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2010年08月31日

青年は今夜もメザシ

先日の愛媛戦では、成長した石井選手の姿を目の当たりにしました。
あのPKも、蹴らしてくれと言ったらしいですね。
コンサにいた頃の石井ちゃんとは随分違って見えました。

コンサを戦力外になり、愛媛に決まり、生まれ故郷の北海道とはかけ離れた四国に移り再出発するのは、若い石井選手には、精神的にきつい経験だったとお察しします。
特に、彼のような気持ちの優しい若者は、折れそうになることもあったかも。

でもそれが、この半年で、”愛媛のFW”という自覚のある石井選手を作ったんだなあと、前回の彼の姿を見て思いました。
若い頃の苦労は買ってでもしろと言いますが、そうなんでしょうね。
あのままコンサに残っていても、ここまで伸びた(ただし得点はまだあんまりないみたいですが!)かどうかはわかりません。
サッカーも技術さえうまければいいというものではなくて、やはり人間がするものだから、その選手の人間性(精神力とか)も相まって向上するものだと思います。

先日の試合で同じく目を見張ったのは、古田選手。
今季前半のスランプなど何処吹く風で、代表合宿の経験がいかに彼にいい刺激をもたらしたか、見ていて明らかでした。

ベテラン選手になると、モチベーションは、或る程度コントロールできるのだと思いますが、若者の場合、1つの経験が大きく左右することがよくあって、この二人は、そういう意味で、いい経験をしたんですね。
いい経験は、なにも端から見て大きな経験である必要はなく、その人の中で、それを通じてどれだけのものを学べるかということなのだと思いますから、要は、アンテナをどれだけ伸ばしているか、感受性の問題ですよね。

何かに成功したり、失敗したときに、どれだけのものを感じられるか?
さらに、本業(サッカー選手ならサッカー)以外の生活でも、どれだけのことを見聞きして思い学ぶことができるか?
よく負けると、次のために気持ちを切り替えて、と言う言葉を聞きますが、それは、忘れると言うことではないですもんね。
負けたことにたいして鈍感になろうとしてはいけないと思います。

ところで、タイトル間違い。
正しくは、「青年は荒野を目指す」でした。
(意味的には似たようなもの?)

posted by じゅうよっつ |21:38 | コンサ |