2016年05月24日
~進化~山口戦 事前点検-山口を調べよう-
さて、いよいよ”最大の難敵”山口戦。
恒例の事前点検・分析です。
2015年JFLから参入し、開幕から爆発的な得点力を見せてJ3リーグを席巻し1年でJ2昇格し、町田と共に現在のJ2大混戦を産み出した”張本人”チームですね。
現在、順位5位 7勝3分4敗 得点21点 失点19位 得失差2 で、
J2最得点チーム(1位)の得点力を武器に、高い戦績獲得となっています。
最大の特徴が、【完成されたチームスタイル】です。昨日ブログで、J2チーム分類『①一定レベル形やスタイルを持っているチーム、②元々形やスタイルはあったが、保有選手の変化(移籍等)、戦績低迷等から改定中チーム、・・・』での①チームの代表格です。
チームスタイルの特徴は、
①高いボール支配率(ポゼッション) ・・・55.7% J2ダントツの1位
②プレッシング戦術(高い位置でボール奪取し攻撃に切り替え)を軸に
⇒≪ボール奪取から10秒未満でシュートに至った割合が突出して高く36%≫
J1川崎・浦和・柏・横浜FMの高支配率チームと比べてもダントツ1位
*通常20秒以上が多いが、はるかに速いシュートとなっています。
⇒≪A3rd(アタッキングサード)で、敵陣侵入からパスまでの時間最短クラス≫
=トラップからパスまでの平均時間が非常に早く、特に1秒未満にパスを出す
割合が高いです。
また、A3rdへのワンタッチパス成功率も50%以上で、ゴールに近いエリアで
スピーディーなプレーを展開し、更に、約3割の確率でシュートへ至っています。
③ポジションチェンジと動き直しの連鎖
激しいポジションチェンジが行われ、更に、パスの受け手があらゆる位置で受け、
相手の守備陣の混乱を作ります。
つまり、山口の選手とボールの動きを捕らえるのに苦労し、
相手の接近した守備プレー(被タックルや近距離での被ブロック)、
シュートのGK以外のブロック、
マークが追い付いていない状況、を作ろうとします。
更に、ゴールに結び付ける高いシュート決定率、特に高い枠内シュート率で、
プレースピードの変化とポジションチェンジで相手の守備網をかいくぐり、フリーで
シュートを放つ状況を生み出す、という内容です。
④上記より、当然の結果、大量のパス交換⇒大量のシュートチャンス⇒大量シュートで、
シュート数 J2ダントツ 1位 ⇒得点J2 1位となる訳です。
⑤今シーズンでの得点者も、コンサ5人(平均より確かに少ないですが..)に対し、
なんと! ≪10人≫・・??ビックリしますね!
③の通り激しいポジションチェンジで、シュートエリアにはあらゆる方向から、
あらゆる人が入り込み、得点!、という事。
ここまでは、口があんぐりと開いたまま..閉め忘れてしまう位..ですが、
⑥失点も大量です。(⇒当然、得失差も僅か〔2〕だけです)J2で14位。
失点パターンは、50%がセットプレー。マークずれ・高さ不足が原因。セットプレー
の誘因要因は、攻守バランスが攻撃に偏り、また高いラインがリスクとなる中、
パスミス・パスカットから、DFライン裏の大きなスペースへのカウンターです。
⑦システムは、【4-1-4-1】アンカー型が主戦術で【4-2-3-1】と併用し、
相手チームにより使い分けています。アンカーによる≪バイタル制圧≫と≪A3rdへの
パス供給元≫がキーポイントです。③の通り、激しいポジションチェンジで、合わせ、
システムも試合の中で激しく変化していきます。
⑧選手の【共通理解と連携が完成形に近い】レベルまで高く、誰が出ても変わらず活躍。
⑨敗戦試合の分析です。システム戦術からは、
【4-4-2】2敗・・多数シュートが得点とならず、裏を取られる
【5-1-2-2】2敗・・アンカーを抑え込まれパスカット多発、パスサッカー封じ込め
(【3-3-2-2】システムで、守備時【5バック】ですね)
【3バック】型チームは、上記【5バック】に加え【3-4-2-1】型2引き分けで
勝ち試合無しで、【守備主軸型】戦術チームを苦手としていますね。
以上、良い点を挙げると、コンサでも達成出来ていない内容まであり、本当に”難敵”=実は、J2最高強力チームです。 溜息もの..ですね!
コンサの総合力を、
『堅守は本物か否か=J1で通用するのか否か』
『カウンターは本物か否か』(ポゼッションは全くない状態でしょう..?!)
を 確かめる試合となりそうですね!!!
【 絶対に、何が何でも勝利です!!! 】
posted by yuukun0617 |18:20 |