2022年05月15日
一筋縄ではいかぬ世界
昨日の試合のことを振り返るのではない。 その時間帯は、直接触れる状態にはなく、あとで経過を知って無視するに限ると決めたので。
昨日の個人のメインは、午後2時からのkitaraでの札響のコンサートである。 名曲シリーズとしては、今シーズン初。指揮はこの4月から札響正指揮者に就任した川瀬賢太郎であった。 あえてここで取り上げるのは、その場面場面で特筆したいことがあったからではある。
今シーズンの名曲シリーズでは、開演前に指揮者のプレトークがあるのだが、まずそこからしてあった。 マイクからの声が小さいとのクレームが最前方からあったらしい。 で途中から声が大きくなって。 当初は正指揮者就任披露として組まれたのであるが、先月のhitaru定期で代役指揮をしたため、ちょっと間抜けなことになってしまったのではある。
なるほど、いろんな楽器の音が楽しめるプログラムではあったかと。 1曲目、ラヴェルの「マ・メール・ロア」 今迄生で聴いてきた中では一番良かったような。というか、これに関してはこれ以上の書きようがない。 2曲目、プロコフィエフの「ピーターと狼」 昨年、旧北海道四季劇場でやった時以来2度目の遭遇。その時のナレーションは森崎博之と東李苑だったな、と。森崎の顔の大きさが、東の倍くらいあったという大げさでない感想を思い出した。 3曲目、R.シュトラウスのホルン協奏曲第1番 昨日の最大の収穫であった。指揮者が今回のソリストに昔ほれ込んでCDを買って、今回共演できることの喜びの話をしていたのだが、なるほどこれは凄い。 加えてアンコールにメシアンの曲をやったのだが、これが超絶技巧でもその点では過去最高レベルの遭遇か。 これだけでも何杯でも飯が食える話。 その後壇上にいた金管奏者のツイートがその衝撃を語っていたのだが、勿論首肯する話である。 4曲目、ラヴェルの「ボレロ」 今更説明不要だし、何度も聴いていた曲ではあるけれども、ちょっとしんどかったかな。というのも、あのリズムを小太鼓以外で刻む場面が何度かあるのだが、少なくとも4件スッキリいかない状況になってヒヤヒヤだったのである。 その前のアンコールの影響があったかは不明だけれども、妙に動揺を感じた次第。
まあとかとかあっても全体的には満足ではあった。 そうそう書き忘れていたことがあった。 最初団員が入場時、壇上でただならぬ空気が支配する場面があって。 後で当該者のツイートから、弓が折れ曲がるという珍事が発生したようで、いやはや実は最初から色々起こる先駆けだったのかねえ?
さて休日なのに早い投稿なのは、この後に予定されている行動に備えてはいるからではある。 そのことについては明日にでも。
posted by akira37 |04:30 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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