コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2020年11月11日

〜進化〜 スタメン、サブ予想的中❣️

完全予想的中🎯
スタメンは、ゼロトップ型マンマークハイプレスの
コンサ式トータルフットボール!
試合途中、全面戦術転換の、
強烈攻撃型、
のハイブリッド戦略❣️

posted by yuukun0617 |17:50 |

2020年11月09日

〜進化〜 チーム進化を形作る、第33節FC東京戦展望

実は高熱発熱しコロナも疑われる体調となり、ひたすら安静を守りましたが、無事コロナの疑いも無くなり、復帰です。その間、複数チームでのコロナ感染があり、益々環境は、不透明で、余談を余さない状態に突入してしまってますが、こんな時だからこそ、チーム、サポーター一団となって、力強く前進ですね!

では、明日FC東京戦展望を。
1.対戦チーム「FC東京」現況
現在戦績は、
順位6位 勝点47 29試合 14勝5分10敗 得点42 失点39 得失差3
得点7位 失点9位 得失差8位に拘らず、順位6位、リーグ上位(ACL出場圏)3位は、勝点1差で、勝負強く狙っている所。
しかし、ここ6試合は、1勝5敗と急激な戦績低迷に苦しんでいる状況で、直近3試合連続複数失点と「堅守・速攻」とのチームスタイルと真逆の試合内容です。
その原因は、当初、累積疲労による戦力ダウンでしたが、ここに来て日程が正常化し、その原因は解消し、新たに発生したものが「戦術選択」です。即ち、FC東京も、今シーズンのリーグ流行「ハイプレス」を選択しましたが、多くのチーム同様「ゾーン型ハイプレス」で、次の3つの問題点が発生。
その1が、本来「自陣布陣型堅守・速攻」をハイプレスの為「前線を上昇」させるも、その距離間があり「ハイプレス成功率が最低ランク」と不発。「ゾーン型ハイプレス」の欠点です。
その2、本来戦術「堅守・速攻」をその配置のまま「前進させる」も、しばしば「前線のみ上昇」し「中盤・守備陣」間のスペース発生。チームのコンパクトネス(縦・横幅)は、従来は「縦も横も狭い陣型けでしたが、現在は、縦に広く・緩く、横は狭い「縦長陣型」となっています。ハイプレスの代償「ハイライン」の裏スペース広大化を嫌い、「ミドルライン」気味がしばしば登場し、前線と守備陣の間スペースリスク、その局面「数的不利」状態など失点多発となっています。
その3が、最も致命的な内容ですが、「ハイプレスが可能な時間帯」は「試合開始直後から、ほぼ15分程度の僅かな時間帯」でしか無く、その後、ハイプレスでの消耗度により運動量低下選手が発生。ベテラン層中軸の選手起用が原因。

FC東京は、本来、堅守速攻・自陣布陣で、
・自陣内での「ブロック守備」を高守備能力選手が行い、失点数の少なさ
・一転自陣ボール奪取から、スピードと突破力のある前線選手によるロングカウンター
・堅守とカウンター得点で、試合をコントロールし「僅少差でも勝利・勝点3獲得」
 を指向するチームでしたが、「ビルドアップ」サッカー全盛への対抗策として、「ハイプレス」選択は避ける事が出来ず選択したものでしょうが、「選手フィジカル・体力、戦術一体共通化」のハイプレス必須条件の不足による不成功であり、簡単に修復は困難です。

フォーメーションは、
「4-1-2-3」と「4-4-2」の併用ですが、「3バックチーム」対策は「4ー1-2-3」の「ハイプレス仕様」が殆どです。
戦術は、
・ハイプレスは、指数はリーグ3位、しかし成功率はリーグ10位40%
・ロングカウンターが依然主力で、ハイプレスからのショートカウンターは比較的少ない
・得点パターンは、セットプレー~クロス~スルーパスの順
・失点パターンは、ショートカウンター~クロスの順で、ハイプレスを外されたパターンが最多です。

選手は、ほぼ固定選手起用で、元代表クラス多数手の高能力選手層で、現在は累積疲労蓄積も無く、フィジカルの問題は在りませんが、「常時過重走力」を求められるハイプレス型選手とは、逆の「運動量は多くないが、瞬発力・スピード型」の選手層で、現行戦術に適合は難しい状況です。

この様に、「堅守」のレベル低下、ハイプレスも時間制限、戦術混迷と強敵・FC東京の戦力も低下していて、大きなチャンスが来ていますが、「勝利への執念・貪欲さ」だけは変化無く、コンサ最強力発揮は必須です。

2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
コンサに取っての今残シーズンは、次年度・未来への貴重なチーム形成期間となりました。
その準備、体制作りは着実に進行し、選手構成と個々選手のレベルアップ・向上となっています。しかし、札幌を中心とした環境は、益々深刻化を深めていて、いつ大きな影響・制約も想定しなければならない状況となり始め、一日・一日の大切さ、一試合毎の貴重さは、その重みを大いに増しています。
<今こそ、この試合・この練習に全力で当たり、最高の成果を獲得する時期>となりました。
コンサの残る8試合実施出来る幸運を感じ、「チーム形成最終盤」を急ぎましょう。

では、次戦での
戦術は、次年度の主戦術と想定している「マンマーク型ハイプレス~コンサ式トータルフットボール」戦術の完成度上昇を図ります。
直近、「マンマーク型」を、「特定ポジション限定型」「特定時間限定型」を「コンサ前線FW・チャナティップ選手」起用を試行する中で、選択実施もありましたが、「最強選手構成=ゼロトップ(守備力ある前線選手起用)」がトップレベルで、その折衷型として有力な試合戦略が、
「試合全般・マンマークハイプレス~後半途中で、外国籍選手交代起用で、マンマークハイプレス緩和・攻撃力強化型へのチームチェンジパターン」が最有力です。
「ゼロトップ型」の欠点だった「シュート精度・決定力の低さ」も、実戦の中で鍛えられ、「シュートタイミング・精度、シュート恐怖心も改善・克服」され、上昇して来ていますが、「コンサ・有力外国籍選手の攻撃力・得点力」は図抜けており、「折衷型」は、次年度「試合3名交代制」に戻っても有効策として、完成形を目指すべき戦略です。
コンサは、既に、多様な戦術を保有する「最多戦術保有チーム」に進化してしまいましたね。凄いです。

FC東京は、試合開始直後「ハイプレス・ミドルライン」を仕掛けて来ますが、コンサビルドアツプへのハイプレスを、ロングフィード・コンビネーションパスで外すと、ミドルエリアにはスペースがあり、一気に多彩攻撃を仕掛けられる状況で、ポイントは「ミドルエリアでの攻撃遅滞・バックパスを排し、速い攻撃に繋げる点」です。相手前線選手の帰陣前「コンサ数的優位・陣形緩み状態」を突く事です。
また、FC東京のビルドアツプこそ、チャンス局面で、コンサマンマーク型のパスコース封じ型ハイプレスに対しては、成功率の低いロングボールしか手段は無く、ロングボールクリアー力の高いミンテ・田中・福森、その二次ボール奪取力の高い高嶺・宮澤で、封じてしまいます。

試合展開は、
試合開始当初のFC東京活性化時間帯は「均衡状態」、しかし、前半・飲水タイム後、試合状況は大きく転換、コンサハイプレス成功~ショートカウンター時間帯に変化し、先制点獲得で、前半終了。
後半開始直後も10分程度、FC東京の活性化となりますが、その後「自陣・堅守速攻狙い」に変化し、FC東京陣内で、FC東京ボール保持の瞬間、コンサハイプレス炸裂し、ショーカウンターの餌食多発。
そして、後半飲水タイム前後、外国籍前線選手投入で、コンサ「折衷型戦略・緩和型ハイプレス」に戦術転換し、その攻撃力を全開し、コンサ攻勢時間帯とするものです。
試合開始~15分 FC東京・活性化で、「均衡状態」
    ~45分 コンサ・マンマークハイプレス全開
      ハイプレス・ボール奪取からのショートカウンター多数で
      先制点獲得
後半開始~10分 FC東京・活性化も短時間で、
         コンサ・マンマークハイプレス炸裂し、攻勢
         追加点獲得
     60分 選手交代で、活性化と戦術転換
         「緩和型ハイプレス・攻撃強化型」、
    ~90分 コンサ攻勢し、追加点獲得
         【 3-0 完勝 】との試合展開想定です。

メンバー予想
前記の通り、試合開始・スタートのスタメンは、「ゼロトップ型」、途中選手交代で「外国籍選手起用・攻撃強化型」の選手起用です。

スタメン
    チャナティップ  駒井
        荒野
  金子  高嶺  宮澤  白井
     福森 ミンテ 田中
        菅野
 ・・「80年代バルサスタイル(とのミシャコメントでしたね)」
  注目のミシャ太鼓判・金子と白井の両サイド・両レフティー!!

サブ
        ジェイ
     ドド     ロペス
   金子  高嶺  宮澤  ルーカス
      福森 ミンテ 田中
         菅野

    ジェイ ⇔ チャナティップ
    ドド  ⇔ 駒井
    ロペス ⇔ 荒野
    ルーカス⇔ 白井
    早坂・石川・カウィン
  サブも重要な役割となります。

コンサは、追及戦術完徹の覚悟で、必勝を目指す闘いとなります。
充分に「複数得点勝利」濃厚であり、次々戦「中2日・鳥栖戦」へ、チーム一丸で勝ち抜きですね。

残念ながら、FC東京戦現地参戦は、さすがに「ドクターストップ」が掛かり、現地参戦断念となりましたが、心は「味スタ・コンサ応援席」に在り、一緒に応援です。
全サポーターの総力結集で、コンサ完勝を勝ち取りましょう。
        

posted by yuukun0617 |19:11 |

2020年11月05日

〜進化〜 新戦術考察〜②マンマーク

以前・本ブログで新戦術考察〜①ハイプレス、を記載し、多数アクセスを頂きましたが、今回、新戦術考察〜②マンマーク、をテーマとしてみます。
サッカーの潮流が絡んだ新戦術として、最新・注目の内容を確認してみましょう。

1.「マンマーク」概要
a.現状
サッカーの守備には、ゾーン守備とマンマーク守備が有るが、現在、マンマーク守備を導入するチームは皆無で、殆どのチームが、ゾーン守備を選択している、との現状でした。
b.マンマークとは、
「事前にマーク対象を決め、その選手にくっ付いてディフェンス」ですが、
「その選手に付く」事から「人に付く守備・・マンツーマンディフェンス」と呼ばれる訳です。
c.マンマークのメリット・デメリットは、
~メリット~
 ➀選手の守備力を活かせる。
  「1対1」勝負となり、
  「対人守備能力の高い選手」が必要<ゼロトップ選択の理由>
 ➁シンプル戦術
  (ゾーン守備で発生する、マーク受け渡しミスの守備破綻が無い)
 ➂適材適所の選手配置
  想定相手選手に適応した選手配置可能
  例;身長の高い選手に 高い選手  配置
    スピード選手に  足の速い選手配置
   「能力のギャップ差を防げる」
~デメリット~
 ➃体力消耗の厳しさ
   マーク選手に追従する運動量が激しく体力消耗させる
 ➄対人守備で負けるとピンチ
  「1対1」で負けると、数的劣後・マークズレ連鎖を産む
 ➅攻撃への移行が難しい
  本来陣形がマーク追従により崩れ、
  そこでボール奪取しても、攻撃体制構築が困難
d.マンマーク守備の歴史~ゾーン全盛の理由
 サッカーの黎明期は「ゾーン守備」しか無いものでしたが、1925-34・アーセナル「WMシステム」・監督チャップマンが「マンマーク守備」を創出し「近代サッカー」となり、1960代・スペースコントロールの発想で「ゾーン守備」が復活、暫くは、両思想がそれぞれ浮き沈みしつつ、混交を重ねて共存。
しかし、1980バルサ・トータルフットボールで、「パスサッカー戦術=ポゼッションサッカー」戦術全盛となり、「マンマークに付き切れない、パス交換」となり、1985ACミラン・サッキ「ゾーン守備で、<パス受け手>へ先回る」戦術が優位となり、「マンマーク、パス出し手守備」は廃れたものとなりました。
e.現代「マンマーク」例外使用
しかし、そんな中でも、現代に定着・使用があります。
➀セットプレー守備
 ゾーン型・マンマーク型・ゾーン+マンマーク型の3通りの守備スタイルが定着し、特に「高得点選手にマンマーキング」は必須対策として完全定着。
➁特定選手のみ・フルマンマーク守備
 絶対的ストライカーやゲームメイカーを抑えるため「フルマンマーキング」もしばしば実施されています。(例;メッシ対策・イニエスタ対策等)
➂数人のアタッカーのみ・マンマーク守備
 ➁が更に複数となった場合、マンマーキングを複数化する事も採用されています。
【f.新潮流創出・最新戦術マンマーク守備】
そして、2019・アタランタ、リーズと、セリアAとプレミアに突然出現したのが「最新・マンマーク戦術」です。
その出現の前提戦術が「ポジショナルサッカーとストーミング戦術」です。
「ポジショナルサッカー」とは、
 ~テーブルゲーム「チェス」の戦術をサッカーに導入したもので、それまでの「優位」思想~数的優位と質的優位(能力差優位)~に、加えて<ポジション(位置)の優位>思想もポイント・プレー化したもので、「優位性を保てる状態(位置)で、ボールを受けるプレー」が定義です。例;相手ゴール・ペナルティエリア付近のポジションで、ボール受けるプレー・・相手ゴール付近、との価値の高い位置が、相手に対し優位を保っている、という事ですね。
⇒「より高い位置」に価値付ける思想で、「縦への推進力」直結となります。
「ストーミング戦術」とは、
 ~「強襲戦術」と呼ばれ、「ボール保持」に価値を付けず、「相手陣内の相手ボール」へ襲い掛かり、そこで「ボール奪取」からショートカウンター、との展開を図る戦術で、「ゲーゲンプレス」戦術はその代表戦術です。
プレーの典型パターンは、
わざと、相手最終ライン付近へ、成功率の低い「ボール放り込み」パス~「味方選手がボール受けに成功すれば、そのままショートカウンター」「味方選手がボール保持に至らず、相手ボール保持となれば、正に狙い局面として、ボール保持者へ強襲し、ボール奪取し、ショートカウンター」とする、との戦術です。

この両戦術の延長線・強化型として「短時間での再奪還と素早い攻撃への切り替え実施」を目指し、

【ボールホルダーに人を付け、動きを封じる、ボール奪取】
【近隣選手にもマンマークを付け、パスコースを封じ、予測でインターセプトのボール奪取】
 <マンマークプレス⇒ボールホルダーよりボール奪取>
 <パスコース封じ⇒予測インターセプトのボール奪取>
  パータンを成立させる戦術で、
 最前線で「ハイプレス戦術」
 全相手パス阻止の「オールコートマンマーク」戦術となります。

2.「マンマーク」のポイント
a.戦術実施方法
 具体的な試合展開により、具体例を記載してみます。
➀試合開始(リスタート)時
 スタートの選手配置は「ゾーン型」・ブロック組織守備で始まります。
 コンサ例;基本フォーメーション「3-4-2-1」ポジション
➁相手陣へのボール配置~ビルドアツプのためバックパス・自陣でのボール保持が、「マンマーク戦術」のスイッチ(局面)となり、
 一斉に「オールコート・マンマーク」ポジションへ配置移動し、「マンマーキング」完備し、
➂「ボールホルダーへ即時プレス・全選手がパスコース封印」を作動し、
<ボールホルダーからのボール奪取、と、パスコース封印による予測インターセプトのボール奪取>⇒
➃<即時、ショートカウンター開始>
ここからも、典型的な攻撃パターンを記載してみます。
➄「ボール奪取」後、「即時攻撃切り替え」は、
<三角形(トライアングル)コンビネーション>で、局面展開・前進を図り、
・「相手ゴール直前」では、ラストパス~シュート
・ボール起点から、<サイドへの展開>と<サイドが相手選手マークで中央数的優位なら、中央突破>を、相手選手のポジション=マーキング移動での「数的状況」を【逆取り】し両パータンを選択、との攻撃が有効です。
 コンサ例;ボランチ宮澤「相手DFより、絞られたパスコースを狙うインターセプト・ボール奪取」~トライアングルコンビ―ネーションを使うパス交換で、<サイド攻撃>・右ルーカス、左菅へパスし、サイド突破、または、<中央突破>・チャナティップへ縦パス~コンビネーションとドリブルで縦突破⇒決定機・シュート得点獲得。

b.重要ポイント
「マンマーク戦術」実施には、幾つか重要ポイントがあります。
➀「マンマーク~1対1」
➁「特定マンマーク・オールコートマンマーク」の使い分け
➂「マーク受け渡し」
➃「ゾーン守備併用」
➄「プレー自由度」

➀「マンマーク~1対1」
 マンマークは「1対1」が基本ですが、その例外も活用します。
 典型パータンでは、
 FW~数的不利が通例(DF・GK2対1、DF2対1が多発生)
 DF~数的優位が通例(DF1枚+GK1枚が多発生)
 他 ~「1対1」マッチアップ型マンマーク
 となり、
 前線での「数的不利」により、DFライン・GKで「数的優位」創出
 実例 ;4-4-2 Vs コンサ3-4-2-1 
  相手↑   GK➀        ・・フリー「数的不利」
  SB➁  DF➂  DF➃  SB➄ 
   菅  ロペス  金子  ルーカス  
     DM➅    DM➆       
    チャナティップ   荒野  
   AM➇        AM➉
   高嶺        田中
      FW➈   FW⑪    
      福森   ミンテ
        菅野        ・・フリー「数的優位」
「菅野」がビルドアツプに参加すると「フリー・パスコース」確保となります。
 また、前線でのマッチアップで、「1対1」を「1対2」の数的不利とすると(例、ロペスが相手2CBマーキングとすると)、全員マークがズレて、最終ラインで「DF1・GK1」がフリーとなり「数的優位」確立となります。(例、ミンテと菅がフリー)

 ※「1対1」と「数的・優位不利」を併用し、「コンサビルドアツプ時は、最終ラインに数的優位」「相手陣侵入時には、前線同数・最終ラインも同数・GKのみフリー」と使い分けます。

➁「特定マンマーク・オールコートマンマーク」の使い分け
➀の「自陣ビルドアツプ時、逆に、相手陣攻撃時」で「特定フリー」を使いますが、
選手体力が消耗などで、「オールコート・マンマーク」を低減し、「前線のみ・中終盤のみなど、特定ポジション・対象に絞るマンマーク」も使い分ける事が出て来ます。
更に、コンサでは「従来戦術への転換」と「局面での転換」との「戦術変換の超高等戦略」も大効果となります。

➂「マーク受け渡し」
マンマークでも、ゾーン守備と似た「マーク受け渡し」が大変重要です。
ソーンの受け渡しは、「担当エリア」の受け渡しで、「その受け渡しミス⇒フリーエリア直結」との重大リスクとなりますが、「マンマークでの受け渡しは『人』の受け渡しで、ミス自体が極めて発生し難く、ミスも一瞬、フリープレーを許す程度で、即座カバーリングで大リスク直結は少ないものです。
実際、「マーク受け渡し」は、2つの局面で発生し、
・「マンマークを外した相手選手(1対1勝負で相手が勝ってしまった局面)」が侵入した場合、本来マーキングを外して、フリー相手選手への即時マーキングを実施、その際、それまでのマークを近くの味方選手へ「受け渡し」を実施、更に、即座に、連動「マーク受け渡し」を連続させ、「過度な再マーキングのためのポジション移動無く」、フルコートマンマークを整備します。
・別エリアボール位置の際、「マンマーキング」を離して、「フリー」選手化し、最適位置で相手「ノーマーク選手」として、ゲームメークや、突破、コンビネーションに参加。その際、「マーキングを離した相手選手はフリー状態」となりますが、「周囲味方選手のマーキングで、1対2・数的不利を利用し」カバー・制御で対応します。

攻撃時に、「マーキングを離した前進・突破」は有力攻撃プレーとなり、多発生します。また、「マンマーク・マッチアップで突破して来る相手選手」のフリー状態を即時封止とする「マーク受け渡し」も度々発生する重要プレーです。

➃「ゾーン守備併用」
a.戦術実施方法で記載の通り、試合開始時は「ゾーン守備」からスタートします。また、コンサの「戦略的戦術転換」は、「ゾーン・組織守備」への転換で、試合の中で、使い分けるものです。

➄「プレー自由度」
現代サッカーでは、「規律=戦術」理解は、<戦術遵守>で、特に「守備」では、「担当ゾーン」放棄⇒「フリースペース」発生=「重大リスク」発生として、厳しく、その遵守が、試合での絶体規律で、それが守れない選手は「規律違反者として厳しく糾弾」されるものです。
しかし、「マンマーク守備」では、
ボール位置が最大ポイントで、「ボール位置から遠い位置のマンマーキングの価値は下がり、攻撃等で、効果が高い局面では、マーキングを離した<自由・フリープレー>は許され、効果も高いプレーとなります。

マンマークチームの実戦で、しばしば「反対ポジションの選手が、突然、フリー選手となり、攻撃参加」は、絶好・ナイスプレーとして成果を上げています。
「ゾーン守備」~担当エリアを離れる事は困難
「マンマーク」~相手フリーを作る事、プレー選択の自由度は極めて高い
 と大きく相違する訳です。

いかがでしょうか。
これらのポイント以外にも、
・オールコートマンマークをフルタイム実施する「体力」の保持
・「1対1」・マッチアップで負けない「対人守備力」の保持
・高い「闘う意識・粘り強く継続する意思・集中度」
・「走る力・スプリントスピード・プレースピード」
と「マンマーク守備」の必要条件は、多く、そう簡単に「選択・実践」は出来る戦術ではありません。
期間を掛け、高い強度で反復の「フィジカル・戦術理解・練習試合」トレーニングでのみ、導入可能の戦術ですが、
その威力は「相手パス交換を封じ、パスサッカーを封じてしまう」究極戦術として、絶大で、リーグ最強ランクへ到達出来る「最新・最強戦術」です。

コンサの挑戦は、<偉大>ですね!!

posted by yuukun0617 |23:49 |

2020年11月04日

〜進化〜  ミシャからの謎かけの答えは

昨日、川崎戦完勝は、試合後コメントで、絶好調ミシャ!が出ましたね。
○リーグ趨勢ハイプレス戦術へ、本物・真に有効なハイプレスは、<コンサ・マンマークハイプレス>に在りを証明
○<コンサ式トータルフットボール>の真髄を証明
○マンマークハイプレスと、試合中途フルチェンジ転換、コンサ式ミシャ戦術との、<ハイブリッド戦術転換>を証明
○既存選手育成・成長による<チーム進化>を証明
、とした瞬間は、ミシャに取り、歓喜に満ち溢れた時と事実でした。

今シーズンに留まらず、ここ最近での「最強チーム完成」に到達した筈の川崎根幹打破を主眼とする、「パスサッカー封じの川崎パス交換阻止」の<コンサ・マンマーク戦術>、更に、その中の「最前線バトル〜ハイプレス」は、ハイプレス目的「相手ビルドアップをターゲットに、ボール奪取とそこからの相手ゴール寸前ショートカウンター〜大チャンスを多数回構築」を連発させた「コンササッカー」が、国内サッカー界・シーンに、「サッカー根幹のパス交換阻止」と「最強ハイプレス」の衝撃を強烈に与えた瞬間で、ミシャを始め、コンサ全チームに、会心の内容と現実でした。
現実プレーとして、
川崎・ビルドアップ対象選手の、DF谷口、ジェジエウ、両サイド、アンカー守田は、事前想定通りに、その餌食となり、ビルドアップパス阻止、更に、ボール被奪取を受け、結果、ハイプレスにやや遠くなるGKソンリョンからの、前線放り込み・ロングフィード連発で、封止度は60〜70%の高成功率まで上昇し、川崎本領のビルドアップ型パスサッカーを封じたものでした。そのため、川崎インサイドハーフ旗手、脇坂は当然、FW家長まで、中盤底まで、コンサマークを引き連れながら、ボールを貰いに来る事態も頻繁し、川崎前線の攻撃力は骨抜きとしたものでした。

コンサの「ゼロトップ型マンマークハイプレス」の、強烈攻守力は、鮮烈な衝撃でしたね!
更に、本ブログでも、今後の有力試合展開戦略として、「マンマーク型ハイプレス」と「既存・コンサ式ミシャ戦術・ハイタワー型」の局面毎・転換併用型、試合途中チーム一斉変換「試合展開戦略」型、と二つのハイブリッド戦術があります。昨日試合は、「途中チーム一斉変換」試合展開戦略型を選択、川崎は、突然の、チーム一斉変換に、対応不能で、そのギャップを突き、ハイプレス〜ショートカウンター成功に、高シュート精度FWのロペス・ドドにより、複数得点獲得、との事前想定通り内容を実現でした。
ミシャの事前想定的中通りの実戦プレーとなり、一気にミシャはヒートアップ!
そこで、本ブログテーマ、試合後ミシャコメントの中の【ミシャからのの謎かけ】が出たものでした。
その謎かけを再掲載すると、
『今日の選手起用は、右サイドと左サイドがいつもと逆、反対でしたが、その意図は?』とのリポーター問い掛けに対する答えで、
ミシャ『1980年代のバルサ、ストイチコフとサリナスと言えば、その意図が解るでしょう!』と、反対に、リポーターとJ関係者への謎かけ応答だったものでした。

では、その答えです。
80年代のバルサとは、正確には、
1988〜1996のバルセロナを指し、右ウィング・FWストイチコフ、左ウィングサリナスが居た、クライフ現役時期のバルサで、<エル・ドリーム・チーム>と称され、チャンピオンを席巻し、それ以降のサッカー進化に大きな転換点を与えたチームですね。
時代は、その直前・ACミランサッキの<プレッシングフットボール全盛>期→「カテナチオ・守備主導戦略」全盛状況の中、「サッカーは死んだ」との消極型サッカー全盛への反攻が、バルサ・トータルフットボールの攻撃型サッカー出現、となったものでした。その中で、5トップ前線を構築した、左右ウィングが、ストイチコフとサリナスですが、両選手共に、共通項目が、
元々FWで高決定力・高ドリブル突破力・レフティー・高アシスト力と、サイドハーフポジションを、ウィングと変化させた選手で、超攻撃型バルサを構築した選手でした。
余談ですが、両選手共に、Jリーグに移籍・プレーしていますね。ストイチコフは、1998〜99柏、サリナスは1997〜98横浜マリノスでプレーしましたが、Jリーグで、トータルフットボールのかけらも不可能であり、単なるFW選手としてのプレーで、その全貌が発揮された物では無かったのですね。
と言う事から、正解は、
トータルフットボールで、左右ウィングも、高得点力と、アシスト・ドリブル突破のチャンスメークの高い選手を配置し、「コンサ式トータルフットボール」〜流動性の高い選手・ポジションと役割変換とする、トータルフットボーラーによる、フットボールを、マンマーク守備戦術を加えて、激しく・速く・高精度の、攻撃と守備が一体プレーの攻守シームレスな、強力攻守を実現・実体化するスタイルを狙った、との回答です。

流石に、コンサ式トータルフットボール、との呼称表明は「大き過ぎる表現」として、前回本音を僅か一度だけ、発表・発言しましたが、本心は、常に胸にしっかり据えて、監督しているものですね。
思わず、完璧なサッカー実現で、漏らした本音で、多くの賛同の声を期待していたため、漏らした謎かけでした。
目指す所、姿は、
凄く、大きく、強く、光輝溢れたサッカー、スタイル、チーム、そして、チームスタッフと選手達です!

posted by yuukun0617 |09:35 |

2020年11月03日

~進化~ リーグに衝撃のコンサ完勝・川崎戦!!~Jリーグ史上記録試合!

ここ数年で「最強チーム完成」と評される川崎に対し、試合前想定・計画通りの「完勝」を掴んだコンサ・第26節は、
<単なる1勝>とは段違いの、
Jリーグへ「衝撃」を与えた、Jリーグ史上に<Jサッカーの分岐試合>と記録されるかもしれない、<重要・重大試合>となりました。

その理由は、
Jリーグ・ここ数年の潮流;
➀「パスサッカー全盛」期⇒
➁「走る・プレッシングサッカー隆盛」期⇒
➂「堅守速攻型・守備主導サッカー」期⇒
➃「堅守+パスサッカー混合・ハイブリッドサッカー」期⇒
➄「ハイプレス隆盛」期 と推移しましたが、
➀~➄、全ては「ゾーン守備」でしたが、
ここに、コンサが【マンマーク(プレッシング)守備】を持込み、その「ゾーン守備」潮流へ、大きな楔(クサビ)を打ち込みました。
本日・川崎戦完勝は、「現代潮流完成形・川崎」を「新戦略・マンマーク」で撃破した事で、その威力・凄まじさは「既存戦略・戦術からの有効対抗策は成立しない」との実戦試合での証明・実証を、国内サッカー界へ突き付け、衝撃的な波動を発出した瞬間でした。

本ブログ・試合事前想定でも記載の通り、
本日・コンササッカーの強烈な意図・狙いが、
【川崎・パスサッカーの根幹~パス交換~を封止・制約し、サッカーの根幹の基本・基礎プレーを封じる戦略】であり、
同時に、
【川崎ビルドアツプへ、コンサマーキング選手のタイトポジショニング(1m以内)で、何度も、常時、ハイプレス・ボール奪取➝川崎・ゴール付近からショートカウンター=大決定機⇒得点獲得】との、より得点・攻撃直結の「攻撃型守備」
との2点でしたが、、
FP・GKの全選手が、
「厳しい球際と闘いの強度、常時適正ポジショニングのための走力・スプリント・速度、全選手一体連動の規律・約束戦術、更に、一瞬も緩めない集中、それら全部を実行するフィジカルと意識」(・・ミシャ試合後コメント趣旨)を以て現実化したものでした。

本日起きた事を再度記載しますが、
【リーグ最高水準・川崎のパス交換は、封止】されました。
本日試合データは、以下の通り、【それ】を証明しています。
 川崎パス数~前節より△136本・△20%の減少
   成功率~△8%の低下
 特に、攻撃の
  A'3rd内パス数~前節より△164本・△55%の減少で、半分以下
 その結果は、
 川崎シュート数~前節より△14本・△56%の減少で、半分以下
 
 実際、決定機数・獲得得点は、
     前半     後半     総計
 コンサ 6回ー0得点 7回ー2得点 13回ー2得点
 川崎  1回ー0   4回ー0    5回ー0 
 と、
 川崎には「僅かなチャンス」、
 コンサは「多数チャンスに確実にシュートまで到達し、得点獲得」
 となりました。

更に、大注目すべき内容が、
【ハイプレス勝負は完勝で、川崎は試合開始10分で、ハイプレス放棄】です。
ポイントは、「ハイプレス」の要点が「ハイプレス準備=ハイプレス相手到達までの必要時間」であり、ハイプレス戦術への基本対策=「相手パスプレーをするタイミング」を付与してしまうか否かが、ハイプレスが機能・有効・成功、の鍵だという点です。
そして、その答えとなる試合の一つが、本日「鹿島・横浜FM戦」で、こちらも<(ゾーン型)ハイプレス勝負・合戦>でしたが、勝負の決め手が「ハイプレスの布陣位置の高さ」にあり「より高い布陣(ハイライン)=より高い位置のハイプレス=相手ビルドアップに届く時間が短くなる=ハイプレスが成功するタイミング増加」となりました。
しかし、それも、「ゾーン布陣」のため、「常時相手ビルドアツプ位置に布陣する事は不可能」(仮にそれが可能とするためには、相手陣内深くに全自陣を侵入させる事が必要となり、DFライン裏スペースが更に増大し、被カウンターリスクへの対策不能となります)で、どんなに高い自陣布陣を意図しても、相手ビルドアツプラインとの間は「数mの距離」となり、常時・瞬時プレスはあり得ません。そんな局面が唯一成立するのは、「相手陣に攻勢を掛けている中、ボールロストが起き、それに対し、即時再奪還」とする場合のみです。
そんな限定局面以外は「どんなにスプリントしても、ハイプレス対抗の相手パスを阻止する事は、相当低成功率にしかなりませんね。最高成功率実績値の川崎数値でも「47%」しか成功せず、「53%」は相手ビルドアツプパスが成立してしまいます。
しかし、
コンサ「マンマーク型ハイプレス」のみが、上記「パス交換自体を、パスの受け手封止で、不可能とする」狙いと同時に、「常時・至近距離でマーキングのため、相手がボール保持した瞬間、<即時プレッシング>」となり、「ハイプレスの目的~相手ゴール前でボール奪取し、即時ショートカウンターで決定機構築、得点獲得、を何度も仕掛け、成功」させます。

凄い試合を完成させたのですね。

この「コンサ・マンマーク型ハイプレス」を阻止する事が可能チームは、在りません。「シュートチャンスに得点獲得=シュート決定力」さえ整えば、「完勝」のゲーム支配態勢を毎試合実現となります。
「コンサ・リーグ最強チーム力」を掴む瞬間が近づいていますね。

posted by yuukun0617 |23:34 |

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