コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年12月23日

「J1で34試合フル出場の進藤です!」

毎年恒例、ファクトリーのKappaさんトークショーへ行ってきた。
寒い北海道から逃げるように地元へ帰る選手が多いなか、
道産子選手や道民選手が選ばれるこのイベント。
数年連続で参加していた宮澤・福森ペアを退き、今年は若返って菅ちゃんと進藤くん。
そしてみんな大好きヘッドコーチの四方田さん。おおおおお!
司会は安心と信頼の、こちらもみんな大好き栗谷さん。栗谷さんは「札幌に住みたくなる」、
というようなことも仰ってくれた。遠く帯広からいつもありがとうございます。

3人はKappaさんのウェアを着て登場。
四方さんはウインドジャケット、菅ちゃんと進藤くんはパーカー。
菅ちゃんが着ていた赤いパーカーはプレゼントにもあったけど、いいかんじだったー。
栗谷さんも赤黒いKappaを着て、足元も赤黒だった。みんなすばらし。

「ふたりの引率で来ています」と四方さんが言うと、「これ、いつも言うやつです」と進藤くん。
さらに「いや、はじめて言ったから。笑」と四方さんが返すというやり取りが行われるなど
早くも進藤節が炸裂。そういえば去年のトークショーでも、
「来年はコーチだから、今までよりいじりやすくなる。」って言われていたなあと思い出すなど。

ピッチをはなれたふたりの印象を聞かれた四方さんは、
菅ちゃんについて「試合では熱く戦える選手だけど、ピッチをはなれると口数が少なくて人見知り。」、
進藤くんについては「見たとおりのお調子者。でも根は真面目。」と話していた。
進藤くんは温厚で試合中に争ったりすることがなく、ジェイや都倉が揉める場面で
まぁまぁ...と間に入っていくタイプだという。そうだねー確かにそうだわー。
その四方さんの言葉に対して菅ちゃんは、人前とかが苦手で、今のこの場もすごく嫌、と発言。
人には得手不得手があるからね。この場は進藤くんに任せておけばいいのよ。
苦手なのに今オフのイベントにはよく出演している菅ちゃん。偉いではないか。

四方さんは監督からヘッドコーチという立場に変わり、
良い意味で気楽というか、変なプレッシャーがなくなったと言っていた。
立場が変わったことで選手やスタッフ間とのコミュニケーションのとり方も変わり、
それもまた難しいと。サッカーはやはり奥深いですか、と栗谷さんに聞かれ
「20年くらい前は10年、20年後には経験を積んで、サッカーのこともわかってくると思っていたけれど
20年経ってもまだまだ勉強することが多く奥深い。これからの20年もはじめて見えるものがあると思う」と
話していた。いいねぇ...四方さんから直接こんな言葉が聞けるなんていいねぇ...。
監督がミシャになったことで攻撃面は明らかに変わったけれど、守備がおろそかになったわけではないと。
ミシャは(おおやけの場では)言わないけれど、守備についても厳しい要求をする人。
だからこそあまり結果が出ない時期でも大崩れすることがなかった、というようなことを言っていた。
これはぜひとも、「俺の知っているミシャ式」に固執する人に聞いてもらいたい言葉だわ。

進藤くんの今季の25シュート4ゴールという確率は
実はジェイとあまり変わらないというデータが。
菅ちゃんは自分はゴールに向かう姿勢が少なすぎる、と反省。
でも進藤くんのゴールは菅ちゃんがアシストしていることが多いと言い、
「逆もやりたいんです」(進藤くんのアシストで菅ちゃんのゴール)と進藤くん。
進藤くん勝手にゴール狙いすぎ問題はさておき、来季はそんな場面を見たいねー。

とにかく終始進藤節が炸裂で、笑っていて何を話していたのか覚えてないことが多いわ。
何の話からだったか進藤くんが「白いロールケーキのように!(バウムだったかも)」といい
胸の白い恋人スポンサーマークをアピールすると
「ポスト都倉を狙っているんですよ」と四方さん。進藤くんは石屋製菓のCMに出たいようだ。
また、自分に対して拍手が少ない(四方さんのコメントでは大きな拍手があがった)ことで
「今日のお客さん、反応薄いですね」と言い、
「お客さんをディスるのはやめてください!」と栗谷さんから突っ込まれる場面も。
そして「進藤です! J1で34試合フル出場の進藤です!
フィールドプレーヤーでフル出場したのは5人!そのうちの1人、進藤です!」と大きな声でアピール。
きっとコンサドーレを知らず立ち寄ったお客さんにも、34試合フル出場の進藤の名は刻まれたことだろう。

クリスマスの思い出を聞かれ、菅ちゃんも進藤くんもサッカーばかりやっていた思い出しかない、
とコメント。遊びたい盛りの年にサッカーに一生懸命取り組んでいたことを栗谷さんは称賛。
では、理想のクリスマスは?とトークが苦手な菅ちゃんにふると、
「可愛い奥さんと...可愛い子ども3人と...楽しく過ごしたい」と将来プランを説明。
可愛い奥さん像を聞かれて悩むと、「このなかにいる?」とお客さんのなかから探すよう進藤くんが指示。
栗谷さんが止めに入るものの、菅ちゃんも探している様子はあったモヨウ。

そこからユース時代の話へ。
「ユースの監督が恐かったので」と暗に四方さんのことを言う進藤くん。
遅刻が多く、学校に行かない。「朝起きられないんですもん!」
サッカーのあとに学校に行くということがあり、そうなると学校に行っても6時間目だったりするので
行かなくていっか☆とサボると翌日、四方さんからおっかない電話がかかってくる。
「誰にサッカーやらせてもらってると思ってんだ!」と。
あぁ、この話どこかで聞いたことあるわと思ったら、ぶんぶんのトークショーだ。
進藤くんも菅ちゃんもお勉強ができなくて、お母さんから本気で心配の電話がかかってきたという...。
「難しい時期ですからね。お子さんがいる方はわかると思うんですけど。」と進藤くん。
いや、そうかもしれんけどそれ、子どもが自分で言うところじゃないから。
四方さん曰く、ユースの選手にはサッカーだけではなく挨拶や態度など
日常生活でもしっかりした人になってほしいという思いで厳しく指導していたという。
進藤くんに関しては家でも態度が悪く(!)、サッカーを続けさせてもいいのかとお母さんから相談が。
なので、四方さんが進藤くんのお母さんと「連携をとって変えていきましょう」となったそうだ。
「授業はフル出場できなかったけれど」と進藤くん。やかましいわ。笑
今ではその頃支えてくれた大人に感謝してサッカーをしていることでしょう。

最後に今年を振り返ってどんな一年になったのか、3人が漢字一文字で。
四方さんは『新』。
ヘッドコーチという新たな立場での一年だった。
また、来年は新たな元号になるということで、チームの飛躍に貢献したいと。
菅ちゃんは『犬』!?
犬のように走っていた一年だった。
また、チャウチャウ犬や柴犬のようだと言われることもあるので...。
進藤くんは『頭』。
頭を使い、頭をフル回転したサッカーをした一年だった。頭でも点をとった。

トークショーはざっとこんなかんじで。そのあとの抽選会で印象的だったのは、
↑の漢字一文字の色紙にサインを入れてプレゼントをしていたのだけど
四方さんが当選した方の名前を入れるときにとても丁寧に書いていたこと。
サインはガサーッと勢いでみんな書くのだけど、お名前はゆっくり丁寧に。
『新』の字もていねいに書いていたし(上手くはないけど←やめれ)、
四方さんの人柄があらわれていたヒトコマだったなあ。
のちほどドーレくんも色紙に漢字一文字を。ドーレくんは『四』。
コンサドーレ史上最高位のJ1で4位、そして四方さんの『四』?
去年のイベントでも荒野くんが四方さんの『四』って書いていたなあ。笑
ドーレくんの色紙もプレゼントするのだけど、ドーレくんには抽選箱が小さくて羽を無理矢理つっこむ。
そこへ「できる?手伝ってあげるよ」と進藤くん。なんだかんだなかよしなふたり。

栗谷さんが司会だと、安心してトークショーを見られて良い。
菅ちゃんがいじられる場面でも一緒にいじるではなく、しっかりとフォローをして
選手と一線を引きつつも盛り上げられるのがさすが栗谷さんだった。
この場ではそんなことはないけれど、いじりといじめは紙一重なのでね。
菅ちゃんが嫌な思いをしないよう、悪ノリしない栗谷さんの姿勢にはほんとうに感謝だわ。

今年の選手の参加イベントはこれでおわりかな。
みんなお疲れさまでした。また来年よろしくお願いしますー!

posted by ひとみ |18:36 | イベント・トークショー | コメント(3) | トラックバック(0)

2018年12月20日

熱い刺激をありがとう都倉

発表されそうでなかなかされなかったとっくんの桜行きがリリースされた。

お金で移籍を決めることは「悪」とされがちだけど、お金は大事。
選手の評価のひとつとしてしっかりとした報酬を払うというのは、ぜひとも行われるべきなのだ。
うちはお金がないので、選手をお金で正しく評価できているとは言えないと思う(できていないとは言わないが)。
まぁセレッソがそういうつもりなのかどうかは知らんけど。
とっくんはお金で評価されることは選手人生ではじめてだと思われるので、目からウロコだったのでは。
決めた道を正しい道だったと思えるようがんばってほしい。
0円移籍もタイミングなので仕方のないこと。
とっくんはコンサドーレにプレーだけではなくSNSの露出なんかも含めて、多くのものをもたらしてくれた。
そしてとっくんも、海外移籍に失敗したところから今までクラブに恩や愛情を持ってくれているはず。
さらに移籍金置いていけ!っていうのはちがうかなと個人的には思う。
ユース出身とかだったらわかるけどそうじゃないし。

コメントは思っていたよりもさっぱりしていて良かった。
決断のためにとても悩んだのはわかる。わかる、というのは理解できるということであって共感ではない。
残念ながら、そこはサポーターが共感できるところじゃないから。
そうだね苦しかったねとサポーターは言えない。
そこはコンサドーレの私たちと、コンサドーレではなくなる君との線引き。
自分で決めたことなので、自分の責任でやり遂げるんだよ。

昨季4位の成績に、とっくんのアディショナルタイムゴールはなくてはならないものだった。
昇格にしても残留にしてもそうだし、札幌のために戦ってくれた日々を感謝している。
けれど、セレッソは嫌いなので応援はできないからそこんとこは許してくれ。
ブーイングも拍手もとっくんをやる気にさせてしまうだろうから、対戦の際は無反応を決めこむよ。
コンサとの対戦ではシュートを外しまくってくれ。トラップミスをし続けてくれ。
34試合のうち2試合くらいしょぼくても怒られることはないから大丈夫。
行くからには片道切符だよ。じゃあね、バイバイ。カゼひくなよ。

posted by ひとみ |12:56 | 選手戯言 | コメント(8) | トラックバック(0)

2018年12月18日

おめでとうチャナティップ!

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チャナ、ベストイレブンおめでとうー!!!
乾杯したっ!!!
チャナがなまらすごーい選手であることは私たちはもちろん、
対戦相手にもじゅうぶん伝わってはいるけれど
こうしてJリーグのおおやけの場で表彰されるというのはほんとうにすばらしいことだ。

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日本に来てすぐのころは思い通りにプレーできなくて、ちょっと遠慮するようなところもあって、
でもタイ人はじめてのJリーガーということで次につなげるためにも
自分の失敗は決して許されず、必ず成功しなくてはというプレッシャーがあったのではと想像する。
その感情は想像はできても、私たちが思う以上にハードなものだっただろう。
ムアントンのチームメイトに日本のごみの分別が細かいことをこぼしている映像なんかは
ほのぼの見ていたものだったけど、そういったひとつひとつがチャナにとっては大きなストレスだったろう。

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けれどもチャナは持ち前の明るさで日本の生活に馴染もうとがんばって、
日本語もがんばって、変な北海道弁をたくさん喋るようになっていった。
ミシャ監督やチームメイトに怒られたりしながらもがんばって、
さまざまなことを自分を成長させるための糧としていった。ほんとうに強い選手。

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今年は思い切ってプレーしていてとても楽しそうで、本来の良さが出てきたかんじ。
結果も自然とついてきたとはいえまだまだ伸びしろある才能。
今年は選手が選ぶMVPに、札幌ドームMVP、そして優秀選手賞にベストイレブン。
チャナのがんばりがたくさんたくさん認められてうれしい。

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チャナティップ ソングラシン
もう『タイのメッシ』なんて、有名選手の名前を借りる必要はない。本来の名前で勝負できる。
タイのジェイであり、札幌の・北海道のチャナティップだ。
完全移籍してくれてうれしい。来年も一緒にがんばっていこうね!チャナさいこーぅ!!


優秀選手賞で登壇したときのインタビューめんこすぎ。「サイコー!」に照れがある。
『札幌チャナティップ「ありがとうミシャ」ベスト11』
『2018Jリーグアウォーズ チャナティップ選手が「2018Jリーグ ベストイレブン」に選出されました


posted by ひとみ |23:00 | 選手戯言 | コメント(2) | トラックバック(0)

2018年12月13日

内村ゴール!

ウッチーは愛媛から「昇格の可能性が高いチームだから」と移籍してきたのだと記憶している。
きっとチームはどこでも良かった。自分がJ1でやれればどこでも良かった(そこまで言ってない)。
大分のころは問題児で遠征につれていってもらえなかったり、
そんなことをやっていて戦力外になりやっとこ危機感を感じたウッチーは、
愛媛でとにかくゴールをうばうためにプレーしていたとインタビューで話していた。

そんなウッチーが、他からどのようなオファーがきてもすべて断り、
自分の年俸は上げなくていいからそのお金で良い外国人選手を獲ってと言ったり、
減俸でも札幌にいると言ってくれたり...。
コンサドーレにとってウッチーが欠かせない存在になっていくのと一緒に、
ウッチーにとってもコンサドーレが欠かせない存在になったのだなぁとしみじみ思いかえす。
相思相愛。だからこそ、ウッチーが「もうやりきった!」と思える引退のその日まで
コンサドーレでプレーできたら最高だったのだけど、そううまくいかないのが世の常。

ウッチーとの思い出を自分のブログで振り返ってみる。古い話もさかのぼるよ。

●2010年

「無回転出たー!」
引退した次の年に曽田さんトークショー。曽田的No.1イケメンはウッチー。

「ホロ酔いウッチー」
ヤスとのビヤガーデントークショー。トークショーの前から飲んでいたウッチー。笑

「だって、DFだもの。」
2010年来たばかりのころのウッチーのサインは、いまと違うので比べてみてね。
札幌でサインを書く機会が増えたので簡略化していったと、いつだったか言っていた。

「内村語録」
そうか、ウッチーって最初のころは王様気質だったのか。
私が「ウッチーにはまず結果を出してもらいたい」とか偉そうなことを言っている...。

●2011年

「生き生きウッチー」
ハットトリック寸前だったウッチー。

「奈良くんわっしょい!」
ウッチーに念をおくったら届いた。

「良かったねヤスしゅんぴー」
昇格特番。

アウェイ鳥取戦でまけたあと、夜にコンビニで選手数名を見かけて
声をかけようとしたら文句でも言われると思ったのか逃げられたんだけど、笑
ウッチーだけ逃げないでくれていつも通りに接してくれたことがあった。
落ち込んでいるとか苛立っているでもなく、いつも通り淡々と。
それは試合ですべてを出し切って、切り替えられているからこそではないかと思ったり。

J200試合出場もこの年だったはず。

「撃てば入る」という名言を生み出した年でもあるわね。
ウッチーのコメントは個性的なので名言が多い。

●2012年

「負けがあるから勝ちが嬉しい。」
2012年の昇格後ウッチーの初ゴール。

「みんなでひとつのチームだよ」
小倉ホイップクリームパンをプロデュースしたこともあった。おいしかった。

●2013年

「勘違いでもいいから」

「ウッチーのなせるワザ」

「コンサドーレ札幌ブルマ部」
ウッチーといえばブルマ。ブルマといえばウッチー。

「こんな杉山哲どーよ!」
クラブの日本人最多得点記録を更新。

●2014年

「ウッチーの里帰り」
年末年始の帰省を追った番組。箸の持ち方と食べ方がきれいだった、と書いてある。笑

「あの都倉が来た」
石屋製菓のCM。ウッチーが歌う「白い恋人~♪」は上手だった(リンク先が消えてて残念)。

●2016年

「狂喜の歓喜」
みんな大好きアウェイ千葉戦。

●2017年

「「そうでもない選手もいる」J1のこと」
宮澤、ウッチー、ヘイス、マセードのトークショー。

ブログに出てくるほかの選手の名前も懐かしい...。
振り返ると、ウッチーとはクラブが金銭的に窮状していたり、成績がかんばしくなかったり、
思うような補強ができなかったり、金銭的理由で選手を契約解除しなきゃいけなかったり、
昇格争いすらせずにおわったり...という、苦しい時期をたくさん共にしていたと思う。
もしかしたら楽しい時間よりも苦しい時間のほうが長かったかもしれない。
楽しい瞬間、うれしい試合をこれからもっと一緒に喜び合えたらよかった。

昨季と今季のJ1残留という成績、今季の4位という結果、
「監督が変わるとこうも変わるのか!」と外からは簡単に言われることもあるけれど、
苦しい時期にがんばってくれたウッチーのような選手がいてくれたからこその軌跡。
そう思えば、これからのコンサドーレにもウッチーの存在を感じられる。
寂しいけれど、哀しくなんてないのよ。

トライアウトは手ごたえがあったようなので、良いチームに決まるといいな。
どこへ行っても応援に足を運びたいと思う大好きな選手。内村札幌!

posted by ひとみ |12:13 | 選手戯言 | コメント(0) | トラックバック(0)

2018年12月10日

ポエムを語ろう。

広島戦のときに食べたもの。

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今年最後は必勝弁当で。
この必勝弁当の『The World』、ひとつひとつはサザエなのでもちろんおいしいんだけど
ハンバーグ、スパゲティ、カレーなどとともにおはぎが入っていたり、
いろんな国風味のおかずが入り混じった組み合わせがなんというか、うーん。笑
そしてこの日の広島おかずはみかんゼリー。箸でゼリー!食べづらい!
しかも無果汁ゼリーなのでみかんは広島産ではない!(←これは必勝弁当あるある)
『Japan』のほうがまだまとまりがあったかな。
来季もこのシリーズでいくのかしら。楽しいような怖いような。

私は午前中は仕事だったのでお弁当を妹に買っておいてもらったんだけど
予想通りドームに着いたころ(13時くらい)は売店がどこも長蛇の列だった。
それどころか一般入場が未だに入りきれていなかった。
階段下の待機列はミッチミチに並んでいて、列は階段をのぼり歩道橋近くまできていた。
皆さんキックオフに間に合ったのだろうか。
ふだん来ない人たちがせっかく足を運んでくれても、
あんなに並ばされたら「もう行かない」って思うんじゃないかなー。寒かったしさ。
最先行入場・先行入場の時間がおわったら
すべてのゲートを開放したほうが絶対に早く入場させられると思うんだけどなー。

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風船可愛かった。

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広島も4ブロックながらいっぱいになっていた。


想定外にがんばったコンサドーレを取り上げて記事にしてくれるメディアが多くてありがたい。

『ミシャはなぜ札幌で愛されるか。北海道にはロマン主義がよく似合う。』
取り上げてもらえるのはうれしいんだけど、うーん?と頭をひねる、ロマン主義ありきのポエムだった。
「大自然に囲まれた北海道は大らか」みたいな、偏見というかマジョリティーって好きじゃない。
ちょっと北海道に夢見すぎているかんじがしてしまうので。
現実には雪は輝かないし、あたたかく降り注がないし、恋でゲレンデはとけない。
記事の中ではミシャがロマンチストと書かれているけれど、私はミシャはかなりのリアリストだと思う。
『こういうサッカーをしたい』という理想を掲げる監督は多いけれど、
実際はそうできないでいることが多いなか、ミシャは現実に落とし込んでいるんだもの。

とは言え、自チームを語るうえでポエムになることはとても素敵なことなので、
安心と信頼の斉藤さんの記事を読もう。

『大躍進への評価は揺るがない。いつの日か広島戦の苦い教訓を生かす時が来るはず』

北海道はロマンだ!(どっち)


posted by ひとみ |12:18 | コンサ徒然 | コメント(3) | トラックバック(0)

2018年12月01日

サッカーは冒険だった。

勝つイメージだけをもってドームへ行ったので、
引き分けという結果はしばし受け入れがたかった。
選手たちは気合いが空まわるということもなく、一生懸命プレーしていた。
2得点したあとになんだかふわっと「いけるんじゃね」みたいな雰囲気になり、応援もゆるくなった。
失点したあとにトーンダウンし、試合の良くない流れとともに応援のテンポもいまひとつに。
磐田戦のときに、試合が良い雰囲気のときは応援のテンポも良いもんなんだと感じた。
そして、応援のテンポが良いと、試合の雰囲気も良い時間が続く。
自意識過剰かもしれないけれど、試合と応援の関係ってやっぱり無関係ではないはず。

シーズン前半戦にたんまりたくわえた貯金で、
6連敗してもまだ2位だった広島。そのチカラは伊達ではなかった。
「2点差は危険」と言っている人が近くにいたけど、そういう試合ではなかったかなと思う。
どうでもいいけど「2点差は危険」っていうのはネタ以外では使わないでほしいもんだ。
普通に考えて2点取っているほうが有利だし、危険なスコアでもなんでもない。

チャナのゴールはすばらしかったし、ジェイのゴールもすごかった。
ジェイのゴールは無人のゴールにボールを入れたという単純なものではなく(それでもすごい)、
一度ちらっとゴールを見て距離感・スピード・高さなんかをすべて計算したシュートだと思う。
相手DFが戻っていても届かない高さ。思い切り蹴り上げるのではなく、すくい上げるような
まさしく「ゴールにパスをするような」シュートだった。ジェイだからできる技術の高さだったわ。

ジェイは今年守備もがんばってやるようになって、フォアザチームな考え方が強くなり
若い選手へのアドバイスも積極的にしているようだった。
ミシャの影響が大きいかもしれないけれど、選手を偏見で見たらいけないなと改めて思う。
磐田では守備をさぼりがちで構想外に、なんて言われていたけれど
きっと磐田でもジェイへの伝え方ひとつで変わっていたのではないだろうか。
(それとも単に名波監督との相性が悪かt...)
ミシャが来てくれたことで大きく変わったのはサッカーだけではなく
そういったマインドとかコミュニケーションの部分なんだろうなと思う。

「選手をリスペクトすることで信頼関係を築く」とミシャは言っていた。
言っていることはわかるものの、それを日々積み重ねて行動にすることは
誰にでもできることではない。自分の仕事に置き換えるとよくわかるけど、
一緒に働く人たちへ常にリスペクトの気持ちを伝えるなんて、普通に考えてできない。笑
でもミシャはそうやって選手に自信をつけさせてくれた。手ごたえを与えてくれた。
経験のないサッカーに自信を持てるなんてほんとうにすごいこと。
駒井がミシャのことを「カリスマ性」という言葉で表現していたけれど、
そういう"戦術"とひとことでは言い切れないものをミシャは持っていると思う。
そんな監督に出会えただけでも、選手の考え方がまるっと変わるんだろうなあ。

最終順位は4位。
4位を悔しいと思えること、それ自体が今年の収穫だ。
弱くて当たり前だったコンサドーレを、シーズン終盤には『強いコンサドーレ』と言えるようになって
J1を4位で終えるなんてほんとうにすごい。
J1なんていつも自虐ネタしかなかったのに。これからはもっと自信をもっていいんだな。

そうは言っても道の途中。
広島サポや浦和サポに、「ミシャじゃタイトルは取れない」というようなことをよく言われる。
でもコンサドーレがいまやっているのはそういうことではなく、
ミシャとそこを目指すことができるチームづくりをしているところ。
『広島でもない浦和でもない札幌のサッカー』だと三上さんは言っていた。
それは昨年四方さんが構築してくれたサッカーを含めて。
クラブもサポーターもみんなが理解してずっとブレずにいれば、
外から何を言われようと、たとえ降格することがあろうと関係ないのだ。
いや、降格は嫌だから、やっぱり来年もまた「まずは残留」なんだけど。
今年の結果はすばらしかったものの、きっと想像している以上に時間がかかることをしている。
けれどそれでコンサドーレの未来が明るいのなら、いくらでも時間をかけようじゃない。

15勝10分9敗、得点48、失点48、得失点差0。すばらしいねぇ。かっこいいねぇ。
最終戦の結果だけを見ればタラレバを言いたくなるけれど、
最終順位というのは一年を通してのものだから、この試合だけがどうこうではない。
まけを引き分けにできた試合があったかも。
引き分けを勝ちにできた試合があったかも。そういうものの積み重ね。
また来年、新しい冒険へ出発しよう。今年も一年お疲れさまでした。

あっ、それから進藤くんシーズンフル出場おめでとう!すごい記録だ!
深井さんも一年間出たぞー!それだけでもう涙が出るほどのよろこび!
あとは他力本願だけど...これもまた一年の結果だからね...ワンチャンに期待する...。

posted by ひとみ |21:28 | 試合観戦 | コメント(6) | トラックバック(0)