コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2017年08月06日

~進化~  第21節「横浜FM戦」 事前点検

前試合の余韻は、菅とチャナティップのクリアースコアーだけにして、次戦へ切り換えです。

コンサは、強力戦力を準備できた場合は、ジャイアントキラーの姿となりますが、1選手でも戦力ダウンしてしまうと、途端リーグ下位の戦術・試合展開・戦力のアタフタチームの姿となります。
いかに、リーグ水準選手を試合起用出来るかが、試合の成否に直結する現況。
「貧弱な選手層」との現実を思い知らされる敗戦が多発します。

更に、本来のシーズン育成戦略である「超守備的戦術からの速攻・攻撃の攻守のプレイ精度・スピード・強度の向上を、練習~実戦のシーズン展開の中で追求し、戦力アップ・選手層良化を図る」との大方針を思い付きで変更し、「理想の戦術」を夢想して「システム変更」をし、実戦すれば、当然、前試合の通り、ボコボコにされるのは自明の理。
監督も凝りませんね・・・!能力の問題だから、致し方ありませんが。

次戦対戦相手は、順位以上に強烈・強力なチームです。
第10節の鳥栖戦敗戦を最後に、10試合連続無敗戦を継続中で、特に、リーグ最少失点17失点の驚異的な強力守備力で、コンサの31失点比△14との圧倒的な守備力の差となっています。つまり、≪決して負けない戦略=最少失点に抑え、それ以上得点し勝利とする≫試合方針・戦略を展開中です。

そんな対戦相手に対し、十分な戦力を試合起用のため整備し、堅守・速攻を極め、ジャイアントキラーとなりましょう。

では、対戦チーム点検です。
1.現況
順位4位 勝点37(首位へ7差)11勝4分5敗 27得点17失点得失差10
コンサ
順位15位 勝点19       5勝4分11敗 19得点31失点得失差-12

リーグ最強の守備力(失点阻止力)で、現順位の源泉です。
得点力は、3得点-3試合、2得点-6、1得点-6、0得点-5と、複数得点試合は45%にとどまり、決して高得点力ではありません。しかし、ここ10試合無失点試合は無く、確実に得点獲得する得点力を保有しているものです。
戦績詳細データは、
〔攻撃〕
攻撃回数12位(コンサ12位) 
シュート数12位(同11位) 同枠内率39.4%・2位(同25.2%・18位)
成功率8位(同15位)
パス数8位(同17位) 同成功率82.5%・4位(同74.2%・14位)
クロス数11位(同5位) 同成功率12位(同15位) 同得点4位(同9位)
セットプレー得点11位(同5位)
特筆の数値は殆ど無いですが、【高枠内シュート率】が毎試合確実得点の理由。しかし、成功率8位が高得点力とはならない理由です。10本中4本枠内は、大きいですね。
一点特筆が、ドリブル得点4点(同0点)で、斉藤学の得意得点パターン。
〔守備〕
被攻撃回数5位(コンサ6位) 
被シュート数15位(同11位) 被成功率=シュート阻止率1位(同13位)
クロス失点4位(同9位) セットプレー失点4位(同6位)
スルーパス失点1点(同5点)
基本的に、
被成功率=シュート阻止率は驚異的数値で、強力守備力データ値です。
被攻撃回数・・全体守備力
被シュート数・・被シュートリスク機会数で、シュートまでの守備力(前線~MF)
被成功率・・シュート阻止で、DF・GK守備力  
を数値化しますが、
前線~MFまではリーグ中位以下守備力ですが、【最終ラインDF・GKでの傑出守備力】を示し、全体守備力水準を上昇させています。
コンサは、前線~MF~最終ラインDFまでリーグ下位水準で、リーグ13位の守備力という事です。
〔基本項目〕
支配率49.9%・8位(コンサ44.9%・14位)
運動量9位(同4位)  スプリント数14位(同16位)
リーグ平均水準で、決して突出の優秀数値ではありません。
2.戦術・試合展開
システム戦術は、一貫して【4-2-3-1】本来は攻撃的バランス型で、ハイポジション布陣・サイド攻撃・パスサッカー主体の高目ボール支配率による、積極的試合展開戦術。
しかし、本来型とは、ちょっと異なります。
支配率はほぼイーブンで、相手チーム戦術次第で上下。
陣形布陣ポジションは、基本、
守備ラインの高さ 38m(コンサ37m)・・M3rd下位置、やや低め
縦コンパクトネス(FW~DFの距離=縦の陣形密集度数値)30m(同28m)
パス数は8位の程度、但し高成功率です。
チームスタイルをコンサと対比してみると(F.LABの指数使用)
   セツトプレー 左サイド 中央 右サイド ショートカウンター ロングカウンター
横浜   48    57   42※  49※   38    45
札幌   54※   64※  39   36    42※   48
しかし、ゴール率を加味すると
横浜   2.5%※  2.3%※ 5.3%※   0%     3.8%※   2.0%※
札幌   1.9%    1.0%  3.0%     0%      0%     1.9%
どのパターンも、コンサが劣後しています。
右サイドは「斉藤学」サイドですが、両サイドに中央突破も機能し、中央からが最得点パターンです。コンサは、左サイドとセツトプレーしか機能していないのがデータ値で露呈されています。

つまり、最終強力ラインでシュート阻止・クロス・セツトプレーも跳ね返し、攻守切り換えからは、両サイド・中央の全経路から、ロングカウンター55%・ショートカウンター45%とドリブル突破の、スピード勝負でシュートチャンスを構築し、高枠内シュート率で、毎試合得点獲得、最少失点で、≪負けない試合≫を展開する戦術です。

3.選手
シーズン前の大量移籍・流失を補う新規加入主力級7選手中、6選手が試合起用選手となり、成功。残留主力選手と合わせ主力22選手を、過度な固定集中化を防ぐローテーション選手起用にて、故障離脱は2選手に止め、毎試合強力戦力を維持・継続が、ここ10試合敗戦無しとの好戦績としている主因ですね。
しかし、前試合で、主軸の中澤・天野に不良個所が発生、回復次第で、次戦コンサ戦では欠場・代替選手もあり得ますが、少なくとも鉄人中澤は、たとえ故障があっても、強行出場・活躍がありそうです。
因みに、次戦コンサ戦の起用メンバーを予想すると

          富樫
 マルティノス バブンスキー 斉藤学
      扇谷     中町
 山中   デゲネク  中澤   松原
          飯倉
  SUB;
  ウーゴヴィエイラ・前田直樹・喜田・金井・パクジョンス・新井

  と言う所でしょう。
 
強力DF デゲネク・中澤は、ジエイ・都倉しか通用しないですね。
前回対戦で痛い思いをさせてくれた斉藤学・バブンスキーも、対戦相性の良さから、起用必須でしょう。前回、途中まで斉藤を抑え込みましたが、決局、サイドからのクロスとドリブルに遣られ、3失点。  今回、同じパターンは絶対阻止です。



posted by yuukun0617 |19:41 |