2019年07月09日
滅多にないが始まる
今年のPMFはすでに今月6日から始まっているのだが、私の最初の参戦が今夜の演奏会だから、というのがタイトルの由来ではある。
正直昨今はなかなか成立がしんどい状況のPMFでもあって、そんな中今年は30回目の節目ということでの注目はあるのだが、私の視点は別にあるのだな。 それがタイトルにもある「滅多にない」ということで。 そう普段聴けそうにもない交響曲が揃った印象があるのだな。
まず今夜のホストシティ・オーケストラ(札響のことですな)演奏会ではブルックナーの6番がある。 どちらかと言えばとっつきにくい、地味なブルックナーにあっては、4番や7番は比較的演奏機会も多いし聴きやすい方なのだが、6番というのはまあそうない。 勿論私自身生で聴くのは初めてになるから、それだけでも楽しみで。 普段平日夜の演奏会は、翌日への体力的な問題もあって避ける傾向にあるのだが、これは別ということにもなる。
次に挙げるのはマーラーの8番。PMFとしてはこれでマーラーは全曲取り上げることになるらしいのだが、これが最後になるのは最も演奏するのが困難だから。 というのも別名「千人の交響曲」というくらい演奏人員が膨大になるのでね、準備だけで相当時間も金もかかるから簡単にできない事情がある。 これに関しては生で聴くのは2度目。 果たしてどうなりましょうか。
そして芸術監督であるワレリー・ゲルギエフが指揮する演目がショスタコーヴィチの4番ということである。 通常週末にやるPMFオーケストラ演奏会が平日夜になっているのは、指揮者本人の多忙が理由なのだろうが、普段であれば避けるべきところが演目がこれでは行かない理由にならない。 ええショスタコーヴィチの交響曲と言えば5番の演奏が9割以上を占める中、この選曲はらしい感じでもある。 過去にも5番以外をやっていますしね。 こちらも生で聴くのは初めてになるから、それだけに無理していく参戦を決めた次第。
はからずも滅多に聴けない3曲が偶数番号という偶然もあるけれども、個人的には30周年の記念だから、というよりはよりマニアックなプログラム故に久しぶりにちゃんと参戦が多い今年のPMFということになるのだな。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
スポンサーリンク
スポンサーリンク