コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2023年01月30日

〜進化〜24)トップとサブの「差」とは?

 荒野選手のコメントの中から、
これまでの対外TM・3試合は全て敗戦!だった事が判明しましたね。
例年キャンプも同様とは言え、
TMの試合結果から、チーム完成度につき、
コンサが「キャンプではスロースターターだ」と言う事は間違い無いですね。

 現在のキャンプ課題の中、
[トップメンバーと交代サブメンバーとの、能力・パフォーマンス格差の改善]は、
昨シーズンまでも「チーム根本課題テーマ」として継続し、
今シーズンこそ、「該当候補・複数選手の急成長により、改善に大きく前進中」との評価も出ていました。
しかし、直近TM・長崎戦では、
サブメンバー主体構成の[3本目メンバー]の試合内容は、「ミシャ戦術の実践が途中停止する場面だらけで、大量失点敗戦は当然」との事で、「トップの試合内容とサブの内容には大きな差」が現存、との指摘・評価が続出でした。
そんなに「コンサのトップ・サブの格差」は深刻なのでしょうか? 「その内容はどう」なんでしょうか?
についての考察です。

 そもそも、「トップとサブの格差」とは何か、につき、少し掘り下げてみますと、大きくは、
⑴フィジカル能力の差
⑵テクニック・プレー能力の差
⑶頭・戦術理解と実践判断の差
⑷意識や意思〜意識や粘りや集中〜の差
の項目に分かれ、
【それらの総合力が、プレーのレベル・内容・パフォーマンスを決定】します。

具体的な選手分類では、
・[高校加入や育成昇格直ぐの新人選手の大半]は、⑴フィジカル課題からで、同時に、⑵技術レベルの問題ですが、
そんな簡明な場合より、深刻・解決し難いのが、
・[サブメンバーとして、伸び悩みやその評価位置に甘んじる多数選手]で、
⑶理解・判断、⑷意識や意思が、改善を妨げ、伸び悩みやトップ参入出来ない原因となっています。

では、コンサの現状は、

毎シーズン当初から期待される[サブメンバー]は多数で、また、
主力メンバーの中でも、自己弱点課題がある選手も多数です。
そんな選手群の「停滞理由」が解ければ、一気にブレークやパフォーマンス急拡大となり[名選手レベル]に到達出来、チームパフォーマンスも爆発的改善となりますね。
そこで、もう一度直近TMを点検してみると、
公式から動画リリースからは、
1本目・45分は、ほぼコンサが圧倒・ボール保持支配・決定機も5〜6回、シュートミスやチャンスシュート未達で、1得点に止まった[1-0]〜シュート改善ならば、[大量得点ー0]の大勝相当の内容。
2本目・45分は、途中60分、CCB宮澤軽症→馬場CCB交代までは、同様で、荒野追加点獲得。
その後の、2失点は、99→4パスミス〜5Pミスから、11→4のパスで、4のトラップミスでボールロストからで、「4菅・5福森・99小林」の主力メンバーの、集中力の意識問題、ミスも意識問題からで、[1-2]結果。
3本目・45分は、ほぼサブメンバーで、ミスパスでゲームメーク途中で寸断、ボールロストだらけで、[0-3]の格落ち敗戦でした。
詰まり、
・トップ・主力の一部特定メンバーは⑷意識意思問題、
・サブは、⑴フィジカル、⑵テクニック問題はクリアーし、⑶理解判断が60%、⑷意識意思が40%問題でした。
なお、別件、不明でした、
①1本目主力メンバーの並びは、
         ゴニ
      青木    小林
 ルーカス  福森  荒野   金子
      菅  宮澤 田中駿
         ソンユン

②2本目頭から、ソンユン→大谷、小林⇔荒野Pチャレンジ、
    60分に、宮澤→馬場 
         ゴニ
      青木    荒野
 ルーカス  福森  小林   金子
      菅  馬場 田中駿
         大谷

③3本目は、オール交代で、メンバー不明も、
  ①②から、ゴニ→中島、ルーカス→田中宏武、小林→西大伍、アカデミー組まで判明で、「練習生が入る」と言う事から、「試合出場コンディション未達選手が多数となっている」との現況判明。
  でしたね。
 トップメンバーは、ほぼ完成に近づき、「攻守は圧倒的にミシャスタイルそのもの」でしたが、試合終盤の⑷意識・意思課題の選手課題は見逃せません。一方、サブメンバーは、問題点多数ですが、⑴フィジカル、⑵技術課題ではなく、⑶理解・判断、⑷意識・意思課題そのもの、という事ですね。

共通の⑷意識・意思課題は、「選手個々の、集中力・注意力・粘り強さや執念闘志・チーム他選手を見る意識する意識」問題です。

ここでは、⑶理解・判断、それによる具体的プレーについてみると、
意外に、打開のカギ・解決策直結のプレー増加で解決可能です。実際、その方向性でトレーニング徹底で、打開しようとしていますね。
その具体的内容は、【オフ・ザ・ボールの動き】です。
即ち、トップとサブの具体的な差とは、
「理想的・チーム戦術通りの連続プレー」であれば、サブもトップも、同様レベルプレーを実現し、その能力は正しく発揮され、その差は微小です。
しかし、相手側の阻止プレーで、
「理想通りに行かない局面]で、トップは個々プレーやチームプレーパフォーマンスアップで打開しますが、「サブは〈個々のストロング能力の発揮の仕方不足〉と、チームプレーとなる〈個々のチームパフォーマンスアップとなるプレーが皆無〉となり、それ以上の打開不能」となり、大きな差を発生させます。

では、その「打開するプレー」のキープレーこそが、[オフ・ザ・ボールの動き]です。
[オフ・ザ・ボールの動き]とは、
スペースを作る、或いはスペースを使うためのフリーランニングが主なもので、フリーランニングを行ってもスタミナを消耗するだけで無駄に終わることもあり、それを無駄走りと言う場合もありますが、オフ・ザ・ボールのランニングを示す「無駄走り」の場合は、身を挺して走るという肯定的な意味合いとなります。
具体的には、
①パス&ムーブ
パス&ゴーとも呼ばれ、パスを出した後も動き続けること。パスを出した後はディフェンスの意識がボールに集中しやすく自由に動くチャンスになる。ワンツーパス等はパス&ムーブを利用した最たる例
②デコイラン
パスを受けようとフリーランニングした選手が囮となってディフェンスを引き付けることで味方へのプレッシャーを緩和し間接的に味方を助ける。
③ダイアゴナルラン
フィールドの中央からサイド又は、サイドから中央に斜めに走る動き。斜めに移動することによりディフェンスにマークの受渡しとラインのコントロールの両方を強いることで、ディフェンスを混乱させる。
④第3の動き
ボールを持っている選手の周りの選手がパスを受けようと動き出したときに、さらに次のプレーを予測してパスを受けた選手から次のパスを受けられるように先行して動くこと。次々と連携してパスを繋いで動いていくことでディフェンスは予測しづらく効果的にディフェンスを崩すことができる。しかし、そのためにはチーム全体でのプレーの共通イメージと積極的に走り続けることが必要。
の4典型プレーです。
また、ポジションごとに要求されるオフ・ザ・ボールの動きは当然ながら違ってきますね。
[フォワード]
・ポジション取り(ポジショニング)
フォワードは良い状態でシュートまで持ち込むために、相手のマークを外してフリーになりパスを受けることが出来るように動く。さらに、周りの動きからスペースが出来る位置を予測して動くことで得点チャンスが生まれたりする。このような動きを得意とする選手は「得点感覚に優れる」「ポジショニングが良い」「ゴールへの嗅覚が鋭い」と言われる。また、状況によっては自ら囮となってディフェンダーを誘い出してスペースを作り出す動き等も求められる。
・裏への飛び出し
これは味方のパスに合わせて相手ディフェンスのオフサイドラインの裏のスペースに飛び出すものであり、成功すればゴールキーパーと1対1になることができて得点のチャンスに直結する。しかし、飛び出す選手とパスを出す選手の意思の疎通や飛び出すタイミングが難しい。
・プルアウェイ
フォワードのオフ・ザ・ボールの動きのひとつで、ゴール前にいるフォワードが敢えてゴールから遠ざかりディフェンスのマークを外すという動きである。ディフェンスの意識はどうしてもゴールに向かっていく選手に集中しやすいので、ゴールから離れることで一旦マークから逃れ、そこから再度空いているスペースへ進入すれば、ボールをフリー且つ前を向いた状態で受け取れる可能性が高まる。
[ミッドフィールダー]
・運動量と常時移動
ミッドフィールダーは味方の選手のパスコースの選択肢を増やすためにパスを受けられる位置を探して動き回る。
・2列目からの飛び出し
前線でフォワードがマークされこう着状態に陥ったときなどに、中盤から前線へ飛び出して行き、一時的に数的有利を作り出して状況を打開する動き。
[ディフェンダー]
・オーバーラップ
中盤の選手を追い越して前に出て行くこと。後ろから選手が出てくることで数的有利を作り出すことが出来る。しかし、後方からの攻撃参加は豊富なスタミナを必要とする。また、守備が手薄になってしまうため注意が必要である。

という内容です。
コンサ・トップメンバーも、再三、指導・トレーニングポイントですが、
サブメンバーが「決定的に格差している」内容で、トレーニング徹底ポイントで、改善されると、「レベル差」は一気に縮まるもの。

試合で、選手個々の「プレータイムは僅か1~5分まで、プレー外時間が85~89分で、その時の[オフ・ザ・ボール]にこそ、その選手の意味・価値、能力・パフォーマンスが決定する」との事。

※明日・非公開TM(恐らくは、G大阪戦と推測します・・)では、チーム形成最盛段階となり、トップメンバーはチーム完成レベルを求めるTM、
サブは、「課題として再査定されてしまった、大きく能力格差の改善・縮小、トップメンバー入りのチャンス]を掴むTMです。
全選手の活躍と急成長を期待しましょう!

posted by yuukun0617 |14:40 |