スポンサーリンク

2013年12月11日

マンデラさんの葬儀で

今日はBBCでは、マンデラさんの国葬行事が放送されていて、ながら見ではありましたが、見てました。

マンデラさんの長い投獄生活でも曲げることのなかった人種差別のない民主的な国への思いは、すでに誰もが知るところですが、スタジアムに集まった、人種を超えた彼を慕う何万もの人、人、いろんな国の歴代を含む政府関係者をみていると、マンデラさんがいかに、世界的に敬意をもって迎えられるべき人物なのかが、あらためて思い知らされました。

場当たり的にいいと思われることとは違って、長い目で見て正しいと思われることは、長い時間がかかって、やっと実現する。
武力や多数決によるゴリ押しではなく、平和的に変化を求めるには、それだけの時間がかかるものなのですよね。
そうして変われたことが、本当の変化だと感じます。

そのいろんな国のたくさんの人であふれる国事で、日本からは皇太子と福田元首相が参列とはいえ、なんとも寂しい敬意の表し方を知り、ふと思ったのでした。
今の日本は、人種差別のない平和な世界を求める動きとは、逆行しつつあるのかもなあ、と。

平常時でないときでも、どれだけ遠くまで見つめていられるかって、その人や国の真価だと思います。

posted by じゅうよっつ |22:01 | 考えごと |