コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年11月07日

~進化~  「千葉」事前チーム点検

ブログの皆さんは、前試合反省~次戦への準備まで色々ですが、全員共通事項は、「次戦から、残り2戦の連勝」ですね。選手だけでなく、我々全サポーターも「共通認識」ですね。

このブログは、次戦への準備で行きます!

実は、事前予想では、残り5試合の対戦相手の強弱順は、
千葉-徳島●-熊本●-讃岐○-金沢と想定していました。
その通りだとすると、熊本より上位に敗戦3、讃岐より下位に勝利2となり兼ねませんが、そんな不吉予想はふっ飛ばして、連勝ですね。しかし、最強順位たる理由が、千葉にはあります。点検してみましょう。

1.現況
順位11位 勝点52 13勝13分14敗 50得点 50失点 得失差0
ほぼEvenの戦績でした。
千葉は、豊富な資金力を背景に、毎シーズンJ1昇格を目標とする保有選手戦略を行っていますが、今シーズンは昇格失敗の結果となりました。
シーズン当初、名将関塚監督2年目でスタートしましたが、なんと、7/25順位9位を理由に解任となるものでした。その経緯は、今シーズン開始時の選手保有戦略が失敗し「主力選手の大量移籍喪失とそれを補うための大量移籍加入」となり、チームの連続性は完全に切断され、「一から作り直し」状態でのスタートとなりました。そのため、シーズン開幕時より、「チームの連携・連動性」を喪失しており、チームプレーは消滅し、個々のプレーのみでの試合となり、上位順位の戦績は困難となったもので、最終的に関塚監督責任としての解任にまで至るものでした。選手保有数29名の内、23名放出・離脱、20名加入、残留9名で、7割の選手が入れ替わってしまう緊急事態で、更に、放出選手は、多くがJ1移籍・J2主力移籍となった高能力選手と有力ベテラン選手引退でしたが、加入選手のレベルは比較すると、やや低下したJ2中位レベル選手となり、中軸選手として代替のため、そのまま試合起用の中心となりました。その結果、選手レベルの低下となったものでしたが、それでも、タレント軍団は維持され、GK佐藤優也、DF近藤直也、イジュヨン、多々良、阿部翔平、MF山本真希、佐藤勇人、井出、長澤、町田、アランダ、FWエウトン、船山貴之、吉田眞紀人、オナイウ・・・J2~J1クラス選手が多いですね。シーズン開始前の、解説者シーズン予想で、昇格候補とされていた理由です。
「バラバラのストロングプレイヤー達」でシーズン開始しましたが、シーズン終了時となると、流石に、シーズンを通じた「連動・連携」が熟成されて来ました。現時点では、「最強レベルチーム」との評価の理由ですね。
ただし、直近5試合の戦績は、2勝1分2敗と言っても、4連敗のあと1分後2連勝、との内容で、徐々に上昇中かも?、ですね。
今シーズンの戦績推移を記載しておきます。
1期(①~⑨)10試合 4勝2分3敗 14勝点 勝点取得率1.40勝点/試合
2期(⑩~⑲)10試合 3勝6分1敗 15勝点 勝点取得率1.50勝点/試合
3期(⑳~㉙)10試合 2勝2分6敗  8勝点 勝点取得率0.80勝点/試合
4期(㉚~㊵) 11試合 4勝3分4敗 15勝点 勝点取得率1.36勝点/試合
6/29~8/14の3期での、低迷が響いていますが、関塚監督解任時点前後で、最悪期でした。監督交代は逆結果だったかも、との戦績データでした。
なお、前年と戦績比較は、これだけの選手入れ替えがあったにも拘らず、ほぼ同数値でした。
2015最終戦績(2016シーズン比)
順位9位 勝点57(▲5)
13勝(▲2)12分(+1)15敗(▲1)得点50(±0)失点45(+5)で、
攻撃ゲームスタッツは同水準、守備ケームスタッツはやや低下でした。

2.戦術
〇システム戦術は、70%起用「4-4-2・攻守バランス型」、20%「4-2-3-1・攻撃型」、10%「3バック・守備型」の3システムです。
戦績は、
「4-4-2」・・11勝8分9敗 勝点41 勝点取得率1.46勝点/試合
「4-2-3-1」・・1勝4分4敗 勝点7 勝点取得率0.77勝点/試合
「3バック」 ・・ 1勝1分1敗 勝点4  勝点取得率1.33勝点/試合
対システム戦績は、
「対3バック」・・ 4勝5分4敗 勝点17 勝点取得率1.30勝点/試合
「対4バック」・・ 9勝8分10敗勝点35 勝点取得率1.29勝点/試合
です。
メインシステム戦術の「4-4-2」型の戦績が高いですね。
「対システム」での得意不得意はありません。
〇ポゼッションは、平均53.1%で、J2-3位の高率。
高能力選手による「ボール保持」を軸に、高い支配率で、積極的に「試合コントロール」をするコンセプトです。
しかし、戦績は、
「平均以上試合」
 4勝6分10敗 16得点27失点 勝点18 勝点取得率0.90勝点/試合
「平均未満試合」
 7勝7分5敗  32得点22失点 勝点28 勝点取得率1.47勝点/試合
圧倒的に、平均以下の方が高い戦績で、コンセプトは成功していない結果となっていました。
〇得失点パターンは、
得点・・セットプレー25%、クロス22.9%、パス系20.9%、多彩です。
失点・・セットプレー30.6%、クロス16.3%、パス系22.4%です。

3.メンバー
前述、主力メンバーを記載の通り、J2中位~J1クラス選手で、「個」の力は傑出していますね。ただ、2016の放出選手は、本当にBIGメンバーでした。ちょっと記載・・
FW松田(名古屋)、ペチュニク(大宮)、森本(川崎)、鈴木隆行(引退)、
MF水野晃樹(仙台)、谷澤(町田)、パウリーニョ(湘南)、佐藤(京都)、田中(甲府)、
DFキムヒョヌン(福岡)、金井(横浜)、大岩(仙台)、栗山(山形)、中村太亮(磐田)
惚れ惚れする様なメンバーが喪失したんですね。

以上の通り、見て来ましたが、バラバラだったチームが、チームプレーとして形になってきています。来季に掛けて、本格的に、昇格狙いですが、その前の「前祝い」とされない様、しっかり叩き潰しましょう。

posted by yuukun0617 |15:57 |