コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2020年07月16日

〜進化〜 特別遠征最終戦・第5節仙台戦展望

さぁ〜! 選手もチームスタッフも我々サポーターも、一息入れて、体力の回復と同時に、ハートもリフレッシュし、特別遠征での最終戦・第5節アウェイ仙台戦へGO!です。
前ブログで、この3節のリーグ動向で確認の通り、第4節の焦点だった「各チームフィジカルダウン」からの「コントロール・リカバリー」と共に、次の「中3日」3連戦に突入します。今シーズンは、このスケジュールで進行ですね。しかし、第2節〜第4節3連戦の経験は、成功と失敗の両面あり、今度の3連戦に活用です!
前ブログでの結論は、全チームの勝ち点獲得実績からは、
【  選手起用は、ターンオーバー型が有利 】で、  コンサが選択した「スタメン固定+途中交代型」は、選択チーム平均で、何と「勝ち点△0.5/試合」で、「3連戦では、勝ち点△1.5劣後」との大きな差、との明確な結果でした。
実際、「スタメン固定+途中交代型」選手起用戦略は、固定スタメンの疲労は、毎試合毎、累積してしまい、前回3連戦で顕在した通り、3戦目では「著しいパフォーマンスダウン」必至です。継続は困難ですね!
と言う事で、次戦でのコンサ選手起用は、「ターンオーバー制」となります。
恐らくは、ミシャも同一結論と想定します。
となると、ターンオーバー制・・➡︎Wトップチーム制となり、戦力並列のAチーム・Bチームを選手振り分け「編成」となります。ここから、チーム編成のポイントが、焦点となりますが、<同一戦術・同一プレー>が基本方針となると考察します。対して、他の考え方としては、<所属選手に合わせ、チーム特徴を持つ、変形型>の方針です。そのどちらやアプローチにも、一長一短がありそうですが、コンサのチーム大方針は、「全選手・同一戦術による同一プレーを目指す」ですね。もう一方の編成方針も、現実的・リアリティの高い考え方で有力ですが、敢えて、チーム大方針に則る選択となるもの、でしょう。

コンサは、リーグの為「コロナ禍リーグ対策」が成立する「関東圏に移動・拠点設置」の<特別遠征>を実践し、いよいよ最終戦「仙台戦」に突入ですね。
その代償は、「選手は身体的にも精神的にもリカバリー度が下がる共同生活」を送り、きっと、3連戦での累積疲労コントロールには「何らかの支障」があり、実戦にも影響はあったものでしたね。また、監督・チームスタッフも、粉骨努力で支え、資金的にも、マイナスもあった事と想定します。そんな数々のマイナスも越えて、最終戦に到達ですね。<コンサの陰(しっかり露出してますが)の功労への賛辞・お礼>の言葉もあってイイですよね。

という事で、次戦の展望を始めましょう。

1.対戦相手「仙台」現況
先ず、シーズン前、コンサにも在籍していた木山監督が就任。前監督は長期政権からの監督交代。選手層は、主力DFシマオ・マテ・MF松下佳・FW長沢駿・GKヤクブ・スウォビィクが残留。DF永戸流出は、DFパラ獲得成功で永戸の穴を埋めることが可能な選手獲得。「補強の目玉」はクエンカで攻撃の中心になれるアタッカーを補強。更に、新加入FWアレクサンドレ・ゲデスも能力が高く、優秀な5人外国人選手が2020年仙台の中心となるもの。更に、日本人選手ストライカーFW赤崎、CB・ボランチが可能なDF吉野恭獲得、右SB浜崎加入と、MF梁勇基、FW石原直、DF大岩の仙台を支えてきた選手移籍はあったが、出場機会の乏しかった選手で、ダメージは無く、クラブ史上最高とも言える充実オフとなっていたものでした。
しかし、FWゲデス、FW長沢駿、MFクエンカを怪我で欠いた状況で今シーズンの開幕戦を迎え、特にMFクエンカは全治6か月診断で、復帰時期は8月上旬で1節~9節欠場。「中断期間でのリカバリー」により、攻撃の中心として期待していた選手を使えない試合数が大きく減ったことはポジティブに考えられ、更に、新型コロナ不安対策としてFW西村拓を再獲得し攻撃陣は充実。出遅れていたFWゲデス、FW長沢駿、FW赤崎、FWジャーメイン良、獲得したFW山田寛と攻撃的なポジションの層はぶ厚く再開を迎えたところ。
シーズン前の「順位予想」では、「リーグ中位」予想が大半でしたが、「降格無し」とのレギュレーション変更は、仙台の新戦術「ハイプレス」完徹での「不安リスク」を払拭し、新戦術邁進の姿勢が徹底され、積極チャレンジにより、「リーグ台風の目」のひとつとの存在、とも評価されています。

現在戦績は、
➀△ 1ー1名古屋 でスタート、再開後は、
➁〇 1-0湘南、➂● 1-2浦和、➃△ 1-1横浜FC と、
11位「1勝2分1敗ー4得点・4失点」と、まあまあレベルで、新戦術・試合内容は変化するも、「攻撃・得点不足、堅守」のバランスは以前に近いものでした。

現在戦術は、
システムフォーメーションは、
攻撃時【4-1-2-3】、守備・基本時【4-1-4-1】の攻撃時可変システムです。
攻撃時の戦術は、新戦術<ハイプレス戦術>をトライし実践しています。
守備時は、アンカーを挟んだ「ダブル守備ライン」のブロック守備で「堅守」狙いです。
最直近・第4節の「対横浜FC戦」で、現実プレーを点検すると、
仙台のメイン攻撃パターンは、
➀「ハイプレス」 ~前線5選手が、相手ビルドアップのボール保持者へ「速い寄せ」でチェックし、ボール奪取➝ショートカウンターを狙う。
➁トップへの「ロングフィード・カウンター」
➂サイドでの「タイトプレス」 ~ボール奪取➝サイド侵入➝アーリークロス
の3通りです。
特に、「ハイプレス」「サイドタイトプレス」共に、<ボールへの素早い寄せ>型の個々選手による「単発プレイ」で、チーム連動=「他選手の追い込み・ターゲット潰し」のようなチームプレーは無く、その選手による「嵌め」が失敗すると、その近く選手が「寄せに間に合えば継続」するも、「間に合うタイミングの距離感・意識」は少なく、「連続ハイプレス」にはなっていません。謂わば「ハイプレイ初級編・基本編」レベルです。
この「ハイプレス」対応には、「複数選手での連係プレー(パス交換)」で簡単に外せそうです。しかし、試合実戦では、このハイプレスが成功し「得点獲得」も実現しています。<要注意>ですが、後述の通り、「外し」た後の局面には、大チャンスが在り、仙台「ハイプレス」戦術を、想定・対策の上「逆利用」し、得点獲得チャンスにしましょう。
システムフォーメーションを選手名記載し、図示しておきます。
[攻撃時・システム可変]
    ゲデス  長澤  ジャーメイン
       松下  関口      _前5選手でハイプレス_
         椎橋
    石原 平岡  吉野 蜂須賀
         小畑
一方、守備時は、相手陣~自陣高目位置に、布陣しコンパクト堅陣でボール奪取を狙うもの。
[守備時・基本]
     ↓   長澤    ↓
    ゲデス 松下 関口 ジャーメイン~左右ウィングが下がる
         椎橋
    石原 平岡  吉野 蜂須賀
         小畑 

【攻略ポイント】
➀仙台「ハイプレス」は、<S~15分><HT~10分>の2時間帯で、<要注意>時間帯として意識・集中傾注し、同時に「逆利用」時間帯とする。
➁「ハイプレス」「サイドタイトプレス」共に、「単発型」で、その「プレス」を「複数選手連携(パス交換)」で「外せる」。
➂仙台自陣からの攻撃は、「前線へのロングフィード」が主体で、「ビルドアップは低レベル」で、守備陣からの攻撃は「カウンター」型程度。仙台前線選手への「タイトチェック」で「フィード・パスレスポンス(トラップ)」を阻止し、「ボール奪取機会・チャンス」として逆襲タイミングとする。
➃「仙台ハイプレス」は、「掻い潜ると」、前線に「5選手を集中」しているため、その裏側・上位置に「フリースペース」が発生します。「仙台5選手」プレスの「裏へのパス」が「自在パス起点」となり、カウンター・逆襲チャンスとなります。仙台の「ハイプレス戦術」は、完全に「両刃の刃」となる訳です。
➄「パス交換」のレベルは低く、第4節も「70%」と低成功率で、「ミスパス」による「ボールロスト」が多く、「ボール奪取」チャンスとなります。
➅選手起用は、「ハイプレスによる疲労過多」傾向となるため、「ターンオーバー型」で、「能力順選択による、最大戦力の選手起用選択」とはなっていない。  と6点が指摘されます。

2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
前書きの通り、コンサの選手起用は「ターンオーバー型」選択に成らざるを得ませんが、実際は「Wトップチーム編成・同一戦術同一プレー・プラス起用選手により戦術変化やバランス修正」となりますね。

➀戦術
現在も、「コンサ式ミシャスタイル(戦術)」をチーム全体・全選手で追求し、「同一戦術・同一プレー」のレベル上昇を指向し続けています。

当然、戦術は、「コンサ式ミシャ戦術」(「パスサッカー戦術」によるミシャ流+前線へのロングフィード・ポストよりのショートカウンター戦術)の完成を目指します。システム可変・ビルドアップ・サイドと中央を多彩パターンで攻撃・サイドレーン突破からのクロス・派生のセットプレー攻撃を実践、また、「ビルドアップ」局面への「ボール奪取・パス交換阻止」を狙う「前線からのプレス守備」に対抗し、ディフェンスラインより、縦一本・前線へのロングフィード~ポストプレー~ショートカウンター攻撃、の「相手守備陣飛び越し、超高速カウンター」も、コンサのストロングとして確立しつつあります。
次戦でも、当然、継続狙いです。
更に、近時コンサは、「試合展開コントロール」能力の上昇・成長も指向しています。具体的には、「先制点獲得~試合均衡持ち込み~カウンター等で追加点狙い~フィジカル消費と戦術とプレー強度やプレー量をコントロール~コントロールしながら終戦」を狙います。詰まり、「試合展開」に従って「プレー強度・戦術・具体プレー」を選択・管理し実践し、最終的「試合結果」をコントロールしよう、としているものです。

➁試合展開
前記の通り、
試合開始~15分 コンサ「相手ハイプレス」を逆用した「カウンター」で先制点獲得
    ~30分 両チーム均衡の中、コンサカウンター狙い
    ~45分 両チーム「カウンター」の応酬で前半終了
         「 1-0 」
後半開始~55分 仙台「ハイプレス」作動。
         コンサ選手交代で活性化
    ~75分 両チーム均衡の中、コンサカウンター派生セットプレーで追加点獲得
         選手交代で活性化
    ~90分 仙台攻勢も、コンサ堅守で終戦
         【 2-0 】完勝  との試合展開予想です。

➂メンバー予想
ここが、最大の「課題点・重点」となりますね。
Wトップチーム、A・Bチーム編成です。
では、2チームを編成してみましょう。
ここには、将来部分も加え「武蔵・ロペス」も含めた基本編成とし、実際の試合「選手選択」はそのチーム構想を基礎として検討、となります。

では、ポジション毎に記載で、
Aチーム
       ジェイ
    チャナティップ 武蔵(金子)
   菅  深井 荒野  白井
     福森 田中 進藤
        菅野

   SUB;早坂・藤村・中野・石川・カウィン

Bチーム
      ドォグラス
     金子    ロペス(駒井) 
 ルーカス 高嶺  駒井(藤村)檀崎
     濱  宮澤 ミンテ
        菅野

   SUB;早坂・藤村・中野・石川・カウィン
    
と編成してみました。
しかし、どちらも、武蔵・ロペス不在時の代替(  )が必要で、そこは、「連続起用」となり、試合途中交代(ハーフタイム等交代)起用も必要となります。
編成検討すると、「一定能力選手数不足」が明確です。
取り敢えず、一番簡便な「レンタルバック」も検討すべき?でしょうが、「岩崎・中村」では能力不足で、対象となりませんね。それでも「選手数確保」ならば、検討俎上に乗せる可き、でしょうか?

更に、次戦~中3日FC東京~中3日横浜FMの3連戦中、A・Bどちらを起用・選択すべきか?です。
一案は、 
    対戦   相手レベル 確率   起用
第5節A仙台戦 ・・ B ・・勝利〇・・Aチーム
第6節HFC東京戦・・ A上・・勝利▲・・Bチーム
第7節H横浜FM戦・・ A下・・勝利△・・A+Bチーム 
との起用で、「やや戦力が安定・優位なAチーム」は2試合、Bチームは「疲労リカバリー・フル能力発揮」を期待し、「連戦累積疲労」となりそな第6節戦に起用し、「FC東京のハイテクテクニック・高能力選手」に「フル充電されたフレッシュ戦力の走力・運動量対抗」との対戦設定との考え方です。3連戦の最終戦は「疲労回復のAチームに、B主力をハーフタイム加えた混成チーム」でスタートし、「途中多数選手交代」で「戦力維持」を図る、との戦略です。
Wチーム編成型も相当難しい選択ですね。

posted by yuukun0617 |06:02 |

2020年07月14日

~進化~ 久々の公式データよりリーグ現況展望

「中3日」連続の過密日程は、我々ブログ記載者にも余裕を奪い、Jリーグ公式データリリースを待っての分析・記載が、次戦日程と重複し、困難でした。
次戦「中5日」となり、選手は「完オフ非」を貰いましたが、我々も、本日「公式データリリース」からの「リーグ現況」確認が可能となりました。
久し振りに、第2節再開戦~第4節時点のJ1リーグを、公式試合スタッツデータから点検しましょう。
1.第2節・第3節・第4節の「J1公式データ」
➀リーグ全体動向
そのため、各チームの公式データ平均値を記載します。(コンサ値)

節     第2節  第3節  第4節
得点・点  1.1 ↗1.6 ↘ 1.0 ※失点も同値
      (2)   (2)    (0)   (1 ↘ 0 ➝ 0)
シュート数 12.8  ➝12.7  ↘ 10.7  ※被シュート数も同値
            (12)      (7)        (7)     (11 ↘ 20 ↗ 14)
同枠内数・本3.7 ↗4.2 ↘ 3.0
      (3)    (5)    (2) 
PA内シュート7.3 ➝7.6 ↘ 6.4
      (10)   (5)    (4)
30侵入数・回 43.1 ↗ 46.6  ↘ 43.3 
      (30)   (28)   (35)
決定率・% 8.2 ↗12.2↘ 9.3 ※被決定率も同値
      (16.7)  (28.6)  (0)      (9.1 ↘ 0 ➝ 0)

パス数・本 495 ↗511 ↘ 495
      (482)  (512)   (504)
同成功率・% 80.2 ➝ 80.8  ↘ 79.4 
            (79.5)  (80.5)    (83.5)
クロス数・本 13.6 ➝ 14.0  ➝ 14.6
      (26.7)  (10.0)   (12.5) 

支配率・% (42.7)  (46.2)   (47.4)  
走行距離km 111.4 ➝ 112.9 ↗ 113.4
            (111)     (113)    (107)
スプリント数・回153 ↗164 ➝167
      (140)   (173)  (156) 

再開後の3連戦・リーグ平均値と(コンサ値)です。

➁概要
・項目別数値の推移は、第2節➚第3節➘第4節で、
 過密日程は、再開第2節は「ややフィジカル低調・身体が重い」、第3節は「実戦での体重減・試合勘アップで、運動量・各数値アップ]、第4節では「累積疲労で、身体が重く、各数値ダウン」との傾向でした。
・第4節での「ダウン項目」は、「得点・シュート数・同枠内数・PA(ペナルティーエリア)内シュート数・30m侵入数(攻撃回数)・決定率」の攻撃全項目、「パス数・同成功率」の8項目、一方、
「第3節で大幅上昇し、第4節でも同値項目」は、「クロス数・走行距離・スプリント数」の3項目でした。
つまり、過密日程での累積疲労は、想定通り、ほぼ全項目で、数値ダウン=レベル低下となりました。
➂チーム別動向・推移
累積疲労が直接影響し、試合内容低下の主因となる筈の「走行距離・スプリント回数」を各チーム毎に確認してみます。・・意外な結果が見えて来ます。
『走行距離』
ダウンチーム【7チーム】~コンサ△6・鹿島△2・浦和△2・横浜FM△8・湘南△9・広島△2・大分△3
同値チーム【3チーム】~仙台・G大阪・鳥栖
アップチーム【8チーム】~柏+2・FC東京+9・川崎+5・横浜FC+7・清水+2・名古屋+5・C大阪+5・神戸+3
※いかがですか。
平均走行距離は、リーグ全体で「第3節112.9km~第4節113.4km」と僅かですが「0.5km」アップでした。また、チーム毎に点検すると、「ダウンチーム」は「7チーム」で、残る「11チームには走行距離の低下は無い」との内容でした。
『スプリント数』
こちらも、同様な傾向で、
リーグ平均値「第3節164回~第4節167回」と微増。チーム個別も、ダウン「8チーム」、同値「0」、アップ「10チーム」でした。
※この傾向から推測出来る通り、
第4節は、「累積疲労選手起用」を回避し、「代替選手起用」の「ターンオーバー」起用との戦略が、リーグの主流で、その戦略チームを証明しています。
しかし、その代償が「全項目での数値低下=プレイ・戦力レベルダウン」も証明しています。
その結果は、
走行距離
アップ・同値11チーム・・・4勝4分3敗(平均勝ち点1.45)
ダウン    7チーム・・・1勝4分2敗(平均勝ち点1.0)
スプリント
アップ・同値10チーム・・・3勝6分1敗(平均勝ち点1.5)
ダウン    8チーム・・・2勝2分4敗(平均勝ち点1.0)
この結論からは、
走行距離とスプリントの「ダウンチーム=非ターンオーバー型チーム」は、
「勝ち点0.5ダウン」となる結果で、戦略は、「ターンオーバー型」が上回った、との結果を証明していました。
『コンサの、<スタメン固定+途中交代型>の選手起用の戦略は、リーグ平均以下で、<ターンオーバー型>がより優れていた』との判定となります。

2.第4節の、コンサ次戦対戦チーム比較
次戦対戦相手「仙台」とコンサの試合データを比較してみます。

      コンサ   仙台   対比
得点     0     1   ☓
シュート数  7    13   ☓
同枠内数   2     3   -
決定率    0    7.7  ☓
PA内シュート数  4    10   ☓
30m侵入数  35    36   -

パス数   504   349  〇
同成功率  83.5  68.8 〇
クロス数  16     22  ☓
同成功率  12.5  31.8 ☓

失点     0     1   〇
被シュート数 14    6   ☓
被決定率   0    16.7 〇

支配率   47.4  40.7 〇
走行距離  107   114  ☓
スプリント数156   184  ☓

※多数項目で、仙台に劣後しています。コンサは、パスと守備力の2項目のみしか優位は無く、仙台「ターンオーバー型起用」が成功し、決定力の低さが原因で、「最少得点」での引き分けでした。
前節パフォーマンスでは「コンサ勝利・勝ち点獲得」は困難、との数値となっています。

しかし、「累積疲労」が顕著だったチームも、「中5日」日程で「一息つき、フィジカル回復」ですね。
そのため、次戦は、第3節レベルパフォーマンスが見込めます。

posted by yuukun0617 |23:08 |

2020年07月13日

〜進行〜 本当にお疲れ様の第4節振り返り

試合終了のホイッスルが、彼の「西村主審」に吹かれた瞬間、何と多くの選手がピッチに崩れ込んだでしょうか。その姿に、「大きな称賛の声援」が、全国から平塚競技場に飛びましたね!
全力を出し切った姿は、神々しく、勇者となりました。
試合結果は、ミシャ試合後コメントの如く「スコアレスドローで、妥当な引き分け」との結果でしたが、昨日試合時点では、これ以上は無いもの!でした。

この試合内容は、
1.試合スタッツ(速報)を先に確認
前半戦 シュート数 同枠内 支配率 パス数 同成功率 AS占率LMR
コンサ  4本   2本  51%   282 85%        30%-36%-34% 
湘南           4本           1本  49%   236 82%        31%-23%-46%
後半戦
コンサ  3本   4本        45%   216 83%        29%-32%-39%
湘南        10本   7本  55%    211 82%       38%-28%-34%
終了時点                      走行距離 スプリント
コンサ        7本           4本        48%   498 84%    107km   156回
湘南         17本   8本  52%   457 82%    112km   181回
この試合スタッツからは、
①前半は、両チーム均衡、後半は、コンサ戦力パフォーマンスが低下し、湘南が攻勢の展開が明らかでした。その原因は、走行距離とスプリント数のチーム差で、特に後半、大差で「走り負けとスプリント負け」を、組織と選手意識で粘り強く闘ったとの試合数値です。
過密日程で、全チームが、この第4節は、大きくフィジカルダウンとなり、数値上では、走行距離・スプリント数の大幅ダウンとなりました。
全チーム総計値は、リリース前で不明ですが、個々チームは公式リリースです。
両チーム数値も、
          前節   今節         ダウン差
コンサ 走行距離 113km   107km    △6km
            スプリント  173回     156回     △17回
湘南  走行距離 121km    112km   △9km
            スプリント 261回     181回   △80回
実は、コンサのパフォーマンス低下は、大きかったが、それ以上に、湘南の低下は、リーグトップでした。この数値からは、元々、試合前から、フィジカルのチーム差が想定されていて、その対策が不完全、不徹底だった、と言う事です。
②①と密接な関係となったハーフタイムタイミングでの「4枚選手交代」は、驚きでしたね。チャナティップ・深井・荒野・進藤OUT➡︎ドォグラス・金子・高嶺・宮澤INで、システムフォーメーションが新鮮な
      ジェイ
    ドォグラス 金子
  菅  高嶺 宮澤  白井
    福森 田中 駒井
      菅野
 その後、ジェイOUT➡︎ミンテINでは、最前線とディフェンスラインが、
     ドォグラス
    金子   駒井
       〜
   福森 田中 ミンテ  と変化できた。
ポイントは、その交代選手パフォーマンスですね。今後の戦力展望にも直結します。
評価は、
・ドォグラス〜◎ シャドーの動きは、パワー系とスピードがあり、怒涛の豪快ドリブル、突進力は、ジェイに近いもの。又、ポスト役も、ボール保持が深くボールが持て、パスレスポンス(トラップ力テクニック)に僅か課題はあるも、ポストターゲットで有効です。バス出しとシュート力は、ラストパスをジェイに出し◎、シュートも、後半だけでも、2本で全て枠内と決定力あるシュート力を持っています。更に、献身的に相手守備陣への守備を実践し、ジェイでは無くて、ロペス並みの前線での守備力もありました。総合評価は、◎二重丸で、今後普通に起用すべき戦力でした。このチャンスを、次に繋げましたね!
・金子、高嶺は、即戦力の評判を、その通りの評価に変えてますね。今節も、、随所に出色、好プレーを複数回見せ、いつでもスタメン可能を証明しました。
・宮澤のボランチは、気の利いたプレーがポイント毎に出ました。試合展開と将来プレーの読みの正しさ・良さが、適切なポジショニングとなり、ゲームを作る力は流石ですね。
・第1節柏戦以来、久々起用のミンテは、第1節でのオルンガによる守備粉砕のショックから未だ立ち直っていない様な、自信が細く、不安からの判断速度ダウンが未だ続いているかのパフォーマンスで、ポジショニングの甘さから、持ち味のタイトチェック・当りの強さのストロングは、相手選手に届かず空回りし、安定感△の評価。しかし、これこそ、実戦の中で回復・立ち直りしかありませんね。どんどん起用し、全コンディションを上げて行く事が大切です。
✳︎スタメン初先発の田中駿太は、その能力を発揮し卒無く、完璧に役割を果たし、その適正を証明しました。未だまだ、ポテンシャルを残してのプレーは、更に実践されるプレーの高さを想像させ、期待は膨らむました。スタメン定着に向け、連続起用を望みます。
✳︎また、白井は、累積疲労がある筈ですが、もろともしない果敢なプレーで、攻撃では、サイド攻防・突破、決定機創出源、守備では、コンサゴール前までのフルピッチ一杯をカバーし、ゼロ封の立役者の一人ともなりました。その運動量には脱帽で、Player of the  Match第一候補でした。
✳︎更に、駒井のポリバレント、ポジション適応性は、驚異的ですね。最前線からサイド、中央、そして、最終ラインまで、その全てでプレー可能なのは、ポジション毎の役割理解、戦術での必要となるプレーの理解と、プレー実践を出来る能力との事で、そんな選手は、稀有で、驚異の能力です。凄い!です。

2.試合評価
ミシャコメントの通り、無得点・引き分け試合となりましたが、両チーム共に、決定力次第で結果はどちらかに偏る試合でした。そのチャンスは、前半イーブン、後半は、湘南優位で、昨シーズンのコンサストロングリーグトップの<決定機構築力>=シュートチャンスは、この3連戦全て作動せず、少ないシュート数に止まっています。確かに、単純にシュート数固執主義は誤りですが、チーム規律(約束事)のシュートポイント〜PAペナルティーエリア内側シュート位置〜の上での、チャンス機会回復は、チーム状態上昇のための必須項目ですね。
その最大の阻害原因は、ビルドアップ、ショートパス交換の完成度の高低に直結します。その原因こそが、ストロング回復となるシュート決定機構築力の回復となります。それら全ての解決策、方法こそが、パス受け手、つまりは、適正ポジショニングが取れているかに尽きて来ます。
トレーニングのメインメニューです!
その改善へのステップこそが、今シーズンの最大特徴【 シーズンの中で、チームと個々選手の成長を図り、目指す!】との大方針そのものですね。
ここから、フィジカルコンディションアップし、同時に、チーム・個人のプレイレベルアップを図り、コンサのチームスタイルの回復と成長、完成を目指して行きたいですね!

posted by yuukun0617 |14:03 |

2020年07月11日

〜進化〜 第4節を明日に向かい

明日第4節を迎え、注目のリリースが続いています。
1.武蔵
武蔵は、軽度のハムストリング故障で、リカバリーには2週間とのリリースが複数ありました。昨日、一部情報では、筋攣縮で、血行障害が治り患部の腫れが引けば、全体練習にも復帰、との事でしたが、最悪の長期離脱では無くて、一安心ですね。
と言う事で、明日の予想・展望は修正無し、で決定。
2.愛しのAロペス
待ちに待ったリリースがやっと来ました。Aロペスのリターンです。
既に、ブラジルを出国し、日本・成田へ飛んでいます✈︎。しかし、入国禁止国ブラジルからの入国許可には、依然として高いハードルがあり、許可の成否は50%との事。入管と交渉して、全く不能から可能性50%まで進行するも、この時点で強行手段です。事実として、本人が直接成田まで来てしまっているから、許可して下さい!との強行プレイ! 当然、ブラジル国内での無感染・陰性証明を受けてます。無事入国成功を強くつ祈ります。更に、無事入国出来ても、その後、成田検疫施設で、2週間の隔離措置が待っていて、チーム合流は、最幸運・最短で、7/27頃?の様。今シーズンの過酷日程では、チームに、最高のカンフル剤、命の水となりますね。頼れる強力FWの合流を待ちましょう。
3.第3登録ウィンドー
3つ目が、選手登録のレギュレーション追加変更です。
JFLが、コロナ禍長期中断発生から、選手保有対策の柔軟化を図ったもの。
その理由・目的ですが、
①元々、各チームでの選手保有対策には、シーズン前の第1ウィンドー1月3日~3月27日がありましたが、コロナ禍によって直接的に影響を受けた期間(Jリーグ中断2月25日から第1登録期間最終日までの計31日間)を再設定し、短縮してしまった選手保有対策期間のカバー、補填が必要、との点。
②今シーズンの過酷日程への修正は、各チームで、保有選手不足をもたらし、特に、比較的少数で保有戦略を建てていたチームには大打撃となったもので、追加選手獲得機会を確保し、過酷日程シーズンを乗り切る対策が必須となった点。
この2点から、選手登録ウィンドーが修正されたものです。
内容は、
先ず、これからとなる第2ウィンドー期間は「7月17日~8月14日」から「7月31日~8月28日」に変更し、更に、
今シーズン特例で、第3ウィンドーを、「10月2日〜30日」の29日間追加されたものです。今シーズンの修正日程での過密・過酷化に対しては、
既に、各チームで、
①ターンオーバー型で、連続する試合毎に、交代型で起用し、選手個々では、通常シーズン並みのスケジュールで、累積疲労とフィジカルダウンに対処。
又は、
②主軸選手は、固定するも、今シーズン特例の「一試合5人選手交代枠制」で、試合毎の中で、個々選手フィジカル状態に合わせ、途中交代で対処。
のどちらかを選択しています。
しかし、どちらも、欠点がありますね。
①ターンオーバー型対策では、起用選手能力のバラツキからチーム戦力ダウンが大きいですね。詰まりは、主力選手が2試合毎、分散され、その代替は若手やベテランが埋めますが、能力差から、チーム全体の戦力がダウンしてしまう、特に、戦術理解やチームプレイは、相当な差が生じてしまう、との点です。これへの唯一の対応策は、豊富な高能力選手をダブルチーム数保有する、との超豪華経営・豊富資金力選手保有ですが、可能なチームは、ごく僅か限定ですね。楽天の神戸、と三菱の浦和、富士通の川崎、トヨタの名古屋、ANAの横浜FM、パナソニックのG大阪の6チーム位で、他チームは、上位争いを目標・視野に入れず、順位争いでは無く、若手選手の育成狙いを主体であれば可能です。そのどちらでもない、コンサの様に、レベルダウンの無い「ダブルトップレベルチーム」対策は取れず、上位を目指し勝利結果も追うチームでは、別戦略が必要となります。
それが、
②主軸選手固定+5人交代枠制を最大限活用した途中交代型戦略です。しかし、この戦略の致命的欠陥が、主軸固定選手の累積疲労、と、試合途中からの戦力ダウンです。修正シーズン日程となった「2週間3試合」が繰り返される日程では、その第1戦から「中3日」で第2戦ですが、その後「中5〜6日」で第3戦となりますね。この中5〜6日期間で、累積疲労が回復出来れば、ギリギリでこの戦略が成立!となります!問題は、前節武蔵の様な、試合での故障離脱で、ギリギリ戦略が成り立たなくなる局面が発生する点です。併せて、もう一つの問題点、若手やベテラン選手との途中交代常態化で、毎試合途中戦力ダウンの直接部分、又、相手チームからは、試合途中での戦力ダウン時間帯を狙う戦略や戦術を産んでしまうとの戦術上の課題点、があります。先ず、現在コンサには、トップと同レベルハイスペック選手が、駒井、ルーカス、もう暫くすると、ロペスの3選手を有しています。そのため、不足する交代枠は、あと3名(ロペスリターン後は2名)の問題となりますが、実際に最大効果の根本的解決策は、「交代選手の急速レベルアップ」に尽きます。その方向性からは、かかる急成長が望める若手選手起用とし、辛抱強く起用を続け、その成長を待つ。その間、故障離脱発生や、交代起用のやり繰りが難しい場合は、ベテラン起用でカバーする、との戦略となります。
正に、コンサが現在目指している戦略、対策でしょうね。
現在コンサには、その難しい条件に敵う、急成長が望める若手選手が、居ますね。そう!大学トリオの、金子、高嶺、田中です。残念ですが、檀崎、藤村、濱は、3人とはかなりの差をつけられてます。他チームでは、そのレベル選手の起用もある様ですが、現状コンサでは届かない状態ですが、急成長や、複数故障離脱発生等の局面となれば、出番・舞台となります。そのチャンスで、一気ブレイクを狙いトレーニングに打ち込んで欲しいですね。

しかし、最も簡単・容易な方法が、途中優秀選手獲得です。更に、選手の青田買い=獲得シーズン前年での交渉獲得が、リーグの潮流になりつつありますね。我々がコンサも、シーズン途中での獲得・選手登録は活用必至です。

4.大規模イベント開催条件緩和〜
いよいよ、
【F5・強い制限試合】・・ホームサポーター5000人以内限定
 4節中3日 12~湘南・A
 5節中5日 18~仙台・A  に突入です。
しかし、首都圏の感染状況は、悪化の一途で、1人でも感染者発生の瞬間、フェーズダウンが濃厚です。ギリギリのタイミングで、首都圏集中ゲームを切り抜けて、帰道となり、ギリギリセーフ!と出来そうです。
その意味では、在関東のJ1・8チームの今後は、大きな波乱・混乱の発生を抱えた、危ういバランスの中に在ります。関東圏8チーム、中京関西圏4チームは、リーグ戦以上に、コロナとの闘いを抱えるシーズンとなる危険に在り、今後の展開は、見通し難い状態が、本当に心配ですね。
フェーズアップ・進行が、そのきっかけとはならない様に、シーズンの今後を左右する事ともなる、試合観戦するサポーターの自覚と行動も本当に大事ですね。
気を引き締めて、万全の内容で行動しましょう!
F4の無観客試合開催の際、プロ野球ですが、関東で、一部ファンと店舗が、共同観戦イベントが頻繁にテレビ放映されました。しかし、コロナ感染対策からは、大きく逸脱した姿は、やっと到達したフェーズを台無しにする感染拡大のきっかけとなりそうで、懸念と同時に、大きな失望と感情が生まれました。多くのテレビ視聴者の本音だと思います。Jリーグでは、そんなサポートは無くしたい、と強くお願いしたいですね。

posted by yuukun0617 |15:45 |

2020年07月10日

~進化~ 再開第3戦・第4節湘南戦展望

再開後2連勝を飾った第3節アウェイ鹿島戦から「中3日」で次戦「第4節アウェイ湘南戦」は、再開後「中3日連続の3連戦」との超過密日程で、その最終3試合目で、選手の累積疲労は「最大値」まで達しています。
この3連戦での試合時フィジカルゲージは、
         フィジカルレベル キレ  累積疲労
第2節横浜FC戦   60%    60%   0%
第3節鹿島戦     70%    70%  30%
そして
第4節湘南戦     60%    60%  50%
と推移ですね。
ここからは、連続起用選手のフィジカルコンディション低下=プレイのキレダウン、累積疲労から「故障リスクが増加」し、フルタイム起用には大注意!との状況が想定されます。
第3節で、前横浜FC戦での大課題「試合前半身体が重く、キレも無く、ボールへの寄せ・甘い球際」を、「第2節実戦での体重減から、キレが上昇し、走行距離・スプリントも上昇」し、「粘り強く、泥臭い勝利」の原因となりましたが、第4節で、同一選手起用では、累積疲労によるフィジカルコンディションダウンから、走行距離・スプリント、ボールへの寄せ・球際はダウン必至です。データ値で確認すると、
     走行距離   スプリント数
第2節  111.3km  140回
第3節  113.6km  173回 ~両データ共に大幅に増加
しかし、このまま同一選手起用では、想定すると、
第4節  110km    140回 ~上手く行って、第2節並み程度しか見込めないものとなりそうです。

そして、大問題が「武蔵の肉離れ離脱」です。「軽度の肉離れ」は、原則「2週間治癒」でその後トレーニングで「復帰には3週間」となります。しかし、現在は、「酸素カプセル治療」等で「1週間治療」~「集中4日間リカバリートレーニング」で「11日間復帰」も可能です。「治療施設・設備」次第ですね。日程を重ねると、「武蔵」不在は、4節・5節の2試合で、7/22ホーム第6節から復帰となります。「短期間治療・リカバリー」を期待です。
加えて「ジェイ」は「軽度の打撲」で、「筋肉組織に損傷」が無ければ「内出血」が収まれば出場可能で、「2~3日患部冷却」しながら「フィジカル調整」程度の「軽トレーニング」は可能です。実際、「別メニュートレーニング」を出来ていれば、次戦での「復帰」は可能ですね。

この様な「フィジカルコンディション」状況での次戦を展望してみましょう。

1.第4節対戦「湘南」現況
〇シーズン前
今シーズンは、前シーズンシーズン最終盤まで降格争いの中、ギリギリの残留となり、同時に、前監督不祥事問題に荒れた波乱のシーズンでした。そんな中、シーズン前の選手構成では、毎年「主力選手の流失」に悩む内容でしたが、主力で流出したのはMF杉岡・FW山崎凌・DF山根視の3人に止まり、一方でMFタリク、MF三幸、DF馬渡、DF大岩、そして我らのMF岩崎、更にMF茨田、MF福田晃、GK谷の獲得に成功。力のある選手や将来性の高い選手を獲得でき、最主力MF杉岡が抜けた左WBは高卒2年目MF鈴木冬が穴を埋めて、MF杉岡よりも攻撃力は高く、東京五輪出場狙う逸材。更に、ノルウェー代表のMFタリクで、実力者で攻撃の中心になるもの。しかし、フォワード陣は脆弱で更にFW山崎凌が抜けさらに脆弱となっています。
〇今シーズン
第1節シーズン開幕戦は、対浦和に「2-3」の惜敗で、「チーム全体走るサッカーとサイド攻撃」は健在でした。
その後、コロナ禍中断後、再開となりますが、「今シーズンのレギュレーション変更」の影響で、
湘南はもともと若手主体のチームだったが降格が無くなったことでさらに積極的に若手を使う指向が強化され、チャンスを与えられた若手が次々に覚醒して快進撃を見せることは想定されるものです。しかし、他クラブと比較すると明らかに弱いフォワード陣の奮起は必要でしたが、
実際、再開後試合結果は、
2節ホーム仙台戦 「0-1」、3節アウェイ横浜FM戦 「2-3」と接戦の「1点差負け」連敗で、公式戦3連敗となりましたが、若手選手を主力とし、完全ターンオーバーの選手起用となっています。
次戦も、ターンオーバーから「第2節・再開初戦メンバー」が予想される所です。
〇戦術・システム
一貫した「湘南スタイル」を今シーズンも追求との姿勢・戦略です。
フォーメーションは「3-5-2」、より詳細には【3-1-4-2】で、3バックにアンカーを置き、前に6選手を配置し「前線からの守備」と「攻撃ポジションへより近づく高い位置取り」が可能なスタイルです。しかし、一見攻撃型=前にバランス配置型に見えるも、守備ラインは、相手攻撃時は「自陣」にまで下がり、自陣で「ボール奪取」からは、一気に全FPは前進・高いポジション取りへ「全力で走り・前進」します。
「全員攻撃・全員守備」を基本に、「走るサッカー」の選手運動量を基礎に、「ポジショナルサッカー」「サイド突破・クロス攻撃」を展開します。「ポジショナルサッカー」は、「ポジション」優位(より高い位置が優位性を持つとの考え方)を根幹するプレーで、そのため「全選手が、そのポジションを最適化するポジションを取る(=そこへ移動する)」ポジショニングが絶対要件となります。その最適ポジションに「逸早く移動する」ために「走る・運動量」が必要となる訳です。この「ポジショナルサッカー」を実践・指向しているチームは、唯一「湘南」だけとなりました。それだけ、実践に「ずば抜けた運動量・全選手一体となった規律」が条件となり、そこまでの徹底は、他チームでは困難、という点がその理由です。
実は、その戦術が故に、「ターンオーバー」型しか方法が無い、との判断・選択となったものです。というのは、他チームに比べ、並外れた運動量を必要とされ、「中3日」の日程では、「リカバリーが間に合わず」、「中6日」=「週1試合」の間隔が必要となるためです。
実際のデータ値は、
2節対仙台戦   走行距離115.3km スプリント166回
3節対横浜FM戦 走行距離121.8km スプリント261回
上記したコンサ数値。増加の第3節値は、
3節対鹿島戦   走行距離113.6km スプリント173回、コンサも、ミシャ流「走るサッカー」ですが、遥かに上ですね。

具体的に、前線からボールに集散し「前線からのボール奪取」、中盤・自陣での「ボール奪取」からの攻撃切り換えは「全員一斉急速前進」で、「怒涛のラッシュ」を掛けて、スピードと「ポジション優位」で、ゴールにラッシュするスタイルは、「定番・健在」です。

しかし、「ボール前進」は「ポジションへの移動=走る」プレーとなるため、「パス交換」のスピードには付いてこれない欠点を持っています。つまり「ボールを走らせる」=テンポ良く・スピードのある「パスサッカー」には、限界となります。・・・➝ 「適切な最速ビルドアップ・ロングカウンター・サイド突破・サイドチェンジ」が有力攻略プレー・戦術です。

〇想定されるメンバーは、第2節メンバーを「ローテーション・ターンオーバー起用」が濃厚です。具体的には、ローテーション5名・固定6名で、「固定メンバーの累積疲労」は相当厳しい状況に陥っていると予想されます。
想定は、
     タリク 石原
     松田  斉藤
  鈴木        岡本
       福田
    大岩 坂 石原広
       冨居     ですが、
 要・頼りの、鈴木冬・斉藤・岡本・坂・石原広・冨居は、3試合連戦で、コンデイション低下状態がポイントです。

2.コンサの戦術・試合展開・メンバー予想
〇想定前提状況
コンサは、前記の通り、累積疲労による「コンデイションダウン」で、「起用・起用時間調整」が必要なチーム状態となっています。
「武蔵離脱・ジェイのリカバリー状態」も懸念条件です。
更に、フィジカル課題と同程度に大きな「戦術実践度の低さ」も問題です。実際、前2連勝の実体は、「コンサ式ミシャ戦術」とは程遠い、「堅守速攻での得点獲得」で、「相手にボール支配」を許し、「ポストプレー主体」の攻撃にしかなっていません。「攻撃優先」には程遠い現状です。
その原因は、「ビルドアップ不安定」が主因です。
即ち、
ビルドアップは、昨シーズン比60%の完成度に留まっていますね。前節は、鹿島の「前線によるコンサビルドアップへのアタックが皆無」だったため、コンサゴール前のパス交換は成功したかに見えましたが、効果的なビルドアップはなお、失敗でした。
元々、ビルドアップの目的は、
➀相手守備ラインをパス交換により突破し、ボールを前に運ぶ 
➁ボランチ位置からのゲームメイク=パス配給で、ピッチ全体を広く使い、スペース攻撃のサイドとDF裏、縦への攻撃(パス・ドリブル)で相手ゴール直前守備ラインを突破し、多彩攻撃により、決定機構築する、という2つですが、➀は「鹿島の消極性」により出来ましたが、
➁のボランチ位置からの「ゲームメイクけが不全で、その代替がポストプレー・DF裏のロングカウンター一本鎗となりました。
実際の試合データ値も、コンサ・第3節アタッキングサイド占率
 左サイド25%  中央40%  右サイド35% でした。
昨シーズンは、両サイド・中央は、33%、場合によっては、両サイド優位・中央低下がスタイルでしたが、「中央優位」に変化・変形しています。多くが「ジェイの優位するポストプレー」に頼った攻撃に偏重していたとの数値です。
それでも時々、相手ミスや個々ナイスプレーから相手陣内でのパス交換成功で多彩攻撃も極一部ありましたが、意図的・組織的実践には程遠い内容でした。 選手は、前節「深井・荒野」で、前シーズンと同一選手で、選手選択・起用のせいではありませんね。
湘南「ポジショナルサッカー」でも出て来た様に、パス交換成立・成功には「パス出し手」よりも数段「パス受け手」の適正ポジショニングが重要ですが、現状のコンサでは、「積極的にパス受け手」を多数作る、連動した「選手の動き出し」が全く不足しています。その原因が「動きたいが動けないフィジカルの低調」にあるのか、「そもそもその動き出しの意識・実践プレイが無い」点なのか、問題ですが、実体は「その両方、フィジカルと意識」にありそうです。昨シーズン、高いレベルでチームプレーを実践し、リーグに多いな反響を与えた筈ですが。
「フィジカルの低調」=「動きたくても動けない」フィジカルの改善に、解決の糸口・出口を追求すべきと思いますね。
その意味でも、次戦では、選手起用が「走る・闘う・規律を守る」とのミシャ三原則を実現する選択とするもので、「戦術実践度の改善」も図るものです。
〇戦術
コンサ式ミシャ戦術を取り戻す・リカバリーする「絶好の対戦相手」機会です。「ビルドアップ」の完全実施・2目的のチームプレーにより、多彩パターン攻撃を再構築です。
基本・スタートフォーメーション【3-4-2-1】のシステム可変です。
「攻撃優先・パスサッカー戦術」を基本とした「多彩パターン攻撃」で複数得点獲得を狙います。
・ロングフィードで相手陣深くの「ポスト」起点からのショートカウンター
・ボランチ位置から、
サイドスペース・相手DF裏スペースへのフィードにより、スペース突破、クロス・スルーパス攻撃、
相手陣内ターゲットへのスルー・ショートパスからの相手守備突破、
・素早い連続サイドチェンジにより相手陣を揺さぶり、スペース・ギャップを作り、そこを突く突破
・派生のリーグNo.1プレスキツクのセットプレー と「攻撃の多彩・多様化」で、相手守備陣の狙い・準備を無効化してしまいます。
・最新戦術「ハイプレス」を後半に展開。相手フィジカル低下局面で、仕掛け、ショーカウンターからの得点獲得
〇試合展開
湘南から「コンサビルドアップへのアタック」はありますが、「連携したパス交換」により、守備ラインは突破できます。しかし「自陣ゴール前、パスミスは厳禁」で、その発生原因は、「パスの適正タイミング」、つまりは、「判断ちゅうちょによるパス出しの遅れ、そのための慌てたパス出し」がパスミスの原因で、「選手の集中」がその根幹です。試合集中の「意識」課題であり、最基本・基礎レベルの課題です。ミシャの言う「闘う」原則の意味は、「相手選手に襲い掛かる」だけではありません。「試合にとことん集中し、全力で、真剣に・真摯にプレーに専念する」という意識も「(自分の甘さと)闘う」との意味ですね。
適性なビルドアップが達成出来れば、「多彩パターン」によるパスサッカーが展開され、ボール支配率もコンサが持ち、試合全体コンサコントロールの「攻勢」継続で、複数得点獲得を狙う展開となります。
想定する試合展開は、
試合開始~15分 コンサ攻勢確立し、2・3回目までの決定機に先制。
      予想は、セットプレーからのジェイヘッド!
    ~30分 コンサ攻勢継続、パス交換から決定機を決め追加点 
    ~45分 コンサ攻勢の中、「2-0」で前半終了
後半開始     フィジカル低下選手の交代(2選手)し活性化
    ~60分 更に、選手交代で活性化。
         「ハイプレス」作動開始、追加点獲得
    ~75分 選手交代で活性化
    ~90分 コンサ攻勢・試合コントロールで
         < 3ー0 >完勝  です。
〇メンバー
前記の通り、「累積疲労から、途中選手交代」がポイントですが、順調に試合コントロールのためには、「早いタイミングでの先制点獲得」が重要ポイントです。そのため、前半戦は、前節起用選手の多用、後半開始時「フィジカル限界選手2選手」、以降「60分2選手」「75分1選手」交代で、戦術実践を維持、ですね。

(スタメン)
      ジェイ
   チャナティップ 金子
  菅  深井 荒野  白井
    福森 宮澤 進藤
       菅野 
(交代・SUB)
  45分・後半開始時
    ジェイ ⇒ 駒井 
    白井  ⇒ ルーカス
    <「0トップ」・「3-4-3-0」>が適正と考えます。
          ナシ
     チャナ  駒井  金子
     菅  深井  荒野  ルーカス
       福森 宮澤 進藤
          菅野    のフォーメーションで、
    「偽9(フォースナイン)作戦」で、DF釣り出し、
     スペースで第三列飛び込みも加えて分厚い攻撃展開。
   60分
    宮澤 ⇒ ミンテ
    深井 ⇒ 田中
   75分
    チャナティップ ⇒ 高嶺
      ※荒野・・チャナポジション、高嶺・・荒野ポジション
   SUB
    早坂・カウィン

   こんな起用を予想します。
    

    
         

posted by yuukun0617 |00:13 |

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