コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2017年01月29日

~進化~  キャンプ第2Q締め括り・DAZN第2戦テスト

沖縄キャンプ、第2Qコンセプトは、
①フィジカルランクアップとコンディション調整②個々選手の能力アップをしながら特徴把握と周知と連携構築、
プラス③戦術構築でした。

①は、途中少数の軽離脱もありましたが、全選手のフィジカル造りと離脱者の復帰ステップは、ほぼ計画通り順調に進行し、「杉山」復帰を始めとして来週・早々には「宮澤」の軽離脱組と「深井・稲本」の長期離脱組からの復帰予定で、あとは早期復帰期待の「都倉」ともう少しの「福森・ヘイス・小野・荒野」、夏場までの「増川」の6選手となっています。このペースだと、開幕時やその前後時点で、「増川」を除く選手が戦線に並ぶ事も見えてますね。
 また、別観点ですが、「新加入選手」のフィジカルコンディションの良さが光っています。新加入選手全員、昨シーズンは「バックアップ・交代要員」でした。そのため、身体の酷使は無く、累積疲労は無しで今シーズンのキャンプ負荷のみのため、激闘シーズンによる厳しい累積疲労を持つ既存スタメン選手に比べ、軽快な運動量・スピードとスタミナが際立っていますね。このまま、コンディション好調を維持し開幕スタートダッシュの主軸を期待します。
選手全体では、殆どの選手は未だ試合スタミナは「40分」程度で、フル試合・出場は無理で、加重負担となるプレイは故障リスク直結の状態で、言ってみればコンディション調整度合「40分/90分=44%」と言う所。その中、2練習試合(計180分)フル出場のビックリ選手は「永坂」で、高スタミナ・フィジカルを証明するアピールが出来ましたね。頑張りました。
低下している全体フィジカル状態は、前後半で選手入れ替え・展開激変の背景・原因ですが、「別チーム」の入れ替え・テストと捉えるのが正解ですね。
②の個々選手の特徴では、好プレー・光るプレー・J1クラスプレーが昨試合でも多数出ました。ちょっとだけPICK UP。
・ジュリーニョのテクニックと突破力とポジショニング
・ミンテの強靭なボール奪取とキープ力、運動量
・右サイド突破力で早坂も良かったが、大きく凌駕するマセードのスピード・テクニック
・河合ボランチのボール奪取力と安定性
・起用2試合目の後半になり出始めた、永坂の高精度フィード
反対に課題も少し。
・ボランチ兵藤のボールキープ力と判断スピード
・DFセンター横山の ラインコントロール・フィード・ポジショニング
・左サイド田中の伸び悩み(守備・突破力・クロス力)
・シャドー内村のポジショニング、守備の意識とプレイ、上下動の遅さ
③の戦術では、
〇「守備ライン」設定位置を5m程度上昇とする。
 ・・GK杉山は「飛び出し型」ではなく「オーソドック型」のため、DFとGK間の「DF裏スペース」を複数回狙われ、その後ライン位置が3m程度後退してしまいました。後半再度ライン位置を上げ「ボール奪取位置」上昇を図り、センターラインやや下付近での「河合」のボール奪取・ミドルパスから2得点目獲得との速攻成功となりました。
〇前半ボランチ「兵藤」のサイドへのパスから「サイド攻撃」
 ・・DFからのロングフィードではなく、一旦ボランチ「兵藤」ゲームメイク経由の「サイド攻撃」を図りました。しかし、「兵藤」にボールキープや素早い判断に甘さがあり、タイトチェックに対応しきれない場面がありました。また「早坂」の「連携不足」から、ボランチからの「連動性あるスピードサイド攻撃」は中々成功しませんでしたね。「マセード」になると、一転して、勝手知ったる得意攻撃として「十分なキレと鋭さ」を示し、今シーズンも期待出来るレベルである事を証明しました。
〇ジュリーニョ・マセードのテクニック・ポジショニング・連動性はJ1クラスで、昨日は「琉球」は、効果的な守備が出来ないレベルでした。上原・菅も、勝手知ったる昨シーズン戦術で、効果的なプレーを展開し、既存組では、現在でも、高い連携・連動性が継続している事も証明出来ました。
〇気になった選手・・石井と田中の左サイドが問題ですね。石井の左サイドは、昨シーズンでも失敗結果が多く、右サイドのプレーレベルとは段違いのダウンです。守備は、劣後態勢からのファール気味守備に陥り、攻撃もタイミング・打開力も乏しく、この2試合共に、厳しい状態で終わりました。また、田中も、弱点とされている守備で、読み・予測の甘さから相手スピードに劣後し突破を再三許すものでした。またストロングポイントのクロスも、昨試合では、突破テクニック・スピード不足から、ポジションアップが出来ず、クロスパスを出すポジションに到達出来ませんでした。両選手共に、攻守に問題点山積み状態で、「左サイド」が大問題、になり兼ねない状況です。

以上の通り、諸々の課題・問題を抱えるも、良好・J1ランクプレーも現れ始め、第1Qからは大幅ランクアップとなっています。
明日、第3Qから、
①フィジカルコンディション調整②選手ランクアップと特徴把握・共有化③戦術構築にプラスして、
④各項目の熟成、チーム全体としての連動性・一体プレーの構築です。

最大のポイントは、
上記の課題・問題点も、選手復帰での「プレー可能選手の拡大」に伴って、より高い個別能力の勝負となります。「スタメン・ベンチ入り候補」と「ポジション」獲得競争激化となり、間違いなく、より高いレベルで、課題・問題点は解決・打開される事でしょう。
TGは、来週金曜の「江蘇蘇寧」戦、日曜の「浦和レッズ」戦の2試合が予定されています。
①~④の成長結果を期待しましょう。

「例年以上に見ていて楽しい内容・展開となっているキャンプ」と思いますね。
やっぱりJ1シーズンへの「ワクワク感」が、色々なところに溢れているからでしょうね。
キャンプも、楽しみましょう。

posted by yuukun0617 |17:05 |