コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2019年05月05日

~進化~ 第10節公式試合データ点検

第10節のJ1リーグ・公式試合データがリリースされ、点検です。
コンサの「強いチーム力」を証明した勝利も含め、リーグ動向を見てみましょう。
1.J1リーグ・第10節概要
第8節・マスコミリリースで沸いた「得点不足」は、
第9節多数のチームにて、前節の極端な「対戦対策至上主義」による「得点力低下」への改善意向が強くなり、自チームの特徴をより発揮する=得点力向上、結果となりました。
そして、第10節ですが、

第8~9~10節を対比してみましょう。 ~J1リーグ平均値~
      第8節 ー 第9節 ー 第10節
得点力・点  0.7ー 1.1 ー 1.0 ;レベル維持
シュート数・本 10.8ー11.8 ー13.6 ;更に上昇=攻撃的に
枠内数・本  2.8ー 4.1 - 3.7 ;精度はやや低下
決定率・%  6.7ー 9.0 ー 7.4 ;9節回復から低下・精度低下
30m進入数  40.9ー40.3 -43.5 ;攻撃回数増加=攻撃的に
走行距離km  112ー 113 - 113 ;ここは一定
スプリント数回  163ー 168 - 174 ;増加一定

「攻撃指向」が拡大し、「攻撃回数」と「決定機数=シュート数」が拡大し、より攻撃的となり、「得点」は「1点/試合」のハイレベルを2節連続の結果となりましたが、その一方では「決定率=シュート精度」を低下させ、「枠内数・決定率」を引き下げ、<攻撃増加が得点獲得数に比例>と成る事を停滞させ、「獲得得点数の増加」への実現を妨げてしまいました。
この数値変動は、対戦姿勢・戦術のリーグ動向によりますが、
第8節「シュート数を減少させる対戦対策ではなく、シュートの得点阻止対策」より具体的には、➀対策の主たる守備ポジションが「DF・GK」中心➁守備位置が、通常シュートポイント位置となる「バイタル」付近からゴール間の守備対策で「低位置に守備陣布陣」の対策。そのため、「低位置からの攻撃」は、攻撃推進力が低く、攻撃距離拡大ともなり、「攻撃途中での停止・失敗」が多発し、得点獲得が困難となった、攻撃力低下+守備力強化となったもの。~マスコミ指摘ポイント~
第9節それでは「良くて引き分け・勝ち点1獲得」に止まり、勝ち点獲得競争(勝点3が最速勝点累積=順位上昇に直結)に劣後してしまい、撃型チームを中心に、「自チームの積極的な特徴・ストロングポイント」を発揮させる「攻撃力回復」が第9節対策で、「攻撃力回復」の主眼・主体は「シュート得点獲得力」で、「シュート精度・決定率」改善のため、「より深く進入するパス交換からのPA内シュート」が具体的な改善。
そして、
第10節で、第9節の成功を拡大・継続すべく「より攻撃的動向」を拡大。各チームの布陣位置は、より高い位置・積極型となり、「守備型チームは堅守・速攻に特化」対策がより鮮明となりました。しかし、広島が代表例ですが、「堅守・速攻」も「低位置布陣・消極型」は、第8節課題の通り、「相手ゴールまでの攻撃距離の延長」が「成功率を大きく低下させ、決定機・シュートチャンスに到達しないゲームメイク力低迷」に苦闘し、当然戦績は、大幅低下となりました。「堅守・速攻」も現在動向での成功は「攻撃的守備=前線での守備・ボール奪取、そこからのショートカウンター」の有無、パターンの保持が決定要因です。

2.コンサの動向も、確認しておきましょう。
      第8節 -第9節 ー第10節   コメント (➉節リーグ順位)
得点力・点  3  ー 2  ー 2  ・・複数得点維持(3位)
シュート数・本 14  - 9  -17  ・・回復    (5位)
枠内数・本  7  ー 2  ー 6  ・・回復    (3位)
決定率・% 21.4ー22.2ー11.8・・大幅減少  (5位)
30m進入数  19  ー34  -45  ・・攻撃回数回復(7位)
走行距離  118 -118 -113 ・・やや減・リーグ水準(9位)
スプリント回数 170 ー172 -140 ・・大幅減少(守備数減)(17位)
パス数   300 ー507 -404 ・・やや減   (12位)
成功率・% 79.0ー79.9ー80.4・・上昇・リーグ平均(10位)
被シュート数   10  ー 11  -13  ・・やや増加・平均(7位)

※決定率が低下。決定率は「チーム力ではなく、個々のシューター選手の能力」。第8・9節は「ロペス」の能力で、10節は「荒野の低精度」で大きく減少。チーム全体の戦力部分は「シュートポイント=どこまで侵入した決定機か=」までで、コンサは、PA内シュート本数11本(リーグ5位)・PA内シュート率64.7%(同10位)とリーグ水準を超えた回数。問題は「その後の、シュートの質=精度」で「シューター(シュート数選手)の固有能力」で、第10節では、「武蔵シュート7本内枠内4本」「荒野シュート5本内枠内1本・それもGKへのパス」で、前半にシュート集中した荒野のプレイ精度・能力の低さ、に問題がありました。
※スプリント数の低数値は、「守備スプリント数の少回数」の数値で、第10節では、神戸カウンターを「相手攻撃に切り換えの第1ディフェンス」に成功し、連続カウンターの阻止に成功。そのため、「神戸複数選手連動カウンター」VS「コンサ守備選手」との「相手攻撃陣VSコンサ守備態勢構築とのスピード勝負」とを回避できた事が大きく、その際の「一斉守備のスプリント」の回数が大きく減少で来たものでした。

第10節のコンサは、
攻撃態勢・攻撃回数・決定機数のゲームメイク力は、第9節を上回る項目もあり、順調でしたが、最重要項目のシュート精度・決定力は、ロペス喪失は直撃でした。
「決定力・決定率」は、チーム力ではなく、「個別選手能力」です。
ロペスの決定率は、リーグ上位・トツプレベルでしたが、荒野の決定率は、J2でも疑問符の付く「低レベル・精度」しかありません。そこからの結論は、「シュートを撃てば撃つほど、シュート・決定機喪失」で「得点獲得が遠のく」としかないません。
荒野をシャドーで起用する時の絶対条件は「ゲームメイクまでは参加・絶対にシューターにはならない」という事となります。その条件が完全実施ならば、シャドー起用もあり得ますが、実際は、そんな条件は「自他共に納得できず・規律違反のシューター」となってしまなっていますね。

「決定率=シュートのプレイ精度力」は、間違いなく「岩崎や檀崎、更にルーカスの方が上」です。シュート決定力は「過去の実績・得点数が証明書」です。

ロペスの代わり探しが重要・重大ですね。

posted by yuukun0617 |23:19 |