コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年08月30日

~進化~  【J1へ向けて】-3;監督・コーチ編

~進化~【J1へ向けて】-3;獲得・コーチ編です。
前【J1へ向けて】-2;保有選手構成編でちょっとした、でも大きな事項を1点記載漏れでした。追加記載します。...済みません..m(__)m
【現在レンタル移籍加入選手の『完全移籍』交渉】の件です。
 対象選手は、『福森』『菊地』の2選手。 2選手を少し確認してみましょう。

『福森』
 ・・現在24才DF、川崎から試合起用を求め、レンタル加入し、今シーズン異例の契約期間延長で、2年目に突入。現在、コンサ【3バック】システムの左ストッパーとして、チーム内第2位の試合出場の28試合、スタメン起用。コンサ【堅守の要】として完全定着。また、攻守切り替えで、【攻撃のスタート・起点】と【コンサのストロングポイント;左サイドからのクロス攻撃のパス・フィードのゲームメイク・ラストパス役】、更に【セットプレーでの『精密ピンポイントキッカー』】の3主要攻撃選手でもあります。この通り、現在コンサの首位奪取の原因・ポイント選手となり、攻守に大活躍です。
特に、今シーズンのデータ突出のストロングポイントとして、
・守備力・ボール奪取力・ビルドアップ力・クロスチャンス力がJ1レベル値で、攻守兼備の超優秀結果です。(比較では、J1広島「塩谷」を上回る値です..!)
 ※6月29日、札幌の方と結婚され、益々「道内」に定着でしょうね。
『菊地』
・・現在32才、元々DMF、鳥栖から試合起用を求め、今シーズン7月1日レンタル加入、進藤の故障離脱直後となり、【3バック】システムの右ストッパーとして、その後10戦中9試合にスタメン出場し、コンサ【堅守】を支える存在。また、ストロングポイントの「ロングフィード」により、左サイドへのスペースエリア攻撃のパス供給元の【攻撃起点】となっています。
今シーズンのデータ上のストロングポイントは、
  ・守備力がJ1レベル値となっています。

この様に、【堅守の要】【攻撃の主要メンバー】の攻守兼備の「J1レベル選手」で、次シーズンで、必須の選手です。 
2名とも、〔~2017.1.31〕が契約期限で、優秀な戦績を叩き出した事から、交渉は至難となっているでしょうが、だからこそ、直ちに【完全移籍】交渉を開始し、移籍金は相当となるでしょうが、確実な獲得をする必要があります!!
<コンサ昇格が完全となるまで、待機状態としたい所でしょうが、
(この実績だと、元・有力複数チームから、間違いなく有りますね..)他チームより「高額オファー」前に、契約交渉進展の方が、間違いなく「金額低下」しますね!!
保有選手構成で、【現有選手のJ1化】と同じ位重要事項です!!

 前置きの追加記載が、大分長くなりましたが、本日のテーマ;監督・コーチの点検・確認です..

実は、この内容は、昨日掲載予定でしたが、昨晩(8/29PM10:25~)のNHK『プロフェッショナル・森保広島監督』番組を観て、印象深く・感銘・共感が多く、このブログ記載に大きな影響となり、半日消化時間となりました...皆さん、ご覧なりました..?
その番組のポイントを「監督」役割の参考として見てみましょう。

「広島」チームは、J1強豪クラブの「市民」チームで、そのため「運営・強化費」は限定された、所謂”ビッグチーム”ではありません。そのため、優秀選手を移籍加入で集める事は出来ず、「自前で育成した選手で保有選手構成」を行う≪育成型チーム≫での「典型・成功」クラブチームで、コンサの実態・実情に大変近いものですね。
また、チーム内容も、【3バック】【堅守・速攻】【全員守備・全員攻撃】を、チーム創設時のバクスター監督以降、一貫して基本チームカラーとして継続・継承・発展させ、その後、名将ペトロヴィッチや名選手を続出し、J1チャンピオンを争い続けて来ました。
 ~コンサの【良い見本・目指すチーム】ですね!~
..で、「森下一」氏は、その監督として5年目となり、戦績は、2012年監督就任1年目でJ1制覇、13年J1連覇、14年8位、15年3位、16年現年間4位で、「名将」の領域に入り始めていますね。 ..その森保監督の番組コメントポイントを一覧します。

①『ミスはみんなで修正する』
・・サッカーは、ミスが最多の球技で、ミスが前提。大切な事は、≪そのミスを、みんな=組織で、修正=カバーし合う≫事。組織=「規律・決め事」が大事となる。
(逆の考え方が、「個」の原則型⇒「責任分担」論⇒「分業」型の展開ですね。「優秀選手」の集合体チームでは、「個」の原則での選手構成も可能となりますが...)
具体例として..「ピーターウタカ」加入時指導が出ていました。
同選手は、高い攻撃力はあるも、「守備意識が低い」として、チーム基本・共通理解の「全員守備」を徹底・反復指導により改善を図ったものでした。象徴的な指導指示が、『戻って休む=前を向いて休む』との指示で、<攻撃後、守備に切り替わり、前線に戻り切らずその場で休むプレーを修正し、戻って前線からの守備に参加するプレー>への修正指導内容でした。
②『前戦の勝敗に捉われず、次戦に集中!=最善の準備に集中!』
・・FW佐藤久人のコメント『勝利に必要以上に喜び、敗戦に必要以上に落ち込む、監督では、選手が平常心で居られなくなる』の通り、結果に一喜一憂しない事。
③『練習で、良いパフォーマンスをした選手を起用する、過去のプレーではない』
・・リーグトップクラスの「実戦以上に激しい練習内容」で、そこでのプレーを起用選択基準とする。また、午後15時から「2部練習」を週2回実施し、コーチ主導も、監督立ち合いで、「監督が見ている」との選手意識のもとで、ポジション争い・克ち取りを図る。
『練習を通してのみ成長する』の徹底。
④監督の最大の役割『選手の「心」を預かる仕事が、選手起用選択』
・・全員、選手は「心」を持っており、「努力は、報われる=試合に出られる」との「心」を大切に、起用選択を行う。また、選手とのコミュニケーションは、『いつでも、どこでも、話しかける』『選手の想い、感覚を聞く事から、指導を始める』との原則。
⑤『逆境こそ、<自分(たち)の基本に立ち返れ>』
・・選手は、自己採点・自己課題を自覚しており、成長して「勝負」出来るかを掛けるもの。「自分の長所が≪自分の基本≫で、勝負・ストロングポイントとなり、チームと同一」。

いかがですか?
..四方田監督に、似ている所が多いと思われませんか..?!!
 四方田監督も、更に徹底し、長所を伸ばすと、
   より進化し、≪四方田イズム≫定着まで、到達しますね。

では、コンサの現有スタッフ点検・確認です..

〔監督〕 
 四方田修平・・42才、96~98年日本代表岡田監督を支えるスカウティング(分析)担当。99年~コンサ、アシスタントコーチ・U-18コーチ・監督(12年Jユース優勝)、16年7月24日監督就任。コンサ在籍17年。 
 分析・育成の実績・能力獲得し、選手との「人間性・関係重視」を軸に、育成・成長型のシーズン展開を指向していますね。
 監督将来像「自前で育てた北海道の選手が占率を占め、J1定着、タイミングにより「優勝争い」とする」チームを目指すと表明しています。
 ≪長所≫・・4項目。
      ・分析力、・本来は若手個別育成力、・上記②同様、戦績による影響安定性、
      ・試合準備、試合実戦での「共通意識・闘志・選手想定プレー」の実戦力
 ≪欠点≫・・5項目。
      まだまだですね!しっかり、自覚し、進化して下さい!!
      ・分析に偏り過ぎ「偏った=誤 選手起用」-5試合程度発生
      ・指導・指示不足発生-個別選手への「指示・指導」漏れが数回発生
      ・若手育成実績が低過ぎる-深井・進藤・堀米の3名に限定され、
                   「伸び悩み者」9名
      ・中堅・ベテランの能力アップが失敗-課題そのままで継続者多発5名
      ・試合途中での「判断・実行」遅い-試合コントロールが未熟です。
         また、試合中の状況変化とへの対処、開始時狙い・方法修正が、
         「判断・実行」の遅れから、タイミングも内容もズレ、
         後手後手が多数発生
  ※次シーズンの契約延長決定となり、短所を是正したシーズンを期待します。
〔コーチ〕
コーチ;
 名塚善寛・・46才。S級資格も取り、監督バックアッパー(?)。
元コンサDF(岡田J1昇格時の守備の要)、02年U12・15のコーチ・監督を経て、現在在籍14年目。一瞬、14年8月31日財前⇒バルバリッジ交代時、監督代行。特徴は、「闘将型」でしたが、詳細不明。
コーチ;
 沖田優・・37才。J選手歴なし。大宮コーチから、08年~12年コンサコーチ、何故か(三浦・石崎監督時代..飛ばされましたね。)08年~12年仙台コーチで、16年コーチ復帰。多分、三上GM・四方田監督意向でしょうね。「練習」担当の様ですね。
コーチ;
 ブルーノ・クアドロス・・38才。元コンサ07年の【守備の要】(三浦監督時代)。フラメンゴ・ガラタサライ・クルゼイロ等有力クラブで活躍実績し、来日は、C大阪に05~06年在籍・大活躍し、コンサに加入の名DF。凄いのは、12年以降、監督・コーチでの実績も上げ、15年C大阪の監督候補・交渉となったものでしたが、今シーズン、「大好きだったコンサで、全体コーチと、ブラジル選手の『個別指導』徹底」の役割で、加わりました。実際、問題児視されていた天才ヘイス、こだわりの多いテクニシャンのジュリーニョ、大活躍期待のマセードの、チーム融合と大活躍が、現在コンサ首位の主因との、大成功成果をもたらしてくれましたね!!
コーチ;
 竹内清弥・・25才。元コンサU-18。16年より分析担当。対戦チームの分析により、今シーズンの対戦前準備が「分析結果による共通理解と対戦方法練習」の徹底により、高い戦績を産み出した原因・副因の成果となっています。
フィジカルコーチ;
 大塚俊介・・33才。フィジカル・コンディション調整を担当し、特に「道外との環境差」課題を、「北海道在」ならではの利点を引き出し、高戦績の成果となっています。
GKコーチ;
 赤池保幸・・41才。元コンサGK。99年以降、U-15・18、育成部を経て07年からGK担当コーチ。17年となり、四方田監督と同期コンサ参加で、今までのGKを指導続けている「名GKコーチ」です。コンサのGKレベルは、以前より、高レベル選手の伝統がありますが、その主因ですね。
フィジカル・セラピスト;
 セウソ・・14年からフィジカルコーチと連携し、フィジカル・コンディション調整で、特に、コンディション不良・故障回復でのケアは「故障者の早いリカバリー」の成果を産み出しています。

〔育成=アカデミー〕
 も、徐々に拡大した陣容で、

トップチーム・アカデミーコーディネーター;小山哲司 のもと、
アカデミートレーナー;栗山渉
アカデミーディレクター;北原次郎
U-18 監督;川口卓哉◎、コーチ;鈴木健士〇、GKコーチ;相川雄介〇
U-15 監督;森川拓巳◎、コーチ;賀谷英司△、コーチ;中村拓朗〇
     GKコーチ;阿部勝弘
U-15旭川 監督;柴田慎吾◎、コーチ;日高拓磨◎、GKコーチ;高木貴弘◎
U-12 監督;浅沼達也◎、コーチ;木崎拓也〇、GKコーチ;花田倖基〇
 (◎元コンサ選手、〇元U-18・15、△別チーム選手)

 全道538万人と全国にわたる道内出身者不明ですが、約2倍とすると、合計1500万人を基盤とする「サッカー選手の発掘・育成・Jリーガー形成」のシステムで、全く、極々一部分の開拓・発掘が現状ですね。
 そのためには、現体制でも、「蟷螂の斧」(とうろうのおの)状態ですが..他チームを見ると、どこも、エリアに多数の拠点を網羅し、チーム浸透と人材開発を実施して、コンサは未だ未だ、低レベル段階が現状で、大きな基盤を活かせていない現況ですが、運営費制約もあり、抜本改善は将来との現況ですね。

以上の点検・確認より≪J1への課題≫を纏めると...

1.【監督の短所是正改善】
2.【練習担当コーチ;より厳しく・実戦並み練習内容】
3.将来に向け【育成拠点の拡大】〔函館・釧路〕と〔有力高校と連携;室蘭等〕

の3点で、1.2.は、=直ちに、取組・改善=課題です。

有難うございました。


posted by yuukun0617 |07:31 |