コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2020年01月03日

~進化~ 2020シーズン前始動・準備~➀保有選手戦略

正月明け、1/6よりコンサは司令塔・宮の沢本社が再開・始動され、宮の沢練習場には、先ずは自主練習選手が集合・始動、U-23参戦2選手(菅・田中)以外の全選手が再集結し、1/11「キックオフ2020」を出陣式として、1/12より「始動・準備」が進み、今シーズンがスタートですね。

シーズン公式戦・ルヴァン杯2/16・リーグ戦2/21までの「コンサ始動・準備期間」は、~進化~シーズン前始動・準備 シリーズをお届けします。よろしくお願いいたします。

本日は、チームの根幹「~➀保有選手戦略」です。

1.今シーズン保有選手戦略
A.先ず、今シーズン保有戦略はどうあるべきでしょうか。
 コンサの根本チーム戦略には、2003年強化計画があり、現在その「ステップ4~5」が現況とされています。
「強化計画」には、
➀活動目標~J1リーグで安定して充分に戦う事ができるチーム力ベースの完成
➁基本的な考え方~短期目標(リーグ上位・カップ戦上位)を達成し、チームとしてのベースを確定する。このベースを基に中 期・長期目標実現に向けての一歩を踏み出す
➂具体的な取組~
(ステップ4)ステップ1から育成・強化を行なってきた選手の中でJ1リーグで充分に通用 する選手が育ち、その選手によるポジションの固定化を行い、それ以外に必要な補強部分を明確に打出し、次のステップでの補強の指針とし、補強するべき具体的なポジション・選手を絞り込む。ー完成
(ステップ5)育成・強化の中で育ってきた生抜きの選手と指針に基づく補強で獲得された選手によるチーム力ベースが完成し、短期目標を達成(未達)。ステップ4以上の成果(リーグ・カップ戦優勝) を残す。
➃チーム構想と編成~
(ステップ4)チームコンセプトがチーム関係者全てに浸透し、精神的にも技術的にもチームを支えられる生抜きのメンバーによるチーム編成の確立と更にチーム力を強力にする為の外国人選手及び日本人選手の補強を検討するー完成
(ステップ5)チームコンセプトがチーム関係者全てに浸透し、結果を残し次のステップ(タイトル獲得へ進む。
➄選手編成~
選手総数30名以下
外国籍(最大3名は現在制限なしに修正)及び日本人選手の移籍獲得
選手平均年齢の固定化(チームの新陳代謝のベースとなる選手平均年齢が固定)
選手平均年俸の固定化(戦力のベース確定に伴い、今後J1リーグ定着の為に必要な選手平均年俸と年俸 総額を確定する)
➅育成・普及(ユース及びスクール)との連携 ~
U-18以下の組織体制の充実とトップチームとの連携及び底辺(サッカースクール)の拡大を図り、共通理解の元、一貫した指導を行い、トップチームへの最大の選手供給源とする
a.トップへの昇格選手数:2名程度 
b.コンサドーレユース育成・指導指針に基づく育成・指導の実施
c.育成・普及スタッフのライセンス取得とトップチームスタッフへの登用
コンサの最重要戦略のため、あらためて掲載しましたが、ステップ4の多くの項目を完了し、現況はステップ5ですね。

そこで、今シーズンの保有戦略の在り方は、
〇チーム構想・編成はほぽ完成で、想定・計画通り選手は揃っています。
〇保有選手数は、30名以下
〇選手平均年齢・年俸固定化も完成(リーグ最少平均年齢と黒字バランスに固定の平均年俸が確立)
〇ステップ5の完成は、短期目標=タイトル獲得を待つのみ 、となります。
では、これらを大原則として現況を点検しましょう。
B.現況概要
➀保有選手数
 「計画は30名以下(ステップ4では、28名)」ですが、今シーズンの現況は、
 既存A契約選手24選手+新加入選手4選手(特別指定含み)、更に1/31レンタル期間終了選手の育成選手1名を合計すると「29名」。しかし、「岩崎レンタル移籍」となり△1名で「28名」体制。ここに、2種登録の育成選手が、2019シーズン選手が継続すると3選手加わり、「31名」体制となります。計画値に合致し、特段の必要が発生しない限り、保有数は完成です。

➁ポジション別保有評価~問題点・不足等は無いのか~
選手数は、適正数としても、ポジション毎の充足度が重要ですね。
確認しましょう。
a.GK[試合必要選手数ースタメン1・サブ1の2名]5名体制
 レベル;選手名
 J1 ;ソンユン・菅野
 J2 ;中野小次郎(特別指定)・阿波加
 J3 ;2種山本  
  ~ 菅野完全移籍成立により「J1レベル2枚看板保有」は理想形で、直ぐにJ1レベル到達が見込める「小次郎」の成長次第で、今シーズン中に「J1レベル3選手体制」に到達し、2021シーズンのソンユン・兵役離脱にも計画的に準備・移行となります。GKポジションは完璧で問題はありませんね。
b.DF[スタメン3・サブ1~2名] 9名体制
 レベル;選手名
 J1 ;ミンテ・福森・進藤
     宮澤・石川 ー兼務
 J2 ;早坂・濱・田中
 J3 ;中村(レンタル明け)
  ~「J1レベル5枚保有」で完備し、今シーズン中に有望株「田中選手J1レベル到達」で、「J1レベル6枚体制」です。育成の「濱・中村」もカップ戦起用の主力として成長が望め、ベテラン選手からの移行もスムーズに進行しますね。DFポジションも、「スピードやビルドアップ等の個別課題」はあるも、保有戦略としては問題ありません。
C.ボランチ[スタメン2・サブ1名] 9名体制
 レベル;選手名
 J1 ;深井
     宮澤・荒野・駒井・中野嘉大 -兼務
 J2 ;田中・金子・藤村・高嶺 ー兼務
 J3 ;本間(2種)
  ~「J1レベル5枚保有」で必要数完備。また、今シーズン早期に有望株「田中」はJ1レベル到達か見込まれ、「金子」も今シーズン終盤には「J1レベル到達」の見込みで、「J1レベル7選手体制」の保有まで到達しそうです。「ビルドアップ・ポジショニング・プレイ予測等」課題はありますが、保有上の問題点はここにもありません。
D.サイド[スタメン2・サブ2名] 7名体制
 レベル;選手名
 J1 ;ルーカス・白井・菅
     駒井・中野嘉大・石川・早坂  -兼務
  ~「J1レベル7枚保有」はリーグでも多数保有で、「突出レベル選手」の期待はあるも、「スピードスター型」は不在ですが、「攻守バランス・クロス力」に特徴選手が集まり、現戦術との適性・符合性は高いです。「育成層選手」がいない事が唯一の懸念ですが、「個別能力による移籍加入」が多投されるポジションであり、「他からの獲得」戦略も成立します。しかし、現時点では必要も無く、保有選手の変化・変動に応じて、将来は対応するものですね。現在の問題点はありませんね。
E.シャドー[スタメン2・サブ1~2名] 10名
 レベル;選手名
 J1 ;チャナティップ
     ロペス・武蔵・ルーカス -兼務
 J2 ;檀崎
     荒野・金子・中野嘉大・高嶺  -兼務
 J3 ;山本(2種)
     藤村      -兼務
 ~「ルーカス完全移籍」にて「J1レベル4名体制」となりギリギリ完備。そのため、現J2レベルの5選手からのランクアップを期待するもの。特に「檀崎・金子・ボランチ充足となった場合の荒野」はには、今シーズン中で「J1レベル到達」を見込むもの。
シャドーポジションは、レンタル移籍となった「岩崎」も含めて、現時点では「レベル未達」の若手成長期待選手が多く、ここ1~2年限定起用の「選手補強」もあり得るものですが、現体制でも「ギリギリ」運用可能です。
F.FW(1Top)[スタメン1・サブ1名] 5名
 レベル;選手名
 J1 ;ジェイ
     ロペス・武蔵 -兼務
 J3 ;大和(2種)
     早坂    -兼務
 ~「J1レベル3名体制」は必要数を完備。しかし、「武蔵」以外の「速成選手」はいなく、有望株の「高校・大学クラス、又は、下部組織選手」の獲得は検討課題。当面、保有体制での問題点はありません。
 
以上の通り、個別ポジションでも問題はありません。
詰まり、
【選手保有戦略は計画通りに進行し、現況で適正]という事です。

2.現有選手の今シーズン育成・成長目標
 ここまで見て来た通り、コンサの選手保有戦略は、2003年より、17年目にして「ステップ5・チーム完成期」にまで進化しています。
しかし、
「選手保有戦略が適正」=☓=>「現チーム戦力が適正」ではありません。

【現チーム戦力の最大化】には、
➀選手毎の「個別プレイ課題」の改善による「パフォーマンスアップ」
➁チームとしての「組織プレー=戦術」の「パフォーマンスアップ」の両方が必須です。
ここに、今シーズンを通した、その前提となる「準備段階=キャンプ」育成・成長方針が問われます。
前記の「強化計画」にもある通り、
「短期目標(リーグ上位・カップ戦上位)を達成し、チームとしてのベースを確定する。このベースを基に中 期・長期目標実現に向けての一歩を踏み出す」、より具体的には、「短期目標達成・タイトル獲得」となるチーム力が必要です。
 つまり、リーグでの相対比較で、リーグ最上位レベルの「攻撃・守備力」がその内容で、その【未到達課題の改善】が今シーズンの育成・成長手段、【タイトル獲得と上位到達】がその目標となります。

ここからは、次テーマ「今シーズン育成・成長課題とその方法」となり、「キャンプ目標・方法」と繋がって行きます。
~~乞うご期待ですね。









posted by yuukun0617 |23:02 |

スポンサーリンク

スポンサーリンク