2017年04月27日
~進化~ 第9戦「磐田」戦 相手チーム点検
さて、次戦4月30日まで、昨試合から中3日、前リーグ戦からは中7日。
明日が、試合起用選手選考TG、明後日は、移動前の短時間練習ですね。
昨試合起用選手は、特に、リカバリーの速い選手以外は、次戦起用困難ですね。
次戦「磐田戦」は、今までの「野々村VS名波対決」のマッチポイントは、
「中村俊輔チームVSコンサチーム戦力」と大きな変化となりました。
現在、磐田は劇的に変化し「中村による、中村のための、中村のチーム」です。
ピッチ内の他の10人は、攻守ともに、中村のプレーを中心に、構成されます。
=【中村へボールを届ける守備、中村からのボールによる攻撃】がチームコンセプトです。
現在の中村俊輔は、実は低下している項目はごく一部で、殆どの項目は海外所属・代表時と同レベルを維持しています。(低下項目は、たった1点。「リカバリー日数」が延びた点のみ、と思います!)
その様な「多項目Wクラス維持」の点では、「小野・稲本」も全く太刀打ちできません。
所が、前所属「横浜FM」でも、選出されませんが「代表」でも、「中村俊輔」を中心とするチーム作りは、「年齢」を理由に、実現されなくなっていました。
そこに、磐田監督「名波」の凄いところですが、「中村俊輔」中心としたチーム構築を実現させたのです。そして、それに「中村」本人も応え、現実のプレーとして、「磐田」がチームとして、進化させ始めています。
では、少し個別内容を点検してみましょう。
1.現状
順位6位 勝ち点13 4勝 1分 3敗 11得点 7失点 得失差+4
このままのペースで、シーズン進行させると、(8戦目・・✖約4倍で34試合・・)
順位3位 68 16勝 4分12敗 44得点28失点 得失差+16
2016シーズン
順位13位 36 8勝12分14敗 37得点50失点 得失差-13
劇的変化との予想です。
得点+7点 失点-22点 と攻守に大進化ですが、実は、失点数が44%も減少。
攻撃力とともに、守備力が劇的に改善されています。
〔攻撃データ〕
・攻撃回数 2016・・124.8回(5位)⇒2017・・121.5回(15位)
・シュート 2016・・13.4本(7位)⇒2017・・11.4本(12位)
〇ゴール数 2016・・1.1点(10位)⇒2017・・1.4点(3位)
◎成功率 2016・・8.1%(15位)⇒2017・・12.1%(6位)
攻撃回数・シュート数は減少しても、
「決定機」率が増加し「成功率・得点数」増加しています。ラストパス精度です。
〔守備データ〕
◎被攻撃回数 2016・・127.2回(16位)⇒2017・・126.4回(7位)
〇被シュート 2016・・13.9本(12位)⇒2017・・12.4本(9位)
◎被ゴール数 2016・・1.4点(12位)⇒2017・・0.9点(1位)
◎被失点率 2016・・10.1%(12位)⇒7.1%(1位)
全項目、大幅改善し、失点の少なさリーグNo.1です。
2.戦術
①システム
今シーズンの選択システムは、昨シーズンと同様に対戦相手で使い分け、
「4-2-3-1」・・6試合 2勝1分3敗 6得点
「3-4-2-1」・・2試合 2勝0分0敗 5得点
特筆は、「3バック」チームには、「4-2-3-1」を全選択し、「システムマッチアップ型」は選択しない点です。
今シーズン、「3バック対戦」は、「仙台戦」で、「0-2」で敗戦でした。
②戦術
支配率は「低め」戦術ですが、DFラインは、高めを維持し、縦コンパクトネスを短くした「縦に密集し、比較的ワイドな守備」とし、「ボール奪取」から、長短の高精度パスを「中村俊輔」経由で展開し、「決定的な得点獲得局面」を「シュートポジションに飛び込む多様なポジション選手」が多数ゴールを獲得するもの。
攻撃のポイントを「決定的局面」構築に置いた戦術で、
ラストパスは、中村12本を筆頭に、ボランチムサエフ6本・同川辺5本・FW川又5本・SB櫻内5本・同宮崎4本・WHアダウィトン3本と、7選手から供給されますが、その前には、必ず中村が関与しています。
得点者も、最多得点2点に、FW川又・トップ下中村・ボランチ川辺・同ムサエフの4選手、
1得点は、WHアダウィトン・DF大井・森下と、7選手で、絞り込みは困難です。
全員攻撃・全員守備です。
3.個別データ(レベルを確認するためにコンサを対比してみます)
磐田 コンサ
①シュート 12位 10位
枠内 16位 11位
成功率 6位 16位 ※
②パス数 14位 17位
成功率 14位 12位
③クロス数 14位 2位 ※
成功率 3位 1位
④DFK・CK 12位 11位
⑤タックル 9位 13位
⑥クリア 9位 2位 ※
⑦インターセプト 8位 8位
⑧30m進入数 16位 12位
⑨攻撃回数 15位 18位
⑩支配率 17位 15位
⑪運動量 4位 7位
⑫スプリント 12位 14位
実は、コンサを比較対象にした理由がありました。
12のデータを比較すると、実は、各項目(順位データ)が凄く同水準である、という事です。システム・戦術は相違していましたが、実際のプレーは最も近いプレー水準である事を証明していますね。
4.メンバー
「中村」選手は、テクニック・メンタル・経験・戦術眼とピッチ内頭脳は抜群ですが、驚くのは、フィジカル数値の高さで、運動量・スプリント数は、コンサ兵藤と同レベルで、少なくとも、毎試合、起用選手の中では中位を実現し、磐田の全試合出場7選手の一人です。
超ベテラン選手で、フル出場を自らに課せている数少ない「強フィジカル選手」です。
メンバーは、
12選手放出し、8選手加入でしたが、「中村俊輔」・「川又」「高橋祥平」の3有力選手を獲得。(ちなみに、移籍12選手で、J1リーグへの移籍は「ゼロ]でした)
既存戦力による「戦術・戦力」に「有力選手」により、革新を行う、との戦略。
今シーズン起用選手は、「スタメン固定」「特定選手集中起用」で展開しています。
全試合(8試合)起用
GKカミンスキー、DF大井、SB宮崎、MF中村・川辺、FW川又、交代MF松本
7試合起用
MFムサエフ・交代松浦
6試合起用
DF森下、SB櫻内、MF太田・アダウィトン
しかし、ここに来て、大事態。守護神GKカミンスキー・ボランチムサエフが故障離脱。
この対応が、急上昇中「磐田」の懸念点・ターゲットとなり得ます。
以上 躍進「磐田」のチーム点検でした。
posted by yuukun0617 |20:10 |
スポンサーリンク
スポンサーリンク
この記事に対するコメント一覧
Re:~進化~ 第9戦「磐田」戦 相手チーム点検
仙台戦は0対1ですよ。
posted by おせっかい| 2017-04-27 23:02