コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年07月26日

~進化~ 中断期に課題考察~シュート決定力

この時点での「リーグ中断期間」は、
リーグ未消化試合を一挙に清算するための2週間で、
「チェルシーとの営業試合の川崎」「その対戦相手大分」、
更に、「AFC戦で、リーグ戦未消化・第16節2試合の広島ー川崎、浦和ー鹿島」戦を、
この土曜~水曜~土曜・第21節と「過密日程」でにて実施。
現在・3位鹿島・4位川崎・5位大分・8位広島・9位浦和と、コンサより上位のチームが多く、
「上位同士での星(勝ち点)の潰し合い」ともなりますが、
一方で、その中での連勝・勝ち点積み上げに成功するチームは、コンサとの(勝ち点)差を一気に引き離す事態(3位チームとの勝ち点差「9」復活)も濃厚です。
コンサ次節・第21節で、残り14試合での逆転は、極度に僅かな可能性にまで縮小してしまいます。つまり、シーズン目標「リーグ上位・3位以内到達」は<風前の灯火>に転落という事です。
川崎の勝ち点獲得(勝ち点41・2位到達)は、想定内ですが、鹿島の勝ち点獲得(勝ち点現行37なのか勝ち点40まで到達)かが、ポイントとなり、「鹿島ー浦和」は「浦和勝利を応援」となりますね。
そんな勝ち点獲得争奪戦が熾烈に実戦され、この5チームは、試合実施ダメージを受け、
コンサ他チームは、コンディションフル調整・課題点改善・第2ウィンドー開幕で新戦力等々での「戦力アップ」が図れます。

コンサは、シーズン目標「リーグ戦上位到達」は既に「他力本願」気味ですが、残る14試合・全試合勝利「勝ち点3獲得」の奇跡的戦績による大逆転を狙い、「思わぬ事態」のハブラング・プラス局面の到来を願い、現在中断期間での戦力上昇を図っていますね。

本ブログでは、暫らく、現時点のコンサ課題を色々な観点から考察し、今後展開に役立てたいと思います。

本日は、現最大課題・ミシャも最関心の「シュート決定力」がテーマです。

◎課題「シュート決定力」
アプローチ➀<よりゴール近くのシュートポイント(シュートを打つ位置)>
直近W杯での最大注目ポイントが、「PA内シュート率」でした。
つまり、ゴール獲得のポイントは<より近いシュート位置に在り!>との命題が注目となり、「PA(ペナルティエリア)内に侵入したシュート」がゴール獲得の決定的要因である、との結論が確立したもの。
その後、Jリーグでも、無秩序なシュート位置は「枠外シュート・低精度シュート」の大きな原因として、「PA外シュート=ロングシュート」から「シュートレンジ・シュート」重視がリーグ傾向となっています。ただし、チーム毎に、その選択・変化にに相違があり、依然として、「ロング・ミドル・ショート」を問わず、「レンジ」を問わず「シュートチャンスにはシュート選択」とのチームも存在しています。
しかし、今シーズンの上位チームは「シュートポイント」を意識し「PA内シュート」重視チームとなっています。
我らがコンサも、その代表的チームで、前節も「PA内シュート率87%で断トツ1位」ですね。つまり、コンサのシュートポイントは大半が「PA内まで侵入・突破した得点決定機」ポイントとの、戦術方針で、「リーグ随一・トップのゲームメイク・決定機構築力」が「強力攻撃力」として、強く評価されて居る所です。
という事から、リーグトップの「相手ゴール直前にまで侵入・突破」したシュート位置であるコンサの「決定力」はリーグ随一・トップとなっても良い筈ですね。
しかし、残念ながら、コンサの「決定力」は、試合・節で差はありますが、多くの試合では、リーグ下位(11~15位)レベルでしかありません。
そのため、シュート位置・ポイントから、問題は、「シュート」そのものに移ります。
アプローチ➁<シュートブロックをかいくぐる!>
「シュート」には、相手守備陣による「ブロック」が待っていますね。
シュートでは、「タイミング」が最重要ポイントの一つです。
シュートタイミングの選択は、「シュートコース(正式には、リトリートライン=ゴールとボールを結んだ線上)が見えた瞬間」=相手守備選手ブロック・壁に穴・スペースがある時、です。
ここでのポイントが、「シュートコースを作る」=相手守備ブロックに穴・ずれ・ギャップを作る、事となります。本来は、自然(=偶然)に出来た守備陣の穴を使ってシュートチャンスとするとの「自然タイミング」でしたが、近世~現代サッカーでは「自然機会はほぼ皆無のため、能動的に=こちらから仕掛けて、そのタイミング・一瞬を作り出します」。
そのため「消える動き・外す動き・そして何よりも多数回の周辺選手のサポートの動き」で、マーク外し・ずれ、フリー・スペース作り出し、また、シュート時のボールの貰い方、も「決定力」を決定づける大きな要因・原因となり、広義の「攻撃力の一部」です。
我らがコンサでは、
ミシャ戦術の「5トップ」は、相手マークの人数アンマッチやマーク遅れやズレ・ギャップを発生させるための、多数選手投入の仕掛けです。更に、「縦パス・スルーパスのスピード攻撃」も「相手守備に対応する際の、マークズレ・ギャップ発生を狙う」もので、「リーグ随一の決定機構築力、その結果の決定機回数」との結果の通り成功する機会が多数となっていますね。
問題は、「タイミング」の瞬間に「シュート」出来ているか?!の問題があり、折角の「絶好タイミングの一瞬から遅延したシュート」も多く、当然、守備ブロックの穴・ギャップは直ちに修復・消滅し、「守備陣壁にぶち当たるだけシュート」が多数となっています。
ここに、「絶好タイミングにシュート出来るか?!」のポイントが出現して来ました。
アプローチ➂<ゴールはGKの届かないタイミング・ターゲット・シュート内容のプレイをする事!>
ゴール獲得の大原則「GKの届かない3原則~タイミング・ターゲット・シュート内容」は、プレミアリーグにおいて、強力GKへの対抗策の主要ポイントとして注目・指摘されたもの。
「プレイ強度~シュートスピード・強靭性」や「駆け引き」も大切な要素ですが、どんなにトレーニングしても、「判断上の意識・認識」の根本・基礎です。
その内容は、
「GKの届かないタイミング」
  ~GKの準備と用意の判断・始動前、
   反対に先に動くGKではその防御(セービング等)後、
   は、GKは動きたくとも動けなくなります。
   <典型例>GKの意表を突くシュート・ダイレクトシュート・
        バイシクルシュートなど。
「GKの届かないターゲット」
  ~GKのカバー(シュート阻止)エリアは、
   時間を問わなければ、ゴール枠の全てをカバー出来ます。
   しかし、<シュートの一瞬>では、まるで「時間が停止」の様に、
   カバーエリア=自己セービングエリアが限界となり、
   通常、ゴール枠の四隅(左右・上下隅)に、届かないエリアが発生
   します。そこに正確に分散してシュート出来れば、75%確率で
   ゴールとなる、という事となります。(75%理由;4エリアで、
   GKがどこか1エリアに賭けてセービングすると1/4の確率での、
   シュート阻止にしかならないからですね。)
   ここは、相手GK能力でカバーエリアが増減=ターゲットエリアが
   拡大・縮小します。
    因みに、我らが「ソンユン」はリーグトップの「シュートカバー
   エリア」を誇る=「相手が狙うターゲットのエリアはリーグ最少」、
   という事となります。ただし、「タイミングやGKテクニック」も
   重なり、中々単純に「リーグ最強のシュートブロック・阻止」とは
   なっていませんが、最重要ポイントの一つが図抜けている事は間違い
   ありません。
「GKの届かないシュート」
  ~従来「シュート練習」の大半が、シュートの質;より速いスピード
   ・より強さ・よりキャッチし難い、が中心でした。
   良くても、シュート精度練習として「枠内シュート」までで、
   <枠内へ、速く・強く・キャッチされ難いシュート>が、
   「良いシュート」とされました。
   しかし、実戦・試合。特にJ1リーグでは、
   GKの守備・シュート阻止力が急成長し、
   今では「良いシュート」をしても「得点獲得」には至らなくなりました。
   ところが、リーグ動向は、
   その状況は「シュートする選手固有能力」の問題として、ひたすらに、
   日本国内・そしてWワイドで「打開してくれる高能力選手」の獲得を
   追求し、現在も、神戸・鳥栖を始めとしてその動向が継続しています。
   そんな「資金力あるチーム」「収支を度外視して求めるチーム」の、
   今シーズンの結果は、惨憺たる結果で、両チームともに「降格の嵐」
   で、まったく成功していません。ビジャも、イニエスタも、トーレスも
   能力不足??・・・ではなく、スーパー選手のスーパー能力を殺している、 
   訳です。また、そんな新戦力加入が、資金面・チーム体制上不可能チーム
   (コンサも代表)は、元々そんな戦略は不能で、結果、この問題は、
   解決・改善不能、とのチーム判断を採っているチームはあり、低得点力に
   苦しんだままですが、その方法論が、この「キーポイント」です。
    では、その方法論です。
   前年までの「都倉」は、より強いシュートを求め続け「大成を逃し続け」
   ています。都倉のコメントに一瞬「シュートの打ち方が少し解ってきた」
   との内容で、「タイミング良く、正確にパスする如くシュート」との内容
   がリリースされましたが、そのまま成功・完成とはならず離脱。
   過去・多くのストライカーも「ゴールにパスする」とのコメントが多数あり、
   結論は、
   シュートスピードと精度は反比例となり、一定スピードは必要ですが、
   そこからは<正確性・精度優先>で、枠内の特定・4つのターゲットに、
   どんな体勢・局面でも、シュート出来る「習慣・能力」獲得の反復練習、
   が基本メニュー、
   加えて、タイミングを外すシュート「ダイレクト・ループ・ワンタッチ」
   のシュートバリュエーションを拡大する練習、
   当然、クロスとセットプレーの「シュートのタイミング・位置取り・
   シュート内容練習」も重要です。
   しかし、何と言っても「枠内4隅のターゲット」の<的当て>シュート練習
   が有効です。コンサでは、「全員攻撃スタイル」から全選手に、必須練習で、
   全選手の「シュート精度・質」が大改善となります。
   (~どんな、Wクラススーパースターよりも高い戦力アップとなります!)

現代サッカーは、サッカー本来の「個々選手テクニック・フィジカル合計型」から、「戦術、組織連携での個々選手能力融合の総合型」に転化し、フレイ内容・質もその通りに転化していますが、唯一「シュート決定力」のみ、「個別選手能力」問題として「解決・改善・成長の無いまま」継続されて来ました。しかし、ここに至って、世界的にも、日本・Jリーグでも、新たなアプローチの模索とその成果出現が始まりつつあります。・・そんな世界動向を逸早く取り込み・進化したチームのみが、次代の上位・リーディングポジションに立つ事となります。
我らがコンサこそが、そのひとつとなる事を強く強く期待しますね!!
    

posted by yuukun0617 |14:38 |