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2020年02月21日

いよいよ開幕ですが・・

いよいよ明日ですが、一方で、ドーム戦のチケット販売延期のニュース・・。
ドームは閉鎖された場所なので、まだ対処の方法がはっきりしないコビッドに感染するのもさせるのも防ぐためには致し方ないかも。
それに伴うコンサの収益とか、選手のコンディションの持っていき方とか、スポンサーの白恋さんの売上とか、そっちのほうは気になりますが。

なんか政府がはっきりしないのが、当初から嫌ですね。
まるで国会での与野党のやり取りのように、言い訳がたつかたたないかが根拠となって話をしているような雰囲気があります。

私はがっつり文系ですが、以前に細胞の培養とか実験の手伝いとか、したことがあります。
2~3年間くらいでしたが、そんな私でも、毎週のようにPCRを手伝いました。

だからコビッドのPCR検査が限られたところ(今は少し増えているようですが)でしかできないと厚労省のお役人が話したとき、「PCRができるところはたくさんあるはずなのに、そう言う日本中のラボに協力を求めれば、クルーズ船のお客さんや乗組員の検査なんて、多分数日で終わるんじゃないだろうか?」と不思議に思いました。

素人の考えですから、ほんとうはもっと何か制約があるのかもしれませんが、それでも、緊急事態ですから、できるところが数えるほどなんてことはないはず。

あんなに何日も隔離しておけば、その中でウィルスが濃くなるのは誰でも考えつくのでは。
(じっと停泊しているよりむしろ、太平洋の真ん中に出航して全艦完全に換気してしまえば、薄くなりそうな気もするのですが)

いまだに、このままさらに感染が広がるのか、それとも今が最悪でやがて収まってくるのかもはっきりしない今、もっと緊急性をもってほしい。
お役人にはわからないことだらけだと思いますけど、そういうときこそ、しっかり専門家(政治家に忖度しない自尊心に振り回されない専門家!・・これは原発事故のときに散々振り回されてひどい目に会いましたから)の意見を聞いて、対処してもらいたいものです。

明日はともかくコンサのJ開幕戦。
嫌なニュースを吹き飛ばせるような試合、見せてくれるといいな。

posted by じゅうよっつ |20:25 | 健康 |

2013年05月08日

足がつると

サッカーの選手はよく、足がつると、足を伸ばして、手で足先を頭の方へ向けますよね。

あれ、実際にしたことあります?

私は、痛い思いに拍車をかけそうで、怖くてまだ、やったことありませんでした。

で、今日足がつって。
やってみるか・・・・。

おそるおそる足を伸ばすんですが、どうしても伸びない。
おそるおそる足先をこちらに向けたんですが、伸ばし方が足りなかったのか、更に痛い時間を引き伸ばしてしまったようです。

ネットで見ると、やはり、あのやり方は正しいようなんですが、最初にゆっくりしっかり伸ばさないといけなかったんでしょうね。
(多分もうしませんけど。)

まあ、たまに、足でもつると、そんな思いまでして走っている選手の気持ちもわかっていいかもしれないです・・かね?

posted by じゅうよっつ |20:48 | 健康 |

2013年02月04日

熊本の空気は大丈夫?

うちのチームは熊本行っちゃいましたか。

熊本辺りは、大気汚染は大丈夫でしょうかね。
サッカーはたいてい野外なので、ちょっと心配です。

我チームに限らず、ほんとうに、こちらの対策のほうに、早急にもっと力を入れないと、大変なことになるんじゃないかと思うんですよねえ。
直接国民の健康に関わってくるんですから。
そうなってからじゃ遅いですし。

日本国内でできる対策は限られていて、どうしてもやっぱり元を断たないとダメですから、公害をすでに経験している国として、どんどん、中国に知識を供給できるんじゃないかと思うんですけど。
で、早く、そうすべきだと。
反目しあってる場合じゃないです。

posted by じゅうよっつ |21:20 | 健康 |

2012年12月08日

危ないクスリ

危ないといっても、合法ドラッグとかそういうものではありません。
普通に、病院なんかでもらうクスリのことです。

書くまいと思っていたんですが、でも、クスリのせいで(知ってか知らずか)危ない思いをしている方がいらっしゃるんじゃないかと思って、書くことにしました。

この夏、父が具合が悪くなって、急遽、帰省、なんとか生活できるようになるまで、1ヶ月ほど、留守をしました。

父の病気は胃潰瘍。
救急車で入院したいつも利用している病院から、翌朝電話で呼び出され、下血しているので大きな病院に転院しましょうということで、また救急車で移動、その間に、下血が進み、父の具合は更に悪化し、運ばれた先では一時、意識不明になりました。

普通、今の時代に、胃潰瘍でそんなこと、ちょっと考えられないと思いますよね?
私もでした。

しかも父は現役を退いて随分になりますから、(いかにこんな娘がいるとはいえ)そんなにストレスはないはずなのに、今更胃潰瘍というのも釈然としませんでした。

その原因が、どうやら、父が使っていたステロイドを含む点鼻薬だったようでした。
それを使って具合が悪くなり、それでも、翌日には元に戻ったので、また使ったら、今度は起き上がれなくなったのだそうです。
2度めに気分が悪くなったのは、ハチに二度目に刺されたのと同じ、ショックによるものでした。

ステロイドは、よく、いろんな病院で処方されますけど、本来は、悪いときに使って、よくなったら使用をやめるという使い方をするもので、その潮時を見極めるのが割と難しいのだとか。
少なくとも、コンスタントに続けて使うものではないそうです。

それを、父は、ずっと使っていたようです。
もちろん、素人にそんなことわかる訳ありませんから、真面目に毎日さしていたわけです。

そして、本人も気づかないうちに胃潰瘍が進行、そして出血。
出血した場所が悪くて量が多く、その後、極度の貧血で輸血、肺炎の治療、出血による脱水で腎臓に悪影響と、いろんなところが悪くなってしまいました。
(まだ、数値は完全にはもとに戻っていません)

民間病院では、結構簡単にステロイドを使うようなので、こんなこともあると、頭の片隅にでも覚えておかれたほうがいいかも知れません。

それともう一つ。
父が転院先に救急車で移動するとき、すぐ先が病院の、右折する交差点では、直進の道路が空いているにもかかわらず、車は道を譲ってくれませんでした。
救急隊員さんが、「なかなか空けてくれないんですよねえ」とぼやいてましたが、あれは辛かったです。
下血が進んでいる状態で、一刻を争っていましたから。

posted by じゅうよっつ |19:59 | 健康 |

2011年12月13日

勇敢でなくても

まだまだ世間では、除染のことなんかでニュースにはなってますが、もう自分の中では、放射線のことはとっくに収まっていたので、今福島にすんでいる方々は、皆とまでは行かなくてもほとんどが大丈夫だと納得してすんでいるのだろうと思っていたのですが、今日、ボラ仲間の一人が、「福島では癌が増える」なんてことを真剣に話すのを聞いて、ほんとにびっくりしました。

彼女は、「私はいいのよ、もう」なんて続けて言うので、「なんて勇敢なの」と思わずつぶやいてしまいました。
彼女は事故後、講習会を開いた病院の先生から、大丈夫だという話を聞いたにもかかわらず、その後、テレビの報道を見ているうち、だんだんと危ないと思いだし、ついには堅くそう信じてしまったよう。
(口を一文字に、いつにない真剣な顔なんです)

報道機関というのは、どんな知識も応急のかじりでしかないと言うことがわかったので、そっちのほうが私には危なく感じます。
しかも、事は、考え方なんてものじゃなく、現に福島に暮らしている人間の生きていく問題ですからね。
風邪の予防じゃないんですから、危ないと言っておけば何かあったときには大丈夫なんてことでは決してすまず、そんなことしている内に、家族や生活が崩壊してしまう可能性も大いにあるんです。

その責任を報道機関や環境保護団体が取ってくれるかというと、そんなに後まで面倒は見てくれません。
良心で動いているのではなく、人目を引く関心を呼びそうなことに集まるだけ。
結局は、自分たちのことは自分たちで決めるしかないんです。
すでに、福島ではそれを体験しつつあります。

でもそうやって放射線が健康に大きな影響を及ぼすだろうと思いながらも福島に暮らしているなんて、さぞやつらいだろうなあと思います。
娘が来ても、早く帰りなさいと追い返すと言ってました。
彼女だけでなく、避難している方も、野菜はだめ、米は出すなと言われる農家の方も、いろんな方が、実際の危険性はどうあれ、精神的に苦しめられているのは確かです。
お金でははかれない、大きな、大きな、ダメージです。
こんなのに長く耐えられるなんて、福島県人は偉い!と、他県出身の私は思います。

彼女は、久々に県外の友達に会おうと計画したら、「頭洗って来てね」とも言われたんだそうです。
そのときは何にも考えず、「洗って来たよ」といって会ったそうなんですが、あとで意味を知り、ぐさりときたそうで。
当たり前ですよね。
「事故以来頭洗ってなかったんじゃないの」なんて私は冗談で飛ばしましたが、話を聞いてるだけでもぐさっときましたもん。
親友だったという彼女のぐさりは、なおさらだったと思います。
そういう、形のない失ったもの、今の福島に住む人たちには誰もが、多かれ少なかれあると思います。
そういう損失って、屋根や建物と違って、なかなか修復できないですよね。

posted by じゅうよっつ |16:40 | 健康 |

2011年09月12日

シンポジウム~放射線についての

今日も朝から放射線についてのシンポジウムに参加してました。
7月には、日本の専門家の方々のお話を伺い、今回は、日本と海外から放射線の専門家を呼んでの会議で、このところフル回転してるので、だいぶ頭が良くなった気がするんですが・・・残念ながら、あと2~3日もしたら、元に戻ってるでしょう。(あ~あ)

シンポのあとの記者会見も参加できたので、記者会見なんてはじめて生で見るし、どんな質問がでるのかわくわくしてました。
・・・しかし、ほとんどの質問が、別に、今回訊かなくても、既にどこかで訊いているような質問ばかり。
質問者によっては、シンポジウムには参加してないけど、と言う記者さんもおられて、今、福島では(全国でも)一番と言ってもいいくらい大事な問題なのに、会議の内容も知らずに?と、ちょっと???

質問の手が上がらなくなるまで、という方針でしたが、海外からの講演者の方々の飛行機の時間で切り上げになってしまい、それでも3時間くらいあったのになあ。
結局、ほとんどの質問は、その前のシンポジウムや以前に専門家の方々のお話で得た知識でこたえられるものでした。
同じ質問を別の人からも訊いてみようということだったとしても、同じ質問ばかりというのは、記者の皆さん、勉強不足は否めないような。
あまりにももったいない感じでした。

結局は、放射線はALARA(As low as reasonably achievable 放射線は合理的に達成できる限り低く)の法則で対処すべきということと、蓄えた情報をもって自分のものさしで判断する事が大事ということを、頭だけでなく気持ちの上でも理解できるか、なんだと思います。

例えば、今の福島では公的にも個人的にも除染に関心がよせられてますが、それは除染を必要とするくらい汚染されていて住民が危険にさらされているのかというと、そうではなくて、放射線はできうる限り低く、という原則にのっとってやってるわけで、効果という意味では、むしろ精神的な不安を取り除く方が大きいということになります。

また避難は必要か?というと、さんざん今まで、福島の線量がどれくらいで、それはどれくらいのものなのかという情報は得ている訳で、それを元に、自分はどうしようと各自の社会的、経済的な物差しで長いスパンで判断することだということなんです。
誰かが決められるものじゃないんです。
(もっと重大な状況だったらべつですけど!)

講演でも会見でもたびたびあがった、チェルノブイリやスリーマイルで一番深刻だったメンタル面での支えが、これから(今でも)福島にも必要になるというのも、心すべき事だと思います。
今は、いろんな情報が入りすぎるのも、辛いところです。
たとえ親切に言ってることでも!

質問の中でどなたか海外の講演者の方が言ってました。
日本の放射線研究は、世界の中でも最高レベルだと。
情報公開も、今まで世界であった原発事故や核実験からみると、比類のないくらいオープンだったようです。
(多分、幸か不幸か、民主党には、自民党ほど隠す力がなかったということもあるでしょうが・・)
誰の言うことを信じていいか分からないと、信頼に値する科学者の言うことまで疑ったり、何か隠していると恐怖感をあおる(つもりはなくても!)のは非現実的で、時に非常に思いやりのないことになりそうです。

北海道のロゴ「試される大地」をちょっといじらせてもらって(御免ね、北海道の皆さん)、「試される福島」です。
負けますまい!
将来、福島の例が原発や大きな災害対処の模範になる事を願って!

posted by じゅうよっつ |21:43 | 健康 |

2011年08月31日

放射線について、これまでのこと

福島に住んでいるおかげで、あれ以来、随分放射線のこと勉強しました。
原発事故のあったはじめの頃は、専門家でさえいろんな見方があって、いったいどれが本当なの?とか、ウソなのかも?とか、疑問の目で見始めると、ほんとうにどうすればいいのか、しかし、周りがわいわいいっている間にも、現実に放射線は福島の地に降っているわけで、いち早く真実を知りたいと言うあせりもでる、苦しい時期でした。

当時のことを今振り返って分かったのは、放射線の専門家といってもいろいろだということ。
一般のお医者さん(あまりご存じないことも)、長崎や広島、チェルノブイリで被爆者の治療に当たってきたお医者さんや研究者、実際放射線を扱ってる技師さん、放射線を使っている研究者、さらには、物理学者、放射線の社会的な影響を実地で研究する学者、もっとさらには環境保護団体、等々・・。
その方々の中にも、多分、実際に研究をしている方もいれば、机上の理論派の方もいるでしょうし、もう様々。

当時、いったいどれが真実?という思いをしたのは、おそらく、いつもそのうちの1人の専門家の話だけが伝えられたからではと思います。
そして、専門家同士でも意見交換の機会がなかったために、それは1つの専門分野からみた話だけにとどまってしまったこと。

先ほど「クローズアップ現代」で、南相馬に戻ってきている妊婦さんの話がありましたが、被曝はできる限り低くするべきである一方、実際には放射線がどれくらいなら危険か、どれくらい以下は影響がないとされるのか、そして避難している方々にとって、元の場所に戻るか戻らないかはメリットデメリットのバランスで決めるべき事など、前にシンポジウムで聞いた先生方のお話と一致していて、今はかなり、日本の中でも考え方がまとまってきたんだなと感じました。
同じ疑問にたいして、誰の話を聞いてもほぼ同じこたえ、というのは安心できます。

もともと自然界には放射線が存在し(しかも地域によって差)、年間に浴びる放射線量の上限1ミリシーベルトより常時高いところもあります。
(だからもちろん、0には絶対なりません!福島であろうと、他県や外国であろうと。)
でも、煙草や受動喫煙や、野菜不足、運動不足(=これが400ミリシーベルト/年にも値すると言うのは驚き)、化学肥料や農薬など、これまで気を付けないと行けないこととされてきたことをおろそかにしてまで放射線を気にするというのはずっと危険だというのが、今の放射線のレベルです。
常にバランスを考えて予防することが大事。

いろんな先生のお話を聞く機会があるのも、今の福島の利点です。
もし福島県でそういう教育がもともとあってたら、これほどパニックにならずにすんだかもしれないと思うと、ほんとうは、今原発がある場所の方々も勉強しておいて絶対損はないと思います。

もっとも、頭で分かっていることと、気持ちで納得していることは往々にして別です。
だから、今でも辛い思いをしている方もたくさんおられます。
相手は目に見えませんし、徐々に減っているとはいえ24時間存在し、かなり普及してきた線量計とはいえ、各個人が持ち歩いているわけではないですから、そんなことを心配していると、人によっては、もう病気になるくらいのストレスだと思います。

実際に経験されると分かりますが(もちろん、経験しないに越したことはないですが!)、私はもともと文系ですけど、これを頭でだけでなく気持ちでも理解するにはかなりサイエンティストになったつもりにならないと行けないようです、見かけ倒しでも。

posted by じゅうよっつ |20:03 | 健康 |

2011年05月26日

正常と異常のはさま

怪我でもないのに試合にでられずしかも検査を受けると報じられていた山下選手、不整脈の疑いだったんですね。
でも疑いも晴れたようで、チームの頼れる存在がもどってこれそうで、よかったです。

実は私も似たようなことで、毎回検査でひっかかって、心電図の長~いデータをもたされますが、でも私の場合(スポーツ選手とかじゃないからかも)、そのたび、「これは前からですね。説明うけてますか?」「はい、分かってます」で終わりです。

自覚症状は、時々、どきどきするんですが、ああまたかくらい。
これが、誰かにときめいてるってのだったら、いまだ青春みたくていいんですけどねー。

今はもうドックも何回かそれで通ったので、慣れっこになってますが、初めてそれを聞く時って、いやなんですよねえ。
”要再検査”なんて文字は、あんまり見て嬉しいモノじゃなし、病院や先生によっては、説明の仕方がちょっと怖い。
やっぱり先生の言う事や言い方って、絶大な影響力がありますもんね。

なんの解釈でもそうですが、この異常と正常のはざまって、解釈が難しいです。
異常っていわれれば、素人としては大いに気になります。
説明の仕方によっては、パニックになるかも。
だって、正常じゃないんですから。

でも、再検査の病院で、その異常が、どれくらいの異常なのかを把握できるような説明をしてもらえたのは、幸いでした。
つまり、正常かといわれると正常ではないけど、異常というほどではないということらしいです。
パニクって、それがストレスで高血圧、なんてことになったら、泣くに泣けないところでしたが、今はおかげで、どきどきしても、ほとんど気にかけてません。

posted by じゅうよっつ |20:54 | 健康 |

2011年05月02日

福島市の校庭のはなし

福島市役所に電話しました。
先日、放射線を取り除くために、郡山市の学校で校庭の表面土を入れ替えるというニュースが出ていて、それを今度は福島市でもやろうかという話が出ているためです。

もちろん、原爆がおちたとかいう値の放射線なら、土の入れ替えも必要だと思いますが、今の線量で入れ替えれば、そのためにせっかく土に落ちている放射線を巻き上げ、今はほとんど心配のない空気中にまで散らばります。
それが、校庭で活動する子供にとって、より安全かどうかは、かなり疑問です。
さらに、汚染土はビニールにくるまれて線量が低くなるまで置いておくというのも??だし、その土をその後埋めるとして、どこがそれを承知してくれるかという問題もあります。
むしろ、梅雨か大雨で流れさるのを待つ方が、より現実的な解決方法だと思うんですけど、と言いました。

多分、郡山がやって、福島もやらなきゃというPTAからの要望があったのでしょうが、ちょっと怖がりすぎてる感があります。
無防備じゃいけませんけど、必要以上のことをやって、事態を悪化させるようなことだけは避けないと。

市役所のかたのおはなしでは、今は文部科学省の許可を得るのを待っている状態で、今すぐどうのと言うわけではないとのことでしたが、ということは、許可が出ればやるという方向なのでしょうから、これは是非、許可だけでなく、県の健康リスクアドバイザーの先生にも意見を聞いてくださいね、とお願いしました。
せっかく情報が一元化されているのに、そのアドバイスを得ずに対策を練るのは得策とは思えないですものね。

一応、もちろんです、とはこたえて頂きましたが。

posted by じゅうよっつ |22:34 | 健康 |

2011年03月21日

放射線についてのお話(講演メモ)

先ほど、福島市のローカルラジオ局、FMポコであってた、長崎大学医学部で被爆者をみてこられた先生(福島市の放射線健康リスクアドバイザーとなられた)の、放射線についてのお話(3月21日)です。
メモをとりましたけど、自分の字があまりにきれいで読めなかったりで、分かるところのみ、書いておきます。
ご興味のある方はお読み下さい。(3月22日に加筆)

<高村先生のおなはし>
●今回講演されたいきさつ
40~50回チェルノブイリにも行き、診断治療、研究を15年間行っておられる。
今回、福島で大変な災害に加えて原発の予想外の事故、放射能溶出、不安感があるだろうと心配していた。ほんとは身近に放射線はあるのだけど、感じてはいない。これは我々が放射線について説明しなければと思い、来た。
●チェルノブイリのこと
炉心が完全に爆発し、セシウム137やヨウ素131のような放射能が大量に放出され、そのうちヨウ素131の大量放出で子供を中心に甲状腺ガンがでた。
●同じ放射線が出ている福島では?
県民、さらには国民の健康リスクはない。その根拠は、放射能の量、放射線の量に起因するから。
ある一定の線量は、CTやレントゲン、胃の透視などに使われ、害にはならない、それは、チェルノブイリや原子爆弾の量よりはるかに少ない。
今回のヨウ素の量は、それらよりさらに少なく、チェルノブイリとはまったく性格が異なる。
●もう一つの不安は、少しずつでもいつまで続く?ということだと思う。炉心全部が壊れたのでなく、今は、原発の一部から漏れたものが風に乗って来る状況だ。が、それが1週間続いているのは気になるだろうとおもうが、データによると、改善してきているよう。さらに大きな爆発があって悪化するとは考えにくいので、この事故による健康リスクは非常に、いや全く考えられないと言っていい。
大切なのは、情報を集め、冷静に判断すること。

<山下先生のおはなし>
●専門家の話はわからん、数字ばかりでわからん、わからんづくめの悪循環を断ち切りたいと思う。
●原発の訓練では、10kmゾーンで避難と言うことを想定してやってきたが、今回は予期しない事が起き、あっというまに20kmになってしまった。訓練では危ないと分かるとまず屋内退避、それでも危ないとその後避難、となっていた。
今は、20km~30kmが屋内退避。これは危険なのか?マイクロシーベルトなんて分からない数字も出てくる。福島市でも20マイクロシーベルト(お話当時)。
データは正しい。が、それがどう健康に影響を及ぼすのか、説明のし方が足りない。なぜ?誰も経験したことがないから。想定外のできごとで、いろんな専門家が自分の専門から意見を述べ、混乱している。
●今渦中でどう考えるか?
今「安全」というのは非常に勇気が要る。「危険」とは誰でも言える。
しかし現状打破のため、データを読んで解釈してお伝えするのが私たちの役割。
ゆいいつ、大気にのってくる放射線が問題。
大気中の放射線物質は温度、風、地形で違ってくるので、同心円的にkmでの判断は意味がない。でも、線引きはしないと行けない。20kmを越えるというのは、全く安全ということ。
20km~30kmでの避難はなぜないか?危険でないから。
●大気の放射線濃度も、食物中の濃度も、減ってくる。どうして?それは、不安定な元素は放射線を出し安定へ向かうから。安定になると放射線は出なくなる。ヨウ素で半減期は8日間、量も少ないので、その放射線が体内にはいる確率は10分の1。
●少しは体にはいるかもしれない?放射線はエネルギーだから怖い。体に当たると、細胞の遺伝子をこわす。(だからガンの治療にも使われる)
具体的な数字で現すと、1ミリシーベルトの放射線で遺伝子1個に傷が付く、100ミリシーベルトで100個。しかし生きている細胞は、遺伝子の傷を治す。しかし、そのうちの1個を間違って治すかも、それが将来増えてガンになるかもと怖がっている。
●しかし、今問題になっている10マイクロシーベルトでは、傷が付いたかどうか分からない、つかないんです。なのに、バックグラウンドの1000倍、1万倍とでて、不安になる。即健康リスクを及ぼすと誤解される。分かっていない記者が専門家のコメントをつまみ食いして記事を書く、専門家も反論しなかった。
これは理科オンチを払拭する機会です。特に報道関係。
●熱がある、体温計で測る、体重計で体重計るというように何を計るにも計測器がいる。放射線は計れるというのは武器なんです。しかし正しく数値を出しても、それを正しく理解しないと馬耳東風、猫に小判、数値の一人歩きはゆゆしき状態。
●原発では今、250ミリシーベルトの安全基準(以前は100ミリシーベルト)で作業している。ガンになるか?そうでない。
人間は、年間、3.5ミリシーベルト当たっている。心配ない。ガンにはいろんな原因(煙草、環境、食事、遺伝)がある。100ミリシーベルトあてて100人中生涯、1人がガンになるかどうかと言う確率。一方、70歳過ぎれば33人が(いろんな)ガンで死ぬ。
●放射線は音も臭いもしない、分からないから感情で判断してしまう。核兵器のイメージも先行している。マイクロシーベルトでは影響はない。科学の目を持たねばいけない。理科の知識がないのに数字の一人歩きが心配だ。
●毎時マイクロシーベルト×24時間で1日分、屋内ではその10分の1になる。体の中にはその10分の1すなわち100分の1しか入ってこない。あびた外部被爆は蓄積する?しない。外部被爆も半減期で減る。いつまでも放射線があったら?圧倒的に量が少ない、雨も、私は今日の雨も平気。
新たな爆発はあってないので、今あるのは、数日前のが落ちてたまっているだけ。盆地や農場など高いはず、でも即危険かというとたとえ口にしても危険ではない。ずっと1年間食べ続けてトータルどれくらい、というのが暫定基準で、1回で当てたと同じと換算してもうけている。放射線は入ったらずっと残っているのではない。半減期もあるし、洗い流される。
●(このような混乱を収めるには)国や県との信頼関係をつくるのが大事。
中立的に数値を評価する機関がない。利益誘導、恣意が入り、疑いの目がはいる。お墨付きがいるんです。この事故を契機に作り直す必要がある。
●被爆線量の基準は、赤ちゃん。子供を守るための退避、避難。20歳以上の大人は放射線の感受性がほとんどない。大人は酒飲んで煙草を吸い、はるかに危険性が高い。もし避難するとしたら、妊婦と子供。
放射線はにこにこしている人には来ません。くよくよしているときます。動物実験で分かっています。笑いが恐怖を取り除きます。
●大変な状況ですが、これからずっと福島を応援し続けます。

先生方は、今後も、各地でお話をされる予定で、今後、中期のサポートもしてくださるという、心強いお言葉でした。

posted by じゅうよっつ |22:30 | 健康 |