2015年07月30日
五輪
昔は夢があったよね、とまずは思う。 単純に楽しめたのはいつまでだったのかは不明であるが、政治的な部分が露呈してきてからは、斜めで見るようにはなったのか。
以前札幌市が冬季五輪誘致への立候補について、意見を述べる機会があったときに、私は明確に反対を表明したのだった。 今はメインがコンサにあるから、そちらの方が優先、そこに金をかけるくらいであれば専用スタジアム建設に振り向けたい、ということがあるのだが、サポでなかったとしても、一時的なイベントために多額の金をかけるような時代でもないだろうし、反対は必然だった。
昨今は2020年の東京五輪に向けて、こと国立競技場の問題について、途切れることがなく話題になっているのだが、傍目にはこんなことやっているくらいなら、止めた方がいいのではないのかね、みたいになっているのだな。 もう何かね、簡単に何千億円という数字が出てくるたびに嫌になってしまう。 まあこれについてはあの大臣や元首相の発言を聞くにつけ、気分が悪くなることでしかないのだけれども、ともあれ不祥事に対しての責任逃れが露骨であるだけに、余計に堪らないのだな。 金の振り向け方にしても、もう利権が優先。 本気でメダルを取りたいのであれば、選手育成にかけるほうがずっと意味があるはずなのに、そうした部分が出てこない。 それ以上に解決していない諸問題を置き去りにしているのだから、本来はそちらが先なのだろうが、そうもならない。 結局全体を俯瞰してみることもできず、将来がどうなろうとも構わず、残るのは負債ばかりという状態が、単純に嫌なんだな。
ああ、こんなことを書いていると滅入るだけだな。 毎日蒸し蒸しした状態というのは、ネガティブな発想しか出てこないのがやりきれない。
posted by akira37 |04:41 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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