍の可能性は十分在るもの」と考えます。
しかし、ここ2年、「レンタル→完全移籍へ変更」選手は、福森以外の選手は「故障・戦術不適合」の戦力外との結果でした。前年の活躍への「論功賞」としての「完全移籍・複数年契約」は、翌年シーズンの「飛躍・成長」となる「年齢・経験・素質」次第です。「気持ちの上ではその通り」ですが、安易な、感情論では無いですね。

来シーズン導入・開始のJリーグの「外国籍制限撤廃」はやはり濃厚な展開の様で、各チームとも「全世界を対象に選手発掘・候補化」に邁進し、その結果・成果が次シーズンに直結・直撃となるもの、とのコメントを中断期間明けの「激しい選手移籍・Wクラス選手加入」で記載していました。
その通りの展開が進行している、との事ですね。
コンサは、酷く立ち遅れ状態ですが、「新選手候補ボリビア系オランダPSV選手」をテスト中で、試合起用5選手に拡大用に、AFL枠と提携国枠のソンユン・チャナティップの制限外以外、外国籍ジェイ・ミンテに続く、3選手が必須です。しかし、コンサには大前提・条件がありますね。「ミシャ戦術適合性」で、「能力・年齢・フィジカル」の3拍子条件があります。
意外に高い条件で、例えば「Jリーグ経験・活躍のベテラン選手」は条件外多発となりそうです。
そんな状況の中、「有力国内選手」は更に「激しい争奪戦」となりますが、ここでは、コンサはポテンシャル持ち「優位」です。その理由も「ミシャ戦術とミシャ監督での指導・成長・実践」への願望で、多数選手獲得が可能です。
次シーズンの国内選手移籍市場の目玉チームは「ミシャコンサ」となり得ます。
ここも、大きな視点で、有力・高能力選手へ逸早くアプローチが、現時点での最重要ポイントで、「社長」出番ですよ~!! ですね。
(柏の伊東純也、広島柏、クラスです・・!!)

でも、外国籍5選手+外国枠外2選手で7選手が埋まり、残り4選手しか国内組しかない、となり兼ねません。(ジェイ・ミンテ・あと3選手+ソンユン・チャナティップで7選手、国内4選手・・となります)
11人中「国内4選手のみ」は、行き過ぎ気味で、かなり複雑ですね。
しかし、リーグ全体の推移・流れに逆らう・逆行する、という訳にも行きません。複雑ですが、しっかり、真っ先に進行すべきですね。

posted by yuukun0617 |13:03 |