2019年10月30日
オワコン
本題の前に。 昨夜就寝時にずっと懸案事項としていることの解決策になるかもしれないアイデアを思いついてしまったものだから、体が興奮状態になって眠れなくなってしまった。 疲れさすために起き上ってTVを見たりしていたものだから、いつもより1時間以上不足のまま起床。この先が思いやられる状態になっている。
某方面でよく使われる言葉。「終わっているコンテンツ」の略称。 これを思いついたのは、五輪というモノについてなのである。これはオワコンではないのか、と。
承知の通り、札幌で2020東京五輪のマラソンと競歩をやろうという話が唐突に出てきて、道内ではニュース素材になってしまっているのだが。 以前にも書いたようにドーハであった世界陸上を見て、正直このままだとやばいとIOCが怖気づいた、というのが本音であろう。 何故札幌かといえば、気温のことはあるにせよ、すでに札幌ドームがサッカー競技の会場になっていること、新たなコース設定にしてもすでに北海道マラソンで実績があるから、時間がない中では何とかなるであろう位の意味合いだろうと推測している。 でまあ相変わらず東京都知事が騒いでいるようだけれども、こと費用の面になるとナーバスになるのは当然ではある。 こちらとしても簡単に喜べるようなことではないのはまずある。
そもそも1964東京五輪の時でも夏場は無理だからと、10月開催だったはずで。 今回の場合は先に日程ありき、それも誘致のためにあり得ない甘い理由でやってしまったと。 加えて当時の謳い文句「費用は既存施設を使うのでかからない」「コンパクトな会場設置」だったわけだが、絶対そうならないことは読めていて、実際もう滅茶苦茶なことになっているのは、改めないけど。
そもそも4年に1度ということもあるんだな。 そりゃアスリートにとってはこれでメダルが取れれば箔が付くという事なのでもあろうが。 でもサッカーを見ても判るように、五輪では23歳以下原則、オーバーエイジ3名までという制約がある時点で、真の世界一を選ぶことにはなっていないよね。 当然W杯の方が格としては上なわけで。 他の競技だって、世界選手権があって、そちらの方が日程的にも種目的にも余裕があるし数もあるし、五輪に比べれば中身充実。 ただ取り上げ方が拙いだけで。
五輪をやると、インフラ整備が進むことは、過去の3回の実績からでも明らかではあるけれども、今それが必要かという面はある。 特に東京の場合は、前回だと一応第二次世界大戦からの復興という意味合いもあったけれども、今回その大義名分すらないわけで。 飽和状態で今更感がある。 けれどもこうなるのは、結局一部の人のためにだけしか恩恵がないことで、オワコンだともなるのだな。 勿論それ以前に「アスリートファースト」は、もう宇宙の彼方にでも行ってしまったくらいに重視されていないのだから、本末転倒もいいところだろうと。
例のマラソンと競歩の件が最終的にどうなるのか、というのはあるけれども、私としてはただただ冷淡な気分にしかなれないだけではある。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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