コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年06月27日

~進化~ 群馬戦 総括

歓喜の一夜が明け、未だ”勝利の余韻”(いい響きですね~!)が残っていますね。
ここは、少し、冷静に・客観的に、群馬戦の総括です。

今回は、〔良かった点〕〔悪かった点〕〔次戦以降への課題〕に分けて点検です。

〔良かった点〕
①試合目標【勝ち点3獲得により2位以下チームとの勝ち点差維持・拡大】と下位チームとの対戦ノルマ【勝ち点3絶対獲得】達成が、最大ポイントです。今節結果、
2位以下チームとは、上位9チームは変化ありませんが、3位との勝ち点差4+隠れ勝ち点3=7と、順調に勝ち点差拡大です。特に、ポイント2チームの、京都(詳細は、以前ブログをご覧下さい..)と9差は、大きなアドバンテージとなりました。という事で、注意チームは「C大阪」に当面絞られてきましたね。
②システム・戦術では、監督想定は外れ、群馬は攻守バランスポジションとカウンターとの対抗となりました。(監督想定は決め付け過ぎ..だったでしょうね?)
対して、コンサの GK+3DFメンバーは、現在での最強メンバーである事と、
増川の「圧倒的な高さ」・ソンユンの「広い防御エリア」と相互支援(カバー)での「組織守備」は、【堅守】レベルで、例えば、J2中位~レベルの攻撃では、【0封防御】実践となる
事の2点を証明しました。・・『不動の4人体制』です(が、この一角が不能の時が問題ですね?!-ソンユンのオリンピック等..)
③<育成カルテット>MF4人は、【運動量】を武器に、十二分に機能しました。相互支援型の組織的守備、ボール奪取も回数は少なかったですが、パスカット成功から想定通り攻撃へ連動させられました。今後、更に、運動量と連携を向上で、宮澤キャプテン・稲不在の穴を埋めて余りあり、新たなスタイル獲得も予感できる内容でした。次戦も(マセードとの交代はあるでしょうが)、継続ですね。:実に、試合を見ていてその理由が解って来ました。・・深井のキャプテンシーと、互いに弱点を知りカバーし合うとの合意・相互理解がある事ですね。
④ヘイスです。ポジショニングとボール保持力は、武器ですね。ただ、本来、ストライカー型のFWで、「ボール保持~ドリブル~シュートレンジ到達~シュート」のプレーが本来スタイルなんでしょう?!強烈な”弾丸シュート”を本来打てると思っていますが、成功体験の中から実践していくタイプで、現在の「トップ下」を通過点として、想定FWへ進化!ですね。
〔悪かった点〕
①ヘイス「トップ下」ポジションです。
求められている「トップ下」の役割は・・??
=攻撃=ポスト役(ボール受け手と配給)、ゲームメイカー、2列目から飛び出しとシュートでの得点。
=守備=バイタルエリア守備の中核-両ボランチと3人で挟み、プレスバックで、ボール方向制約、パスカット・ロスト(ルーズ)のボール奪取・獲得、と攻3役・守2役です。 
では、昨日ヘイスは、どうだったでしょうか...?
会場で見ている限りでは、ポストのボール受け手と保持、配給役は普通レベル、の2つだけ..で、機能実行割合は、30%(点)程度でした。 また、運動量が全く足りません。
一例ですが..ボールポゼッション時のゲームメイカーは誰だったですか...増川でしたね。で、増川が、何回か、出そうとしたが出さなかったパスがありました!! ヘイスへのパスです。敵密集守備への代表的な攻略法は、≪増川位置から、真ん中トップ下にショートパスを通し、そこからサイドかスルーに散らし守備陣形を崩す≫ですね。ヘイスへは1本もありませんでしたが、ジュリーニョ投入直後から、増川位置から、トップ下ジュリーニョへ当てるパスがされました。 何故、増川はしなかったのでしょうか。・・しなかつたのでは無く、出来なかったですね。ジュリーニョだと、ポジションを下げてでも、そのパスを可能としますが、ヘイスには、その意識・認識はなかったですね。
本来の、ストライカー型FWとしての機能・成功を求めるべきです。トップ下は、適任ジュリーニョがいるのですから..!また、ヘイスはパサーでもないですね。ヘイスのする「創造性溢れるプレイ」は、パスではなく、シュートでしょう!!
②都倉・内村の決定力が指摘されていますが、2人共、強い選任感から、見ていて辛くなる程、力んで、頭に血をたぎらせてシュート・・・⇒『枠外』へ飛びますね。やっぱり。
決して、調子が悪いやコンディション不良でも無く、「冷静さ」がポイント。
・・・⇒ ≪ゴールハンター≫意識でやりましょう!
シュートには2通りありますね。
 ◎強く速いシュート、と、◎GKの隙を狙ったシュートです。
 【冷静さシュート】は、GKの隙を狙ったシュートです!!ね。
〔次戦以降への課題〕
①守備体制は、MF4人の代替システムも目途が立ち、次戦継続で、より連携・運動量を上げて、GK・3DFを加え、【堅守】のシステム戦術・選手起用のレベルを熟成。
②攻撃は、ヘイスのポジションがポイント。テストは終了し、次戦横浜FC戦では、ジュリーニョ・ヘイス・都倉(次戦は累積休暇でしたね!)攻撃体制を、次々戦C大阪への準備・試験として実戦。
荒野ポジションテストも課題。
③コンディション不良者の復帰を急ぐ。

という所ですね。 長々と有難うございました。


posted by yuukun0617 |12:45 |

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この記事に対するコメント一覧
Re:~進化~ 群馬戦 総括

ヘイスに若いころのようなプレーを求めるのは無理だと思います。
WIKIで調べるとわかりますが、17歳でPSVと5年契約を結びましたが、2度の骨折をし、足にプラスチックを挟まれたがメディカルスタッフの言うことを聞かないで取ってしまう。禁止薬物の使用と、更生のための支援を拒否や飲酒運転で警察に逮捕などの問題児。反面PSVがフェイエノールトに10-0で勝利、この試合で3得点を挙げ、ハットトリックを達成するなど、能力の高さはだれの目にも明らか。ほとんどの映像はこのころのもの。試合で膝の複雑骨折と前十字靱帯、後十字靭帯、中央靭帯断裂の断裂という重傷を追いながら、PSVはレイスとの契約を2014年まで3年間延長するか、2011年5月1日までに決断が必要だったが、あまりにリスクが大きいと判断し、1年契約に留めようとした。全盛期のスピードは戻らないと判断したのだと思います。PSVに迷せる基本的な能力の高さがすごいと思います。
現在結婚もし子どもも生まれ、人間的にも成長し、子どもの手本でありたいとも語っています。全盛期のスピードはなくなっているので、トップ下がベストだと思います。ポジショニングが素晴らしく、パスが上手で、シュートが正確で、ボランチと前線のつなぎになり、得点機にはきっちり前に詰めているし、その入り方が絶妙。大けがをして全盛期の走りができなくなった小野と比較すると年齢の分走れて、少し大きいのでヘディングもできる小野の上位互換ではないでしょうか。小野もそうですが古傷がどこまで戻るのかが問題で、若手の見本になれる選手だと思います。昨日の試合でのヘイスですが、内村と都倉が決定機を外さなければ、前半で3-0にはなっていたと思います。絶好のパスを石井に出して、石井とGKの間にDFがいないのにドリブルから中にパス。そのパスを都倉が決めれず。小野のような決定的な仕事を何度もしていたと思います。荒野や中原やジュリーニョや深井のような運動量がないため激しいプレスの数は求められませんが最低限パスコースを消しに行きますし、決定的な仕事を何度もしてくれます。
ジュリーニョは、トップ下というより左サイドアタッカーかFWだと思います。中央にいると最近ボールを持ちすぎる場面が見られます。サイドでの攻防でジュリーニョと戦えるDFはJ2では少ないと思います。

posted by まさひろ| 2016-06-27 22:23

Re:~進化~ 群馬戦 総括

まさひろさん、コメント有難うございます。

ヘイスは、考察に値する選手ですね。
ご指摘内容について、あらためて試合の映像確認をしてみました。
ナイスパスを数回していましたね。ただ、石井へのパスも含めて、バックパスと並行パスが主体で、前方へのパスは、都倉へのスルー程度しかありませんでした。理由が、ポジションです。攻守切り替え時は、一斉に前方へ全体移動ですので、「トップ下」ポジションですが、攻撃時=ポゼッション時は、FW位置です。そこで受けてのパスは、バック方向となる訳です。FW位置に70%位居続けるため、3TOP(右ポジションが定位置..)、か、内村か都倉がトップ下に下りた2TOP(同右ポジション)が、群馬戦での攻撃時陣形になっていました。実際、内村は余り得意じゃないので、都倉がトップ下でした。 これは、違うのではないでしょうか?!都倉をトップ下で使うのは、もったいなさ過ぎですね。
ジュリーニョ投入直後に、流れる様な得点は、ジュリーニョのトップ下経由の波状パスを群馬が止められなかった為でした。
という様に、見ました。でも、ヘイスの前歴は錚々たる..ですが、現在、性格はそう簡単に変わらなくても、直そうとの姿勢でプレーしている事は、伝わって来ますね。応援したくなりますね!!
「トップ下」か「FW」はあるでしょうが、大成功を期待・祈る事は一緒ですね!! 有難うございました。

posted by yuukun| 2016-06-28 17:26