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2008年02月13日

ロングビーチ2

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「アメリカは(型に収まらずに)ワイルドなところがいいよね」といったら、アメリカ人の友人が喜んでました。フロンティア精神で新天地を開拓してきた先人の血を受け継ぐことは、今もアメリカの誇りなのかもしれません。

でも今回の旅行で、今のアメリカは、広大な土地で、豊かな自然や物を享受して来たころとは、かなり違ってきたような気がしました。

ロングビーチで泊まったホテルは、割と名の知れた宿泊料金もそれ相当のホテル(どこも満杯でここしか空いてなかったのですけど・・)でしたが、歯磨きや歯ブラシはなし、シャンプーは詰め替え、「あなたのお好きなように」といううたい文句ではありますが、まあ、資源節約のためかなと、これも時代の風潮ととらえましたが、実際、そう単純なものでもないようでした。

それは、アメリカ在住中も、3年前にロングビーチに来たときも感じたことはなかった景気の悪さ。
これまで日本より物価が安いと感じたことはよくありましたが、今回は「これは日本のほうが安いよなあ」と思うことがしばしばでした。

通りがかりに見かけるガソリンの価格でさえ、1ガロン(3.7L)4ドル前後と、以前のように日本と比べてバカ安でもありません。
テイクアウトのお店でも「1ドルお願いします」と言われたり、今回の目的の一つ、ホエールウォッチングの船でもクルーズの最後に「チップいただけるとありがたいです」と、今まではチップなど不要だったあちこちでチップを要求されて、とまどいました。

それなのに、道を走るのは相変わらず大型の車(“軽“はもちろん存在しません)、車社会、レストランで出てくる料理はあふれんばかり、食べても食べてもお皿の底が見えてこないほどの料理から好きなものを食べて惜しげもなく残す、トイレで手を拭く紙はささと1度に2~3枚も引き出し山のようにゴミ箱にという、今までの生活様式をすぐに変えることは難しそうです。

今までの物心両面での豊かな暮らしを誇ってきたアメリカに、ゆがみがでているような、余裕の無さを感じざるを得ませんでした。

これはもしかしたら、というより間違いなく、ブッシュさんが軍事費にお金を使いすぎた影響のようです(リムジンの運ちゃんの弁)。
方法や行き先はいまだ国としてはっきりして無い気がするのですが、アメリカが今、”変わる”ことを求めているのは明らかな印象を受けました。
やはり次期は、共和党で無く、民主党のクリントンさんかオバマさんが大統領になりそうな・・・。


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ミネラルウォーターですが、洗剤のキャップみたいな口が面白かったので。


posted by じゅうよっつ |22:03 | 旅行 |