コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2021年11月21日

〜進化〜149)3負けでは、サッカーは成立しませんね!

試合前展望で、
リーグ最強<走力・球際強度の積極型サッカー>の鳥栖に対抗し、
コンサの<リーグ最多決定機構築の超攻撃型攻守サッカー>との勝負は、
どちらかがより走り、
球際に勝ち、
よりスピードと創造力で勝るか、
その結果として、得点をより多く取り切り、より積極・攻撃型守備でボールを多く支配し、失点を抑え切るか、<鳥栖最強VSコンサ最多最高>の勝負としましたが、
<走り負け・球際負け・スピード負け>の3拍子では、
<走り負け>により、
相手より優位なポジションに位置したボール回しの<ポジショナルサッカースタイル>のコンサに取って、生命線となる、ポジション取りに立ち遅れ、パスコースが激減し、普段トレーニングのパス交換を阻止され、アバウト精度無視パスやパス出し遅れが多数となり、多数ミスパスとして表明化し、その最たる例が、失点シーンで、駒井のポジショニングの遅れが原因で、アバウト菅野へのバックパスとなり、テンポ遅れタイミングのため、鳥栖前線に詰められ、仕方なくアバウトボランチ付近パスとなり、その一連の不安定パス交換を事前から狙っていた、鳥栖選手にカットされ、そのまま、ノーマークスペースをドリブルされ、そのDFもテンポ遅れで躱され、ゴールにフリーシュートされたもの。
駒井・菅野・福森のポジショニングミスとミスパス、DFミスが重なった失点。
それ以外にも、ポジショニングの遅れは、多数選手にも在り、目立ったのは、小柏・金子・青木・いつも不安定を続ける荒野と駒井・福森に、高嶺の7選手にもなり、いつも通りの選手は、チャナ・田中駿太・菅野の3名のみ、では、ポジショナルサッカーは不可能ですし、精度の高いスピードコンビネーションパスサッカーは不可能でした。
ミシャ試合後コメント「一歩遅い・半歩遅いプレーだらけ」がその原因で、ミラン試合後コメント「モチベーションは高かったが、アグレッシブさが足りなかった」の通り、
【強い闘う意思による積極・瞬時プレー意識】の欠落が主因・真因で<メンタルで負けていた>との、プロとして恥ずかしい醜態を晒したものでした。
試合後コメントも、それを理解・認識し、反省している選手と、全く認識も無く何も感じていない選手の両方が居る事は大問題で、ミシャが本日、試合後ミーティングで厳しく指弾・指摘している所でしょう。
<球際負け・スピード負け>も、走り負けのポジショニングの早さ・遅さに連動し、遅れは、そのまま、ボールホルダーへの寄せの距離・到達時間・ボール保持強度が全て大きくダウンし、当然ながら、球際強度はひたすらゼロに近づいてしまいました。また、チャージスピードと大幅ダウンだけで無く、コンビネーションパス交換もホルダー待ちの「1-2タッチプラス」となり、コンビネーションパススピードも大幅ダウンし、鳥栖ディフェンスに、待ち・準備時間を与え、スペース・ギャップも消され、鳥栖陣の突破・侵入も困難となりました。 あれだけいつも作れていた<決定機も激減>となり、超攻撃力を謳っている筈のコンサから、攻撃を大きく奪う展開となりました。

<闘う姿勢>こそが、負けない・勝利へのメンタリティーの根幹ですが、コンサの勝負弱さの根幹が、その意識・メンタルが真因だ、と言う事が明白・証明された、コンサに、不甲斐ない<自滅>試合としたもの、と言う事です。

最後に、試合スタッツ(速報)を確認。いつもの、試合4分割時間帯で時間帯毎推移の記載です。、(①試合開始~飲水T、②飲水T ~HT、③後半開始~飲水T、飲水T ~TU)
                コンサ     鳥栖
    ①   ②   ③   ④    ①   ②   ③   ④
支配率   59  61  60  60  41  39  40  40%
・支配率のみコンサでボールを意図的に待たされた。
走行距離37  22  25  29  40 24  27  32km
スプリント数65  33  40 29  76  43  37  42回
・③クール以外の時間帯は、鳥栖の走り勝ち・コンサ走り負け
決定機数2 2 4 7 1 1 2 1回
シュート数 1 4 4 8 5 4 2 3本
枠内数    0 1 3 1 2 1 1 1本
得点  0 0 0 0 0 1 0 0点
・鳥栖の決定機数5回、コンサ前半4・後半11回と、コンサ圧倒が事実
・後半、コンサ大攻勢
・コンサの枠内数は、惨憺たる低率で、決定機構築やシュート数も、全くの無駄プレー、死にプレーとする低レベル・惨憺たるラストフィニッシュ・シュートに全ての敗因・勝利喪失の原因がある事が証明。
ラスト④クールも、一見コンサ大攻勢を掛けた彼の様に見てましたが、7回の決定機・8本のシュートも、得点可能な枠内シュートは僅か1本しか無かった<凡攻勢>が本当の内容で、これでは、勝利や勝点獲得は有り得ませんね。
コンサシューターは、9選手となりましたが、
 チャナ シュート3本 枠内0 ✖️
 金子      3    1 ✖️
 ジェイ     3    0 ✖️
 田中駿太    2    1 ▲
 青木      2    1 ▲
 福森      1    1 ○
 小柏      1    0 ✖️ シュート意識勇気も不足
 駒井      1    0 ✖️
 ミラン     1    1 ○   シュート意識勇気不足
 コンサは、全員攻撃=全員シューター戦術・チームで、特定選手の個々能力で打開は出来ません。全員のシュート力と決定力を徹底トレーニングし、全員向上させるしか有りません。
パス数 212 128 132 131  155 53  93  48本
成功率 82   82   80   80   78  74   69  68%
・パスは、コンサ圧倒で、鳥栖はロングボール放り込みで、パスサッカーはショートカウンタースタイルのみ。

✳︎鳥栖のハードワーク〜走力・球際・闘志が、コンサの甘さを持った選手を圧倒し、コンサのビルドアップを寸断し、コンビネーションサッカーを封じ、コンサのポジショニングミスの遅れが招いた決定的ミスプレーからの失点をくらい、
後半、運動量を回復し、自己スタイルを取り戻そうとしたコンサも、工夫と粘り強さと選手連携で、鳥栖ゴール前まで運んだ決定機のほぼ全てを、ラスト・フィニッシュ・シュートプレーの粗末さ、酷い内容・レベルで、無に来してしまった、敗戦、と言う事!
何とも後味の悪い、不快な試合でした。
<<全員がシューターとなる、全員のシュートレベルのアップへの意志と意識と努力を、指導者と選手が欠いている事>>は、来シーズンに暗雲を齎し、苦しみと失望を齎すものだ、と言う事が明白となった試合で、
久々に、酷い失望感を浸ってしまう試合でした。
【今シーズンのワースト試合】です。
ラスト3試合目で、この体たらくは、嘆くしか無い、、、!


こんな無気力試合の遠因に、複数年契約で、既に来シーズン契約が内定選手だらけだ、と言う点も大きいもの。と言うのも、複数年契約の途中時点の選手が大半で、契約更新は他チームからのオファーが無い限り、テーブルに乗らず、個別契約の条項の、試合出場ポイントや、得点・アシストポイント、失点阻止ポイントなどの積み上げ程度では、僅かな年俸プラス要因でしか無く、年俸を大きく変化させるものでは無いない、との認識から、何が何でも、との必死さや真摯さ、執念は全く生まれる余地も有りません。
選手の意識の中で、消化ゲームとしか意識していなければ、コンサのストロングである筈の、"泥臭さや身体を張るや、必死に足を延ばす、一瞬も遅れない、は産まれないのでしょう。今の選手達の意識やメンタルの限界が見えてしまった試合でした。残念ですね。


posted by yuukun0617 |13:45 |