コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2023年05月11日

〜進化〜108)最新形・オールコートマンマーク戦術〜最新相手対策を崩す変化!

 コンサ成長進化が進行しています!
コンサのチームスタイルとなった[オールコートマンマークプレス・マンマーク型ハイプレス戦術]は、
誕生が「初実戦・衝撃の公開試合・2020.7.26⑦節-札ドームH.横浜F対戦【3-1】」で、その当時、「リーグ断トツ最強チーム」を誇っていた「監督ポステコグルースタイル・ハイプレス・パスサッカー権化の横浜FM」を、[開始早々1失点後に戦術作動開始]となり、その後、横浜FMパス交換を完封する完勝」、を実現したものでした。そして、試合後各種批評やコメントで、「荒野CF」の[ゼロトップ]戦術に注目が集まりましたが、その実質・本体こそが、荒野も筆頭の全選手による[オールコートマンマークプレス]で、試合後、ミシャ勝利コメントの中で、
[以前より温めて来た秘蔵戦術で、過去の、トータルフットボール現代版。故障離脱等で、本来FW喪失状況に陥り、そんな苦肉の中、置かれた起用可能選手により勝利可能戦術追求の中、決断実施した」、と公開・披露されたもの、でしたね。しかし、その後の2020シーズンでは、「FW戦力がコンディション不良や離脱」時の[非常手段的・異例戦術]として、2〜3試合で採用選択に留まりました。
 しかし、2021シーズンに、その戦術威力から、メイン取り組み戦術として実戦を重ねましたが、戦術の威力やプラス面とその反面強烈な課題やリスクのシーズンとなりました。 それは、
この戦術には「横浜FM撃破の様な相手パス交換阻止で、手も足も出ない完全支配コントロール、多数決定機構築から複数得点チャンス」との威力と同時に、
当初から根幹課題となっていた[通常を遥かに超える戦術ポジション取りのための最速移動]が必須要因となり、その結果[激しい走力による、激しいフィジカル消耗]が発生、「一定時間のみ戦術機能、その後急速にパフォーマンス低下、それによる戦術破綻でリスク場面多発、試合後半大量失点」と「試合途中戦術機能急落」が多発し、五輪やW杯の過酷シーズン日程で、選手累積疲労が多発も重なり、「大勝や完勝も果たしますが、試合途中で破綻も多発」となりました。
 そして2022シーズン、一切振らずに継続戦略とすると共に、[オールコートマンマークプレス]に適合する選手戦力整備を実行し、保有選手を「高フィジカル・高走力化」を図り、ミシャ試合三原則[走る・闘う・規律を守る]も導入しシーズンインも、毎試合の戦術徹底・追求による[実戦でのフィジカルアップ・走力アップ]が少しずつ積み重なり、前年以上に過酷となったシーズン日程で、選手故障離脱続出で、チームフィジカルが急落で、戦術実践が厳しい時期も多発し、[戦術威力による得点と同時に失点の多さ]でシーズン終了。
更に、シーズン後半には、コンサ強烈戦術への「リーグ研究・対策検討」が図られ、
⑴意図的にバックスプリントしそのままコンサマーク選手を引き摺り出し、その空いたスペースを狙う、
⑵マンマークの1:1状態で優位とする複数選手連動プレーでマークを外す、
⑶相手前線・コンサDFのコンサ陣深くでのマッチアップで個別対決勝利から展開、など、コンサ戦術対策が出て来ました。

 そして、今シーズン・2023です。
コロナ禍影響も無くなり、久々にフルキャンプ体制可能ともなり、シーズン前キャンプで、戦術根幹主要課題の[選手フィジカル大幅アップ]を狙うメインテーマを取り組みました。選手フィジカルアップで、試合途中フィジカル低下を抜本改善し、[戦術機能時間を試合全体]を図る取り組みでした。しかし、その結果は、「管理不足による過剰トレーニングによる故障離脱、コンディション不良」状況としてしまい、開幕時に主力メンバー多数離脱と、最悪状態を招く事となりましたが、そんなハードトレーニングを克服した数選手は、確かにフィジカル能力が更に増加しています。現在元気印組の、菅・浅野・田中駿太・岡村・荒野・金子・西野・中村・松原は、試合全時間戦術プレー可能となっています。
そして、シーズンが⑫節まで進行の中、更にコンサ現行戦術が進化している、と言う内容です。
それは、上記の、2022シーズン後半から出始めた[コンサ現行戦術対抗策]に対する「修正・進化」の成長内容です。
先ず、上記
 ⑴「意図的なコンサマーク選手引き摺り出しによるスペース構築]策には、「大きな戦術修正」がされています。
結論は、
コンサ選手は【マンマークを一定エリアで受け渡す】戦術修正、としました。
これで、[オールコート]は、全味方選手でカバー、[マンマークは担当エリア]と、[オールコートマンマークプレス・エリア型へのスタイル修正]となっています。
これまでは、[マンマークの範囲・エリア指定は無く、原則通りならオールコートまで移動]でしたが、それでは、①引き摺り出されスペース構築を避けられない、②オールコートで引き摺り回されフィジカル消耗が大きく、フィジカル消耗狙いまで発生させる余地も出て来る、とのマイナス点解消として、
守備陣・中盤選手は、マンマーク受け渡し実施し、特に、相手攻撃ターゲットとなる、守備陣でのスペース構築を完全に排除するプレーとしました。前線選手は、相手DFの攻撃参加対抗を意図し、そのままオールコート気味にマンマーク実施、としてそうですね。
この結果、「コンサ選手のマンマークは強化され、スペース発生消滅、フィジカル消耗が低下]との成果、効果となっています。
これで、「最新コンサ対策」が解消され、戦術進化となりました。

 ⑵[マンマーク1:1を、複数2:1とする事で勝利・破る]対策は、
実際には、マンマークで相手プレーを封じる対抗は、周囲選手によるカバープレー、との発想です。
しかし、そのカバー選手にも、がっちりコンサ選手マンマークが付き、相手カバー選手のフリープレーは不可能です。
マンマークが、全選手とならず、緩み甘くなれば、その対策も機能しますが、サブ・カバー選手のマークが緩まない限り、機能しません。
コンサが、フィジカル消耗でマンマークパフォーマンス低下とならない限り、この対策は消滅です。

 ⑶[コンサ陣深くでのマッチアップで個別対決勝利]対策
一番基本的でシンプルな対抗策ですが、その分コンサDF選手個別能力次第で有効・機能する対策で、全チームがトライする対策です。
これには、偏に、[ポジション毎必要とされる選手能力]に適合した起用選手、との問題で解決します。
結論は、最終守備ラインの穴・相手ターゲットとされて来た[コンサ・左CB]、その不足による[コンサ・左サイドスペース]は、[福森→中村桐耶スタメン変更]で解消です。
これまで、2022〜現在まで、コンサCBの3ポジションは、各種の個別対決〜対人体幹勝負・スピード勝負・空中戦勝負・テクニック勝負〜で、勝負を挑まれ続け、ほぼ対決結果は判明し、岡村・田中駿太に、スキも弱点も無く、個別勝負勝ちは無理、とされています。そして、中村抜擢起用により、遂に左CBも勝負負けは無くなり、コンサへの⑶対策が消滅、となりました。
但し、中村が出場出来ず、代替となった場面は、コンサ対策が有効、となるリスク発生です。

この様に、⑴⑵⑶のコンサ戦術への対抗策を克服する、[コンサ戦術進化]が、シーズンの中、前進し、成長しています!
コンサ戦術現況、でした。




 





posted by yuukun0617 |11:56 |