コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2022年05月30日

〜進化〜98)連続大敗は衝撃!でも、未来からは必須大敗!

衝撃の「連続大敗」!
余りの展開に、選手の憐れみが一杯に成りながら、茫然と映像画面を見続けたサポーターは多かった事ですね。
「何故、こんな困難を受け続けるのでしょう?」と傷付きながらも、
一方で、凄く冷静に、当然の結果だと、認識もしていました。

コンサドーレは、[完成チーム]ですか?
        [未完成チーム]ですか?
その解答への「キー」は[起用選手]。
試合起用の主体選手は、
①選手成長が完成期に到達又はしつつある、ベテラン・中堅選手
②成長は未完成そのもので最高点へ大きな差とベクトルの若手選手
どちらかでチーム完成度も決まりますが、選手数をカウントすると、
①〜駒井・宮澤・深井・荒野 ‥4選手
②〜金子・青木・菅・ルーカス・中村・岡村・小次郎 ‥7選手
サブメンバーは、
①〜西大伍・GX ‥2選手
②〜ドド・中島・檀崎・田中宏武 ‥4選手
この通りで、解答は[未完成チーム]は明らかですね。
リーグチームの中には、圧倒的に①選手で固め、チーム完成度をストロングとする戦略を指向する、チームが存在しますが、今回対戦・神戸や浦和がその典型例ですが、全てが成功とは限らず、両刃の刃で、ベテラン完成選手の限界=成長度の低さと、累積疲労でフィジカル維持困難が露呈し、想定に達しない、最悪結果もあり得ます。
コンサは、現実的な資金限定により、若手やサブ級選手のチーム構成、その選手の成長=チーム力向上と、時間軸を必要とする戦略しか取れませんが、[チーム成長]が大きなストロングとも出来るものです。

一昨日・試合前荒野コメントの「リバウンドメンタリティーとの闘いに邁進」
とあった[リバウンドメンタリティ]が連続したもの。
元リクルート役員で人材成長のプロ・村井前Jリーグチェアマンが、Jリーガー・選手に指導する成功の方程式
【(技術力+身体能力)×リバウンド・メンタリティー=プロとしての成功】:リバウンドメンタリティは【打たれ強さ】と訳されるもの で、

コンサが、未完成から大きく成長前進し、完成チームへ至る過程では、より大きな[リバウンドメンタリティ]が多数必要であり、
①トレーニングや知識経験で習得する[技術向上とフィジカル向上]
②倍化させる決定的要因[リバウンドメンタリティ]で、
チーム成長・進化を、前進させる試合となるものです。

とは言え、
試合内容分析で、[連続大敗の原因を厳しく追求]する事が、[課題明確化・課題対処順選択=改善項目選択・有効課題改善方法策定と実行]となり、[連続大敗]が、正しく[リバウンドメンタリティ]として抜群なインパクトとなり活きる事、となります。
それでは、昨日試合分析ですが、大敗原因は、極めて明白です。
先ず、結論は【走力不足】です。
残念ながら、前試合で唯一の獲得成果となった【過去最高走力】は見る影もなく、柏戦大敗は、文字通り無意味と成りつつある、と言う事。
比較データ
      15節    16節   (神戸)
走力距離 116km        105km   (109km)
スプリント202回   120回 (153回)
前試合対比で、走行距離△11km・スプリント△82回、
神戸 対比も、走行距離△    4km・スプリント△33回で、
【自己最高<パフォーマンスを大幅低下>、
 対戦相手神戸に完全な<走り負け>】 でした。
これでは、戦術を機能させるポジショニングは全て遅れ、想定位置とは相違する局面だらけ、となるのは当然ですね。
戦術が機能しなくなる事とは、
例えば、
前後左右のパスターゲットを、マンマークで塞ぎ、パスコースを全て消し、パスを躊躇うボールホルダーに、前後左右から連携チャージとの、パス交換阻止+ボール奪取の[攻撃型守備]は、
パスターゲットを塞ぐポジショニングが遅れ、パスコースが空き、ボールチャージも、マーク担当選手単発となってしまうとの[守備失敗]となり、
コンサの最大特徴ー[連携組織プレー]は、ボールを目の前にした選手の[単発プレー]だらけと成ってしまいました。その[完全マッチアップ局面]勝負では、[局面負け]となったと、試合後宮澤コメントと指摘していますが、神戸の[高能力・高年俸選手]との完全マッチアップで勝利出来る選手は、昨日試合では、唯一「ルーカス」位しか、能力勝負での優位はありません。
そう言う「宮澤」自身、神戸の「武藤・汰木、交代出場大迫・ボージャン」とのマッチアップで全敗の結果で、スピード・体幹・テクニックで、勝るとは、到底考えられない筈。
[完全マッチアップ]局面に陥らせた事が、最大問題点で、その理由は、【選手自身の努力領域である、走力不足】で、出場選手の<試合姿勢と責任感が厳しく問われる>敗戦。
そのため、もう少し事実を抉り出し、選手毎の問題有無を問います。
選手個々の昨日試合走力を、前試合対比・前後半対比を、確認。
     走行距離km       スプリント回
      ⑭           ⑮          差          ⑭        ⑮      差
荒野   11.8 11.2 △0.6 17  7 △10 ✖︎
岡村    -        10.1      ー     14  ー    ○
ルーカス 11.6  9.9 △1.7 24 10 △14 ✖︎
深井    -           9.9      ー        7  ー     ✖︎
菅     8.2       9.8 +1.6 22 16 △  6 ○
金子    8.1  9.8 +1.7 15 20 + 5 ○
駒井    8.4  9.4 +1.0 10  6 △  4 ○
中村   12.0  8.6 △3.4 24 16 △  8 △
宮澤   11.4  9.8 △1.6 21  8 △13 ✖︎
青木   10.8  5.5     26  8
   HT交代・対比修正11.0 +0.2    16 △10 ✖︎
 評価  ○  〜 岡村・菅・金子・駒井        4選手
   ✖︎  〜 荒野・ルーカス・深井・宮澤・青木  5選手
   △  〜 中村                1選手 
   でした。
前後半対比では、
前半低数値〜駒井・荒野・宮澤・深井
  高数値〜中村
後半低数値〜駒井・荒野・宮澤・深井
                 +中村・ルーカス・金子 3選手は前半頑張るも、後半急減でした。
この通り、選手毎に、走力不足には、大きな差があり、想定通り出来た選手と、そうでなかった選手が二分したものでした。
【走れなかった選手の、試合姿勢と責任感の厳しい自己反省となりそうな問題】です。
間違い無く、出場全選手は、過酷な試合環境の中、本当に頑張りました!
しかし、【期待した内容をどこまで果たせたか】ですね。

但し、一転重要ポイントが、【✖︎選手はベテラン中堅選手】だ、と言う点で、若手選手は、期待値・想定プレーを目指し近付こうと懸命努力を果たしたが、ベテラン中堅選手が、チームが期待した努力量と相違、となった様に見える事です。
[チーム体質]にも繋がり兼ね無い重要ポイントです!
併せて、最近の大量失点リスクの原因の一つである、強力FKを持つチーム対戦で[コンサゴール前ファウル]を、ポジション位置も考慮せず、周辺選手カバーの有無も確認せずに、無理チャージプレーを安易に実施し、決定機を与えるプレーが多発していますが、そのファウル選手も、ベテラン中堅選手ばかりで、田中駿太や中村、岡村や、西大伍は、絶対にしません。そんな局面やプレーにも、試合意識・リスク意識の差が、ベテラン中堅選手劣後となっている事も問題です。
間違いなく、一部現在籍ベテラン中堅選手の、認識・意識・姿勢の、正しい頭脳問題となっています。

ミシャ・指導陣は、その本質を充分把握している事も、大きなポイントです。

コンサ再生は、先ずは2日間完全オフを与える判断から始まりました。
頑張った選手も、やや劣った選手も、疲労回復は絶対です。
オフ明け、ミシャ・指導陣は、どんな内容で開始するか、注目です。

もう一つ!
昨日試合に、勝利の目はハッキリ在りました。
それは【シュート精度=シューターとなった選手のシュート能力】が少しでも改善していたならば、5得点以上が可能な試合内容だった、と言う事です。

試合速報スタッツを記載します。定例通り、①前半・②後半・③全体と、時間推移で記載です。
     コンサ       神戸
     ①        ②          ③         ①        ②         ③
支配率  55 56  56  45 44  44%
走行距離 56 49 105  56 53 109km
スプリント66 54 120  84 69 153回
決定機   7  5  12   1  8   9回
シュート  7  8  15   2 10  12本
枠内数   0  1   1   1  5   6本
得点    0  1   1   1  3   4点
パス数  288   200    488  181    151     332本
成功率  80 81  81  69 74  74%
☆完全に走り負け、特にスプリント大幅劣後は、スピードと強度負け直結。
☆それ以外の、支配率優位、決定機数・シュート数圧倒も、シュート精度の枠内数僅か1本では、そもそも勝負になっていません。【シュート精度も走力以上悪化】が、敗戦の直接原因です。
では、昨日試合のシューター・選手内容は、
      ①前半          ②後半                   ③全体
            シュート  枠内 得点 シュート  枠内 得点 シュート  枠内 得点
菅   4  0  0  1 0  0  5 0  0
駒井  2  0  0  2 0  0  4 0  0
ルーカス1  0  0  0 0  0  1 0  0
ドド   未出場     3 1  1  3 1  1
岡村   未出場     1 0  0  1 0  0
金子  0  0  0  1 0  0  1 0  0
得点者ドドも含め、酷過ぎる[シュート精度・シュート能力]で、
金子、青木、ルーカスは、シュート意識の乏しさも大問題。
 残念なのは、試合後コメントで、菅や駒井が、シュート精度の低さを問題としていましたが、他人事の様に言うも、正に自己問題なのに指摘する姿は、驚きでした。
チーム全体、問題意識と課題意識があまりに低い事こそが、改善を完全に停止し、改善糸口さえも見えて来ない、との酷いPDCAサイクル状態と見えます。
どうなんでしょうね。

チーム馬、かなり「軋んでいる状態」です。











posted by yuukun0617 |15:51 |