コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2018年01月29日

~進化~ ミシャによる進化ミシャによる進化⑭浦和戦TG評価

土曜日の第1キャンプの締め括り第1弾練習試合、ACLチャンピオン浦和との45分×4本(2試合)は、
1本目 コンサ 0-1 浦和 得点;(浦和)萩原
2本目 コンサ 0-1 浦和 得点;(浦和)長澤
3本目 コンサ 0-0 浦和 
4本目 コンサ 0-3 浦和 得点;(浦和)萩原・ズラタン・萩原
 計  コンサ 0-5 浦和
                との結果。

1.先ずは、監督ミシャの認識から。
コメントから確認です。
Q 試合全体の感想
「2試合やって2-0と3-0ということで、まあ、結果は決して良いとは言えないでしょう。でも、すごく良いものも見えました。
特に1試合目ですけども、チャンスも幾つか作れていましたし、ただ、そういう中で、またつまらない失点をしてしまったのは、やはり自分たちは良いものが出せてチャンスも作れている中で、もったいなかったとは思う。ただ反対に、自分たちがやろうとしていることもしっかりと出せていたという意味では決して悪くなかったと思っている。
良いものはたくさん出た中で違いがあったとすれば、
球際の強さであったり、セカンドボールの予測であったりとか、
そういった部分は、より相手の方がプロフェッショナルだったと思いますし、今後我々も取り組んでいかなければならないところだったと思います。
いろいろな良い部分と、いろいろな想定外を見られた今日のゲームでした。我々が今後進んでいく上で、プロセスを踏んでいかなければ、そこにはたどり着けないと思っています。その意味で、自分たちはしっかりとプロセスを踏んでいると思うので、決して悲観する必要はないゲームだったと思います。
まだ2週間も経っていない状況ですけども、
非常に我々の狙いとする戦術の浸透度は、私は高まっていると思っていますし、その中で、より規律を守るところであったり、戦う部分、あるいはより責任を持って戦うところであったり、よりプロフェッショナルとして戦っていくというのは、我々が今後チームが成長していく上で、戦術とともに一歩、二歩、前進していかなければならないところだと思います。我々、札幌も2試合を通して良い方向へ進んでいると私自身は思っています。今後、我々が引き続きトレーニングをしていく中で、必ず自分たちが強いチームに対しても得点と結果というものを残していけると思っています」
Q 前方のウイングバックへ3バックから中々ボールが出てこないことに苛立っているように見えましたが?
「もっと、ピッチをしっかり全体を見てほしいと思っていますし、しっかりと状況を判断してほしいと思っています。そこも選手たちがまだまだ取り組んでいくところです。間違いなく、そこですね。練習の中で取り組むことで、私は上手くいくと思っています」
Q 相手には懐かしい顔もいました。
「広島、そして浦和を6シーズン弱率いましたけども、そうした、かつて共に仕事をした同僚や指導した選手に会えるというのは非常に嬉しいもので、やはりサッカーを仕事としてやっていく中で、そういったことは嬉しい瞬間です」

ポイントを抜き出すと、
○我々が今後進んでいく上で、プロセスを踏んでいかなければ、そこにはたどり着けないと思っています。その意味で、自分たちはしっかりとプロセスを踏んでいる_
・1試合目評価-チャンスを幾つか構築できた
・自分たちがやろうとしていることもしっかりと出せていた
・つまらない失点はもつたい無かった
・具体的課題は、球際の強さであったり、セカンドボールの予測
・ピッチをしっかり全体を見てほしいし、しっかりと状況を判断
○2週間で、狙いとする戦術の浸透度は高まっている。
 前進すべきは、より規律を守る、戦う部分、より責任を持って戦う、よりプロフェッショナルとして戦っていく

と、キャンプの進展は想定通りで、ここまでの成果を土台に、更に多くの課題・プロセスがあり、高い自覚・挑戦心・団結力で全チームで狙い段階まで到達を目指す、との評価です。
2.具体内容
結論を先に記載すると、「第1チーム・中核メンバーはこの時点で未定状態に変化」です。長崎戦起用・プレイで先行した選手もそのまま優位状況の維持は出来ず、浦和戦では、横一線のテスト起用が続き、選手選択段階ではなく、その前段階の、全選手による戦術実践の実地テストと課題の洗い出し・絞り込みに取り組む練習試合でした。
という事で、チーム全体の戦術実践度を急上昇させるため、選手個々の「成長」を日々単位で図りつつ、どの選手起用・組み合わせがチーム戦術達成度を最高値とするか、その場合の守備力と攻撃力はどこまでのものか、を今週~次々週の3週間で追及しているプロセス・段階で、現在の「全選手横並びの競争状態」も「選手優劣・戦術適合性が明らか」となり、起用候補順位が出て来る段階です。
この観点で、1本目~4本目の選手起用に、とても興味深いポイントが数々ありました。

①1本目45分 コンサ0-1浦和 得点;萩原(浦)

〔コンサ〕  内村        〔浦和〕  興梠
    宮吉    三好        萩原 李  長澤
  菅  駒井  深井  白井      青木  柴戸 
    福森 ミンテ 進藤     宇賀神 阿部 岩波 橋岡 
       菅野              福島
 
・内村・菅野以外24歳以下選手    ・新加入と育成抜擢
・運動量、スプリント力最も高いチーム    ・育成から加入萩原が成功得点 
・自陣のボールロストから失点

②2本目45分 コンサ0-1浦和 得点;長澤(浦)

〔コンサ〕  ジェイ       〔浦和〕   李
    内村     三好      練習生 萩原 長澤
  菅  小野  駒井  白井      練習生 柴戸
    福森 ミンテ 進藤     宇賀神 阿部 岩波 橋岡 
       菅野              福島

・ジェイ、内村シャドー、小野テスト   ・練習生2名で戦力低下
・小野守備的ポジションで安定化     ・長澤飛び出しで得点
・自陣ボールロストから失点

③3本目45分 コンサ0-0浦和

〔コンサ〕  都倉        〔浦和〕 ズラタン
    チャナ  ヘイス       練習生 武富  武藤
  ジュリ 兵藤 藤村 早坂       柏木  遠藤
    田中 稲本 横山      菊地 槙野 マウリシオ  平川
      ソンユン             西川

・昨年中軸多数起用、ベテラン中心型・中軸選手起用チーム
・ボールロストが減少しカウンター減少   ・戦力安定

④4本目45分 コンサ0-3浦和 得点;萩原2・ズラタン(浦)     

〔コンサ〕  都倉        〔浦和〕 ズラタン
    チャナ  ヘイス        萩原 武富  武藤
  ジュリ 藤村 兵藤 早坂       柏木  遠藤
    田中 稲本 宮澤       菊地 槙野 マウリシオ  平川
      阿波加             西川

・3本目と宮澤のみ変更。      ・中軸のスタメン候補チーム
・自陣でボールロスト多発、ショートカウンター多失点・萩原爆発・ズラタン高決定力
・無理なロングフィードで攻撃機会喪失

浦和は、〔最強〕4本目~3本目~1本目~2本目〔最弱〕で起用しましたが、その通りの実力発揮で、4本目は浦和が完全支配ゲームで、コンサ自陣でのポジションカバー・スペースカバーの遅れ、失敗、無理なパスミスの多発で、自陣ボールロスト多発し、ショートカウンターで大量失点。特にボランチ・DF・GK起用選手での守備力ダウンで、実際は攻撃機会に中々繋がらなかった。
・つまらない失点はもつたい無かった
・具体的課題は、球際の強さであったり、セカンドボールの予測
・ピッチをしっかり全体を見てほしいし、しっかりと状況を判断 とのコメントプレイですね。

しかし、1本目・2本目の選手の戦術理解は3本目・4本目よりも高く、浦和のややダウン戦力の起用もあり、攻守ともに「戦術実践度」は評価できたもの。 この結果からも、戦術理解と実践力は、現時点では、第一試合(起用選手)の方が、第二試合(起用選手)よりも高い段階・レベルだったという事で、自陣でのボールロストからのカウンターで失点するも、成果と課題は明確で、
・1試合目評価-チャンスを幾つか構築できた
・自分たちがやろうとしていることもしっかりと出せていた
・つまらない失点はもつたい無かった とのコメントとなったもの。

第二試合に、昨シーズンの中核選手が多数いますが、全体の戦術理解と実践はかなり低レベルで、選手個々の現況と課題も重要なポイントですが、リーグ戦とルヴァンカップ戦には全選手一定レベル到達が必要であり、残る26日間で解決しきらなければならない訳ですね。

最短時間で成果を上げられる「試合形式トレーニング」をメイントレーニングとしており、キャンプ一日毎の「着実なステップアップ・プロセス」でその解決が到達する清算という事なのですね。

posted by yuukun0617 |00:05 |

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