2009年09月09日
O157
まだ”O157”という言葉が世間的にこれだけ認識されてなかったカナダ在住時、その”O157”にやられたことがあります。 その日は、スーパーで買ってきたミンチ肉をハンバーグに成形して焼き、バンにピクルスや野菜を一緒にはさんで、ケチャップやマスタードで食べるバーベキューパーティでした。 ハンバーグの焼き係をかってでた人が、焼けると順次、待ってる人に「はい」と渡してくれてます。 私の番がきて「はい」。 うわ、食べると、まだ中は生焼けです。 でも、食べないと悪いよなあ。 周りの人はみんな食べてるし、いいか・・。 その1週間あとでした。 急におなかが痛くなりトイレとの往復(トイレにすんでいたといったほうがいいくらい)、夜も眠れず七転八倒、やがて血便になり(汚い話でごめんなさい!)、これはまずいかもと思い、翌朝、旦那に病院の救急に連れて行ってもらいました。 カナダのお医者さんは優秀です。 ただ、施設が追いついてなく、ベッドは、廊下まで溢れています。 座っているのも辛いので、なんとかねかせてもらって、なかなか来ない順番を待っていました。 長い時間かかって診察も検査も終わり、病院で何も出来ないときは帰宅なので、それから1週間ほど、何も入ってないみそ汁とお粥でトイレと仲良く過ごしました。 そしてよくなって、もうそのことも忘れかけたころ(たぶん、数ヶ月経って)、”伝染病センター”みたいな名前のところから1通の手紙が! 開けると、先日の食中毒の件らしい。 そんな差し出し人名だからびっくりするじゃないですか。 もしかしてコレラとか、悪い病気だったとか?! 結果は、大腸菌だったわけで、まだ”O157”なんて知らない頃でしたから、へえ、ただの大腸菌がこんな悪さするんだーと意外に思ったのでした。 でも、もし伝染病だったら、こんな遅くに報告してもらっても、もう手遅れだよねえ、とも思いましたが。 その辺はやっぱりフレンチらしかったというか。
posted by じゅうよっつ |21:56 | 健康 |