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2010年11月01日

サッカー選手という職業

学校を卒業してはじめてついた仕事は、クレームの多い仕事でした。
お客さんからのクレームの電話があると、その内容をチェックし原因を究明し、こちらのミスだったらそれを改善するし、お客さんの間違いだったら、それをただしてもらう、時間的にせっぱ詰まってることが多く、それで一日ほとんど自分の仕事ができないこともありました。

本来の仕事そのものは結構好きだったんですが、いかんせん、中小企業の悲しさ、それだけをやってればいいなんていう環境ではないので、やめようと決めた時には、ああこれでクレームの電話から解放されるという安堵感が好きな仕事を離れるつらさ(←ちとおおげさ!)をずっと上回ってました。

だから、水族館で働けるようになって嬉しかったのは、水族館が好きな場所だったことももちろんありますが、来られるお客さんが楽しそうにしていることでした。
応対するこちらも、やっぱり笑顔が嬉しい。
働くならお客さんが楽しみに来ているようなサービス業がいいなと思います。遊園地とか、動物園とか、ケーキ屋さんもいいな。
どこでもクレームはでるでしょうが、でもお客さんの笑顔をみるためと思えば、苦になりかたも違うような気がします。

で、なんか話がそれてるんですが、ようやくサッカーのことです。
サッカー選手というのも、「今日はどんな試合を見せてくれるかな」と楽しみに来ているお客さんの笑顔を見ることのできるいい仕事だなと思うんです。
もちろん、試合の終わりにサポも選手も皆が笑顔になるためには、それなりのことをしないと行けないんですけど。

でも、世の中、できて当たり前とされる仕事はたくさんありますが、そんな笑顔で評価される(しかも飛び跳ねたり歌ったり、マフラー回したりしてまで喜ばれる!)仕事って、そんなにないと思うんです。
才能や努力はいるし楽じゃないし、だれでもができる仕事じゃないけど、サッカー選手って、幸せな仕事の一つだと思います。

多分、選手の皆さんって、生まれて初めてついた職業がサッカー選手って方も多いと思うんですが、その幸せに気づいてらっしゃるかなと思ったりします。

posted by じゅうよっつ |19:38 | サッカー |