コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2020年02月07日

〜進化〜 シーズン前準備-13ー琉球戦からの改善!

驚愕の琉球戦大敗3-7は、ショッキングな結果が第二次キャンプ終了直前の練習試合で発生。
マスコミは意外に冷静、サポーター間ではやや悲観も含めショックの反応ですね。
しかし、ミシャはともかく、スタッフ陣は想定内の事態で、改善策も明確ですが、やや時間が掛かる改善過程となり、一喜一憂せずに追求し続ける事が大切ですね。

大敗の原因は、確かに「新戦術・最前線からのボール奪取戦術」の反作用そのものにあります。
1.そのメカニズムは、
①コンサ最前線~3トップ~は、相手最終ラインのDF・GKに息つく間もなくタイトチャージを連動して仕掛けます。連動がポイントで、チャージャー以外はサポート役となり、最近接相手選手とターゲット選手の間で、近接パスを阻止し、ターゲット選手がボール保持に追い込みます。チャージャーは、そのタイミングを捉え、パス出しで逃げられなくなったターゲット選手にハードチャージを仕掛け、ボールロスト〜奪取とします。この様に、チャージする選手も重要ですが、サポート役選手の連動が無ければ、簡単に、叩かれチャージを躱されてしまうものですね。
②①での選手連動は、最前線選手だけでは無い点が、この戦術の最大ポイントとなります。この戦術の最大リスクが、「チャージによるボール奪取を失敗した局面の対応」で、この対応が甘いと、相手からの逆カウンターの餌食となり失点多発となります。
正に、琉球戦は、典型的な大量失点パターンとなった訳でした。
メカニズムは、①のボール奪取失敗の局面から始まります。
多様な理由、例えば、ターゲット選手のフィジカルが強くチャージャーが当たり負けして逆に弾き飛ばされる、相対的にチャージャーのボール奪取力が低く取り切れない、ボール奪取タイミングが遅過ぎる、など相当色々にありますが、ボール奪取のチャージを躱され、ターゲット選手がパス可能となった局面がポイントです。
最終ラインのターゲット選手は、チャージャー選手よりも、位置的優位ポジションから、2列目や最前線へのパスを狙います。
この局面でのポイントは、2つに集約されます。
・先ず、パスの出し先=受け手へのコース阻止で、相手選手がスペースで受ける事を阻止する事が必須です。詰まりは、空いているスペースは全て埋めるプレーが相手ボール奪取の瞬間には、完成して居なければなりません。タイミングは、簡明で、ハイプレスと連動して、スペースを全て埋めるチーム連動プレーが、この戦術の根幹と言う訳です。
・同時に、掻い潜ったターゲット選手へ、その瞬間に「パス出しを阻止するプレー」も必要です。当然ですが、チャージャーは置いてかれたますし、サポート役の前線選手は、そのポジションからは距離が有ります。ここから、必要選手として、二列目~ボランチかサイド選手がその対象選手で、ボール奪取チャージの直ぐ後ろで、「第一チャージ失敗」となった場合、該当ターゲット選手がパス出し前に、タイトチャージを狙うとのプレーとなります。有り難い事に、このプレーは、上記の、他のパス受け手へのパス阻止策と同一プレーです!
詰まり、ハイプレスと連動して、スペースを全て埋めるチーム連動プレーこそが、第一チャージボール奪取失敗の第二チャージボール奪取、更にそれも躱された場合は、第三チャージの準備も完了する、チームプレー戦術となる訳です。

2.改善策は
琉球戦で、欠けていたプレーが何か、もうお分かりでしょうが、点検ポイントを記載すると、
①最前線3トップのチャージ・ボール奪取力
未だまだ、技術・タイミングは低いですが、チャージの源泉体幹フィジカルは、ジェイ・ロペス・武蔵・ドウグラスは◎で素質充分、チャナティップはタイミングが◎フィジカルは△、駒井や中野・金子は○、藤村・ルーカス△。
問題点のひとつ目が、荒野の飛び出しチャージは、第二チャージであって、第一チャージとすると、戦術誤りでした。一見、好プレーに見えても、✖️プレー。その空けたスペースを突かれ失点でした。
又、前線3トップの連動も未だまだでした。
②それ以上に問題点が、2列目・3列目などチーム連動のスペース埋める前線連動の不徹底で、大量失点の直因でしたね。
最前線、又二列目が相手ゴール前迄前進し、新戦術を実施するも、3列目=ボランチ・最終ラインは前進が甘く、陣形が千切れ、スペース多発し、そのポジションで相手選手が自在にパス交換し、ブロックチーム守備が崩壊している状況で、左右、前後を切り崩され失点を重ねたものでした。
その、前進しなかった理由は、
・選手の戦術理解のばらつき
・選手の意識のばらつき
・選手のフィジカルコンディションが考えられ、場合にはその複合型ともなります。
大事な事は、どの選手が穴を開け、スペースを打ち出してしまったのか、と個別選手ごとに相違、との点。
改善策は、該当選手の改善に尽き、改善しない場合は、起用候補から除外、との単純策で改善です。実際、選手の戦術理解も意識もあったが、フィジカルコンディションが低下し、プレーしたくとも出来なかった選手も多く、フィジカルコンディション改善で一気に大きく改善する事態とも推測される所です。

3.現況
既に、戦術理解が進んだ「戦術プレー実践可能選手」は複数存在するも、スタメン候補全員では無く、そのレベルアップが緊急課題。
しかし、新戦術に絞り込んだトレーニングで、その差を埋めるトライ中です。
次の練習試合・川崎戦に、どこまで間に合うかは不明ですが、ルヴァン杯第1戦までには、間に合わせる、と言う事ですね。

と言う事で、コンサが突然戦力ダウンした訳でも、新戦術が問題でも無く、新戦術の習熟・定着の問題で、具体的には、個別選手ごとの課題と言う事ですね。
巷に流れる悲観や誤解は、払拭し、速やかに戦術理解と習熟に邁進する段階で、サポーターも暖かく支援する場面と思います‼️

最後に、小野伸二の試合後コメント「コンサは、一致団結・一体となると強力チームとなり、ミシャのもとしっかり進んで欲しい」の通り、全選手の一体プレーがキーポイントで、言い換えると、速やかに、試合起用候補全選手が同レベルまで到達が現課題と言う事です。


posted by yuukun0617 |14:44 |

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この記事に対するコメント一覧
Re:〜進化〜 シーズン前準備-13ー琉球戦からの改善!

練習に青森山田の藤原優大が参加との噂あり。

posted by きちがいci| 2020-02-07 18:18