コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2021年10月10日

〜進化〜128)次戦展望・長期間あり詳細検討〜②

本稿〜②は、次戦対戦を別項目から考察します。
先ずは、最直近チーム現況を表す、過去5試合内容の分析です。
8月28日第27節H鹿島戦✖︎0-2
9月11日第28節A広島戦○3-1
9月18日第29節A名古屋戦✖️1-2
9月25日第30節H横浜FC戦△2-2
10月1日第31節A湘南戦○1-0
完全に、調子を落とした、2勝1分2敗 得点7・失点7と、得点力低下、失点増加と攻守共に低下しています。ここまでの平均得点2.16点/試合に、△0.76得点の大幅減、平均失点0.87点/試合に、+0.53点大幅増加の数値です。
このため、チャンピオン争いは、首位川崎に勝ち点差12と拡大し、チャンピオン争いは脱落気味、しかし、上位争いは、3・4位チームの取り零しがあり、2位を維持したままです。

その理由です。
結論から記載すると、
①[前線選手が変更され、新選手の戦術プレー強度低下]
具体的には、システムフォーメーション【4-2-1-3】の前線4選手が、

前田 大然 オナイウ阿藤 エウベル
               Mジュニオール
                         ↓
前田 大然 レオ セアラ エウベル
    天野・Mジュニオール
へ、オナイウ移籍後、新加入により変化。
しかし、走行距離数値を見ると一目瞭然ですが、
最直近湘南戦     変化前コンサ戦
前田 大然11.156km          前田12.806km
天野 純8.895km                Mジュニオール9.393k
エウベル7.384km              エウベル11.51km
レオ セアラ7.383km         オナイウ 阿道12.703km
ワントップセアラの運動量大幅減退により、連動するエウベルも大幅減退、更に、前田・トップ下のMジュニオールや天野も、減退しています。詰まりは、ハイプレスの量とスピードで大幅減となり、攻撃的守備の作動時間帯がどんどん減少している、との数値です。ハイプレス・ハイラインは、全選手が連動し、全体陣形を押し上げる戦術でしたが、肝心のハイプレス強度が著しく低下し、ハイプレスからボール奪取でショートカウンターにより得点の成功が、極度に低下しているもの。
ワントップ・レオセアラ起用が続く限り、この傾向は継続です。
直近ハイプレスデータでも、
指数12位 成功率3位 とこれまでの累積値で成功率は高止まりですが、いずれ低下必至、頻度の指数は、既に12位まで転落しています。
データ値・9/21時点
横浜FM 指数: 47.7%・12位、守備成功率(%): 53.8・3位
コンサ 指数: 57%・5位、守備成功率(%): 54.3・2位〜川崎がトップです。
平均プレス回数データでも、
    ハイプレス  ミドルプレス  ロープレス
コンサ 120回 118回  34回
鹿島  121回 121回  44回
川崎  130回 147回  34回
横浜FM  117回 116回  39回
湘南  132回 154回  51回
広島  133回 135回  41回
鳥栖  141回 148回  37回 で、リーグ12位までハイプレス回数が低下しています。驚きは、鳥栖・広島が、川崎を超えたハイプレス実施チームだ、と言う点ですね。
問題のハイプレス成功率は、実施回数とは相違し、やれば出来るけれど、やらない、との証明となります。
全体のプレス成功率は、
横浜FM54.01% AT10.98%  MT敵陣16.32% MT自陣14.54% DT12.17%
コンサ 53.82% AT10.68%   MT敵陣18.33% MT自陣14.00% DT10.82%
川崎    51.18% AT10.21%   MT敵陣18.31% MT自陣14.20% DT 8.47%
以下チームは45%以下と3強です。AT成功率は、トップはFC東京11.37%-横浜FM-コンサ-川崎に続き、湘南10.05%となっています。MT敵陣では、コンサが川崎と並びトップです。MT自陣では、大きな差異は無し。DTで、3チームの差が出て、実はDTでボール奪取との実態が証明されています。
ハイプレス・ハイラインは、常時作動戦術では無く、特定場面のみ作動し、それ以外は、自陣守備も主要となる使用と言う事です。

ゾーン型ハイプレスの致命的欠陥[ボール保持者との距離間があり、瞬時チャージが困難となり成功率を下げる]については、各チームの数値では、
   3m未満率 接近率 開始時距離 平均速度
川崎 ー0.38%    ー0.60%    ー0.37m      ー0.07km/h  -はプレスバック主体
鹿島    2.10%        1.21%       0.12m          0.03km/h 
コンサ 3.07%       3.10%       0.04m          0.06km/h   リーグ最接近ハイプレス
横浜FM  2.03%       1.06%       0.38m          0.01km/h   
✳︎横浜FMは、接近は乏しく、速度もリーグ最低で、脅威のハイプレスは過去のもの。リーグ平均
✳︎プレス型が主流ですが、高い陣形を相手陣内に布陣し、プレスバック型のハイプレスが、川崎・広島・G大阪・福岡・柏・浦和・名古屋・仙台と、8チーム。このチーム対抗では、相手陣が自陣に大きく進入した局面の、ロストボール、2次ボール再奪取局面に多く作動します。その時は要注意です。

以上の通り、横浜FMの現況にポイントを当て、特に、ハイプレス・ハイラインを考察してみました。特定センターフォワードの起用による大きな影響を見て取れました。
我らがミランの様な選手か、否かは、大きいんですね。、これ以降、更に別内容で考察しましょう。



posted by yuukun0617 |01:35 |