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2010年05月24日

コンサは三代目?

三代目は家(店)をつぶすと言われています。
たぶん、1代目は苦労して家を成し、2代目は目の前で見てきた1代目の苦労を心して家を盛り上げるが、3代目になると先代の苦労は自分の知らない過去の話、さらに先代が成した富は生まれたときから当然のものとして存在するので深く思うことなく使ってしまい、家をつぶしてしまう、という事なのだと思います。

コンサドーレはもしかして今、三代目辺りなのかなとふと思いました。
「北海道にJリーグのチームを」と東芝を迎え入れ、JFLを経てJリーグ昇格にたどりつくまでが、コンサドーレの土台を作った1代目とすると、2代目はたぶん岡田監督辺りから始まるかなと思うのですが、どこが3代目の始まりになるのかはちょっとわかりません。

ただ、コンサドーレというチームを作りあげる苦労は、今ではもう初期の頃からのサポを除けば自分たちが直接関わったことのない過去のこと、多くのスタッフや選手にとって、チームが存在するのは空気のように当たり前で、今は3代目辺りかなと思うんです。

コンサドーレに限らず、1代目のチームには勢いがあります。
今、福島にあるユナイテッドは、東北社会人リーグ1位ですが、目標はJFL参入なので、試合に勝っても自分たちをいつも厳しい目で見ています。
今年J2に昇格した北九州も、先日の福岡との試合は負けましたが相手に与えたのはオウンゴールだけ。
時にこんなチームが上位チームに思いっきりあたって勝ったりする、見ていて面白い時代です。

2代目は1代目から受け継いだ気構えを持ってますが、3代目の危ないところは、すべてが揃っているのが当たりまえの時に生まれたので、危機感に欠けているところ。
積極的に何かをしないと土台が危なくなると言うわけではなく、現状で満足してしまうことです。

もちろん、コンサは今季(一応今でも)J1昇格を目指しているのだし、選手のみなさんもこのごろ勝ちに見放されてるとはいえ、個々人はがんばっていると思いますしそう見えます。
ただ、それとは別に、これくらいでもいいんじゃないかなと満足している部分があるような感じが気になります。

それは、北海道が内地から海で隔たっているために、他のチームと接触する機会がほとんどないということもあるかもしれません。
あるいは、北海道で唯一のプロサッカーチームということも、却って危機感を失ってしまう原因になっているのかも。

今季は中山選手やベテラン選手を迎えて、メンタル的にも強いチームを目指しているのですけど、もはやベテラン選手数人ではどうにもできないくらい、3代目の雰囲気が蔓延しているような気もします。

だったらどうやって危機感を持つのか?と言われると、う~ん、どうすればいいんでしょうねえ・・。
ただ、苦労して築いた城が、壊れるのは簡単、というのはいつの時代も確かですが。

posted by じゅうよっつ |22:38 | コンサ |