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2012年05月08日

なまっとーと?

今日はボラで、たまたま先週と同じ患者さんを車椅子でお送りしたので、世間話なんかしながら押していたんですが、「都会から来たの?」と聞かれて、確かに福島市の中では、中心に近いところに住んでるけど都会とは言えないような・・・と戸惑ったのがわかったのでしょう、私の話し方が福島の人と違うので、というふうにフォローがありました。
そういえば、前にボラ仲間に、「関西出身?」ときかれたこともありました。

確かに出身は福岡で、わずか二言三言の福島弁しか喋れない私は、標準語(と私が思っているもの)で患者さんにお話しするんですが、それも訛っているのでしょうね。

今は「とっとーと?」とか言うセリフのCMがあっているらしくて、それって福岡弁?という話になりました。
そうなんですよねえ。
なんかニワトリを追うような言葉ですが、福岡では普通に通じる言葉です。
(福島でも我が家では通じますが)

そういえば、ちょっと前まで、「おらぶ(標準語では叫ぶが一番近い)」という言葉を標準語だと思って使ってました。
患者さんはよく診察が終わると、車のお迎えが来るまで、ガラス戸の内側で待ってらっしゃることが多いんですけど、その時にまたお手伝いするために、「お迎えが来たらおらんでくださいね」と言ってました。

どうも患者さんのちょっと戸惑ったような笑顔が気になって、ある日、もしかして?と思って、ボラ仲間に聞くと、やっぱり方言でした。
それまでたまたま「おらぶ」必要のある患者さんがおられなかったか、あるいは、遠慮されたか、多分、こちらの言わんとするところは理解されたと思うのですが、まったく気づきませんでした。

一番厄介なのが、こういう標準語と信じて、その言葉を使っているときなんですよね。
相手もわかっているものと思い込んでますからねえ。

あ、タイトルの「なまっとーと?」は訛ってる?という意味です、念のため。

posted by じゅうよっつ |20:21 | 言葉 |

2011年01月10日

終わった~!

と言っても、引っ越し荷物の片づけではないんですが・・。

引っ越しとお正月で、ずるずる休みがちだったラジオの語学講座のたまった録音を一気に聞き終えました~っ!

夕ご飯前からやってたので、4~5時間はやってたような。
あ~こんなに勉強したの久しぶり!

でも、すぐに続きを聞くときはよく分かるんですけど、夕飯で中断して再開、次の課で前の復讐したとき、とても新鮮に聞こえたのが気になるんですが・・・。
もはや寄る年波で、頭の皺は増えてないかもねえ。

posted by じゅうよっつ |23:18 | 言葉 |

2010年08月13日

好きな言葉

あちこち移住して面白いことの1つに、その土地の言葉を知ることがあります。

北海道弁でいっとう好きなのは、「なんもさ」。
もうダントツトップ!

札幌の職場で、きっと私が何か(どじ)やって謝ったんだと思います。
そのときに、相手に「なんもさ」と言われたのがはじめて。
そのとたんに、すーっと気持ちが軽くなったのを覚えています。
なんていい言葉だろうと思いました。

いいですよ、とか、気にしないで、なんて相手をかばうのではなく、そんなのなんでもないことさと、受け流してくれる大きさ、まさに北海道だなあ!と思いました。

福島で今のところ一番好きなのは、「んだない」。

そうだね、ということですけど、これも優しく包まれながら肯定されているようで好きです。

やっぱり、聞いた相手をほっとさせてくれる言葉って、いいですよねえ。

posted by じゅうよっつ |20:24 | 言葉 |

2010年07月04日

言葉って面白い

フランス代表のメンバーが監督の指示に従わずにののしったことで、代表追放になったと言うニュースが載ってました(ここ)。
でもこの選手が言った言葉、随分と正確に日本語に(意)訳してあるものだから、何か凄いことのように感じましたが、逆に英訳してみると、よく言われる言葉だったんですね、2文とも。

よく映画なんかでもでてくる、「Son of a b●●」というやつと「F●● your a●● hole」っていうやつ。
日本語のけなし言葉でも同じだと思いますが、たぶん、本当にその意味で使っている人は少ないですから、この場合、訳す必要があったかどうか・・・。
訳したことでかえって凄い印象を与えることになった感じもしますが。

考えてみると、言葉って面白いです。
完全に慣習化して使われている言葉には、もともとの意味ほどのことが含まれてない場合が結構ありそうです。

「すみません」って、相手にとって「すまない」ことをしていると自覚してるのにそれでも何かをやろうとしているのだから、そうそう簡単に通るものではないってことだし。
でもやってる方もやられる方も、だいたいそんなに真剣には考えてません。

「ごめんなさい」を分解してみると、「ごめん」してくれと相手の都合関係無しに頼んでいるんだから、結構厚かましい意味合いかも。

よく子供が喧嘩で使う、「おまえの母さんでべそ」は、ほんとうに母親がでべそかどうかなんて関係無しに、なぜか、それが侮辱する言葉と素直に受け取られちゃうんですから。
(だいたい母親がでべそだからってなぜ侮辱されたことになるのかも不思議ですが。)

posted by じゅうよっつ |15:41 | 言葉 |

2010年01月05日

語学講座のおかげ?

主婦感覚で一番お手軽な語学を学べる場所と言ったら、NHKの語学講座。
結構好きで利用しているんですが、今やってるフランス語講座の前が、韓国語講座で、少し早めにラジオをつけると、その講座の締めの部分が耳に入ります。

いつも何か、笑い話のような会話をして、「アンニョンハセヨー」で終わり。
私もつい、「アンニョンハセヨー」と、そこだけはもう長いこと返事をしています。

さて、今日は初ボラの日(寒かった~!)。
いつものように、入り口にたって患者さんに、「おはようございます」とか「お疲れさまです」と挨拶していましたが、お一人の患者さんが帰り際、「アンニョンハセヨー」と言って通り過ぎました。

すかさず「アンニョンハセヨー」と見送りました。
おー!と、言ったあとで自分でびっくり。
自然に挨拶が返せたのは、毎日、ラジオ講座で挨拶の返事をしてきたたまものか?
予期せぬところですが、なんか嬉しくなっちゃいました。
もっとも、それくらい、この頃の韓流ブームでどなたもご存じの言葉なんですけど・・。
(あいや考えまい!)

posted by じゅうよっつ |19:25 | 言葉 |

2009年03月30日

ジェネレーションギャップ

今日から、30代半ばの若いボランティア仲間が増えました。

今病院では、患者さんにわかりやすいように、あちこちイメージチェンジが行われていて、毎週来るたびに、どこかが変わっています。
だから、患者さんをお連れした際などに病院内を歩いてまわって、どこがどう変わったのか、お互いに教えあったりしています。

「トイレの壁は、ピンクの水玉模様になったのねえ」
と、私たちは普通に話していたんですが、ふと気づいた仲間の一人が
「でも今は、水玉じゃなくてドットっていうのよね」
(なんかコンピュータ用語みたいだ・・・)

「水玉って使いませんねえ」
どうやら、若いボランティアの方は、まったく水玉模様という言葉を使わない感じです。

そうなのか、水玉模様っていつの間にか使われなくなってたのか。
なんだか急に自分が年寄りに感じて、ちょっとショック。
(いや若くはありませんが・・)
いつから言わなくなったんでしょう?
(でも、かわいいのになあ、”水玉”って言葉)

posted by じゅうよっつ |21:56 | 言葉 |

2009年01月11日

ウリセスさん

札幌、通訳2人体制

今季の札幌の通訳は、ウリセスさんが、今までのポルトガル語にくわえて、スペイン語もこなすべく勉強中なんですね。
すごいなー、ウリセスさん。

私はスペイン語もポルトガル語も出来ないですけど、もし出来ても、それにくわえて日本語の3カ国語通訳なんてしてたら、頭の中、こんがらがっちゃいます、きっと。
特に、試合中の緊迫した空気の中なんかだったら、絶対なりそう。

アメリカで水族館にいた頃、日本から関係者の方が来られて、日本人が私一人だった関係でちょっとだけお世話をしたことがあるんですが、そのとき、ふと気づくと、アメリカ人の仲間にふつうに日本語で話してました。
(その人の不思議な顔ったら!)
そんなに出来るわけでもないのに、1日、日本語と英語の切り替えをしていたので、頭が混乱したんです。

「あー御免、日本語で話してた!」と言ったら、
「うん。まあ、言いたいことは分かったけど」って。
注意もしてくれなかったところを見ると、きっと、あっけにとられてたんでしょうね。

そうか、ことばなんて気持だ、とそのときも痛感したのでした・・・。


いや、そう言う話じゃなくて、ウリセスさんの場合は、そんなわけにいかないですから、大変そう。
瞬時に話すべき言葉で話さないといけないですもんねえ。
ウリセスさんって、白恋で、選手と一緒に仲良く練習している姿しかしらないんですけど、きっと、頭の回転のはやいかたなんでしょうね。

posted by じゅうよっつ |17:10 | 言葉 |

2008年12月23日

英語

英語で高校英語の授業をという案が出ているそうですが、なんか無理そうだなあ、と思いました。

まだ札幌にいた頃、水族館がきっかけで、アメリカから札幌の高校に英語を教えに来ていたご夫婦と知り合いました。
彼らはいくつかの高校で英語の補助教員(と言うんでしょうか、身分はよく分かりませんが)をしていて、曰く、高校の英語の先生の英語は分かりにくいと。
それに、彼らを避けようとする(つまり英語で話したくない)先生さえおられるとか。

わかりにくいってどういうこと?発音?(なら私もだけど・・・)と聞くと、そうでなくて、やたら関係代名詞の多い、抑揚のない文章をしゃべるのだとか。
たとえばね、と話してくれたのは、知ってる単語はあるのだけど、アクセントも上り下りもないために、結局何を言いたいのかさっぱり横領を得ない単語たち。

結構長いこと海外にいたはずなのに、うちの旦那から常日頃「ひどい!」と言われている私のブロークン英語が、それでもなんとか言ってることが分かってもらえる時は(もち、分かってもらえないときも多々、人様のことは言えません)、多分、リズムがあってるのだと思います。
乱暴な話、リズムさえ合ってれば、Lの発音がRになろうが、Sの発音がSHになろうが、向こうが推測してくれて、通じちゃうところがあるようです。
(あとは、ジェスチャーと「通じろ!」というこちらの気合い)

英語の先生の中には、もちろん、英語ぺらぺらの先生もおられるでしょうが、今までの”英語の先生”の仕事ではあんまりなかった部分ですから、不得意な先生もおられるでしょう。

文法的には適っていても、もし、言葉としては成り立たない英語を生徒に話されるなら、それは、生徒にとっても無意味な時間のような気がします。
(覚えなおすなら、かえって手間かも)
それなら、いっそ、テープやテレビ、ネイティブの先生を大いに活用して授業をするほうが効果的かもと思ったりします。

それに、高校の英語だけの問題でなく、大学入試のほうも問題なのかもしれないですし。

posted by じゅうよっつ |17:37 | 言葉 |

2008年10月06日

フランス語とH

仏外相、英語インタビューで「H」発音せずに誤解生む
の記事を見て、外交問題とはまったくほど遠く、思い出したことがあります。

カナダのモントリオールは、フランス語>英語の街なんですが、うちのネコがお世話になっていたのは、フランス語が母国語の獣医さんでした。

ネコを飼い始めてまもなくの頃、ネコが毛繕いして胃の中にたまった毛玉を定期的に吐くと言うことを知らず、たびたび吐くのを何かの病気かもと、その獣医さんに連れて行きました。
先生は、英語>フランス語(あくまで比較の問題)の私に、英語で喋ってくれました。

先生「エアーボールですね」
私「エアーボール?」
先生「そう、エアーボールです」

ふ~ん、空気が入ったのか・・・。
朝一番に一度に沢山食べさせないようにという忠告をうけて帰りました。

後で分かったのが、”毛玉”。
エアーボール(air ball)でなくて、ヘアーボール(hair ball)だったんです。

はい、お粗末さまでした!

posted by じゅうよっつ |22:35 | 言葉 |

2007年12月14日

フランス語と数

「フランス語は数を勘定できない言葉」といった、都知事の言が問題になったそうで。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071214-00000938-san-soci

50の手習いよろしく今頃フランス語を復習しているものとしては、同感と言えなくもない、というより、正直、言える様な気がします。

たしかに、フランス語の数は複雑。
アン、ドゥー、トロワくらいだと、日本人でも殆ど子どもの頃から耳にしているので、問題なしですけど、70は60+10、71が60+11・・・となり、80は4×20、81は4×20+1・・・90が、4×20+10・・となってるんですから。

外国語で数を使いこなすのは結構難しいと思うんですが、フランス語も、いちいち頭の中で足し算かけ算していると間に合わないので、理屈で考えずに、例えば、4×20+10という言葉”カトル・ヴァン・ディス”は”90”と言う単語なんだと頭に思い浮かぶように繰り返すのが一番と、自分には言い聞かせています。

これもどの外国語でも同じでしょうが、もう繰り返して覚えるしか、道はないですもんね。

知事の発言は、それだけ、フランスの数表現が難しいということをいつものように辛口でいいたかったのでしょうが、でもそう言われたからと行って、裁判沙汰にするよりは、「そうかもね。指が足りない時は貸しましょうか?知事さん」くらいに反応していたほうが、粋なフランス人らしくていい感じなのに。

もともとフランス語は数を表現するより、きっと、音楽のような音の美しさが魅力なんじゃないかしらと思うんです。
言葉は、その国が何に重きを置いているかを表してますもんね。

もっとも、数は四苦八苦しながら覚えられても、発音の方は、四苦八苦してもどうにもならないのは困ったことで・・・。

posted by じゅうよっつ |19:27 | 言葉 |