2017年05月21日
~進化~ 課題「決定力」と「成功率」~2
前ブログから継続し、「パス成功率」について点検してみます。
2.「パス成功率」について
「シュート成功率=決定率」と同じ位重要ポイントですね。
問題点は、
パス成功率の攻守プレイ効果もありますが、
それ以上に重大な反対項目「パス不成功率=失敗率」です。
しばらく、当たり前の理論を少しだけ...
「パス失敗率」=「ボールロスト率」=「敵チームへボール譲渡率」との観点です。
サッカーも、他球技と同様、組織プレースポーツです。
プレーは、「ボールの受け渡し=パス」で連携・結束し、攻守のチームプレーを形成する訳ですが、「相手チーム」にボール支配権を渡し、自チームプレーを手放し、相手チームプレーに委ねてしまう、という事です。
では、「パス成功率」を上昇させ、自チームプレーの量・時間を確保し、得点機会創出と失点機会回避とさせるためにはどうすれば良いか?です。
シュート決定率の場合と同様、
㋐高パス成功率選手の移籍獲得
㋑現有選手のパス成功率を大幅改善 の2つのアプローチで、
コンサの唯一の方法は、㋑現有選手の改善、しか無いとの結論となりますね。
では、方法論ですが、その前に、「高パス成功率」の意味を点検してみます。
パス成功の観点から、項目分解をしてみますと、
a.パス種類内容
b.パススピード
c.パス精度の項目 が挙げられますが、更に重要項目がありますね。
D.【受け手の位置・受ける状況・次プレイの予測】です。
実は、パス成功率の高い選手は、D.【予測】精度とそのためのプレイ実践力保有選手です。
Jリーグ選手は、カテゴリーはどこでも、基本項目のa.~c.項目は一定以上のレベルで、パス成功率の差異の様な決定的な差はありません。D.項目の差は、著しい差があり、そのまま「成功率」の差となっている現状です。
この結論から、改善方法は明確です。
(1)全選手の意識・認識適正化
(2)練習内容成果 で、シュート決定力改善と同一です。
D.受け手の予測 項目を加えた2方法の改善により、短期間で大きく成功率をアップ出来ます。
(2)の練習内容は、定例練習方法の改善で可能で、鳥かごでもミニゲームでもフリーマンパターン練習でも、受け手予測・特に次プレー用パスに改善で効果が出ます。
コンサには、小野や兵藤の様な「実例」がいます。D.の予測と実践の具体例を手本・教科書として、その神髄をコンサ全選手に浸透させ、真摯に練習させるか、ですね。
以上 パス成功率のポイントにつき、点検してみました。
posted by yuukun0617 |23:32 |