コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2023年07月02日

〜進化〜152)勝点奪取を果たした理由こそ、これからコンサ基準⁈

 昨夜神戸戦の激戦は、[これからのコンサ基準]となる基準点試合を達成しました。
イニエスタ壮行・今シーズン初スタメン試合は、アウェイ・ノエスタ・過去最高観客動員を成し遂げた、ホーム神戸の「フォーメーションと戦術・変化スタイル」試合でスタートとしました。
全てが、「トップ下・イニエスタ」を成立させるための布陣で、リーグ驚異攻撃力の「大迫・武藤2FW」を崩し、「大迫ベンチ」と変化など、多々通常スタイルから変更。
後半途中から、通常メンバーに戻した途端復活の攻撃力は、やや低下し、コンサにはチャンス増加の試合開始、でした。

昨夜試合のコンサ「対戦ポイントは3点に尽きる」、との前回ブログで、以下内容を、試合内容目標としました。

⑴リーグ最低走力(現17位)からの脱却〜チーム全体[115km走行距離・120スプリント]、即ちFP10名で割ると、[各選手11km・12回スプリント]を越える事、合わせて、スプリントからのスピード達成。
⑵直近試合の精度転落からの脱却〜[パス精度=成功率80%]を越える事。
⑶最近試合の[極度に低下・シュート枠内率10〜0%]からの脱却〜攻撃ラストプレーである[シュート枠内率40%]を越える事。
このたった3点、されど、どれも選手意識・認識の甘さ・緩さの[低マインド・メンタル]を原因として、一部[選手発生]からチームプレー崩壊、を招き続けている事を打破、
とのポイント点で、決して容易とは言えませんが、
[コンササッカー根幹そのもの、ミシャスタイルの真髄そのもの]部分であり、「その否定はミシャ否定」となる、とのポイントでした。

試合結果は、
⑴チーム走行距離111.9km、スプリント121回で、走行距離は不足も、スプリントはギリギリ達成。
⑵パス成功率70%で、➖10%不足。
⑶公式値なら、シュート枠内率33.3%(枠内数8本÷シュート21本)で、△0.67%も、ほぼ合格ライン。
当日速報値なら、シュート枠内率85.7%(枠内数18本÷シュート21本)で、◎の大幅更新達成。
この様に、全項目が、前試合数値より大幅改善となり、3項目中2項目が達成、でした。
この3ポイントクリアこそ、ミシャ試合三原則「走る・闘う・規律を守る」の基本パフォーマンス達成となり、ミシャ戦術発動レベルを上昇させる原動力です。

試合展開は、
 神戸の通常からのスタイル変更・試合開始で、[〜12分]帯は、神戸の「ハイプレスハイライン・前線への放り込みポストからのショートカウンター攻撃」では無く、「ビルドアップ型パスサッカー」展開となり、両チーム拮抗状態で互いに攻守を繰り返す展開。
しかし、「12分〜前半終了」帯は、コンサが、[ミシャスタイル全開]となり、前線ハイプレスで神戸ビルドアップはチャージし支配、中盤でも2次ボール回収連発で中盤支配、となり、コンサ攻勢時間帯が継続、その中、11回の決定機構築・シュート6本・枠内3本で、得点1獲得。惜しむらくは、シュートミスで、決定的なあと2得点を外し喪失した事が、響きました。
前半、コンサが、走り負けず、集中・精度を上げ、攻撃ラストプレーのシュート精度は最低限の枠内率は合格も、決められるシュート力不足で、取り損なった前半。
 後半、神戸は大迫投入し、武藤・大迫の攻撃布陣で[前半への迫力増加となる]も、64分中村⇔宮澤から、コンサも、運動量・スピード活性化を図り、直後の神戸DFハンドへのPK判定有無も作り、運動量・スプリント・スピードで勝負負けを発生させず、ミシャスタイル機能を発揮させ続け、後半も、決定機9回・シュート12本、枠内5本・枠内率41%のパフォーマンスを継続。
後半も、決めるべき決定機が2〜3回発生し、沈着冷静、賢い判断のシュートプレーなら、決められたもので、取り損なったもの、でした。

ミシャが、試合がコメントで、「引き分けはおかしい!勝利が相当な試合で、非常にくやしい!」と連呼したのも分かる内容でした。

公式の最終選手別シュート内容を見ると、
    シュート  枠内数 得点 枠内率
浅野   7本   4本  0点 57%
ルーカス 3    1   0  33%
スパチョーク     3    1   1  33%
駒井   3    0   0   0%
金子   1    1   0 100%
田中駿太 1    0   0   0%
菅    1    0   0   0%
岡村   1    0   0   0%
ゴニ   1    0   0   0%
枠内率40%付近以上は、4選手のみ。残り5選手のシュートプレー精度が改善されなければ、コンサシュート精度課題は解決しません。
また、枠内シュートも、打ち損ないシュートが殆どで、シュート精度課題は、改善は遥か遠く、です。
しかし、リーグ最高評価を受ける神戸シュート精度も、昨夜は、僅か枠内率21%でしか無く、シュートの71%・大半が、枠外の無効シュートでした。
あらためて、普段・必死努力が必須なシュート精度課題であり、コンサでは、特に、多様な工夫されたシュートトレーニングが必須です。
・GKやとDFのブロックタイミングの外し方、シュートポイントの作り方、背後に隠れる動きと飛び出し動きのやり方、枠内四隅ポイントは集中するシュートプレー力、絶対的に必要にも拘らず、全く、トレーニングメニューにも無い項目が多数、放置・雨ざらしですね。
真面目に、真摯にトレーニングを求めるもの!ですね。

この様に、昨夜は、複数得点寸前まで到達していた、(ミシャコメントの通り)勝利に極めて近い試合を達成しました。

その理由こそが、上記の3ポイントの改善と合格レベル付近までの実績でした。
正にこの3ポイント数値・レベルこそが、
【これからのコンサ根幹プレー基準】となります。前試合は、その基準確立を果たした意味の重い試合でした。

最後に、速報試合項目別スタッツを記載しておきます。
      コンサ        神戸
     前半 後半  全体  前半 後半  全体
支配率  54 48  51  46 52  49%
走行距離 55 57 112  57 58 115km
スプリント60 61 121  57 72 129回
 *走行距離は、ほぼ拮抗、スプリントは後半神戸が優位も全体では拮抗。
ポジショニング・球際は、全体では、拮抗でしたが、ポジション・特に中盤で、互いのコンパクトネスが低く、選手距離間が長めのため、コンサマンマークが有効で、中盤支配を構築。
決定機数 14  9  23   4  5   9回
シュート数 9 12  21   6  8  14本
枠内・公式 3  4   7   1  2   3本
得点    1  0   1   0  1   1点
 *コンサが圧倒していた証明値ばかりです。
 *試合結果の引き分けは、[両チームのシュート精度の低さ]が原因です。
パス数  273    190    463  196   199    393本
成功率  69 71  70  69 71 70%
 *神戸は、前半パス数が減少し、パス交換途中停止が多発し、パスサッカーは中々困難、でした。
コンサは、ビルドアップは成功するも、ロングパス精度が低く、成功率全体で、△10%としていました。
ロングパス精度も、福森不在の、現在コンサ課題です。

試合項目数値からは、コンサが攻撃圧倒した試合との、証明が並んでいます。

矢張り、勝利相当試合内容を達成出来、唯一ゴールを決め切るシュート精度のみで、結果が決まった試合でした。

前試合までの、低迷試合内容から脱却しました!
更に、[これからのコンサ基準]が、確立です!



posted by yuukun0617 |14:02 |