コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2023年10月18日

小次郎に会いに行こう【後】~ツエーゲン金沢

ひとつ前のブログのつづき)

8日(日)の朝、サンダーバードで敦賀駅から金沢駅へ。80分くらい。
金沢はとても大きな駅で、観光客もたくさんだった。
外国人観光客も札幌より多いのではと思うほど。
年配の人が多い印象だったけど、やっぱりこういう日本的な場所を好むのかな。

金沢は見るところも多くてどこへ行こうか迷ったけれど兼六園へ。バスで210円後払い。
バス停からとにかく坂道で、敷地内に入るとさらに急な坂道。きつい。なぜこんなところにあるのだ。

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お庭って好きだ。どこを切り取っても様になる兼六園。
中に入るのに並んだけど、入ってしまえば広大なので混雑を感じない。
すべてをじっくり見てまわったり、城や工芸館も見ていたら一日じゃ足りないくらいだ。
金澤神社へ参拝。うっかり御朱印帳を忘れてしまったのが悔やまれる。次に行く機会はあるだろうか。

物産館でお土産を見て、再び金沢駅へ戻る。
兼六園や金沢駅では、この日のツエーゲンの対戦相手であるブラウブリッツ秋田のサポーターもちらほら。
スタジアム行きのシャトルバスは30分ごとに金沢駅から出ているとのことだったけど、
この日はほとんど1時間に1本。どこもバスの運転手が不足しているということなのか、
そんなに乗る人がいないから本数を出さないのかわからないけれども。
路線バスもあるけど時間は自分で調べてね、とのことだったので調べてみたら
本数がとても少ないうえに時間がシャトルバスとかぶっている。うぬぬ...なんか惜しいぞ...。

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時間があったのとお腹が空いたのとで、お昼代わりのおやつ。
駅のなかにある加賀麩のカフェで、お麩のフレンチトーストを食べた。加賀棒ほうじ茶とともに。
カラフルで見ためにもきれいで楽しく、口の中でふわっととけるフレンチトースト。
サクッとした麩も添えてあり、抹茶アイス、クリーム、小倉あんと全部おいしい。
お好みで抹茶ソースをかけて。これがなんというか、黒糖っぽさもあるソースでおもしろい。

お腹もふくれたところで、シャトルバスで金沢駅からスタジアムへ。15分くらい乗って400円。
この旅のメインイベント、ツエーゲンにいる小次郎を観る!

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バスを降りてスタジアムに向かう途中に、選手ののぼりがあった。小次郎もいる!

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ヤンツーさんもいる!
キッチンカーやグッズ売り場がにぎわい、すぐにスタジアム。

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石川県西部緑地公園陸上競技場。

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すでに練習ははじまっている時間。遠いけどあれはまさしく小次郎! お久しぶりだ!
この日の試合ではサブメンバーだった。その可能性も考慮して金沢のベンチ裏の席を取っていた。
試合中のアップ姿が近くで見られるのでね。

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選手紹介。水色もきれいな色でなかなかいいね。

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元気そうでなによりだった。交代の選手を労い、交代が終わったあとも立って試合を見ていた。
良き経験を積んで札幌帰ってきてほしいな。
秋田にはご存じ三上陽輔くんがいて、最後のほうに交代で入ったので少し見れた。
相変わらずのヒゲだった。ホームページを見たら、妙なキャッチコピーがついててワロタ。
しかしもう31歳とはな...学ランのころから見ていたというのに...。

金沢はこの時点でJ2単独最下位で、とにかくひとつずつ勝たねばならない状況ながら敗戦。
けれどゴール裏は最初から最後までしっかり声を出し、
メインスタンドでもそれに合わせて声出しや手拍子があった。迷惑指示出しマンも近くにはおらず。
選手も気持ちが落ちているかんじはなかったし、降格しそうなチームには見えなかった。
(何をもって降格しそうなチームに見えるかはさておき、俺らは経験上詳しいんだそういうのは。)
でもちょっとだけ相手より遅かったり、球際に強さがなかったり、パスが合わなかったり、
そういうちょっとのことの積み重ねなのかもしれないなあと素人の他人ながら思っていた。

試合が終わった瞬間にはゴール裏から激しくブーイング。
ヤンツーさんに「出てこい」という声もあった。
私の経験上、ヤンツーさんが悪いってことはないのでなんとも言えない気持ち。
ブーイングをするもしないも勝手だけど、勝たねばならん状況では応援するしかないのでは
とは個人的に思う。この状況でブーイングに奮起してがんばろうという気持ちにはならんだろうと。
数字的に可能性がある限りは、諦め悪く、見て見ぬふりして嘘でも前を向いていかねば。
(俺らは経験上詳しいんだそういうのは。)

あと秋田のほうで、脳震とうによる交代で6人交代するというのをはじめて見た。回復を祈る。
帰りのバスに乗る小次郎や三上くんに声をかけれるかな、とも考えたけど
いい雰囲気とは言えないなかで「札幌から来ました~キャッキャウフフ」というのもどうかと思って。
シャトルバスも何時まであるかわからないしで。すぐに金沢駅に戻った。

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金沢駅にある日本料理加賀屋さんで、金沢の郷土料理などをいただく!
ビールは宗教上の理由で飲めないやつだったので、加賀梅酒というのを頼んだ。おいしい。
治部煮おいしかったなあ。お店によって味も具もちがうそうなので、また別のところでも食べてみたい。

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金沢駅近くのホテルに泊まって、翌日は飛行機で札幌まで戻る。
9日(月/祝)は朝から雨。試合の日じゃなくてよかった。
雨になると気づくけど、金沢駅ではバスターミナルが雨に濡れないようになっていて
東口西口、どこ行きのバスを待っていても屋根がある。それでいて外の明るさも差し込むようになっている。
コンパクトながらよくできた作りになっていた。
札幌の新しいバスターミナルもこんなふうになるといいなあ。

金沢駅から小松空港行きのシャトルバスに乗る。40分くらい乗って1,300円。
小松空港→羽田空港、羽田空港→新千歳空港。JALさんにて乗り継ぎ。
札幌行きの飛行機は直前に搭乗口変更やら機材変更による座席変更があり、
そのアナウンスもじゅうぶんでないなどイマイチな出来事もあったけれど、総じて楽しい旅だった。
金沢にはまた、サッカー関係なく観光のみでも行きたい。
漆とか九谷焼とか美術館とか温泉とか茶屋街とかとか...時間が足りなすぎるわー。


posted by ひとみ |20:01 | 空飛ぶ遠征記 | コメント(4) | トラックバック(0)

2023年10月15日

小次郎に会いに行こう【前】~新日本海フェリー

本来ならば、天皇杯準決勝をコンサドーレがどこかでやっていたはずの先週。
それがなくなったため、気持ちを切り替えて6日(金)から3泊4日で金沢に行ってきた。
ツエーゲン金沢に期限付き移籍をしている小次郎くんを一度現地に観にいきたい、
という願いがコンサドーレのおかげで皮肉にも叶ったかたち。
ド観光地なのに金沢に行くのははじめてなのと
久しぶりにフェリーに乗れるチャンスもあって、私には珍しく長旅となった。

小次郎を観に金沢に行こうよ! とまわりを誘ってみても、
フェリーというだけで嫌がられる。ひとり旅になるかと思っていたら
ある日母が「やっぱり行きたくなってきた」と言う。
「ふきのとうの『風の船』という歌に、北海道から金沢にフェリーで行く歌詞があるのよ」
その歌詞のように、フェリーで金沢に行ってみたいと思っていたことを思い出したという。
ふきのとうファンの聖地巡礼...ってコト!?
Youtubeなど調べてみるとこの歌のモデルになった船や航路はもうないみたいだけど、
当時乗船していた人は、フェリーでよくこの曲がかかっていたとコメントしていた。
ならば! 現代の『風の船』に一番近いフェリーに乗るしかないでしょ!

というわけで、母とふたり旅となったのだった。
新日本海フェリーは私もはじめてで、太平洋フェリーと同じ苫小牧出発なので
同じ港に行けばいいのだろうと勝手に決めつけていたら
苫小牧には西港と東港というのがあり、太平洋と日本海で出発の港がちがうというではないか。
しかもこのふたつの港は結構離れているので、着いてからまちがいに気づいたら大変なことに。
このことに気づいたのが出発の一か月を切ったころで、ほんとうにびっくりした。
苫小牧駅からずいぶん遠いな? バスですぐだったはずだけど...という違和感を無視しないでよかった。

出発日の前日から低気圧の影響で、日本海側のフェリーが複数欠航していた。
新日本海フェリーはよっぽどのことがなければ欠航しないつよつよフェリーと聞いていたのだけど、
その新日本海フェリーでも欠航やバイク乗船禁止などとなっていた。
当日も引き続きそうだったので、正直欠航もあるかなーと思っていた。
日中に電話がかかってきていたので折り返してみても、繋がらず忙しそう。
ただ、メールもサイトも欠航とはなっていないので、条件付きとかそういうのかなと思いながら。
仕事終わりにやっと電話が繋がったら、欠航はなく到着が1時間遅れる見込みとの連絡と
ランチを予約していたので、もし揺れで具合が悪くなっても乗船後はキャンセルできないよ、
というお知らせだった。無事の出発はなによりだけど、なかなか不穏なお知らせ。
今まで派手に揺れるフェリーに乗ったことがなく、酔ったこともないので
どうなるかはわからないけどお腹は空くだろうしなあと思い、ランチはキャンセルせずそのまま。
遅れて着くのはわれわれは問題ない。駅近くのホテルで寝るだけなので。

6日(金)の夜に札幌駅で母と待ち合わせ、晩ごはんを食べたらJRで南千歳駅へ。
南千歳から苫小牧東港へシャトルバスが出ているので、1,200円を前払いして乗車。
10/6 23:30苫小牧東港発→10/7 20:30敦賀港着の「すずらん」に乗船。
部屋に荷物を置き、陸を離れて真っ暗になるまで外を眺めてから部屋に戻る。

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部屋はステートAツイン。閑散期なのでひとりで泊まったとしても貸し切り料金は取られない。
洗面台とトイレ、冷蔵庫や湯沸かしポットなどが付いていて、もはや簡素なビジネスホテル。
だいぶ揺れるかと怯えていたものの、横になってみると「あーなるほどこういうかんじね」と
思ったほどの揺れではない。気づいたらすっかり寝ていた。

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昼にちょっと豪華なごはんを予約していたので、朝は軽めのモーニングセットに味噌汁を付けて。
お風呂に行ってみたら私たち以外はいなくて貸し切り。
波の音を聞きながらの露天風呂も気持ちよく、寒くもなくずっと入っていられた。
フェリーのお風呂ってほんとうに最高よねえ。

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オープンデッキという船尾側にあるデッキに出てみると、風も波も少し落ち着いたもよう。
盆地育ちのわれわれは、こうして海や波を見ているだけでも飽きない。
船内をあちこちうろうろしたり、アイスを食べたり、こうしてボーっと海を眺めたり、
眠くなったら部屋で昼寝をしたり、何をしてもいいというのがフェリーの好きなところ。

お昼は予約制のコース料理を。酔いもないし、お腹もしっかり空いている!

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サッポロビールは瓶のクラシックのみだったので、こちらで乾杯。

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前菜は新潟雪室熟成鴨のテリーヌ。左のはよくわからない。チーズ?

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和栗のポタージュ、バターロールとバゲット。栗のスープっておいしいね。

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メインは母は魚、私は肉。
ポークポルケッタ ハーブとスモークのフレーバー仕立て。おいしい。

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オーセントホテル謹製 洋梨のシャルロット。紅茶。
量は多くないけどゆっくり食べたらお腹いっぱい。秋の味覚満載で全部おいしかった!
私たち含めて3組しかいなかったけど、みんな予約して食べたらいいのになあ。サービスも良かった。
予約制のディナーもあったけど、こちらは量がすごそうだったのでまたの機会に。

『風の船』の歌詞に「暮れて行く夕闇に 佐渡ヶ島が見える」とあるので、
「今このあたりを走っているよのマップ」を見ながら佐渡島の横を通るのを待っていた。
歌詞とはちがって、時間的には昼過ぎぐらいがちょうどいい時間。
が、地図で見るより離れているようで、島らしきものは影も見えず。
気づけば通り過ぎていた。なかなかうまくいかないもんだ。
ゴロゴロだらだら過ごしたおかげで夜はそんなにお腹が空かず、鯛茶漬けを食べて。

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そうそう、御船印も買った。船長サイン付きというのがあったのでそちらにして。
...あれ?今気づいたけど、「すずらん」じゃなくて「すいせん」じゃん。
ブログを書く今の今まですずらんだと思っていた...なんでや...。

1時間遅れて到着とのことだったけど、結局15分だけ遅れて20:45ごろ敦賀港着岸、下船。
敦賀港からはJR敦賀駅へのバスに15分ほど乗って。350円後払い。
敦賀駅近くのホテルに泊まる。このホテル、夜にラーメンの無料サービスというのがあり、
大してお腹は空いていなかったのに、ラーメンの文字に惹かれて食べに行った。
しょうゆ味で、多分一人前より少し少なめの麺に、ネギなどの適度な具材。
小腹を満たすのにちょうどいい量でおいしくいただいた。

母は長距離フェリーには、大昔に修学旅行で乗った以来のようだったけど
そのころのフェリーのネガティブなイメージが払拭されたようで、
「フェリーいいわ~」と長旅を気に入ったようだった。
しめしめ。フェリー仲間を増やせそうだぞ。今度は新潟や鹿島のフェリーを提案してみよう。

翌日は、JR敦賀駅からJR金沢駅に行き、観光と試合を楽しむぞ。

(つづく)


posted by ひとみ |20:50 | 空飛ぶ遠征記 | コメント(4) | トラックバック(0)