コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2024年05月23日

〜進化〜102)ルヴァン昨試合大劣勢でも勝ち抜け。結果を掴んだ理由は?

昨夜のルヴァン杯3回戦・長野戦は、試合内容は超劣勢の負け相当も、[最後まで諦めないメンタルプレー]がその劣勢をカバーし、勝利の結果を産んだ奇跡を成し遂げました。
コンサは、試合スタメン・全選手が、前リーグ戦・柏戦から、ターンオーバーし、完全にサブ組Newチームが対戦しました。
実戦は、驚く事に、コンサトップチームの前試合敗戦原因となった2課題が、昨試合・完全サブNewチームでもそのまま完全再現され、その問題点が現実となり、長野スタイルとも合致して、大劣勢の試合内容としたものでした。
その課題は、
①コンサビルドアップのミスパス多発から、相手ボール保持となり、多数ショートカウンターを誘発し、多数決定機→多数シュート実施とされたもの。前半10回・後半6回の決定機、前半12本・後半9本のシュートを浴び続け、しかし、長野の「低シュート精度」とコンサ・小次郎のスーパーセーブ、DF陣の身体を張ったシュートストッププレーで、奇跡の「1失点」に留まった事に、コンサの僅かな奇跡の可能性が産まれたものでした。
②シュート意識と精度の低さで、やっとのコンサ決定機を潰し続ける事。
前半4回・後半6回の計10回の決定機に、前半5本・後半7本の計12本のシュートと、長野の半分と撃ち合い負けも、低レベルシュートプレーで、やっとの「1得点」を、長野のフィジカル最低状態となり、相手守備が最低となった後半ロスタイム終了寸前のラストワンプレーで、掴み取ったものでした。
シュートプレー精度が高ければ、より早い時間帯同点獲得や、更に追加点獲得が果たせたもの。

この2つの課題に加え、
③率先実行を譲るサブ意識が試合スタート後も継続し続け、判断遅れ、チャレンジ消極的、他者依存姿勢のプレーが、しばしば発生し、後半終盤メンバーになり、やっとそれぞれが主体・率先実行姿勢に変化したもの。
若手のサブメンバーは、想定プレーが実戦現実での失敗との壁として跳ね返され、実戦での気後れ、躊躇い、相手への恐怖のメンタルとなり、プレーに精彩を欠く選手が発生しました。
これは、長野の実力が、ルヴァン杯1回戦徳島・2回戦京都撃破の実力を持ち、高い強度の球際の強さと寄せの鋭さ、守備ブロックの固さ、縦に、スピードと数的優位を狙う殺到スタイルが、文字通り、コンサNewチームの壁となり、自信低下、プレー積極性低下を招く事となった訳でした。
しかし、そんな消極マインドは、試合終盤、敗戦の姿が、具体的に見え始めた時間帯で、交代超若手・2種高校在籍選手の全力・懸命プレーの活躍も働き、チームが覚醒し、その本来戦力、チームプレーを発揮し始め、最終盤のロスタイム・アップ寸前ラストプレーで同点獲得としたもの。
その、積極性が急上昇のチャレンジ・フルパフォーマンス姿勢が、延長戦でその勢い継続し、推し続けるも、コンサ決定機5回・シュート5本も、低シュート精度で無得点、長野は、決定機2回・シュート1本で、コンサ圧倒で、得点可能性無く、そのままPK戦。

PK戦は、チームや個々実力とは別物で、「運」が大きくなりますが、コンサのPKシューター5名共、事前PK練習で自信を持って、PKし、全員成功としており、事前準備で掴んだ勝利結果、でも有りました。

そんな激戦の速報試合項目別データ値を見てみます。
      コンサ         長野
    前半 後半 延長 全体 前半 後半 延長 全体
支配率 68 67 67 67 32 33 33 33%
決定機  4  6  5 15 10  6  2 18回
シュート 5  7  5 17 12  9  1 22本
枠内数  0  5  1  6  3  2  1  6本
得点   0  1  0  1  1  0  0  1点
パス数 376    299   150   825    141     113     63    317本
成功率 84 83 82 81 69 68 68 67%
*前半は完全に完敗状態、後半拮抗まで盛り返し、全体で、良い勝負とのデータが並びます。
両チーム、シュート精度が、試合を決定的と出来なかった主因でした。
延長戦は、コンサ圧倒も、上記のシュート精度の低さで、勝ち切れません。
この通り、
「試合内容は劣勢、結果は幸運の勝利」との試合でした。

ここ試合の収穫は、
⑴ルヴァン杯プライムステージへの進出〜準々決勝のホーム&アウェーは、神戸を下したJ3富山となりましたね。ここから、2チームとの対戦で勝ち抜ければ、決勝戦。あと3チーム対戦です。
⑵若手有望選手獲得
ミシャが試合後コメントで誉めていた「17・18・19歳選手」は、チーム全体の消極性を吹き飛ばす、チャレンジマインド全面の、積極プレーで、チームを活性化し、個々選手の経験値、自信と課題発見、となり、近い未来の次世代選手層を証明してくれました。
・17歳〜2種登録の、DF坂本は高尾と同等レベルの守備と攻撃参加で、完璧に、コンサ戦術を理解習得し、その中で、アグレッシブなプレーが目立ちました。
更に、同じく2種登録の、ボランチ川崎幹太も、試合後、長谷川が誉めていた様に、ボランチ役割をアグレッシブにプレーしていました。
この両選手は、来季昇格は濃厚に格上げ出来ましたし、これからのシーズンの中、出番も有り得るものとなりました。
・18歳、19歳〜原と出間です。果敢に、攻撃の軸となり、アグレッシブプレーの発信源となりました。
・更に、西野、小次郎も、アピール出来たプレーでした。
・大森・田中克幸・田中宏武の活躍も、特に後半途中から、吹っ切った様なアグレッシブプレーに転換出来ましたが、相手フィジカル低下で球際強度低下も大きな理由でしたが、その以前で積極姿勢を強める姿勢・取り組みの改善が期待されます。

問題点の、
①ビルドアップパスミスやミスプレー、特に、攻撃切り替え直後で、全選手が攻撃モード・体制・ポジション転換中局面での、ビルドアップ第1や2パスミスでは、そのダメージ大で、相手ボール保持からのカウンターで、ズタズタ・スカスカ守備陣を襲われ、相手決定機・シュート・失点とのパターン頻発となっています。
②酷いシュート精度是正、GKの届かないターゲットへのシュートプレー能力の獲得
昨試合も、シューターは11選手ともなり、その精度は、合格レベル選手が僅か3名で、不合格選手だらけ8名です。
練習が無ければ、是正改善は有り得ません。全員攻撃で、全員シューターで有り、全員がシュート特訓必須選手です。
昨試合のシュート・個々選手別内容は、
選手   シュート 枠内 得点 評価
田中克幸  4 本 0本 0点 ✖️
長谷川   3   1  0  △
原     2   2  0  ○
大森    2   0  0  ✖️
家泉    1   1  1  ◎
中村    1   1  0  ○
高尾    1   0  0  ✖️
田中宏武  1   0  0  ✖️
木戸    1   0  0  ✖️
小林    1   0  0  ✖️
出間    1   0  0  ✖️


posted by yuukun0617 |08:57 |