2019年06月27日
~進化~ ルヴァン杯PO第2戦とリーグ戦第17節・仙台戦予想
昨夜のルヴァン杯PO第2戦は、「磐田・Aチーム選手起用」想定に対して、ミシャは「コンサ・準Aチーム(A主体+Bサブ)」その強力チームを用意。
磐田・名波監督は、コンサ・タイト日程の読みから、ここまでのコンサ「Aチーム化=戦力アップ」は想定外だったでしょう。その表れが、試合当初から、磐田・本来戦術「堅守・速攻」型ではなく、「コンサ陣内に、磐田チーム全体が侵入し、磐田攻勢での超攻撃型・積極戦術」を展開するも、ミシャ・チームコンサの<思う壺>で、磐田の前掛かり・攻撃バランスは、中盤でのパス交換をカットする「コンサボール奪取」からのカウンターには、守備抵抗力は皆無で、コンサカウンターの餌食・獲物となるだけでしたね。
ミシャの戦前想定は、この「素早い攻撃への切り換え」と「カウンター」と、押し込んでの「コンサ多彩パターン攻撃」で、「早期得点獲得~試合全面コントロール」とし、前半戦で、試合推移を決定・構築し、「準Aチーム」での「A選手の負荷・フィジカルダメージの軽い段階=強めのトレーニング程度までレベル」での、途中交代を実施し、後半は、若手・Bチームで、第2戦も「勝利」との試合方針・戦略でした。
試合開始~20分・岩崎PKまでは、完璧な想定通りの展開・実現でした。
しかし、「岩崎PK」は、その想定を一気に破壊するだけのインパクトを、磐田とコンサ両チーム選手に与えました。コンサは、一気に「消極型・攻撃推進力を喪失」、一方の磐田は、逆に、「より攻撃優先・スピードをアップし、攻撃の反復回数を夜這い強く増加」、そのコンサの失敗を契機・出発点に、磐田は一気に息を吹き返し、「磐田PK獲得・得点」で、より攻撃傾斜を深め、試合展開は、磐田の勢いとコンサの防御の試合大枠・趨勢が決定してしまいました。
試合後、ミシャは、カンカンになっていましたね。「PK失敗そのものの前に、そんな甘いプレー選択・判断をした選手意識に幻滅・落胆した」ものでした。コンサの成長レベルは、当然「成長過程そのもの」で、決して高レベルに達した訳ではなく、実は、「意識・認識・判断は未だまだ未熟・低レベルだとの認識・意識を、全選手が強く持つ可きだ」との苦言を強くコメントしていました。コメントの最後に「廻りが選手を批判したら選手を誉めるが、逆に、廻りが選手を誉めるのなら、私は選手を叱咤・激励する」との言葉でした。
ミシャの根本となる「選手への愛情」は、
「その選手が最短で最大のパフォーマンス・プレーを行えるように、心身両面での成長を図り続ける」との強い想いと信念、そのための「最新・最優の方法・技術」を実施する、との内容です。
「岩崎PK」への「武蔵やロペス、他の選手達の意識の甘さ」が、試合内容と結果に直結した昨夜試合は、今シーズンの一つの「エポックメーキング・ターニングポイント」となりましたね。
それにしても「岩崎の試合後コメントは、情けないですね。全く、解っていない、理解できていない事は、ミシャ・試合後コメントで一刀両断されています。「そんなレベルで、Aチーム・スタメンは無理、あり得ない」。
珍しくも、ミシャより、ルヴァン杯PO突破での「成長若手選手の評価」が、個人名単位で、表明されました。その順番が、成長順ですね。第1位怜(藤村)~彰吾(中原)~白井~金子・・中村~濱~檀崎との順番で、「岩崎は論外」です。ミシャか評価するポイント、と言うよりも優先する順番がありますが、テクニック・能力が1位ではありません。1位は「意識~選手としての在り方・人間性=忍耐強い戦術実行力もここ領域」~同レベルに、「パフォーマンス」がありますが、ミシャでは、高い意識ならば高いパフォーマンスを発揮との価値観があり、2位ではなく同順位となります。3位が「判断」で、未だ頭脳分野、4位に「ストロングポイント」で、「フィジカルとテクニック」はここで出て来ます。この優先順位は、試合起用と将来成長へのトレーニング内容に直結しています。
ミシャからロペスへの直近声掛けが、ロペスのコメントで明らかになりましたが、復帰後、リーグ戦スタメンから外れ、精神的に低下しているのを見抜かれて、激励の声掛けを貰ったと、嬉しそうにコメントしてましたね。
いやはや、人たらし、人間的魅力一杯で、選手がこぞって慕うのも道理ですね。
つくづく、良い監督です‼️
さて、次戦、リーグ戦第17節仙台が、中3日、アウェイ・前日移動では、今日と明日しかありません。
昨夜起用のA主力選手は、リカバリーのみで時間切れとなり、対戦トレーニングは、図上演習のみ。ロペス、武蔵、福森、ミンテ、進藤の5選手は、昨夜実戦が強烈トレーニングで、あとは少しでもリカバリーに徹します。
温存されたAチーム主力に、プラス@選手となる復帰選手が注目です。
では、昨夜のルヴァン杯PO第2戦を簡単に点検し、リーグ戦第17節の予想に入りましょう。
1.ルヴァン杯PO第2戦
準Aチームの起用で「ミシャ戦術」で試合開始となりましたが、ボランチ「藤村・中原」のため、ビルドアップ第1段階でのシステム可変はせずに、ボランチ・中盤底位置を経由とした「ボール起点・廻し」となりました。攻撃第2段階での「CBの両サイト高い位置取り(SB仕様)」と「両ボランチの最終DFライン」形成のシステム可変し実施と、3段階のシステム可変は、2段階システム可変方式に変形していました。
しかし、前半20分「岩崎PK失敗」以降、磐田・攻勢が大きく支配する展開となり、「5ー4ー1」の守備体制が試合終了まで継続する「堅守・速攻型」に変移し、守備中心・時よりカウンターとの展開となりました。
獲得点数からは、その展開で十分にPO突破となり、リスクを賭ける攻撃型の選択はしない、との判断で、「意図的な守備優先展開」との、所謂「大人のサッカー」を選択したものでした。そんな試合内容を示す、速報試合データを以下記載しておきます。
前半 コンサ 磐田
6本 シュート数 5本
4本 内、枠内数 5本
66% 枠内率 100%
2点 得点 1点
33% 決定率 20%
3本 CK数 4本
4本 FK数 6本
⇓
後半 コンサ 磐田
6本 シュート数 6本
3本 内、枠内数 2本
50% 枠内率 33%
0 得点 0
0% 決定率 0%
3本 CK数 3本
8本 FK数 4本
※実は、後半、見た目の印象とは真逆で、コンサシュート数は低下していませんが、両チーム共に、シュート精度が急落し、得点には程遠くなったのが分ります。
両チームで起用「Aチーム主力のフィジカル低下」が大きな原因・要因となっていました。
※いよいよ、ルヴァン杯プライムステージ参戦で、これまでの対戦とは様変わりとなります。強敵・強力なAFC組4チームと、勝ち上がり4チームは、難敵だらけとなります。当然、AFC組で勝ち残っている「鹿島・浦和」はさらにタイトな日程となり、選手起用は無理くりですが、AFC終戦の川崎・広島は、その戦力をルヴァン杯にも投入して来ます。これまでの選手起用とは決別となり「若手・育成選手・Bチーム起用」は、著しく縮小し、チーム全力でのガチンコ勝負に突入です。
ここまで「大活躍選手には、今後のルヴァン杯起用」も見込めますが、そうでない選手には、基本、試合起用は終了です。岩崎は、ルヴァン杯スタメン起用は無理となり、またリーグ戦のサブからも脱落・・?。檀崎・濱・中村も??。金子・白井・藤村・中原の4選手は、起用継続と予想します。
2.リーグ戦第17節仙台戦予想
➀チームコンディション
ここ2週間の過酷日程は、前々ブログの通り、特定チーム限定の話で、ルヴァン杯PO第2戦参戦の8チーム、AFC参戦の3チームの計11チームです。
確認しておくと、6/14リーグ15節川崎A△~中4日~ルヴァン杯PO1戦磐田A〇~中2日~リーグ16節鳥栖H〇~中3日~ルヴァン杯PO2戦磐田H〇~中3日~リーグ17節仙台A~中2日~天皇杯2回本田H~中3日~7/7リーグ18節松本H
と、24日間の中、7試合と、平均3.5試合/日。~超タイトで、故障離脱発生していたコンサには、致命的な過酷日程でした。
その戦績は、今シーズン最悪な選手起用環境にも拘らず、「3勝1分0敗」と驚異的な戦績を叩き出しました!サブ・Bチーム選手も総がかり(来季入団の特別指定金子・高嶺は最早、来期ではなく、現在戦力となりました。その分の年俸=相当額が気になりますが、直接「報酬」として授与する手段はありませんね。初年度の年俸には制限がありますので、2年目に上乗せを予約・約束ですね。)で、チーム全体で獲得した素晴らしい戦績です。その中に、かなりの割合で「サポーターの作り出した戦績」も占めています!!
次戦対戦の仙台は、同一の過酷日程中のチームで、対戦前のチーム全体の「フィジカルコンディションでのアドバンテージ」はどちらのチームも有して居らず、同一条件での対戦となります。(今節対戦では、大きなコンデション格差での試合があり、注目点の一つですね。特に、強力チーム=過酷日程チームで、ジャイキリが多発する可能性が高い節です!!)
➁対戦チーム 仙台現況 ~フル試合消化チームですね
順位11位 勝点19 6勝1分9敗 得点20 失点24 得失差-4
昨シーズン・同節は、
順位 8位 勝点22 6勝6分4敗 得点19 失点26 得失差-7
昨シーズン最終順位11位と、シーズン後半は順位低下の動向となる不本意シーズンでした。その原因が、多失点数で、ワースト4位・降格の柏と同数値で、今シーズン、失点数減少の守備力改善が急務でしたが、今シーズン、失点数は前年と同程度で、改善は不成功でのシーズン展開となっています。得点力もリーグ11位と下位レベルで、攻守のバランスはありません。結果、試合展開次第との「相手チームによる戦績上下」が大きく、得点パターンはサイド攻撃主体、一方、守備の失点パターンもクロス失点はリーグ最下位の11失点とサイドの攻防と、DF陣守備力が決定要因とのシーズンです。
つまり、サイド攻防で、サイドの突破・侵入の阻止、サイドからの有効クロス阻止の2点での攻防で圧倒されると、一気に得点力が半減します。得点獲得失敗となった試合は、そのサイド攻撃を阻止された試合型は数となっています。
仙台のサイドは、SB蜂須賀・永戸はクロス能力は高く、OMF関口・吉尾はクロスではなく、パスやドリブルとなります。しかし、SBが高い位置まで侵入した場合、ボールロストの攻守切り替え時の帰陣スピードは遅く、往々にして、スペースを産み、そこを突き、フリーに近い、ピンポイントアーリークロスは、DFのクロス防御は空中戦支配力は高いのにもかかわらず、弱点です。
フォーメーションは、基本「4ー4ー2」と「3ー3ー2ー2」(ルヴァン杯磐田フォーメーション)・「3ー4ー2ー1」(コンサ基本システムと同形)の併用ですが、今シーズン・戦績低迷・下位チームの特徴「自チーム固定戦術不在=試合毎・相手チーム毎に戦術変転」の典型チームです。
どう考えても、「相手戦術の阻止・制約」のみの消極・守備的戦略となり、「阻止・制約した上で、自チームの得意攻撃での得点獲得を目指す」戦略には到達しませんね。「得点攻撃での連携・コンビネーションも、得意=固定戦術が大前提で、その上
での課題」となります。 得意=固定戦術の構築こそが、自チーム・ストロング戦術構築そのものですね。(コンサが、ミシャ流に徹する所以です!!)
➁そんな仙台相手のコンサ対戦予想は。
既に記載の通り、コンサ・コンサ式ミシャ戦術の徹底で、「超攻撃型」に徹しましょう。
攻撃最優先と「大人の試合展開」の使い分けは、最新コンサのテーマです。
これは、具体的には、
試合開始~前半/超攻撃型試合展開・先制点・追加点獲得の勝勢構築、
途中(後半)/大人の試合展開・堅守速攻型に変更、相手攻勢の中カウンター追加点獲得で試合決定、
との「強者・強豪チームスタイル」獲得です。
次戦も、そんな試合展開が可能となり、目指す闘いとなります。
最終試合結果は「複数得点差・3ー1」完勝を目指します。
もう1点、大きな試合目的があります。
故障離脱から復帰選手のテスト起用です。
普通の発想ならば、後半・勝勢の中でテスト起用となりそうですが、我らのミシャは、逆発想で、「スタメン起用・途中交代」ですね。
「どこまで実戦が可能か」を見るためには、未だ時間的に余裕・ゆとりのある時間帯であれば「オーバーペース」とはならずに、また、悪・失敗があっても、その後の時間帯で取り戻せる、との捉え方で、スタメン起用となる訳です。
「駒井・ボランチ」テストまででしょうね。「宮澤もテスト起用」したいところですが、もう1・2試合待ちそうです。
なお、大活躍中の金子と高嶺は、ユニバーシアード・日本代表で、しばらく離脱ですね。
では、メンバー予想を。
ジェイ
チャナティップ ロペス
白井(菅)深井 駒井 ルーカス
福森 ミンテ 進藤
ソンユン
サブ:武蔵・荒野・石川・中原・濱・檀崎
菅野
さぁ~!! 全サポーターの総力を結集し、
勝ち点3獲得・完勝を達成しましょう。
posted by yuukun0617 |10:30 |
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