2019年06月18日
成長期
昨日は月1回ある道新文化センターの「100倍楽しむクラシック」への参加日。 今回の講師は札響コンサートマスターの田島高宏氏である。 本人は90分話すのが初めてで、とか言いながら結構中身は面白く時間の経つのを忘れるくらいで大したものでした。
改めてみるに結構特異な過程で来ているので、これは記しておくことから。 特段の受賞歴がないにもかかわらず、大卒すぐで札響コンサートマスターに就任。勿論史上最年少も、3年間の契約満了を経てヨーロッパに留学して、約10年後また戻ってくるということで。 最初の就任時から知っているものとしては、もう20年近いことの驚きがあって、もう40代だもね、だし。 戻ってくる年の正月にあるニューイヤーコンサートでゲストコンサートマスターとして登場した時には、まさかと思っていたのがそうなって。 ええ復活劇というのは、この業界そうそうあるものではない。
しかしまあ札響は指揮者においては、現名誉音楽監督である尾高忠明氏にせよ、元正指揮者だった高関健氏にせよ、一度離れても復活劇をしているので、ある意味そういう体質なのかもしれない。 これをサッカーに当てはめるのには無理があるのであるが、指揮者や首席・副主席クラスになると契約期間があって、それなりに移籍もあるから割となじみやすいかもね。 一方一般の方は空がないと募集にもならないので、なかなか就職自体が大変で、大卒即加入という方が希な世界でもあるのだな。
昨日の話で印象的な部分の一つは、約10年ぶりに戻ってきたらかなり上手くなっていたという感想の部分。 実際私が定期的に聴くようになって約20年になるけれども、その間加入団員のレベルもそうだろうし、携わる指揮者のレベルもそうなのだろうが、上がっている印象はあって。 それがまあその感想に至らしめるのかなと。 ということでタイトルに持ってきたのだな。
また無理やりの比較ではあるが、現状のコンサも似たような状況にあるのかと。 来期加入予定の大卒3名の選手の実績が相当なもので。 いや今や選ばれる立場になってきているということが、チームとしてもやはり成長期にあるのだなということになるわけで。 ええだからと言って慢心してはいけないのですがね、心持としては、昔のままでいいわけがないということを、サポとしても心得るべきなのかなと感じる昨今というまとめではある(いやまとまっていないか)。
posted by akira37 |04:41 | 雑記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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