コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2018年07月25日

~進化~ データ確認;第17節リーグ概況とコンサ・次戦対戦名古屋

昨日、シーズン定例日程に、一時的に戻り「全面オフ日」。前2試合・今後連戦もあり、100%回復で「次戦最高フィジカルコンディション」を期待します。

さて、先ずは、「リーグ選手登録第2ウィンドー」で、注目2リリース!

一つ目は、我がコンサ「ヘイス」のオランダ1部移籍。
元々のホームグラウンド-オランダリーグへの復帰。現状は、「運動量不足」からミシャ戦術に適合困難で、活躍が遠のいていたところで「コンサへの影響は限定的で、本人の為になる移籍」です。これまでの功績に大感謝と共に、次チームでの活躍を願いたいと思います。有難う・ナイスガイ!ヘイス!

もう一つが「鹿島・エース金崎の鳥栖への電撃移籍」。
現在降格圏・鳥栖の「なり振り構わない、必死の選手獲得」の一環ですが、大きな疑問点が2つ出て来ます。
「本人が鹿島を出て、神戸の誘いを断り、鳥栖に移籍した理由」と
「膨大な資金を使用している鳥栖の資金力・経営」です。

「金崎」は以前より、「ホームリーグはベルギーで、復帰希望高い」との観測・話題が続いていました。しかし、全く無関係な、同一リーグ鳥栖の選択は不可解ですね。そして、そんなに「鹿島に魅力・在籍意義を見出せなかった」のでしょうか。鹿島では、今期第2ウィンドーで「ペトロジュニオールと植田電撃移籍、鈴木優磨・昌子源の必死の残留措置」が大話題でしたが、次々他チームへ移籍・離脱が続出する理由がある、という事は証明されてしまいました。

もう一つの「鳥栖の資金力・経営」は、
過去チーム崩壊・破綻寸前まで至った原因が「過大選手獲得・保持を原因とする放漫経営」でしたが、現在は、未だまだ資金余力がある「超黒字経営」で、「豊田復帰、トレス・金崎は十分獲得出来るレベルまで資金・経営をランクアップ」させています。そのキーポイントが、
積極・辣腕社長の2011年就任、
その辣腕を「広告収入激増」と発揮、
2011/2.5億↗2014/7.9億↗2015/12.3億↗2016/16.3億と数倍増で、2015年度から完全黒字を拡大中。特に、サイゲームスCygames(携帯ゲーム社)とのスポーンサー契約が大きいです。
鳥栖は「人口75000人」の交通便にも難がある地方都市ですが、収益力とスター選手獲得の急拡大も可能との、リーグ成功モデルになろうとしています。コンサにも、学ぶところが多数ありますね。

では本題に。
1.公式データ値からみる第17節リーグ概況
ここでは、公式数値から、前節の各チームの闘いを点検してみます。
【全体数値】
①支配率 =「パス戦術」度を表示する数値になって来ました。
<上位>1位 横浜66.1%×-2位神戸65.7%×-3位コンサ59.3%△-4位G大阪55.9%×-5位川崎55.1%〇-
<下位>-14位長崎44.9%×-15位清水44.1%〇-16位磐田40.7%△-17位湘南34.%〇-18位F東京33.9%〇
・・完全に「高支配率=積極攻勢」チームが敗戦傾向、「低支配率=カウンター・守備型」チームが勝利傾向が明白です。
リーグ全体で「パスサッカーVS守備中軸カウンター・リアクションサッカー」どちらかを問い続けていますが、
結果は、「リアクションサッカー」優勢の結果である事は認めるしかない現状ですね。
②運動量
・走行距離
<上位>1位湘南〇-2位磐田△-3位コンサ△-4位清水〇-5位川崎〇
<下位>-14位横浜×-15位柏×-16位G大阪×-17位鹿島〇-18位川崎〇
・・川崎・鹿島の様な例外チームもありますが、
上位チームは「勝利」、下位チームは「敗戦」傾向で、「走行距離」が「勝利の条件」傾向です。
・スプリント
<上位>1位湘南〇-2位F東京〇-3位磐田△-4位浦和△-5位コンサ△
<下位>-14位広島〇-15位仙台〇-16位長崎×-17位川崎-18位名古屋△
・・意外ですが、スプリント数の大小は、勝利・敗戦とは連動していません。
チーム毎のプレイ特徴に連動する内容で、試合を決定付ける項目ではない、という事です。
【攻撃】
③30m(Aエリア)侵入回数=攻撃回数=攻撃姿勢
<上位>1位横浜×-2位浦和△-3位鳥栖×-4位川崎〇-5位柏×
<下位>-14位清水〇-15位磐田△-16位湘南〇-17位仙台〇-18位F東京〇
<コンサ>11位△
・・驚きの数値!!完全に、攻撃回数が多い<上位>チームは「敗戦」傾向、<下位>チームが「勝利」傾向でした。「常識的には、攻撃回数が多ければ勝利の確率が上がる」との認識が多いですが、完全に否定されています。
「単なる攻撃回数の増加は、勝利直結とはならず、少ない攻撃数・機会に集中し得点獲得とする戦略が勝利直結」という事です!!
シュート数=原則チャンス機会数となる筈ですが、どの位置まで侵入・突破したシュートかが加味され得点獲得力となるものです。
<上位>1位川崎〇-2位鳥栖×-3位F東京〇・浦和△-5位鹿島〇
<下位>-15位横浜×・磐田△-17位湘南〇・仙台〇
<コンサ>12位△
PA内シュート数
<上位>1位広島〇・鹿島〇-3位鳥栖×-4位F東京〇・川崎〇
<下位>-14位仙台〇・横浜×・G大阪×-17位湘南〇-18位磐田△
<コンサ>9位△
PA内シュート率
<上位>1位コンサ88.8%△-2位広島〇-3位鹿島〇・神戸×-5位清水〇
<下位>-14位川崎〇-15位浦和△-16位湘南〇-17位G大阪×-18位磐田△
枠内数
<上位>1位鹿島〇-2位広島〇・F東京〇-4位鳥栖×
<下位>-15位柏×-16位長崎×-17位仙台〇・神戸×
<コンサ>7位△
決定率
<上位>1位湘南〇-2位鹿島〇-3位F東京〇-4位横浜×-5位柏×
<下位>0%12位コンサ△・磐田△・名古屋△・神戸×・広島△・鳥栖×・長崎×
・・通常は、PA(ペナルティエリア)内シュート数・率が多い・高い程、よりゴール近くでのシュートとなり「決定率・得点数」が上昇し、「勝利率上昇」となります。この通り、シュート数と言うより、PA内まで突破したシュート数と連動する「決定率」がキーポイントで、原則は<上位>が「勝利」傾向です。
⑤パス数
<上位>1位横浜×-2位神戸×-3位川崎〇-4位名古屋△-5位コンサ△
<下位>-14位C大阪△-15位清水〇-16位磐田△-17位湘南〇-18位F東京〇
・・①支配率と同様に、パス数は「勝利・敗戦」とは相関しません。
同成功率
<上位>1位名古屋△-2位横浜×-3位川崎〇・神戸×-5位広島〇
<下位>-14位仙台〇-15位C大阪△-16位F東京〇-17位湘南〇-18位磐田△
<コンサ>11位△
・・これも驚きの数値!!当然「パス成功率=基幹プレイ精度で、高い程、プレイ精度が高い=勝利確率上昇」の常識がまたまた外れています。<下位>チームが「勝利」の傾向。「パスサッカー」チームには「パス精度」は生命線ですが、「リアクション・カウンターチーム」では「パス精度は無関係で、速攻の成否のみがポイント」となっていて、現在リーグ動向は「リアクション・カウンターチーム優勢」である事が原因です。
【守備】
⑥被シュート数=被攻撃回数=被シュートチャンス構築力=中盤守備力
<上位>1位神戸×・鳥栖×-3位コンサ△・F東京〇-5位川崎〇・湘南〇・磐田△
<下位>-14位柏×-15位横浜×・C大阪△-17位仙台〇-18位神戸×
・・<上位>が「勝利」、<下位>「敗戦」傾向。
⑦被決定率=シュート得点阻止率=DF・GK守備力
<上位>1位コンサ△・仙台〇・川崎〇・湘南〇・磐田△・名古屋△・広島〇
<下位>-14位鹿島〇-15位F東京〇-16位横浜×-17位柏×-18位神戸×
・・特に<下位>は「敗戦」直結。

総括すると<リーグは、守備中軸・カウンター戦術が優勢。川崎・コンサ等の「パスサッカー・アクション戦術」がその壁に挑む>現状です。

2.コンサと名古屋
・支配率  コンサ3位 〇 名古屋 7位 △
・走行距離    3位 ◎    15位 ×
・スプリント   5位 ◎    18位 ×
・30m侵入  11位 △    10位 △
・シュート数  12位 △     9位 △
・PA内数    9位 △     9位 △
・PA内率    1位 ◎    11位 △
・枠内数     7位 △    10位 △
・決定率    12位 △    12位 △
・パス数     5位 〇     4位 〇
・パス成功率  11位 △     1位 ◎クロス数    7位 △    17位 ×
・同成功率    8位 △    18位 ×
・被シュート数  3位 〇    13位 △
・被決定率    1位 ◎     1位 ◎

チームスタイルは同類系の「パスサッカー戦術」。
「ミシャスタイル・戦術」に対して「風間スタイル・戦術」で、現川崎の原形スタイル。完全に機能すると「川崎同列の強烈チーム力」。
しかし、「保有選手の適合・継続」が不安定で、依然として「大量離脱・加入」を繰り返し、低機能状態が続いています。
名古屋の前節(現況)数値からの優位数値は、「パス精度(成功率)」程度で、多数項目で「コンサ優位」。
データからは、コンサ有利・優位を示すものです。

posted by yuukun0617 |13:12 |