コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年08月11日

~進化~ 第21節C大阪戦 試合評価

前評判・事前予想は「C大阪は、ゲームメイク力がコンサと同じく高レベルで、選手個々の能力はコンサを上回り、拮抗・均衡試合となるもの。しかし、「決定力を欠く」事からコンサ優位・コンサ勝利が大勢でした。

実戦では、
C大阪は、
予想通り、57%のボール支配率で試合をコントロールし、
パス数も「166本コンサを上回り(681本)・成功率でも、8%コンサを優位(84%)」で、
多数チャンスメイクから、17本の多数シュートとなり、コンサシュート数8本を大きく上回りました。
しかし、「決定力」も想定通り低レベルが継続し、ギリギリ「セットプレーによる1得点」がやっとでした。

フォーメーションは、驚きの「3-4-2-1」今シーズン初回採用で、対コンサ;<ミラーゲーム戦略>を実施。

事前予想フォーメーション【4-4-2】は、コンサ「ミシャ戦術」では、最も得意・戦績の高い対戦形式で、事前予想では、コンサ優位の大きな理由の一つでした。
しかし、直近6試合未勝利の低迷状態のC大阪・ユンジョンファン監督は、「ミシャ戦術」対抗策の中、最も確実で・有効な対策の【ミラー戦術・3-4-2-1】を驚きの採用でした。
ミラー戦術は、元々「ミシャ戦術」の狙いが「4バックフォーメーションとマッチアップすると、相手選手の境エリア・エリア重なり部分に、コンサ選手ポジション位置となり、その境エリアやスペースを直接突け、また、左右上下選手との連携により、組織・数的優位を作れる事」です。
しかし
完全マッチアップのフォーメーションで対抗されると、選手個々「1:1の対マン勝負」で「個対個」の闘いとなってしまいます。つまり、コンサの「組織・連携=数的優位」プレイをバラされしまい、C大阪得意の「個」対「個」の闘いとなり、優秀・高能力選手「個々」の力・判断で、コンサは劣後・敗戦が多数となりました。

本節の試合目標は、
【連続勝ち点獲得の継続~8試合連続勝ち点獲得】でした。
本日【 勝点1・引き分け獲得 】により、「連続勝ち点獲得のスタートが切れました」。小さな目標は達成です。
最重要点は、今朝社長もコメントしていましたが、「着実に勝ち点を積み上げていく事」で、
そのためには「勝利優先主義」ではなく、
「勝ち点獲得主義」の「守備力+バランスを持った攻撃力」プレイです。
最近のミシャコメントは「面白い試合」フレーズがばら撒かれていますが、本意ではなく、揶揄・比喩表現で、本心は「固く失点しない守備+長い攻撃時間・量による複数得点のバランス」です。
実は、ミシャでは、本日試合は「反省点・課題点は山程あるも、目標には到達した試合」、との評価と考えます。

以下速報試合数値を記載しておきます。
支配率 コンサ43%(前半42%)× C大阪57%(前半58%)
パス数    515本(前284-後231)×    681本(前360-後321)
成功率    80%(前83-後77) ×    84%(前-後半84) 
シュート数    8本(前3-後5)   ×    17本(前10-後7)
決定率    12.5%     〇    5.8%
CK数    5回(前1-後4)   △    7回(前4-後3)
FK数    6回(前1-後5)   ×   11回(前7-後4)
プレイ数値は、ほぼ全て、コンサが劣後。
C大阪の低決定率に救われ「引き分け・勝ち点1獲得」のラッキー試合。

コンサ守備陣「進藤・ミンテ・石川」は「1失点で及第・合格」とは到底言えないレベルで、問題は「ミンテ」でした。1失点のセツトプレー・C大阪マテイヨニッチのヘディングシュートは「ミンテの寄せの甘さ」が原因。フリー状態で、確実に枠内シュートのプレイの良さもありますが、普通レベルのシュートで、今までのコンサでは、クリアーして来たレベルのシュートチャンスで、実は「ミンテのすぐ後ろに、ジェイが予測・準備していた所に、ミンテが割り込んで、フリー状態を作ったもの」で、ミスプレイでした。
菊地にチャンス到来かと期待されましたが、これまでの実績評価から、体調完調に未了のミンテを起用し、失敗だったのではないでしょうか。

また、C大阪のMFは強力で、コンサのパス成功率は精度が高く80%となるも、パスカットを狙い続け、DF陣も、コンサのラストパスへの強力守備で、シュート数を減少させられました。
コンサ攻撃レベルは、通常レベルの出来・内容でしたが、C大阪の中盤~DF陣の守備力が効いた試合内容で、
試合全般を通すと、「勝ち点1・引き分け相当試合、ラッキー試合」そのものでした。

コンサ戦力の現時点での実力を、現実化・示されてしまった試合でした。


posted by yuukun0617 |18:10 |