コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2021年12月05日

〜進化〜156)有終の美を飾った最終戦勝利の味は⁈

本当に過酷でタフな2021シーズンも幕を閉じましたね。
ラストの最終幕を飾ったコンサ勝利は、文字通り、痛みが伴う辛勝で、
絶好調の階段を登ろうとしたミラン・コンサ主力の存在となりチーム全体を引っ張った田中駿太と金子、3選手の故障トラブルの程度は軽度である事を祈るばかりですが、
試合内容も、鮮やかな試合オープニング時間帯での先制点以降、
シーズンの激しい過多使用に耐えて来た試合会場・横浜三ツ沢競技場のピッチは、彼方此方で芝が禿げかかり、ボールが走らず、更に、イレギュラーバウンド多発となり、ボールを止める事が至難の状態で、トラジシャン(攻守切り替え)がポイントとなる試合で、
パスサッカーを基本とするコンサは、普段のプレーレベルが甚だ困難となっていました。
対する横浜FCは、ホーム利点でピッチコンディション熟知で、ショートパス比率を下げ、ロングフィードの前線への放り込み戦術を実施し、コンサDF陣のボールカバー保持やクリアーのもたつきを突き、2次攻撃や数的殺到を仕掛け、
全体では、コンサ攻勢の中、しばしば、横浜FCカウンターが作動し、試合内容はやや均衡気味の<難しい展開>が進行。
ラストプレーとして、GK菅野と相手GKブローダーセンのファインセーブが飛び交い、ギリギリ勝負の中、どちらもこれ以上の得点獲得は成功せず、小柏先制点による勝利・間違い無く[辛勝]となったもの。
 「ピッチコンディション不良を、試合実施でのホーム側アドバンテージ」とする戦略は、コンサも以前から、時々使って来た戦略ですが、言わば[弱者戦略]の一つで、昨試合は、勝者・コンサに対し、弱者・横浜FCが使った、と言う事で、これも、対戦上の対策項目に不可欠ですが、今回、コンサはその準備は甘かったとの反省点は出て来るものです。
今シーズンの平均パス成功率は、82%程度で、昨試合の突然の80%割れ「77.1%」はそれが理由でした。
しかし、パスサッカーのコンサには、その成功率ダウンは、攻守の精度・連携・プレースピードに直結し、横浜FC相手に、ギリギリ試合の最大原因で、個々選手のパフォーマンス急低下との指摘は当らず、選手個別課題では無く、対戦対策の問題で、通常適切対策と想定される[最前線やサイドへロングやミドルパスを多用し、ビルドアップ型を、ポストプレーやそこからのショートカウンター型へチェンジ]との対策を、【コンサ式】ミシャ戦術では、ジェイの様な適任ポストプレーヤーが不在で、昨試合でも、ミランへのポストパスのレシーブやボール保持が甘くなり有効に機能せず、「コンサ式」での回避は困難な展開となりました。流れる展開とならなかった理由は、走力や集中では無く、ピッチ対策の不充分さが原因でした。
 次々と発生した選手の複数故障離脱の中、当初のミランワントップ型→小柏ワントップ型→最終形は、荒野ワントップのゼロトップ・マンマークスタイルにまで変化し、新たな交代毎に、システムやフォーメーションを機動的にチェンジ出来るチーム力は、リーグでも傑出の戦術力で、昨試合の結果に産みました。矢張り、戦術強度はリーグ断トツトップにまで到達しています。
残念なのは、昨試合でも露呈された
<決定機でのシュート決定力>に尽きます。
昨試合は、本来なら、4-1が相当な試合内容でした。
前試合で、選手の中、唯一改善しつつあったミランを、試合開始早々に失い、経験不足や遠慮意識でシュート決断力が弱く、しかし決定力を持つ小柏の先制点はあったものの、
シューターは9選手にわたり14本、その内、枠内シュート僅か4選手で4本では、やっと1得点獲得がギリギリで、複数得点は全く不可能となっています。こんな低レベルシュート決定力では、来シーズンを戦い抜く事は不可能となります。徹底トレーニング在るのみ!です。
 (参考) コンサ個別選手毎シュート内容
 ○田中駿太 シュート 2本 枠内数 1本 得点0
 ○菅         2      1    0
 × 金子        2      0    0
 × 青木        2      0    0
 × 駒井        2      0    0
 ◎小柏        1      1    1
 × チャナ       1      0    0
 × 高嶺        1      0    0
 ○岡村        1      1    0
 *合格レベル○◎選手は、僅か4選手しか無く、5選手が×評価であり、この評価は毎試合ほぼ同じで、選手のシュート決定力=シュートプレーレベルです。注目の、金子やチャナも、とてもじゃない低レベルでしかありません。シューターとなるシャドー選手としては、失格のプレーレベルで、世間の評価は決して適正ではありません。まして、移籍など問題外で、未だまだ、コンサで、トレーニングを加算し、レベルアップを図り課題を改善してから!と言う事です。惜しいのは、小柏で、充分なシュートチャンスに、シュートし切れて居らず、勇気と積極性を上げ、果敢にシュートプレーを増加させると、一気に、<コンサ得点源・頼れるストライカー>に成長を果たします。
矢張り、コンサの最重点課題〜シュート決定力の改善とレベルアップは、来シーズンまでの克服課題である事を証明したものです。

ここで試合速報スタッツを記載します。
通例通り、試合4分割(①試合開始〜飲水T、②飲水T〜HT、③HT〜飲水T、④飲水T〜TU)で時間帯毎推移記載です。
    コンサ       横浜FC     コンサ優劣
    ①    ②   ③   ④        ①   ②   ③   ④          ①   ②   ③   ④
支配率 58  54  57  56      42  46  43  44%    ○   ○   ○   ○
走行距離29  26  22  22      29  26  24  33km   ー   ー   △    ×
スプリント   51   31   42  69     44  28  43  50回     ○   ー   ー   ○
決定機 3 2 4 2  1 0 3 1回     ○   ○   ー   ー
シュート数 4 5 2 3  3 1 4 2本     ー   ◎   ー   ー
枠内数 2 1 1 0  0 1 1 0本     ○   ー   ー   ー
得点  1 0 0 0  0 0 0 0店     ◎   ー   ー   ー
パス数 162 93 53  53     95  82  79  93本     ◎   ○    ×    ×
成功率 77  79  79  79      58  70  68  66%    ◎    ー   ○   ○
*決定機数は、前半コンサ、しかし、後半は同レベル。シュート数も、ほぼ同数、枠内は①のみコンサ優勢も②③④は同様低レベル、一番顕著なのは、パス数推移で
前半しか、コンサがパス数優位とはならず、後半は横浜FC並みに低下。
この数値群からは、
前半①しか、コンサの優位は作れず、そこで得点しか、横浜FCは差を付けるチャンスは無かった、とのギリギリ・拮抗試合を証明しています。
*パス成功率は、全時間帯△3%ダウンで、ピッチによるパス交換への悪影響を改善する事は出来なかったもの。

試合後、本日リリースで、
金子〜神戸、菅〜C大阪からの正式オファー、
レンタルでは、ミンテの完全移籍オファーが、流れて来ました。

昨試合の試合後、コンササポーターへの挨拶時に、ノノ社長と金子が抱き合い、話した後、ノノ社長が、サポーターへ両腕を高く上げ、万延の笑顔で、大きな○ポーズを出しましたね!
あの意味は、、、金子はオッケー○=コンサ残留姿勢、と見えたのは私だけでしょうか!
ミシャの試合後コメントも、ひたすらに、「全選手のコンサ残留を強く願う!」と表明は、オファー選手への強いメッセージでした。
ノノ社長、ミシャコメント、何よりも、サポーター席の横断幕のサポーターの願望は、必ず、焦点となっている選手、チーム全選手へ強いメッセージとなっています。
全選手が、全員来シーズンへ移行し、更なるチーム進化を果たす事を願うばかりですね。
昨試合後の瞬間、チーム解散との報道も有りましたが、選手全員が帰札では無く、そこから、オフ入りし、それぞれの場所へ帰る選手も多いのでしょう。
全選手が、故障箇所や疲労回復を図り、充実のシーズンオフを過ごし、来シーズン、最高のスタートとなる様期待します。
全選手、チームスタッフの皆様、そして、全コンササポーターの皆様、大変有難うございました。そして、大変お疲れ様でした。

ここからは、シーズンオフタイムの始まりです!

試合中も、試合後も、熱く力強いコンサが続いています。

posted by yuukun0617 |15:11 |