コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2020年11月15日

~進化~ かなり後退してしまった戦力構築・第27節鳥栖戦

1.「かなり後退してしまった戦力構築」
昨日試合は、全選手同一条件・環境下で、極端なパフォーマンス差を見せつけられ、個々選手能力の本質を証明した試合となりました。
ミシャ・試合後コメントでは、選手への思い遣りから「良く闘ってくれた。選手は今の全てを出した試合だった。」と一見評価した彼の様な表現でしたが、『今の全て』表現で、その程度の低さに失望・落胆したとの心境・評価を表していました。
重要ポイントは、「誰がパフォーマンス維持・低下・劣後だつたか」で、現段階、来季チーム構想への「参加権・参加価値、参加内容」を、「個々選手毎選定・判定」の本格時期であり、文字通り、実戦テストで「チーム内ポジション・価値順位」が決定します。
下記・本稿の中で、記載しましょう。

いずれにしても、昨試合は、リーグ最弱戦力チーム・鳥栖対戦に拘わらず「コンサ自滅試合」で、引き分け・勝点△2喪失試合となりました。
「自滅」の内容と原因は、自明の通り、
〔内容〕
➀ミシャ試合三原則<走る・闘う・規律を守る>を追求しない選手が多数となり、チームパフォーマンス低下(前試合比・走行距離△10km・スプリント△20回、鳥栖にも走り負け)
➁結果、マンマークハイプレス戦術、特に前線・ハイプレスは全く作動せず、鳥栖ビルドアツプ・ロングカウンター起点へのチャージ不能。
➂集中力低下局面、多数回発生し、ミスパス・ミスプレー多発(パス成功率は、今シーズン最低値。前試合比パス成功率△5%の76%・A'3rd内パス成功率△20%の53%で、鳥栖陣内攻撃パスは半分しか成功しなかったとの惨憺たるパス精度)で、チームプレー不能。個々プレイの突破しか有効とはならなかったもの。
➃さらに悪化したシュート精度(得点出来ない様にシュートする仮の如き、惨憺たるシュートプレー)
〔原因〕
➄<走らない・闘わない・集中しない選手多数発生>状態・・・選手毎に「前提疲労条件は均一に拘わらず、パフォーマンス極端差」発生
 =「個々選手フィジカル能力」格差現存
➅マンマークハイプレス戦術機能低下局面への対応策の無さ…戦術応用能力のヘッドワーク部分とそのトレーニング、チーム戦術化レベル
➆得点力選手の不在

以上4つの低パフォーマンス内容、3つの原因により、コンサ本来チーム力は50%以下のパフォーマンスで、これでは、「リーグ最低戦力・鳥栖相手」でも「勝利」はおこがましいものですね。
久し振りの「シーズン最低パフォーマンス試合」を、最終盤の現在時点で「現実」とした姿は「サッカーへの真剣度・執念・集中度」の問題そのもので、フィジカルなどでは無く、ハート・ヘッドの「各選手個々の意識・認識問題」だという事が明白・赤裸々です。
「恥ずべきプレーをした選手は、コンサチームでプレーする資格の有無を、厳しく問われ、ミシャは、公開では優し気な姿ですが、チーム奥内での本日ミーテイングで、激怒と厳しく選手へ迫る場面は必至」です。
昨日試合の選手パフォーマンスが、現時点、大変重要となりましたので、ここに記載します。
フォーメーション順に、
      評価パフォーマンスー内容
ロペス・・☓☓ 40% ー決定力欠如、精度・運動量・スピード・理解
ドド ・・☓☓☓20% -ロペス同一項目・更に低レベル
駒井 ・・〇  80% -通常内容維持。数少ない劣化無かった選手
金子 ・・△  60% -スプリント速度前試合比△4km/hと大幅低下
              相手選手を振り切る、チャージが大幅低下
ルーカス ・・△  70% -左サイドは、パフォ低下。右に転換し良好化。
高嶺 ・・〇  80% -通常内容維持。前後の低パフォ選手カバーに苦心
宮澤 ・・〇  85% -スプリント速度上昇し、チーム力低下に苦心
福森 ・・☓☓☓40% -運動量・パス精度激減。集中力無く、ミス元凶
ミンテ・・△  55% -運動量のみ維持。低予測力が現出、ミス多発
田中 ・・△  60% -運動量・速度低下、意識・闘志で支えるのみ。
菅野 ・・〇  75% -集中維持。相手選手スピード判断ミス複数回
ジェイ・・〇  75% -集中力・得点力証明。戦術理解と実践向上のみ。
白井 ・・〇  80% -通常パフォーマンス維持
早坂 ・・〇  75% -通常内容維持。
石川 ・・〇  80% -攻守に低化チームへ刺激プレー発動
中野 ・・△  75% -運動量・速度より期待。
 ⇒ 
【最低評価】
ドドはこのままでは来季構想から外れる事必至。
ロペスの低プレーも、来季構想外れ可能性が50%超の高確率状態。
福森の処遇は、コンサチームプレーに「功罪相半ば」となる「低内容部分が精神・意識部分である」点、他チームでのプレー相当ともなり<意外に微妙状況>カモ。正念場だという事をどこまで自覚しているのか?!
金子は、確かに、疲労回復せず、頼みで自慢・ストロング、肝心のスプリント速度低下で、思う通りのプレーが出来なかったが、疲労回復で復帰・復活必至で、1試合のみ低パフォーマンスでした。ルーカスも、得意サイドで復活。ミンテは、「意識の強弱」により、周りの選手との連携でパフォーマンス上下し、他選手復活で問題解決。田中も、マンマークハイプレス機能低減対応の変化形との「対応力」向上があるが、疲労回復で運動量回復により、復帰。
通常維持・向上の、駒井・高嶺・宮澤・菅野4選手、ジェイ・白井・石川は、問題無くプレー。特に前試合・敗因失点の問題プレー宮澤は、よりプレースピードを上げ見事に改善していました。

前試合から「中2日・移動があり、実質中1日」は、想定以上に、疲労回復が乏しく、選手起用に余裕があれば、起用選手が大きく変化すべき事態でした。しかし、「シーズン・試合<運>」により、多数離脱発生の中、サブ選手も含んだチーム編成が原則でしたが、実戦では、そうならず、疲労困憊したままの「前試合起用選手」を試合投入となり、結果「戦術理解・実戦力が低下する準Aチーム」構成を、疲労選手多数の主軸選手を軸に選択した結果は、至極当然に、「低パフォーマンス・自滅試合」となったもの。
ミシャのコメント通り<現在のチーム力を正しく表した試合内容>であり、弱小鳥栖でなく、それ以前のリーグ水準チーム対戦ならば「大敗必至」の所でした。
「惜しくは全くありませんが、恥ずかしく・情けない試合」でしたね。

2.試合内容・詳細・ポイント
では、試合内容・詳細は、試合スタッツめ・速報値で確認しておきましょう。
いつもの通り、試合2分割時間帯(前後半で分割)で。

      コンサ     鳥栖
     前半  後半  前半  後半
支配率% 57  53  43  47% -コンサ僅か支配で不足 
走行距離 52  53  55  55km -走り勝ちは未達
スプリント数 82  92  78  92回 -互角
速度km/h     29      28km/h-互角
シュート  7   7   8   8本 -互角・やや鳥栖優位
枠内数   1   4   4   4本 -コンサ前半・鳥栖全般〇
得点    0   1   0   1点 -枠内数に連動し得点
パス数 243 200 194 197本 -パス数大幅減;前試合比△92本
同成功率 75  76  65  71% -大幅減;前試合比△4%
A'3rd内パス33  20  16  26本 -極度減;前試合比△69本・40%
同成功率 67  53  50  68% -大幅低下;前試合比△10%
ボールエリア率 17  19  29  28% 
      ミドルエリア
     54  53%
※走り勝ち未達
※闘い=スプリント速度-強度も、互角
※パスミス・精度低下が酷過ぎ、コンサの基本・パスサッカー~コンビネーションサッカーは停止。前半メンバーのプレー精度の低さは、リーグ弱小鳥栖でなければ、全くサッカーを封じられるレベルで、今シーズン最低レベル。当然の結果、途中でチームプレー遮断となり、パス数大幅減は当然です。
※シュート精度は、前半メンバーでは試合レベル外で、選手の課題意識による改善意思の強弱に直結しています。
試合内選手毎・シュートパフォーマンスは、
名前  シュート数 枠内数 得点 評価
ロペス   4    0  0  ☓☓
ルーカス  2    0  0  ☓☓
早坂    2    1  0  〇
福森    1    1  0  〇
ジェイ   1    1  1  ◎
白井    1    1  0  〇
駒井    1    0  0  ☓
金子    1    0  0  ☓
ミンテ   1    0  0  ☓
高嶺    0          ☓☓
宮澤    0          ☓☓
この体たらくなシュート精度の低さは、
「決定力ある選手」の新加入しか、手は無いのでしょうか。
「落第選手」には、将来・次シーズン構想に、参加権は無くなります。

※戦術~新戦術「ゼロトップ型マンマークハイプレス」のどれも、真面に実践意思は無かったのでしょう。更に「攻撃強化型選手シフト・マンマークハイプレス」も、マンマークも、ハイプレスも、全く実践されず、従来型「コンサ式ミシャスタイル」も、「ロングフィードへの逃げ」ばかりで、鳥栖ハイプレスも殆ど無い、或いは、機能していない、にも拘らず、ビルドアツプも不十分・不徹底で、適正作動していません。
ミシャ試合三原則の最終則<規律を守る>も、遵守・尊重されない試合で、「戦術実践」で、今シーズン最低試合でした。

この様に、戦術・チームプレー・個人プレーで、フィジカル・戦術理解・テクニック・試合への意識・集中、等多数項目が、低レベルとなった試合。
顕かに、成長していたチームの「退化」試合で、次戦で「問題点改善・コンディション完調・チームプレー復帰復元」を図られる試合となりました。

こんな体たらく試合は、2度とご免ですね!

posted by yuukun0617 |13:32 |