2011年05月05日
ライフラインと料理
幸い、電気やガスはずっと出ていましたが、ガスはなんとなく怖くてしばらくは使わず、料理はレンジと電気オーブンでやってました。 水は、止まります、というお知らせの車が回っていましたが、実際に止まるまでに1~2日あったので、それまで水道水を使いながら、風呂桶や洗濯機、ありとあらゆる鍋ややかん、バケツに水をくんでおきました。 風呂桶も水を張る前に洗って、飲料用の水として使いました。 どれくらいで水が戻ってくるという見通しが立たないので、できる限り節水しました。 (以下の1段落は、お食事中の方はとばしてね) 食事の際のお皿類は、なるべく数を少なくして、洗うときは、ティッシュで汚れをきれいに拭き取ってから、100円ショップで買っていたスプレー(これ、便利!)に水を入れて、それでしゅっしゅっとかけてティッシュでこすり、もう一度しゅっしゅっとかければ、結構水を使わずにきれいになりました。 お風呂は風呂桶を使ってますし、シャワーも出ないので、体はウェットティッシュで拭いて。 トイレは、汚いけど、大の時にまとめて流す。 洗濯は、これも汚いですけど、なるべく3日くらいは換えずに。 下着だけ、水で手洗いであらって、洗濯機で絞ってました。 生理用品を下着にあてて、それを換えると便利でした。 水が止まったのが1週間くらいだったので、実際に使ったのは、鍋ややかんの水と風呂桶の水の3分の1くらいですみました。 今回、感じたのは、電子レンジって結構料理できるんだということ。 調理用には、レンジ可の、大きめのプラスチック容器(20cm×10cm×4cmくらいの)3つや来客用の大皿(直径30cmくらい)を使いました。 よけいに火を通さないと行けないものから先にチンして、蓋やティッシュ(どれくらい水切りすればよいかによって使い分け。あらましなら蓋で、完全になティッシュで)を使って水気を切り、さらにその次に通りにくい材料も加え、また水を切り、その次・・とチンしていきました。 たとえば、肉じゃがなら、まずお肉とダシ、お醤油、みりんを混ぜてプラスチック容器でチン(煮汁はそのまま)。 別の容器で、玉ねぎのスライスやニンジンをチンして、水気を蓋で切り、ジャガイモをいれてさらにチン。 この両者を併せて、もう一度チンします。 ちょっと灰汁がでますが、この際、それはご勘弁ということで。 ポテトサラダだったら、適当な大きさに切ったジャガイモをプラ容器でチンして、そこに、キュウリや玉ねぎリンゴをいれたり、もっと簡単には、冷凍野菜とマヨネーズを混ぜて再び蓋をしておくと余熱でできあがりました。 焼き魚やローストチキンは、もちろん、そのままオーブントースターでできますし、あげずにフライのできる粉と言うのをたまたま買ってたんですが、それをまぶして焼いてフライ風もできました。 シュウマイも、普通につくって、チンで大丈夫でした。 順番と水切りさえちゃんとしてれば(水切りしないと、味がうす~くなっちゃいます)、結構いつもガスで作っていた料理もできちゃいました。 あ、ガスが使えないので、油はドレッシングにいれるくらいで、ほとんど使ってません。 ご飯は、洗い物を減らすために、1日~2日分まとめて炊いて、翌日分は冷凍してました。 冷蔵庫には、玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、ゴボウのような日持ちする野菜なら、使い切るより余分に入れておくと、便利です。 それだけでも、いろいろな料理ができますし。 あと野菜や果物の缶詰や、味のあまり付いてないツナ缶などシンプルなものが応用が利きそうで、もう少し買っておくべきだったなと思いました。 やはり、こんな大きな事があったときこそ、食べる事って大事だなと実感しました。 温かい料理を食べるとほっとして、さあ、頑張ろうという気持ちにもなります。 うちは、地震以来、朝ご飯がおにぎりなんです。 食欲のなかった朝も、おにぎりにするとたべられたので。 常備食で作っていたらっきょもそえるとグーでした。 まさに食事って、明日へのエネルギーなんですね。 料理すること自体も、電子レンジで試行錯誤しながら(例えば、ゆで麺はゆでこぼさないととーってもまずい!と分かった・・でも食べましたが)作るのは、結構気分転換になりました。 動いていると、ちょっとの地震だったら感じないですしね。 ただし、ご紹介したのはあくまで非常時の料理ですから、普段ならちゃんとフライパンでいためたり、あげたり、お鍋で湯がいたりしたほうが、やっぱりおいしいですけどね~!
posted by じゅうよっつ |15:06 | 食べ物 |