2021年01月28日
言葉の軽さ
普段形のないものを商売道具にしているものにとっては、説明そのものが命だから、言葉使いには慎重になる。 昨日は某所の不作為の解消のためにあちこちに調整すべく、考え表現しての繰り返しだったから、余計に神経を使っていつも以上の疲労に至ったりしていたのだな。 一方で10年以上も同じ業務をしつつも、ちっとも成長しないのを間近に見れば、それはそれでまた魂が消え入ることでもあるのだがね。
個人的には極力「思う」という表現を使わないようにしている。 簡単に言えば、弱いし逃げの部分が出るから。言いきらないとダメだということでは、極力出そうになれば他に置き換える等の工夫も必要だし。 自信を持って言えないのであれば、商売的にもどうなの?の世界だからね。 放送でやたら出てくるのを聴けば、時にプロとしてどうなの?ということも少なくないが。
さてあまり耳にしたくないが、昨日の国会での答弁の中でトップが「承知していない」というのを用いていたのを目にして(たいていは音声で聴くのが嫌なので字幕スーパー頼り)、あれ?と感じたことであって。 これでちゃんとした回答のつもりでいたようなのであるが、これではむしろ自身への不作為の証明になってしまわないのか?と。 詰まる所、自身に正確な内容が伝わっていないので答えようがない、のでは意思統一が大事な世界にあっては、まことに由々しき状態ではないのか? まあこれにとどまらず、昔から簡単なフレーズで逃げを打ってきたことの結果だとも言えるのだろうが、これでは会話にすらなっていない。 また恥ずかしい事象をさらしているという状態であることの認識には至らないのだろうかねえ。
夜の飲食店営業自粛や外出の抑制を言っているそばから、自分らは特別とばかりで歩いているのは、何ですかね? そして仕事場であるところで、爆睡している様というのもどうなんだろう。 瞬間的に落ちるならともかく、そんなにしんどいなら欠席した方がまだマシ。 いやこんなことした、通常の会社であれば即刻クビにされてもおかしくない案件ですがね。 こんなところにも「特権階級」だと言われてしまう要素があるんだろうな。
さてさてどうにもあの世界では言葉が重要なはずなのに、まともに答弁ができない人がトップというだけで、絶望的でしかないのだけれどもね。 と今朝も疲労を抱えたままの起床で、今日も困難な処理に向かうのですよ。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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